7・16HERO'Sミドル級トーナメントのカードが発表されましたが、そこには当然の如く、MAXで魔裟斗と戦ったカルバンの名前も堂々とラインナップされました。

魔裟斗戦からHERO'Sまで、その間わずか17日。打撃有りの格闘技は2ヶ月程度の間隔で試合を行うのが普通ですので、今回のカルバンのプランがいかに常軌を逸したものかお分かりいただけると思います。

格闘技を舐めるなっ!

私は声を大にして言いたい。

いや、カルバンに対してではないですよ。格闘家の選手生命は長くないですから、稼げるときに稼ぐのは当然のことです。誰がカルバンを責められますか?選手としてはわずかな期間で複数の試合をこなすことで災禍が起きることよりも、高額なファイトマネーを貰うことを優先的に考えて当たり前でしょう。

しかし、そのような選手の欲求を抑え、安全管理を行なうのが主催者の責務じゃないでしょうか?

この強行日程は魔裟斗戦前から決まっていましたが、普通に考えてK-1トップクラスの魔裟斗と試合を行うカルバンにどれほどのダメージが残るか想像できるでしょう。大したダメージも残らないと考えているのであれば、主催者はK-1を、魔裟斗を舐めていると言えるでしょう。

また、ダメージが残ったら出場を取り消せば良いだろうなどと考えていたならば、それは格闘技ファンを舐めてます。ふざけるな!です。

こんないい加減な“プロスポーツもどき”がアメリカで受け入れられるわけがありません。時にはうっとうしく思うネバダ州アスレチックコミッションですが、世界基準と言うか常識的にモノを考えれば厳重な規制は必要になってくるのです。日本の格闘技団体が“商業基準”で選手を酷使する限り、K-1とHERO'S・Dynamite!!が世界から評価をされることはあり得ないでしょう。

17日間隔で試合をさせて事故が起きた場合、主催者はどう説明するのか?ということです。誓約書なんて何の役にも立ちませんよ。選手の命を預かる主催者の責任は重いのです。

桜庭のHERO'Sデビュー戦はレフェリーストップの遅さが問題になりました。そのバックステージで前田日明顧問に厳しく詰め寄られた谷川EPが、

「僕がやったんじゃないですよぉ」

と語ったエピソードは有名ですが、笑い話では済みませんよ。主催者の意向、即ち大会の盛り上がりを気にしながらレフェリーが試合を裁くという体質が問題なのです。この悪しき体質が無ければ、どんな素人レフェリーだって序盤で試合を止めて桜庭を負けにしてますよ。こんな団体が“法律の国”アメリカで興行を行なうってのが笑い話であり、その結果も笑い話以外の何物でもありませんでした。

この商業主義体質は主催者のみならず、大会を放映しているTBSも同様です。

今更言うことでもありませんが、尊い人命までも犠牲にした坂本弁護士失踪事件(実は坂本弁護士の奥さんと私は遠〜い親戚と言うかわずかな血のつながりがあるのです。合掌・・)や、最近では福沢朗が涙ながらに謝罪したハニカミ王子盗聴事件などなど、TBSの体質がそのままリング上にも反映されている気がしてなりません。

果たしてカルバンはこの非常識な強行スケジュールを全うすることにはなるのでしょうが、主催者等が人気選手を酷使して目先の利益ばかりを追うことで、格闘技というジャンル自体が衰退していくことは大きな問題だと思います。

事実を報道できない体たらくな格闘技マスコミに代わって、我々ファンが真っ当な目で格闘技界を第三者評価をしなければなりません。皆様、ともに格闘技界を見守りましょう。

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