今月18日に公開されたスターウォーズEP7は、既に2回鑑賞してきました。2回とも2D字幕です。

スターウォーズですから面白くない訳はありませんが、何か物足りないんですよ。何が物足りなかったか考えてみました。

まず、抜群にカッコ良いシーンが無かったこと。例えば、EP2で言うと、ジオノーシスの戦いの中でトレバー卿を撃ち殺したジャンゴ・フェットが、ガンマンよろしく拳銃を指で回してから腰のホルダーにしまうシーン。あれは何百回観ても飽きない。また、ジャンゴがメイスに殺される直前、正確な射撃で猛獣を1発で仕留めるシーンも最高だった。EP7においても、行方不明だったポー・ダメロンがXウィング戦闘機に乗って登場するシーンで、戦闘翼を開く場面で「Set,Attack position!」みたいな号令があれば何百回でも観たくなるシーンになったはずだ。

あと物足りなかったのがクリーチャー。なんなんだ、あの、ソロが輸送していた怪物は。メンインブラックに出てきそうなノリの暴れ方だったけど、スターウォーズはもっと途方もないクリーチャーを登場させるべき。例えばEP1のサンドアクアモンスター。体長数百メートルはあろうかという巨大さに度肝を抜かれた。また、アニメ『クローンウォーズ』で、アナキン率いる爆撃機編隊がバルモーラ・ランで遭遇したネブレイマンタ。超巨大なエイのような生物と宇宙空間で遭遇するって、スターウォーズならではの世界観だよね。

逆にEP7で新しく見ることができたのは、ストームトルーパーの人間味。EP4をオマージュしたであろう立ち話のシーンはさて置き、宇宙から降下中の揚陸艦の中で待機する姿からはトルーパーたちの緊張感が伝わって来たし、レイに逃げられたカイロ・レンが一人でキレている場面に遭遇した2人組が踵を返して立ち去るシーンでは「あー、またやってるよ」という心の叫びが聞こえてきそうでユニークでした。ライトセーバーを持つフィンと戦ったトルーパーの白兵戦用ウエポンも凄かったし、フィンを見つけた時に裏切り者と言い放つようなシーンは、旧三部作ではあり得ませんでした。

いやー、スターウォーズって本当に良いですねー。正月が終わって席が空いてくるであろう頃に4D版を観に行こうかな^ ^

では最後に皆さん、いつものやつをご唱和お願いします。私が「なに?バルモーラ・ランだと!?」と言ったら「まずい!すぐに引き返せ!!」ですからね…って、そんな唱和があるかっ!