FEGが中国系投資銀行PUJI CAPITALとの業務提携を発表したというニュース。
その概要をバトルニュースで拝見したが、マネジメントの面について私のような一ファンがどうこう言う余地はないと思うので、谷川EPらのコメントを読んでの感想をいくつか。
「日本が国際競争力で海外に負けていると言われて久しいが、格闘技界も同じような現象が起きている。2000年代前半は日本が世界の格闘技界のマーケットの8割を独占していたが、それが2010年現在逆転している。2割が日本で8割は海外に持っていかれているのが正直なところ」(谷川EP)
FEGが主体となり、中国の銀行であるPUJIをパートナーにして『SPV』という特別目的事業体を設立。ここに資本や事業パートナーを募る形になるため、「FEGが身売りする」とか「買収される」というわけではない。
谷川代表は日本で生まれた格闘技をもう一度世界に打って出るため、まずはアジアを中心にやっていくが、将来的にはUFCやWWE、さらにサッカーのFIFAにも負けない"世界最大のファイティングスポーツカンパニー"を目指すと大きな目標を掲げた。
「中国は今後も内陸部に対して開発が進んでいくので、経済発展は今後1020年続く。そのため今後は富裕層の余暇を過ごすためのエンターテイメント事業にも力を入れていく」(PUJI CAPITAL 野中氏)
2000年代前半は日本が8割のシェアを確保していて、それが今では逆転して海外8割になっているとのことだが、日本の占めていた8割のシェアがそのまま海外に持って行かれたのではない(8割2割という数字は、あくまでPRIDE>UFCだった頃の優劣のシンボルとしての数字でしかないが)。
PRIDEが崩壊するより前に、海外ではUFCが市場を拡大していた。そのUFCは日本のファンを奪ったのではなく、独自に制作した優良なコンテンツで米国内あるいは日本を含まない諸外国市場を開拓していったわけだ。
だから、PRIDE>UFCだった頃の10割と現在の10割では規模が全く違う。
UFCが独自に市場を拡大してきたことを考えると、FEGが注力すべきことは、目標に定めたアジア市場を確保するための優良なコンテンツを作り上げることに他ならない。
その実現のための資金集めをPUJI某が担当するとのことだが、財布の紐を握る立場になるPUJI某がK-1やDREAMの方向性の舵取りに影響力を持つであろうことは予想に難くない。そこでFEGが主導権を握れるシステムになっているかが問題だろう(身売りするならば主導権争いなど無関係だろうが、それはないと信じて)。
FEGが主導権を握れたとしても、思考停止状態のK-1ファンだけが喜ぶような、諸外国の一流キックボクサー(笑)の品評会をやっていたのでは先は見えている。そんなものは日本以外でも受け入れられるわけがない。中国の小金持ちだって、単なるダッチムエタイになど見向きもしないだろう。
まぁ、“K-1内K-1に価値はなし”を一番良く理解しているのは谷川EPだろうから、金だけ集めて策は無しで終わるわけはない。せっかくFEG&PUJI某がアジア市場を耕し、播種したところに、UFCというカラスが飛んできて豆をほじくり返されるような事態にならぬよう、アジアの大衆に受け入れられるような優良コンテンツを早急に作り上げてもらいたいものだ。
一K-1ファンとしては、以前に妄想してみた『ワールドK-1クラシック』も実現可能になるのではないかとワクワクするような気もするが、実際どうなることか、しばらくは静観する以外にあるまい。
≫web新のツイッター。
その概要をバトルニュースで拝見したが、マネジメントの面について私のような一ファンがどうこう言う余地はないと思うので、谷川EPらのコメントを読んでの感想をいくつか。
「日本が国際競争力で海外に負けていると言われて久しいが、格闘技界も同じような現象が起きている。2000年代前半は日本が世界の格闘技界のマーケットの8割を独占していたが、それが2010年現在逆転している。2割が日本で8割は海外に持っていかれているのが正直なところ」(谷川EP)
FEGが主体となり、中国の銀行であるPUJIをパートナーにして『SPV』という特別目的事業体を設立。ここに資本や事業パートナーを募る形になるため、「FEGが身売りする」とか「買収される」というわけではない。
谷川代表は日本で生まれた格闘技をもう一度世界に打って出るため、まずはアジアを中心にやっていくが、将来的にはUFCやWWE、さらにサッカーのFIFAにも負けない"世界最大のファイティングスポーツカンパニー"を目指すと大きな目標を掲げた。
「中国は今後も内陸部に対して開発が進んでいくので、経済発展は今後10
2000年代前半は日本が8割のシェアを確保していて、それが今では逆転して海外8割になっているとのことだが、日本の占めていた8割のシェアがそのまま海外に持って行かれたのではない(8割2割という数字は、あくまでPRIDE>UFCだった頃の優劣のシンボルとしての数字でしかないが)。
PRIDEが崩壊するより前に、海外ではUFCが市場を拡大していた。そのUFCは日本のファンを奪ったのではなく、独自に制作した優良なコンテンツで米国内あるいは日本を含まない諸外国市場を開拓していったわけだ。
だから、PRIDE>UFCだった頃の10割と現在の10割では規模が全く違う。
UFCが独自に市場を拡大してきたことを考えると、FEGが注力すべきことは、目標に定めたアジア市場を確保するための優良なコンテンツを作り上げることに他ならない。
その実現のための資金集めをPUJI某が担当するとのことだが、財布の紐を握る立場になるPUJI某がK-1やDREAMの方向性の舵取りに影響力を持つであろうことは予想に難くない。そこでFEGが主導権を握れるシステムになっているかが問題だろう(身売りするならば主導権争いなど無関係だろうが、それはないと信じて)。
FEGが主導権を握れたとしても、思考停止状態のK-1ファンだけが喜ぶような、諸外国の一流キックボクサー(笑)の品評会をやっていたのでは先は見えている。そんなものは日本以外でも受け入れられるわけがない。中国の小金持ちだって、単なるダッチムエタイになど見向きもしないだろう。
まぁ、“K-1内K-1に価値はなし”を一番良く理解しているのは谷川EPだろうから、金だけ集めて策は無しで終わるわけはない。せっかくFEG&PUJI某がアジア市場を耕し、播種したところに、UFCというカラスが飛んできて豆をほじくり返されるような事態にならぬよう、アジアの大衆に受け入れられるような優良コンテンツを早急に作り上げてもらいたいものだ。
一K-1ファンとしては、以前に妄想してみた『ワールドK-1クラシック』も実現可能になるのではないかとワクワクするような気もするが、実際どうなることか、しばらくは静観する以外にあるまい。
≫web新のツイッター。