StrikeForce

DREAMライト級の針路 〜青木の激勝に想う〜

52eb67de.jpg川尻が完勝し、青木の仇討ちと言うか、日本格闘技界の失地回復のためにアメリカへ出征する。そんな青写真を勝手に描いていたが、まんまと青木に持って行かれた。

フィニッシュはアキレス腱固めか。まるでセコンドの北岡が無敵だった頃のような有無を言わさぬ勝ち方だった。

あれをケージの中でやって欲しかったなぁ。

今回の勝因は、ミドルキックで様子見をせず、思い切ってタックルを仕掛けたことだろう。

これまではムエタイスタイルに傾倒し、メレンデス戦でもミドルを繰り出したが、相手の接近を阻むことすらままならず・・・。

ただね、タックルを決めることは口で言うほど容易ではなく、思い切りの良し悪しやフィジカルの状態等に加えて、相手の出方やと状況等、様々な要素があってその成否が決まるわけだ。昨日の青木あるいは石田みたいにズバリと決まるケースもあれば、小見川の相手みたいにあしらわれるだけだったりオブライエンみたいに墓穴を掘るような最悪のケースも有り得るのだ。

だから、いつか青木が再度ヘStrikeForceで試合をすることになったとしても、今回のように完勝できる保証はない。言うまでもなく。

が、昨日の戦い方が青木が勝利するには一番の近道だろう。ミドルキックで牽制する暇があったら、決死のタックルで寝技地獄に引きずり込め!

川尻がああなってしまった今となっては青木にやってもらうしかない。この勝利の余韻が醒めやらぬうちにStrikeForce再出撃の段取りを決めてくれ!!

一方の川尻だが、あれだけ捻られたのでは足首が完治するまで相当の時間を要するだろう。下手すれば年内復帰も無理かもしれない。

それを考えると、セコンドがタオルを投入する手はなかったのか?と、先に立たない思いが込み上げてくる。

外野が口出しする問題じゃないとか山田トレーナーとの絆の強さがなんたらかんたらとの声が聞こえてきそうだが、ただでさえ手薄な選手層に穴を空けられては、こちらとしても困るんですよ。

青木に負けたとしても日本の二の矢としてStrikeForceに放つことが出来たはずなのに、怪我をしては台なしだ。

川尻自身だってさ、タオル投入で取り乱したとしても、一晩経って頭を冷やせば納得するはずだよ。

それより何より、あの体勢から逃げようがなかったってことは、当の川尻が一番良く知ってるわけだから。

(あとがき)
いつにも増して淡泊な内容の観戦記になりました。思い入れの度合いがそのまま出た形か。それもそのはず。これでやっとスタートラインに立てたわけだから。

体勢を立て直した青木の真珠湾攻撃に期待したい。




web新のtwitter。こんな投票所は嫌だシリーズとこんな女は馬鹿だシリーズをお楽しみください。

青木完敗

○ギルバート・メレンデス(5R判定)青木真也×

a7a6fbe4.jpg青木がメレンデスに完敗しました。

効果的だった攻撃は、第1ラウンドのサミングくらいか?(苦笑)

そんな嫌味を言いたくなるくらいに手も足も出ない感じでの敗戦だった。

逆に今まで青木に手玉に取られていた選手たちって何だったの?

青木の何がダメで、メレンデスの何が良かったのか?

私がニコニコ動画の粗い画像で見た範囲では、メレンデスのパンチが上手かったかなと。腰が引けているにも関わらず、パンチに伸びがあり、威力もあった。だから青木にタックルを決められることなく、パンチを当てることができた。

逆に青木は手詰まり感いっぱい。試合後に表示された試合経過のデータによると、青木はテイクダウンに18回トライし、一度も成功しなかった。

自ら下になって誘っても、それに付き合ったメレンデスにパウンドを食らいまくった。

それにしても、リングとケージはこんなにも違うのか?DREAMで再戦することが内定しているとの話もあるが、リングではどんな展開になるか興味深い。

そこら辺を含め、専門家の批評を聞きたい。

DREAMとしては、早く次の手を打つべき。再戦以外に、川尻を送り込むとか。ケージでは川尻の方が期待できそうだし、アメリカのファンにも評価されそう。

ニコニコ動画のコメントを見ると、今日は青木の完敗を肴に乾杯する人も少なくなさそうだ。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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