Dynamite!!

今更佐藤嘉洋

少し古い話だが、佐藤嘉洋が階級を上げた。

11・26佐藤嘉洋が階級を上げて参戦!スウェーデンのムエタイ戦士と激突

そして、対戦相手変更からの判定負け。

K-1ルール75kg契約3分3R
○アレックス・ハリス(スウェーデン)
×佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)
判定3-0


この階級アップは一時的なものなのか、それとも継続されるのか?

鬼の首獲ったように騒ぎやがってと言われそうだが、私は何年も前から佐藤は階級を上げるべきだと主張してきた。70kgという階級の行き詰まり感、あるいは同階級の小柄な選手と比較した場合の体格的アドバンテージが佐藤に悪い印象を与えていたと考えたからだ(日本人は判官贔屓しがち)。

それを以て自分に先見の明があるなんて言うつもりはないが、強いて言わせてもらうならば、私に批判的だったFEG絶対主義者たちにはいかに自分らが盲目であったかを思い知って欲しい。

K-1MAXになんぼの権威があったんだ?その階級に佐藤嘉洋がこだわることにどれだけの意味があったというのだ?

まぁ、既定の路線に乗っかることは馬鹿でも出来ることで、頭も使わず、気も楽なのは解る。派手な演出抜きの地味な格闘技を面白いと言って通になった気分に浸りたい気持ちも少しは解る。

でも、私はK-1になんとか立ち直って欲しいという願望を持っていたから、佐藤嘉洋vs.メルビン・マヌーフという、一見すると荒唐無稽なカードを提案せざるを得なかったのだ。

もしK-1が世間から注目されている時期にそのカードが実現していたらどうだったろう?

もし佐藤がマヌーフに勝利したら(善戦したら)世間の反応はどうなっただろう?

今更言っても仕方がないことだが、立ち技格闘技は規模縮小しつつも存続していくのだから、復興を目論む団体関係者には真摯な態度で私の声に耳を傾けて欲しいと思う。

外部だからこそ見える部分はあるのだから。

内部にいるからこそ挑戦するのが億劫になりがちなのだから。



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Twitter上で直接佐藤に「階級を上げてマヌーフと戦って下さい」と請願したこともあるが、本人からは「死んじゃうから無理」みたいな返答をもらった記憶がある。

たしかに70kgの選手がマヌーフと戦うことは自殺行為に近いものがあるかもしれない。上っ面だけ見れば。

しかし、身長186cmの佐藤がその骨格により多くの筋肉を纏い、一定以上のボクシング技術を身につけさえすればマヌーフなんて怖くないはずだ。

かと言って一定の準備期間を設けない限り勝算は決して高くはないであろうが、そこに挑むのが勇気であり、ファンを相手に商売する職業の佐藤嘉洋に絶対的に不足している要素なのだ。

昨年大晦日Dynamite!!のテーマは「勇気のチカラ」だったが、そのテーマに相応しい試合内容を見せたのは、不利なルールに挑んで激勝してみせた自演乙くらいのものだろうが、斜陽のK-1MAXを牽引する立場の佐藤嘉洋が不利な条件下でマヌーフに挑む姿にも、ファンは勇気のチカラを見ることが出来たはずなのだ。











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ちょいとお待ちよ

<DREAMフェザー級タイトルマッチ>
[王者]高谷裕之(高谷軍団)
[挑戦者]リオン武(シューティングジム横浜)

<フェザー級ワンマッチ>
川尻達也(T−BLOOD)
宮田和幸(BRAVE)

<DREAMウェルター級ワンマッチ>
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
長南亮(Team M.A.D)

<DREAMバンタム級世界トーナメント準決勝>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/FIGHT TEAM BIBIANO)
ホドルフォ・マルケス・ディニス(ブラジル/ノヴァウニオン)

<DREAMバンタム級世界トーナメント準決勝>
今成正和(チーム・ローケン)
アントニオ・バヌエロス(米国/ピット・ファイト・チーム)

<DREAMバンタム級世界トーナメント決勝戦>
ビビアーノvs.ディニスの勝者
今成vs.バヌエロスの勝者




ちょいと大晦日にしては地味過ぎやしませんかいな?

石井vs.ヒョードルの噂もあるようですが、何を今更って感じ。どっちが勝っても負けても何も生まれないよ。

2011/11/24 16:31:36
そのとおりです。どう転んでも美味しくない。 RT @alice_YamaP: @K1_webshin 石井が勝っても、ヒョードル終わったな。石井が負けても、石井結局だめじゃん。ってなる程度ですね。


こんなカード組むくらいならばシミケンに一曲唄わせてやれや。その方がよっぽど年越しらしいや。





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K-1リベンジを成し遂げられなかった京太郎の弱点。そして2011年のK-1は・・・

自演乙vs.青木関連のエントリーに対する皆様方からのコメントを拝読しました。

いろんな見方があるもんですね。そりゃそうです。格闘技は算数じゃないんだから、これが正解!なんてものはないのです。

よく専門誌等で「青木真也とは何か!?」みたいな記事を見かけますが、そんなもんは見た人それぞれの中に像が作り上げられるものであって、いちいち定義付けをすることには大した意味はないと思います。

大切なのは、どんなスキャンダルが起きたとしても、それでも格闘技って面白い!という純粋な気持ちを持ち続けること。K-1心中を更新していく中で「このブログを読んで、そんな見方もあるんだなと気付かされた」みたいなありがたいご意見を頂戴することもありますが、もちろんそれに奢ることなく、一人でも多くの格闘技ファンの方々と格闘技の面白さを話し合えるコミュニティを作り上げていけたら良いなと思う次第です。

また、「辛口の批評を楽しみにしてます」というご意見もしばしば頂戴しますが(ありがとうございます)、私自身は辛口のつもりも、批評をしているつもりもありません。格闘技が好きであればこそ、自分の子供を厳しく叱るように自然と言葉が辛らつなものになってしまうのでしょう。

さて、青木問題はひとまずお休みして、今回は京太郎のK-1リベンジマッチについて書いてみようと思います。


Dynamite!!2010 第7試合 K-1ヘビー級ワンマッチ
○ゲガール・ムサシ(判定3-0)京太郎×
※京太郎は第2ラウンドにパンチでダウン1



京太郎の敗因は、リーチの短さからくる打ち合う姿勢の悪さ。彼は打ち合いになると相手に正対する癖がある。いや、癖というか、そうせざるを得ない。

リーチが短いという身体的特性があるため、斜に構えたのでは奥側のパンチが相手に届かないから、打ち合いになると、胸を突き出した非常にリスキーな格好で相手と向き合うことになり、パンチを被弾し易くなってしまうのだ。

それでもこれまでは何とかヘビー級戦線を勝ち抜いて来たが、ゲガール・ムサシのボクシングテクニックがたまたまその弱点を突いた格好になった。

今回の試合は京太郎にとって、08年大晦日に自身の“前任者”をKOしたムサシへのK-1リベンジという位置付けのカードだったが、それに失敗した。これが5ラウンドマッチだったら結果は違っていただろうという声もあるが、それはあくまで仮定の話。この試合は両者ともに3ラウンドマッチとしての戦い方をして、この結果になったのだ。だから京太郎の大惨敗と私は見ている。

しかし、それでも彼がK-1ヘビー級タイトルの保持者であることには変わりない。1階級下の総合格闘家にダウンを奪われた末に黒星を喫したK-1ヘビー級王者、京太郎。

次のK-1は春の横浜大会になるだろうが、失地回復のためにK-1はどんな手を打つのだろうか?それとも何も無かったかのように唐突で無意味な相変わらずのマッチメイクをするのだろうか?

失地回復と言えば、-63CLUBの大和哲也も危ない試合をした。私が12月19日に更新したエントリーで予想したとおりに苦戦した訳だ。

もうヘビー級とかライト級とか区分してる場合ではない。春の横浜大会は、ワールドGPシリーズもMAXも一まとめにして、K-1とMMAの対抗戦を主軸にするべきだ。

そこには是非とも、自演乙vs.菊野克則の一戦を組み込むことを主催者に提案したい。そして、自演乙が青木に勝利した感動と驚きをその場限りで終わらせず、自演乙戦に名乗りを上げた菊野のやる気も無駄にせず、それら幾つかの点同士を線で結んだストーリーを構築し、2011年のシリーズで展開して欲しい。

2011年のK-1を盛り上げるには、それが一番有効な手段のはず。

ただ、谷川EPはそーゆーところに鈍感だし、マスコミも何をどうすれば格闘技が盛り上がるのかが全く分からない状態だから困るんだけど・・・。





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青木真也はK-1を舐めていたのか?

「K-1を舐めんなよ!」

これは青木に劇的な勝利を収めた自演乙がマイクで叫んだ台詞です。

その模様を解説席から見ていた“ミスターK-1”こと魔裟斗も座席から立ち上がって何か叫んでいましたから、当事者の自演乙以上の勢いで「舐めんなよ!」の想いが強かったんじゃなかったでしょうか(魔裟斗が先に「K-1舐めんな!」と叫んだとか?)。

しかし、青木真也は本当にK-1を舐めていたのでしょうか?

私は、そこは微妙なところだと感じています。

まず、1ラウンド目の青木の戦い方をどう捉えるかで判断が違ってくるでしょう。私の捉え方は、首相撲が認められた特別キックルールであっても自演乙には敵わないと判断して逃げまくったわけで、決して青木はK-1を舐めていた訳ではないと思いました。

一方、別の捉え方をするならば、あんなふざけた戦法を用いるとは、K-1を舐め過ぎてるんじゃないか!?となるかもしれません。

しかし、自演乙と魔裟斗の「K-1を舐めんなよ!」発言の本質は、もっと根深いものがあるんじゃないかと私は思ってます。

その本質とは何か?

そのヒントは、昨年末に投稿したエントリー「大晦日はK-1が試される日」の中にあるような気がします。そこに書いたK-1とMMAの対比が根底にあることも「K-1を舐めんなよ!」発言の要因の一つではないかと。

この問題については、これから書くエントリーで徐々に触れていきたいと考えております。

それにしてもこうしてDyanamite!!2010を振り返ると、まさに“K-1が試された”大会になりました。K-1心中においては、しばらくDynamite!!に関する雑感を書いていくことになると思います。

最後に余談です。

青木に勝利した後の自演乙の行動を問題視している人をネット上で見かけましたが、お前ら馬鹿かと。陰湿で寝技が圧倒的に強い青木真也と総合ルールで戦うことの恐怖を克服し、奇跡の勝利を収めた自演乙の心情など誰が理解できようか。中指立てて喜びを爆発させて喜んだくらい、何てことないだろう。

粗探ししてまで評論家ごっこしたいのか?




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大晦日はK-1が試される日

何も見えていない格ヲタ諸氏からは総合寄りの人間だと思われがちな私だが、実際にはK-1あるいは立ち技を愛する人間であり、私の本位を知る者からは、むしろ“戦う立ち技真理教”等と揶揄されたこともあったくらいだ。

そんなK-1寄りの私だから気に病んでいるのかもしれないが、総合格闘家に比べてK-1ファイターはひ弱な印象がある。どうも逞しさに欠けるのだ。

その要因はいくつか考えられる。

まず、体の作り方。試合の中で相手の体の重さを受け止めることがない立ち技格闘技の場合、筋量を増やすことはせず、スタミナ重視の細身の体作りをする傾向が強い。

にも関わらず、これまで立ち技格闘家が総合の試合にのこのこと出て行き、総合格闘家の圧倒的なパワーで一捻りされてしまったり、己の土俵であるK-1ルールの試合においても、相手の短期決戦ペースに引きずり込まれてKO負けしてきた。

安田に乗っかられて、喉に腕(かいな)を押し付けられてタップアウトしたバンナ。

赤子が手を捻られたかのように為す術なくヴァンダレイ・シウバにKO負けした岩崎達也。

“豪腕”マイク・ベルナルドが、“総合の豪腕”ゲーリー・グッドリッジにK-1ルールでKO負けした試合は、K-1自体の印象を極めてベルナール悪化させた。

“悪童”シリル・アビディがランペイジ・ジャクソンがK-1ルールで2連敗した試合や、武蔵がムサシにKO負けした試合は、アスリートとしての根本的なポテンシャルの違いを痛感させられた。

レスリングあがりのルーキーである高木健太に、元ボクシング日本王者の鈴木悟がパンチでKO負けした試合には驚かされた。

そこで今年の大晦日Dynamite!!に行われる2つの試合に注目。

まずは大和哲也vs.ウィッキー聡生のK-1ルール特別試合。

これまで総合格闘家の圧倒的なパワーで貶められ続けてきたK-1のイメージを回復するには、己の土俵での戦いで圧倒的な力量の差を見せ付けることは最低条件である。

圧倒的というのは、もちろんKO決着だ。K-1ファイターがK-1ファイターらしく外敵を倒す。それにはKO以外あり得ない。

しかし、相手はウィッキーだ。パワーを比較すれば、K-1MAXの-70クラスに匹敵するかそれ以上のものを持っているであろうウィッキーをKOすることは可能だろうか?

さらに、大和は強い割にはパンチを不用意に顔面に貰う傾向がある。7月の-63決勝トーナメント1回戦では、裕樹をKOで葬ったものの、序盤には左ストレートを数発顔面に打ち込まれていた。

そしてウィッキーは変則のサウスポースタイルだ。大和がウィッキーの左を警戒するところに、いきなりの飛び込み式右フックあるいは右ボディブローを被弾してしまう危険性が考えられる。

また、至近距離でコンパクトにコンビネーションを決める大和に対して、ウィッキーは完全に射程外から機会を伺うスタイルゆえ、大和としては決して戦いやすい相手ではないだろう。

果たして3分3Rの限られた時間の中で、-63王者のコンビネーションパンチがK-1初挑戦の格闘猿を捕縛することが出来るだろうか?

こうして考えてみると、K-1ファイターが圧倒的な強さを見せ付ける云々の次元ではなく、勝てるかどうかの逼迫した試合になりそうな気がする。

勝ち負けにあまりこだわらないライトなK-1ファンの皆さんも、自分自身がK-1そのものである私と同じくらいにドキがムネムネした状態で観戦することになるだろう。一般大衆にK-1の恥を晒した一昨年大晦日の借りを返す時。その時間を共有しようじゃないか。


<過去のウィッキー関連エントリー>
ウィッキー聡生に危険な香り(09.3.4)

web新のDREAM.7スカパー観戦記(09.3.8)

RISE福岡大会の提案(10.8.3)


もう1試合は自演乙vs.青木真也のミックスルール。

過去に行われたミックスルールの内容やカード発表会見時の当事者らの発言を鑑みる限り、K-1と総合ルールを交互に行うことが予想されるが、第1ラウンドはK-1ルールになることがお約束であることが、全局面に対応できる総合格闘家と比較してのK-1ファイターの脆弱さを物語っている。

自演乙は「第1ラウンドにK-1ルールを飲んでくれた青木選手に感謝します」なんて語ってる場合じゃないって。第1ラウンドがK-1ルールで行われるってことは、総合格闘家でも渡り合えると思われてるってことだからな。それは即ち、自演乙が、そしてK-1が格下に見られているってことだから。

だらしないったらありゃしない。悔しかったら第1ラウンドで青木を仕留めて見せることだな。

まぁ、それも難しいでしょう。技のかけ逃げで試合が中断される時間を差し引けば、正味1分半程度しか時間はないだろうから。



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web新の格闘ウィークエンダー101218(Dynamite!!、全日本プロレス訴訟問題、ナオキック)

いよいよカードが出揃ってきた年末興行。現時点では興味深いカードが皆無に近い戦極はスルー。対抗戦と銘打てば良いってもんじゃないんだよ、馬鹿野郎がっ!

だいたいパーキーって誰やねん!・・・なんて書くと、知ったかが「パーキーも知らないのか!」なんて言ってきそうだが、そんなマニア情報を知ってることは偉いことでも何でもないからな。そんな話はヲタに寛容な(商業優先の)格闘技ジムの練習後にでも仲間と話してれば良いだけのこと。

それに立ち技部門にもがっかりさせられた。K-1と交流している意味がないカードばかり。バダ・ハリvs.アリスターや魔裟斗vs.川尻がなぜあれだけ観客をヒートアップさせたか分からないのか?この馬鹿野郎がっ!もういい、勝手にやって、勝手に潰れろ。

一方のDynamite!!はなかなかのカードを出してきた。そのいくつかについて思うところを簡単に書いてみた。

また、当エントリーの後半では、今週起きたプロ格関連の出来事について感想をいくつか書いている。皆様の忌憚のない意見をお待ちしております。



<ミノワマンvs.泉浩(MMA)>
ミノワvs.石井戦の悪夢が再現されるか?それともミノワマンが柔道にリベンジするか?

柔道と言えば、UWF全盛期は噛ませ犬に過ぎなかったが(そのようになる契約だったが)、今ではUの天敵とも呼べる大きな壁としてそびえ立っているというのが正直な印象だ。

その印象どおり、泉に乗られて手も足も出ないミノワマンの姿は絶対に見たくないし、乗ったは良いがその先がない泉を見るのも勘弁だ。



<所vs.渡辺(MMA)>
これは好カード。全身全霊を込めて所に声援を送れるから。

所と言えばウィッキーにKO負けした試合が記憶に新しいが、渡辺とウィッキーは共通点が多い。危険な香り。一撃で倒せるパンチを持っている等。

ただ、腰の強さは渡辺が一枚下。所が付け入る隙はそこ。早々とテイクダウンに成功できれば試合は所のものになるだろう。

逆に所の寝技を跳ね返すだけの身体能力を渡辺が見せても面白い。そうなれば試合はシーソーゲームになるかもしれない。



<京太郎vs.ムサシ(K-1)>
ゲガール・ムサシのK-1ルールと言えば一昨年大晦日の武蔵対決。MMAファイターのムサシが、下馬評を覆すKO勝利で武蔵を一蹴し、ポテンシャルの違いをまざまざと見せ付けた。

同日に行われたハリvs.アリスターや武田vs.川尻と併せて、“第2次K-1vs.MMA”というアングルを作るきっかけにもなったが、ムサシに勝たれたままではK-1にとって具合が悪い。

そのうえアリスターにGPを制覇され、K-1の面目は丸つぶれのまま今日を迎えている。

そこは、熱烈なK-1ファンこそ過敏に反応すべきところなんだが、、、。

京太郎には武蔵の仇討ちと同時に、K-1ブランドを復活させる意味でも大きな期待を寄せたい。

とりあえず武蔵vs.ムサシの試合映像を探して、ムサシのボクシングテクニックを再確認してみたい。



<プロレス場外乱闘に巻き込まれケガ、損賠訴訟>

YOMIURI ONLINE

この紛争の当事者は、30歳代の女性と全日本プロレスだそうです。

当初、私はこの女性に対して「乱闘に巻き込まれてケガしたら泣き寝入りしろ!それがプロレスファンとしてあるべき姿勢だろうがっ!」と憤りの感情を抱いていましたが、事故発生の経緯を知り、これは訴訟を起こされても仕方がないケースかな?と思うようになりました。

女性は、2階バルコニーからダイブしたレスラーの下敷きになって足を骨折したそうです。これは観客にケガさせて当然でしょ。やり過ぎだって。

そこまでやらないと観客を満足させられない程度のスキルしかないことをレスラーは恥じろ!

ただ、プロレス会場の観客は場外乱闘も含めて楽しんでいるというのが社会通念となってますから、このたかり女が期待するような賠償額の支払い命令は出ないでしょう。



<また負けたナオキック>
今月12日のKrushで行われた-60kgトーナメントに出場するも、ダウンを奪われた末に判定負けしたナオキック。

相手が卜部兄弟(兄)だったことも悪印象。いかにも世代交代されたという負のイメージが強まった。

それにしてもナオキックのこの姿は見飽きた感がありますね。

この、うなだれ王子!





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Dynamite!!でのK-1ルールはハズレが少ないよん♪

今年のDynamite!!のカード編成は総合ルールがメインとなることは、谷川EPが公式に発表済みである。

実際、現時点で既に大晦日出場が消えたと明言しているK-1ファイターもいる。佐藤や才賀ら、Krushの正月興行に出場が決まったメンバーたちだ。

地味強ファイターの佐藤は仕方がないにしても、テレビ映えする外見で、戦前から試合を盛り上げる術に長けている才賀は起用すべきだと思う。

相手は、しつこいようだがナオキックだ。7月に惨敗したナオキックが才賀の元を尋ねて再戦の直談判。そのシーンからしっかり収録して、大晦日Dynamite!!の映像に用いる。いや、7月にカード発表会見のET発言や握手のすかし合いですら、大晦日に再利用する価値は十分にある。

下手な総合の試合よりも視聴者の目を釘付けにするのは間違いないと思うが、いかがだろうか?

そもそも、なぜDynamite!!が総合ルールに固執するのか理解できない。

過去のDynamite!!を振り返っても、K-1ルールの試合ははずれが少なかったはずだ。

バンナvs.フライ
サップvs.曙
セフォーvs.グッドリッジ
魔裟斗のボクサークエスト
武蔵vs.サップ
武蔵vs.アッカ
武蔵vs.ムサシ
バダ・ハリvs.アリスター
武田vs.川尻
野杁vs.HIROYA

他にもKO決着の試合はいくつかあるが、いまいち覚えていないので省かせていただいた。

逆に退屈した試合は少なかったのではないか?

ホーストvs.シュルト
ホーストvs.シウバ
フィリオvs.TOA
佐藤vs.キシェンコ

こんなもん?

面白いのは、通常の大会では退屈な判定試合ばかりの武蔵がDynamite!!で輝き、4タイムス王者のホーストはその逆である傾向。

やっぱり組み合わせ次第なのだ。なんでホーストを執拗にシュルトに当てたのだろうか?当時はそのような風潮が強かったのだろうか?私にはちょっと理解できない(思えばこの流れがK-1凋落の大きな要因だったような)。

カードの組み合わせ方によっては面白い試合を演出しやすいK-1ルールの試合を組まないのはいかがなものか?

主催者が目玉と目している石井慧が総合格闘家であることも影響しているだろうが、当の石井がK-1ルールへの挑戦を口にしているのだ。だったら12月上旬のGPの結果を踏まえて、それなりの相手を石井にあてがってやれば良いと思う。

谷川EPの見識を疑う次第。

K-1を追いやるんだったら、どんだけ面白い総合のカードを組んでくれるのか楽しみだな。お手並みを拝見しようじゃないか。

この野郎。




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佐藤嘉洋の“勇気のチカラ”が見たい!

今年のDynamite!!も副題は“勇気のチカラ”のようだが、これまでに選手の勇気を感じ取れるようなカードがDynamite!!でいくつ実現しただろうか?

その点で強く印象に残ったカードは極めて少ないような気がする。

選手は全員勇気を振り絞って戦ってるんだよとか言い出すバカが現れそうだが、それが客に伝わってなんぼ。それがプロの世界だからな(アクセス数が多いと馬鹿にも読まれるから、いちいち注意書きするのが面倒だよ)。

で、今年の“勇気のチカラ”で実現して欲しいカードがある。

佐藤嘉洋vs.メルビン・マヌーフだ。

佐藤がK-1ワールドMAXの頂を目指すことに食傷気味のファンは多いだろうし、過去のDynamite!!でキシェンコとともに“失態”を演じた借りを返させる意味でも、そしてK-1ライトヘビー級という新たなジャンルを開拓する試金石としても、このカードを組む意義は大きいと思う。

それに、階級が上で猛獣のようでもあるマヌーフと戦うのは恐ろしいことだろう。だからこそ“勇気のチカラ”に相応しいカードなのだ。

MAXの中では他の選手と比較して体格的に大きなアドバンテージを有している佐藤がいくら頑張ったところで、観客に勇気は伝わらない。

海外の列強たちと渡り合うことは大変な努力があってこそ為されるものであるのは間違いないだろうが、前述の体格的要因もあってそれが観客に伝わらない。それが現実なのだ。

私は佐藤にブレイクして欲しいからこそ、“枠”を超えた戦いをこれからも慫慂し続ける。




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若翔洋と元オリックスの古木克明

83bbe6d4.jpg今年の大晦日Dynamite!!に元プロ野球選手の古木克明が出場することになりそうだ。

プロ野球で活躍していた元オリックスの古木克明が26日、都内で長南亮とエキシビションを行い、総合格闘家としてプレデビュー。見事な筋肉美の古木は無難に2分2回をこなし「思った以上に動けた。もっと緊張すると思った」と強心臓ぶりを発揮した。視察したDREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「1回どこかでちゃんと勝てば、道が開ける可能性も」と、抜てきも示唆。

ゴリゴリの格闘技マニアの諸君(笑)にとっては苦々しいニュースだろうか?

しかし、残念ながら主催者にとってマニア層は軽視しても問題ない程度の存在という認識であり、特に大晦日となれば尚更のことで、ほとんど眼中にない存在になってしまうのだ。

一般層を相手にした場合、何が必要かと言えばネームバリュー。

古木個人は知られた名前とは言えないが、元プロ野球選手が格闘技をやるってだけでもセンセーショナルだ。

これと同様のケースで起用されたのが若翔洋。格闘家としては三流以下だが、どこの馬の骨かも分からない格闘家に比べれば、元関脇の肩書が一般層の関心をひき、チャンネルを回されない効果を生むのだ。

もし、古木や若翔洋を蔑むような格闘家がいるならば、だったらお前自身がマニア以外の多くの人間に振り向かれる存在になれと私は言いたい。

ナオキックの大晦日ロード

■全日本キックボクシング「Krush! 2」
3月14日(土) 東京・後楽園ホール

【決定対戦カード】

<60kg Fight/K-1ルール/3分3R(延長1R)>
大月晴明(WPKC世界ムエタイ・ライト級王者/AJKF)
石川直生(全日本スーパー・フェザー級王者/青春塾)

<60kg Fight/K-1ルール/3分3R(延長1R)>
山本真弘(全日本フェザー級王者/藤原ジム)
国崇(NJKFフェザー級王者/拳之会)

【出場予定選手】

山本元気(全日本スーパー・フェザー級1位 前全日本フェザー級王者/DTS GYM)
山内裕太郎(全日本スーパー・ウェルター級王者/AJジム)
廣野 祐(J-NETWORKスーパー・ウェルター級王者/NPO JEFA)
卜部功也(K-1甲子園2008準優勝/西山道場)
嶋田翔太(2008全日本新空手K-2軽量級王者/島田塾)ほか


ナオキックがK-1ルール初挑戦。相手はK-1ライト級で既に2勝している大月です。

最初、このニュースを聞いたときには首を傾げました。ナオキックはキックボクシングにこだわりがあるんじゃなかったのか?大晦日にK-1ではなくキックルールで試合をすることを目標にしていたのではなかったのか?

ナオキックがどんな心境でこのカードを受けたのか知りたくて、ナオキック自身のブログを読んでみました。

石川直生公式ブログ Naokick's Diary

皆様もご一読ください。

大晦日にDynamite!!でキックルールの試合を行うことで、キックボクシングというジャンルを世に送り出す。ナオキックの2009年は、その目標に向けてひた走ることになりますが、今回のK-1ルールの試合に勝つことで、目標に前進することになるのです。

ナオキックの大晦日ロードが具体的に始動した感じがします。

K-1甲子園の清々しさとK-1のステータス

<煽りVでも恥を晒していたK-1ファイターたち>
Q:オロゴンvs坂口の煽りVの中で恥ずかしい姿を晒していたK-1ファイターは誰でしょうか?

A:オロゴンのパンチでもんどり打ってダウンしたシーンを流された山本優弥と小比類巻です。

当時のオロゴンに負けるなんて本当に情けない奴らだおね。それでも今なおプロとして活動し続けている精神力は大したものだわな。



<佐藤嘉洋のK-1適性>
第2ラウンド、ローキックによるダメージが見え始めたキシェンコ。解説の魔裟斗が「効いてますよ」とコメントした1分過ぎあたりで、佐藤は一気に間合いを詰め始めました。ここが勝負どころと踏んだのでしょう。

その結果、キシェンコに有利な間合いに入ることになり、佐藤はもろに顎が上がるほど露骨にパンチを被弾。キシェンコが形勢逆転に成功しました。

結果的に佐藤が第2ラウンドで勝負を焦った形となりましたが、その要因は第1ラウンドの出足の遅さじゃないかと思います。第1ラウンドから攻勢に出ていれば、第2ラウンドの時点でキシェンコが負っているダメージはさらに大きなものであったはずで、佐藤はもっと落ち着いた試合運びをすることができたのです。勝負に「たら」「れば」はありませんが、3ラウンド制なのだから、第1ラウンドに相手の出方を伺っている暇はありません。それだけはハッキリと言えるでしょう。

ただ、佐藤のようにローキックで試合を組み立てるタイプの選手にとって3ラウンド制はやりにくいのは確か。5ラウンド制で佐藤の試合を観てみたいとは思いませんか?

もし、Dynamite!!で魔裟斗vs佐藤の5ラウンドマッチをやっていれば、大きな話題になったんじゃないでしょうか?



<HIROYAはタイで何を学んでいるのか?>
「HIROYAはムエタイスタイルだからアッパーをもらいやすい」とは魔裟斗の解説。

タイに留学しているとはいえ、K-1のスター候補生であるHIROYAが、パンチをもらいやすいムエタイスタイルを身につけてどうする?



<K−1甲子園の清々しさ>
両選手が同時に入場してくるのが良かった。高校生らしいフレッシュなイメージを増長させる効果がありました。

ところで甲子園に出場した4人は、武蔵やバダ・ハリが惨敗したシーンを目の当たりにして何を思ったか?悔しかったし、恥ずかしかっただろうなぁ。MMA転向を検討し始めたりして。いや冗談抜きで、そーゆー心配も必要ですよ。若者だってステータスがあるものに憧れるのだから。K-1惨敗の、事の重大さを認識した方が良い。

K-1甲子園に出場したHIROYAたち世代が憧れたのは、総合の選手にあっさり負けるようなK-1ではなく、歯が立たない巨神兵を締め出すようなK-1でもなく、人気選手を露骨に優遇するようなK-1でもなく、無敵のアーツ、外敵には絶対に負けないバンナ、他競技の選手に引けをとらない強靭な肉体を持つ“鉄人”アンディ・フグらが活躍していた全盛期のK-1のはず。

今のK-1に子供が憧れますか?



破砕点〔広告〕スター・ウォーズ 破砕点〈下巻〉 (ソニー・マガジンズ文庫―Lucas books)

メイス・ウィンドウがピンチに陥りまくる場面を見たいあなたはぜひこの作品をお読みください。

web新の『Dynamite!!勇気のチカラ2008』スカパー観戦記

Dynamite!!の観戦記についてはK-1関連のものを先に2つアップしましたが、実は各試合の観戦記もスカパーを観ながら元日未明に書き終えてはいたのです。あまりにも武蔵やバダ・ハリが情けなかったのでどうしてもそちらの話題で皆様と意見交換をしたかったので後回しにしました。



<○ミノワマンvsジマーマン×>
私が言ったとおりジマーマンはあっさりとタップアウトしましたが、あの足関節を凌がれたらミノワマンもやばかったと思います。

足関節から逃れようとするジマーマンのパウンドはかなり強烈だったんじゃないでしょうか?相手の打撃でダメージを負いながらも関節技で一本勝ちするという、古の異種格闘技戦を髣髴とさせる戦いぶりをリアルファイトの中で演じることができるミノワマンは、まさにリアルプロレスラーの名に相応しい選手と言えるでしょう。



<○卜部vs日下部×>
高校生とは思えない、凄い試合でした。両者とも攻め達磨。これぞまさにK-1甲子園。

卜部は左ミドルを多用すればもっと楽に勝てたと思いますが、熱くなって殴り合ったのが見てる方としては心地良かったですね。

負けた日下部ですが、どっちかと言うと彼の凄さの方が際立ったんじゃないでしょうか?あれで1年生だってんだから。また、日下部君の妹は土浦のキャバクラにいそうな怪しい色気が漂い始めてました。

谷川EPはこの両者の消耗戦を褒め称えながらも、内心では「HIROYAが優勝するためにどんどん潰し合いをしろ」ぐらいに思ってそう。

解説の魔裟斗は試合を止めるタイミングの遅さにクレームをつけてました。この試合以外にも同様の駄目だしをしていた魔裟斗。K-1GP決勝のバダ・ハリの反則に対して1年間の出場停止を提言したことがファンから高評価を受けたことで気を良くしているのか、そして「俺が言わなきゃ誰が言う」と、強い使命感を持つようになったのでしょうか?



<○HIROYAvs嶋田×>
いや〜、プロのキックボクサー諸君はどんな気持ちでこの試合を見てるんでしょうかね?下手な5回戦よりもはるかに凄い試合をしてますよ。

勝ったHIROYAも相当のダメージを負った様子。別ブロックから勝ち上がった卜部の方がまだ良好なコンディションで決勝に臨めそうか?



<○キシェンコvs佐藤×>
第2ラウンド、ローキックによるダメージが目立ち始めたキシェンコに対してさらに攻勢に出ようとしたところに隙が生じたか、にわかにパンチを何発も貰い始めた佐藤。

佐藤は頭の動きが無さ過ぎる。さらに出足が遅いし、一回り体が小さいキシェンコに何度も転ばされたりでイライラさせられた。“超一流の壁”は思った以上に高そうだ。



<○中村vs所×>
こんな凄い攻防を見せてくれた両者に感謝する以外にありません。ありがとうございました。

高阪氏の解説で解りましたが、中村が一発目の腕十時に入った際、所はクラッチが切られる瞬間に体の位置をずらして(体を回転させて)防御したそうです。このレベルになると目だけでなく全身で相手の動きを“見て取れる”ようになるのでしょうか?かつて目を瞑ったまま試合をしたカーロス・ニュートンを思い出す、テクニカルな試合でした。



<○オロゴンvs坂口×>
坂口の詰めの甘さが勝敗を分けた。出来の悪い長男という部分にシンパシーを感じたweb新でした。



<○HIROYAvs卜部×>
君が代を斉唱した女児は何者でしょうか?振り付きでの君が代は初めて見たような気がします(笑)

第1ラウンドは見合うことが多い静かな立ち上がり。両者とも準決勝が相当きつかったと見える。第2ラウンドは若干卜部優勢。HIROYAは鼻血。終了間際の打ち合いは見応えがあった。第3ラウンドに入ると両者ともスタミナ切れで手数が少ない。

本戦判定はドロー。延長戦はマストシステムでHIROYAの判定勝利。2人ともお疲れ様でした。

表彰式。前田憲作氏は相変わらず良い男だわ。自分が有名人だという自覚があるからな、この人には。



<○サップvsキン肉万太郎×>
ミート君の体型が不気味。中身はミゼットレスラーのミスターブッタマンか?

それにしてもキン肉万太郎ぃゃ田中章仁は予想以上に凄かったですね。あれだけの体格差を克服して、序盤は一方的に攻めました。

しかし、あれだけの大男を押さえ込み続けたのですから仕方がないですが、中盤あたりでスタミナ切れ。最後にサップのパンチでマスクがずれてしまったようですが、それが無くてもパンチのラッシュで負けていたでしょう。

田中には次回も乞うご期待ですが、もうマスクマンはやめた方が良いですね。田中章仁に戻って試合をするべきです。



<○シュルトvsモー×>
私が想像していた展開とは違いますが、テイクダウンされたシュルトが受動的に下から締め技を狙う形になりました。でかい図体のくせに器用な選手だわ。



<○マッハvs柴田×>
このカードって、よく考えると凄い組み合わせですよね。だって、修斗の元世界王者と生粋のプロレスラーが戦うわけだから。

試合は予想通り一方的な展開でマッハが勝ちましたが、柴田もゴング直後に見せ場を作ったし、除夜の鐘の数ほどのパウンドに耐え続けたしで、最低限の仕事はこなしたと言えるでしょう。

試合後のマイクでマッハが「世の中、大変なことも多いし」「自分も不況になっちゃって」と語ってましたが、それは例の事件を暗示したのでしょうか?



<○川尻vs武田×>
観るのが怖い試合でした。どちらにも負けてほしくないという意味で。しかし、必ずどちらかが完全にKOされるであろう対戦。

武田がいきなりダウン。武田の余りの脆さに拍子抜けした。武田は何を恐れていたのか?もしかすると武田は試合を行えるような体じゃないのでは?目も脳みそも。

来年のDynamite!!は川尻vs魔裟斗で決まりでしょう。谷川EPにそれを振られた魔裟斗本人は「やりません」と一言。見据えているところが違うと言う意味か?でも、大晦日ならばアリでしょう。



<○アリスターvsバダ・ハリ×>
「本当の戦いを見せてやる。K-1こそ最強だ」

これはミルコvsアリスター戦後のバダ・ハリのマイクアピールです。寝言は寝て言えって感じ。リングサイドでそれを聞いてにやけ顔を晒したバンナも己の小者ぶりを露呈した風味。そんな煽りVでした。

結果はアリスターの1ラウンドKO勝ち。“K-1最強”バダ・ハリは大の字に倒れました。今やK-1ファンの心の拠り所とも言える存在のバダ・ハリがMMAファイターに完敗したという事実。あれだけ挑発した相手にねぇ(笑)

体が異様に細く見え、精細を欠いているような印象を受けたバダ・ハリでしたが、言い訳は無用ですね。コンディションがベストじゃなくても負けてはいけない試合だったのだから。

現在の低レベルなK-1であれば、アリスターが戦線に付け入る隙は大いにありそうです。とりあえず3月の横浜でリベンジマッチはいかがでしょうか?

あと、K-1の審判団に何を言っても無駄な気がしますが、一言。後頭部からバタリと倒れた2度目のダウンの後は、カウントを数えるまでもなく試合をストップするべきでしたね。

もう一つ余談ですが、1度目のダウンを奪ったアリスターがニュートラルコーナーへ小走り姿が無性に愛らしかった。太郎冠者次郎冠者みたいな動きで。



<○ミルコvsホンマン×>
勝ったミルコですが、本調子ではなかったように見受けられました。何だか脂がのったような体つきで・・と思ったら、膝の怪我の治療で長期離脱することが試合後のマイクで判明。淋しい。

完治させて戻って来てほしい。今年の大晦日には間に合うかな?



<○ムサシvs武蔵×>
オイオイオイオイ!武蔵、お前もか!!こりゃ会場は、PRIDEファンらのお祭り状態だな。入場時から武蔵にはブーイングが飛んでましたからね。

武蔵は90kg前後のウェイトでこの試合に臨むべきと私は勝敗予想で書きましたが、普段どおりの重そうな体でした。

ムサシが勝利者マイクアピールする際に、ボクシンググローブであるためにマイクを持ちにくそうにしていたら、いきなり審判の久保坂が手を差し伸べようとしましたが、一体彼は何をしてやろうとしたのでしょうか?マイクの握り直しの介助でもするつもりだったの?まるで銀行の警備員がゴミ掃除をやるのと同じように余計な仕事だよ、それは。



<○マヌーフvsハント×>
まさかのマヌーフ秒殺勝利。驚き。



<○青木vsアルバレス×>
さすが青木。旧PRIDEファンの方々が信者化するのも頷けます。



<○田村vs桜庭×>
田村の怖さを知りました。



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今年の大晦日は例年以上に赤っ恥をかいたK-1

本日未明にアップしたDynamite!!観戦記プロローグ『K-1ファンの皆さん、目を覚ましてください!』に対してコメントを下さった方々にまずもって御礼申し上げます。今年一年も「時には意見の相違があるのも当たり前」の精神でよろしくお願いします。

さて、暮れに『大晦日はK-1ファイターの恥かき日和?』というエントリーをアップしましたが、それは不慣れな総合ルールの試合にノコノコと出て行き、当たり前のように秒殺されるK-1ファイターを揶揄したものでした。

ところが昨夜はどうでしょう、K-1ファイターが自分のフィールドであるK-1ルールの試合で赤っ恥をかく事態になってしまいました。武田幸三、バダ・ハリ、武蔵。こいつらはどんな自覚を持って試合に臨んだのでしょうか?

この三馬鹿たちの駄目なところを挙げると、、、

■相手の力量・出方を見抜けない。

■勘違い格上意識で、ガムシャラに前に出て行かない。「おまえら藤波辰巳か?」と突っ込みたくなるくらいのおっとり感でした。受けに回るほどの力量はないだろ、お前らに?ちなみに私はスパーリングでは常に受けに回り、試合ではその真逆でしたけど。

■ジャブが打てない。左手を前に出すだけじゃ駄目なんですよ。そんなんじゃつっかえ棒にもなりません。スピードと距離と威力が不可欠。この三拍子が揃ったジャブを打てるK-1ファイターが何人いますかね?総合格闘家らのラッシュに撃沈した三馬鹿でしたが、強いジャブを打てれば相手もそうそうラッシュをかけられないんですよ。

■基礎体力。総合格闘家らと比較すると大人と子供くらいの差があるんじゃないですか?総合と立ち技では体の作り方が違うんだと言う人もいるかもしれません。しかし、ボクシングのように12ラウンドも戦うならば筋骨隆々も考えものでしょうが、今のK-1は3分3ラウンドが基本ですから、もっと筋肉を身にまとっても良いのではないかと思います。

以上、こんな感じです。

次のK-1(ヘビー級)は3月の横浜大会ですが、それまでに皆様とともにどんなカードを組んでいくべきか等、考えていきたいと思います。

川尻、アリスター、ムサシらMMAファイターを再びK-1のリングに上げてほしいところですが、DREAMとの兼ね合いもありますからね。まぁ我々はファンの立場ですから、そのような事情は二の次にして、K-1存続のための方策を提案していきましょう。

CHANGE!K-1

※Dynamite!!各試合の観戦記は明日アップします。

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web新のDynamite!!勝敗予想

ついに大晦日がやって来ました。Dynamite!!の勝敗予想をさせていただきます。

その前に、あらかじめ申し上げておきます。例年ですと大晦日はDynamite!!を地上波でテレビ観戦しながら逐一観戦記を書いていくスタイルが恒例となっている私ですが、今年のDynamite!!は深夜24時からのスカパーを録画して、元旦の昼間に観る予定でおります。

と言いますのは、大晦日に格闘技中継が行われるようになってから、どうも気持ちが落ち着かないと言いますか、大晦日らしい静かな夜を過ごすことが出来なくなってしまいました。

一番ひどかったのは魔裟斗vs山本KIDが行われた年だったと思います。Dynamite!!と男祭り、紅白、超常現象の4番組を2つのテレビでザッピングしまくりで慌しかったこと。

なので、今年の大晦日はコタツに入って、年越し蕎麦でもすすりながら紅白歌合戦だけを観ようかなと考えてます。名前を聞いたこともないような歌手が何人も出てくるとは思いますが、何とか耐え忍び、ひたすら『おふくろさん』を待とうと思います。

今年の紅白は『おふくろさん』の森進一が間違いなくトリだろうと、紅白のウェブサイトで確認してみたら、何と!氷川きよしのズンドコ節がトリでした。な、なんでぇ???



<第1試合 無差別級 DREAMルール>
○ミノワマン
×エロール・ジマーマン

このカードについては、前回、前々回のエントリーをご参照いただきたいと思いますが、前々日会見に出席したジマーマンの佇まいを見ると、80kg程度のミノワマン相手に負ける姿を想像しにくくなってきました。予想が外れた際の予防線を張ってるわけじゃないですよ。



<第2試合 K−1甲子園準決勝>
卜部功也(日本/千葉県立岬高校)
日下部竜也(日本/愛知県立豊田高校)

<第3試合 K−1甲子園準決勝>
HIROYA(日本/セントジョーンズインターナショナルハイスクール)
嶋田翔太(日本/私立西武台高校)

もし私が高校生時代にK-1甲子園があったら、私はどのようなアプローチをしていただろうか?K-1甲子園に関してはその思いだけです。彼らが羨ましい。

あと余計なお世話かもしれませんが、通ってる高校の名前を出すことに何の意味があるのかと言えば、甲子園風味を出すことだと思うのですが、高校野球と違って学校を挙げての活動じゃないんだから、高校名を出す必要はないんじゃないかな〜?と思います。なんだか間抜けな感じもするし。

さらに余計なお世話ですが、HIROYAは本当にあっちでハイスクールに通っているのでしょうか?



<第4試合 K−1ミドル級(71.0kg以下)>
○佐藤嘉洋
×アルトゥール・キシェンコ

今の佐藤に死角なし!ぐらいの勢いを感じるし、Dynamite!!の公開記者会見で語っていましたが、K−1が総合に押されているという現状を真摯に受け止めている佐藤こそ、K-1を背負うに相応しい選手だと思います。

キシェンコは佐藤の膝を警戒し、ボディブローを強打できるくらいに接近するのも困難ではないか?そのためキシェンコは懐の深さを利したストレートとミドルキックを軸に攻撃を展開するんじゃないかと思います。

あと71kgの契約体重となってますが、MAXの選手同士なのだから、大晦日と言えどもキッチリと70kg以下でやってほしかったと少しばかり苦言を呈させていただきます。



<第5試合 DREAMライト級(68.0kg以下)>
×所 英男
○中村大介

所は中途半端なことしてないで、フェザー級に専念してほしいという思いを込めて中村勝利。

それに中村が勝った韓国のプギョンと所が試合したら、所があっさり負けそう。この場合の三段論法は有効な気がします。



<第6試合 DREAMウェルター級(75.0kg以下)>
○坂口征夫
×アンディ・オロゴン

坂口は底々強い選手ですよね。金子賢じゃないんだから、さすがにオロゴンは負けるでしょう。



<第7試合 K−1甲子園決勝戦>

HIROYAが優勝すれば良いのでしょう?


――休憩――


<第8試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)>
○ボブ・サップ
×キン肉万太郎

さすがに勝つのは困難でしょう。だって、キン肉万太郎の正体がレスリングの強豪選手・田中だと言っても、その前に彼は日本人なのです。

サップにやられて当たり前。日本人なんだから

みつを



<第9試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)>
○セーム・シュルト
×マイティ・モー

K-1ルールでやった時のようにシュルトがジャブで寄せ付けないでしょう。

TVゲーム感覚で試合を見ているK-1ファンはリーチの差を克服することがどれほど大変なことか理解していないから、サモアンフック系の選手に過剰な期待を寄せる傾向が強いですが、そんな簡単なもんじゃないですよ。



<第10試合 DREAMウェルター級(80.0kg以下)>
○桜井“マッハ”速人
×柴田勝頼

ビデオ流出のマイナスイメージを払拭するような、マッハのスカッとしたKO勝ちを期待してますが、このカードば負のぶつかり合い゙といった様相。

かつてこの階級に挑んだマッハは、長南によもやの負傷TKO負けしたことでPRIDE武士道参戦が数カ月先送りになり、参戦後も80kg級の試合で負けが続きました。
一方の柴田は、言うまでもなく背水の陣。ファンからすればマッハが相手では負けて当然と考えるでしょうが、一回り小さい相手に完敗する姿を目の当たりにすれば、潜在意識レベルでの柴田のイメージが悪化するはずです。



<第11試合 K-1ミドル級(70.0kg以下)>
×武田幸三
○川尻達也

川尻初のK-1ルール挑戦となるが、世界的に評価が高いアルバレスをあそこまで追い込んだ川尻を侮ることはできない。もしK-1ルールで武田vsアルバレスが行われたら、アルバレスがKOで完勝するだろうし。

また、川尻選手は決してボクシング技術が高い選手ではありませんが、武田もボクシングは上手くない選手で、ここ最近はパンチで無残にKOされるシーンが定番になってます。勢いのある分、川尻の勝利が濃厚じゃないでしょうか?

どっちが強いのか?どっちが勝つのか?と言う格闘技究極のテーマを体言する試合ですから、とにかく楽しみで仕方がないです。TVの前で正座して観たいくらいですね。



<第12試合 K-1無差別級>
○バダ・ハリ
×アリスター・オーフレイム

アリスターは打撃が上手いと言われていますが、それは互いにタックルを警戒し腰を落とした状態での打撃の攻防に関しての話ですから、K-1ルールではハリが圧勝するでしょう。

でも、淡々とハリが勝つのも面白くない。両陣営がリングに雪崩れ込み、場内が騒然となるようなハプニングを期待してます。


――休憩――


<第13試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)>
○ミルコ・クロコップ
×チェ・ホンマン

ミルコの左ミドルがポイントになるでしょう。K-1でのバダ・ハリ戦ではボディブローで苦しみながらも何とか3ラウンド持ちこたえたテクノですが、ブレークが遅い総合の試合では、ボディ攻撃で弱ったところにパウンドで追い撃ちされてTKO負けする可能性が高いと思われます。



<第14試合 K-1無差別級>
○武蔵
×ゲガール・ムサシ

武蔵が珍しく頼もしい存在に思える試合になりそう。

武蔵には、体重差を利するなんてことは考えずに90kg前後のグッドシェイプで試合に臨んでほしいと思います。その方が良い結果になるはずです。

それに武蔵は軽重量級の選手相手に星を落としたことがあまり無いような気がします。武蔵の勝利は堅いでしょうね。



<第15試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)※5分3R>
×ジェロム・レ・バンナ
○マーク・ハント

旬を過ぎた両雄が場違いな総合ルールで試合を行う。

5分3Rの特別ルールで行われるが、これは世界標準の試合形式に合わせる試みでないことは言わずもがな。10分間も動けないのでしょう、特にジェロニモの末裔が。

・・・と思ったらバンナ欠場で、ハントvsマヌーフに急遽カード変更。

×メルビン・マヌーフ
○マーク・ハント

さすがのマヌーフとは言えども、数十kgの体重差とハントの打たれ強さ、そして準備不足を克服することは不可能でしょう。



<第16試合 DREAMライト級(70.0kg以下)>
○青木真也
×エディ・アルバレス

己の弱点を克服するべくムエタイ修行等に挑んでる青木ですから、スタンドの攻防を難なく乗り切って、自分のフィールドに文字通り引き込むんじゃないでしょうか?



<第17試合 DREAMライト級(70.0kg以下)>
×ヨアキム・ハンセン
○J.Z.カルバン

混沌とするライト級。誰と誰が絡んでも面白くなりそうな展開が来年も続くことを予見させるような凄い試合になりそう。



<第18試合 DREAMミドル級(84.0kg以下)>
○田村潔司
×桜庭和志

どっちも好きな選手だから、どっちが勝っても負けても私の気持ちが昂ぶることはないでしょう。

勝敗予想としては、先輩に対する負け癖が抜けない桜庭が負けるんじゃないの?ってことで。

しかし、このカードがメインってのもどうなんでしょうか?参戦を見込んでいた石井が抜けた穴はあまりにも大きいか。

また、魔裟斗は10月のMAXで負ったダメージが抜け切れていないとかで欠場。ミルコの不調もFEGには大誤算だったでしょう。顔となる選手が不在のDynamite!!

数字どうこう言うのは好きではありませんが、大晦日にTV放映するからには視聴率が最優先ですから、以上の18試合でどれだけの数字が残せるのか非常に心配です。

そう言えば噂になっていた澤屋敷vs船木やキンボの試合はどうなったのか?

船木vsルスラン・カラエフの総合ルールなんて意外に面白そうかなとか思いながら筆を置きます。

大晦日はK-1ファイターの恥かき日和?

ae56dad8.jpg折れた煙草の吸殻で恋人の嘘が判る女性がいるように、私はこってりチャーシューの喜多方ラーメンの食べ具合で己の体調が判ります。昨日は餃子をいっしょに食べてもさらにもう一杯いけそうな勢いでしたから、体調は極めて良好だと言えるでしょう。この調子で大晦日を迎え、偏りのないまともな格闘技ファンの皆様と年末年始の格闘技についてお話しすることが出来たら良いなと思ってます。

前回エントリーではジマーマンが総合ルールで試合をすることについて書きましたが、コメント欄を拝見するとミノワマンvsジマーマンの勝敗について色々な見方があるようです。

まず、ジマーマンはゴールデングローリー(以下「GG」)所属であるからMMAの練習も普段からしているだろうという意見ですが、同じGG所属といってもキックのみの人もいれば両方やる人もいるでしょう。実際にジマーマンがどのような練習を行っているかは、かかとおとしさんのブログやOMASUKI等海外情報を紹介しているブログを参照していただければと思います(コメント欄に「(ジマーマンは)総合の練習はしてないって言ってたけど・・」という書き込みもありました)。私の勝手な印象としては、ジマーマンは腰が高くてMMA向きの体型ではないように思うので、はなからMMAは眼中に置かずK-1オンリーで練習に取組んでるんじゃないかと思ってます。

続いて体格差ですが、スタンドレスリングに不慣れな選手であれば体格差に関係なくミノワマンが容易にテイクダウンに成功することは、過去の試合で実証済みです。

次にミルコとの比較ですが、ジマーマンのMMA適応力を分析する場合にミルコを引き合いに出すのは、ミルコに失礼と言うものでしょう。「いっしょにするな」と言われますよ。

とにかくこのカードがどのような結果になるかは、blackkingさんが珍しく的を射たコメントをしてくれたとおり、ジマーマンの適応力次第と言えるでしょう。私は適応力が低いと見ているので、ジマーマンがミノワマンのサブミッションの前に惨敗するシーンを想像していますが、人気ブロガーの私と言えども(怒るな怒るなw)予想が外れることはありますので、あまり本気になってコメントしないようにお願いしたいと思います。

やっぱり『K-1心中』を書いてる私自身が偏りなくプロ格を見ているので、コメントを寄せてくださる方々の見方も千差万別です。そこがまた面白いんですよね。

しかし、こんなコメントもありました。かつて私が美濃輪(現ミノワマン)とミルコを比較してミルコの方が強いと主張していたことを引き合いに出して、今般のミノワマン>>>ジマーマンという考えは矛盾しているだろう、という内容です。もう、これは勘違い格ヲタの特性なんですが、K-1ファイターは誰でもいっしょという記号化した画一的なモノの見方しかできない人間の考え方。そのような方を私は相手にしたくないので、他人のブログにコメントなど書き込まず、ぜひご自分でブログを書いて自己主張してほしいと思います。まぁ、時折おかしな客が舞い込むのもネットらしくて一興と言えば一興なんですが(苦笑)

あと注釈ですが、私は決してジマーマンが負けることを願っているわけではなく、むしろ過去にMMAのリングで無残に散っていったK-1ファイターらの轍をジマーマンが踏まないことを祈ってます。ブログ上で自分の予想が当たったことを喜ぶのも子供じみてますし、この試合に関しては自分の予想が何とか外れてほしいという思いです。

では最後に、K-1ファイターが過去のMMAマッチでなす術なく恥を晒した試合をいくつか振り返ってみたいと思います。

佐竹雅昭

<PRIDE.GP2000 マーク・コールマン戦>
ガードポジションの状態からコールマンに思い切り頭を引き付けられ、たまらずタップアウト。ここまで実力差が開いた試合も珍しかった。

<PRIDE.11 小川直也戦>
スリーパーホールドでタップアウト負け。第1ラウンドは小川がスタンドの攻防に付き合う形となったが、そこでも小川に圧倒された情けない佐竹。ちなみに佐竹がPRIDEで勝利したのは村上一成戦のみ。しかし、この試合は村上に勝たせてもらったような印象を私は受けました。

<PRIDE.20 ランペイジ・ジャクソン戦>
ランペイジ・ジャクソンにボディスラムで叩きつけられて背中を負傷し、TKO負け。あまりの痛みに仰け反る姿はリアリティ満点だった。

<猪木ボンバイエ2002 吉田秀彦戦>
フロントチョークでタップアウト。試合時間50秒。試合後、敗者であるにも関わらず「総合格闘技の修行は卒業します」とマイクアピール。「卒業ではなく中退だろ!」と誰もが心の中でツッコミを入れたことでしょう。


 
ステファン・レコ

<PRIDE.GP2004 小川直也戦>
肩固めでタップアウト。寝技で敵わないのは当然だが、小川のパンチでもんどり打って倒れ込んだ姿に涙したK-1ファンは多かったことだろう。

<男祭り2004 美濃輪育久戦>
ヒールホールドでタップアウト。試合時間わずか27秒。

<PRIDE.29 中村和裕戦>
パウンドでTKO負け。試合時間55秒。



ジェロム・レ・バンナ

<猪木ボンバイエ2001 安田忠夫戦>
スタミナ切れでグダグダになった上、ギロチンチョークでタップアウト。小便呼ばわりしていたMMAの試合で四流MMAファイターの安田に完敗し、安田親子劇場の引き立て役になったバンナでした。



シリル・アビディ

<Dynamite!!2004 ボビー・オロゴン戦>
グラバカジムにおいて菊田から総合素人に勝てるツボを叩き込まれたボビーに対して、アビディは負傷欠場のベルナルドの代役として緊急参戦。その差は極めて大きく、ボビーの判定勝利となりました。しかし、一般の視聴者はそんな背景など知る由もなく、K-1ファイターがお笑い黒人芸人に負けたというイメージが浸透。K-1の地盤沈下に微小ながらも影響を与えました。負けたアビディは、試合後のインタビューで準備不足をアピール。「フランスの喧嘩屋」「マルセイユの悪童」等の異名がこけおどしであることを露呈しました。



ピーター・アーツ

<Dynamite!!2005 大山峻護戦>
ヒールホールドでタップアウト。大山の挨拶を無視して、不愉快そうにリングを降りるアーツの姿が印象最悪でした。



以上、いくつか抜粋したわけですが、大晦日に行われた試合の割合が極めて高い。大晦日はK-1ファイターの恥かき日和なのでしょうか?

恥をかいたことが彼らにとって人生の糧になっていることを祈ります。

かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる(byアントニオ猪木)



〔広告〕神様カール・ゴッチの真実 [DVD]
(レビュー:価値あるDVD……だけど、映像媒体としての作りはチープ(泣)。, 2008/12/24
By レット・イット・ブリード

ゴッチに対するトリビュートなDVDが他にないのであるから、そればかりか書籍も、自伝はおろか、きちんと追悼した本もない現在、本作品の価値は揺ぎ無い。

が、内容は…テーズのみならず昭和プロレス文化の功労者・流智美さんには悪いが、神様のDVDにしてはチープ過ぎる気がする。

吉村戦は確かに本作の白眉だが、その他は……あえてDVDにする価値があったんでしょうか。まとまりの欠く、紙プロ企画の雑然とした「口頭・インタビュー」、おそらく遥かに活字とした方が説得力のある、「研究家との対談」……。

私としては、流智美氏は、実は一番好きなプロレスライターなのだが、自伝を翻訳ならずに創作した「テーズ自伝」とこのチープな「ゴッチDVD」……本来なら氏の本領発揮の「歴史的仕事」になる筈の二人のレジェンドに対する作品が後世に氏の「ミステーク」にならない事を懸念している。

氏の姿勢、編集力は本作でも十分に発揮はされているし、繰り返すが、代品がない本作の星5つの評価は、昭和プロレス者、事に「ストロングスタイル」「シュート」にこだわりを消せない者達には、揺ぎ無いのだ。だが、しかし……うーん……。 )

ジマーマンを噛ませ犬役に起用するFEGの愚行

Dynamite!!の追加カードとしてミノワマンvsエロール・ジマーマンが発表されました。

このカードを見て、私はFEGがK-1というコンテンツを大切にしてはいないことを改めて感じ取りました。

ジマーマンと言えば、今年のK-1GPから台頭してきた新世代ファイターです。エロジマンというくだらないながらもユーモラスなニックネームがK-1ファンに人気で、GP準決勝ではバダ・ハリ相手に倒し倒されの熱戦(※)を演じた、将来が期待される選手です。

そんなジマーマンを、Dynamite!!の第1試合でミノワマンの噛ませ犬役に起用するFEG。まさか総合ルールでジマーマンが勝つか善戦すると見込んでいるほど谷川EPらの目は節穴ではないでしょう。

ジマーマンが勝っている部分は体格のみ。総合の実績もなし。それでミノワマン相手にどう戦うというのか?ミノワマンはイロモノ的な見方をされがちですが、実力のある選手です。強豪グラップラーの握力、抑え込む力はハンパではありませんから、ジマーマンがこれまで総合ルールの前に撃沈して行ったK-1ファイター同様に完敗するのは間違いないでしょう。

さらにミノワマンが得意とする足関節は、グラップリングの経験が浅い選手には極めて対応が難しい技ですから、ますますジマーマンに勝ち目はありません。

私は首をひねらずにはいられません。K-1に最も求められていた、第一線で活躍してくれる新戦力、それがジマーマンのはずですが、そのジマーマンが秒殺される姿をお茶の間に晒すことが見込まれるカードを組むFEG。

たしかに大晦日番組に登場させることでジマーマンの知名度が上がるというプラスの効果も見込めるかもしれませんが、惨敗する姿を見せたのでは効果薄でしょう。

GP準々決勝で極真世界王者からダウンを奪って勝利し、準決勝ではバダ・ハリ相手にシーソーゲームを演じたK-1新世代の旗手。そのイメージのまま、3月の横浜大会にジマーマンを投入してほしかったと思います。


(※)一般的にはベストバウトとして評価が高いGP準決勝のバダ・ハリvsジマーマンですが、本来ならばバダ・ハリがダウンを奪われないままに完勝すべき試合だったと私は思ってます。私的にはベストバウトと言うより、バダ・ハリが詰めの甘さを露呈した試合という印象です。でも、それが人気の秘訣なのかもしれません。


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web新の格闘ウィークエンダー081228 年末拡大版(キン肉、内藤、TOUITSU、吉田ほか)

<内藤、TBSの視聴率年間トップ3独占>
TBSは内藤さまさまですね。そして、内藤に感謝すべきなのは、大晦日に防衛戦を行う坂田も同じでしょう。内藤人気の波及効果がなければ、大晦日に坂田の試合が地上波の放映枠を獲得できたとは思えません。

そして、元を正せば亀田効果とも言えるのでしょうね。そこは認めるべきだと思います。

しかし、悪い意味で驚いたのは、ドラマ・バラエティ等他部門を含めて1位となったポンサクレック戦(3月)の視聴率が26.3%だったことです。1位が26.3%って、数字が低過ぎませんか?日本人のテレビ離れの傾向が顕著になっている証拠なのでしょうね。



<松本零士にマッキーへの賠償命令下る>
シンガー・ソングライターの槇原敬之(39)が漫画家・松本零士(70)から「銀河鉄道999」のセリフを歌詞に無断使用したと非難され、名誉を傷つけられたとして、2200万円の賠償などを求めた訴訟の判決公判が26日、東京地裁であり、清水節裁判長は松本に賠償金220万円の支払いを求める判決を下した。同時に求めた「著作権侵害ではないことの確認」については棄却された。スポーツ報知より)

なんか微妙な判決ですね。裁判官は、賠償請求命令は下したが、マッキーが漫画の台詞をパクってないとは言い切れないってことなのでしょうね。これが同じジャンル同士での係争だったらマッキーが負けてたのかしら?

賠償命令が下されたことでマッキー側は勝利宣言したようですが、マッキーが勝ち取りたかったのは賠償金ではなく、「著作権侵害ではないことの確認」だったんじゃないでしょうか?

ちなみに問題の歌詞は以下のとおり。

マッキーの歌詞「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」

松本零士の台詞「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」



<『TOUITSU』優勝は石井宏樹>
23日、神戸ワールド記念ホールで、キックボクシングなど立ち技系格闘技のチャンピオンクラスが集合したイベント『TOUITSU』が開催されましたが、その中で行われた60kg以下級トーナメントでは石井宏樹(新日本キックボクシング協会)が優勝したそうです。

このイベントの立ち上げが発表された直後はそれなりに注目されていたような気がしましたが、いざ終わってみると「そう言えばそんなのがあったっけなぁ」程度の感想。

ちなみにこちらは優勝者した石井と元モーニング娘。の吉澤ひとみとのツーショット写真。う〜ん、この画をどう受け止めて良いものか。元モー娘。も堕ちたな・・って印象を受けるのは私だけでしょうか?また、この接近してのツーショットを撮影している間、石井がどんな声と匂いを発していたのか気になりました。



<キン肉万太郎が公開スパーリングで実力の片鱗を見せた!>
試合用マスクで公開スパーリングを行ったキン肉万太郎こと田中章仁。タックルや関節技を極め、無言で会場から消えたそうです。下手に喋らない方がベターでしょうね。

相手が巨漢・サップということで、試合開始直後の乱打戦で秒殺負けすることも十分に考えられますが、何らかのサプライズを起こしてくれることを願います。

しかし・・・

<中尾、ヘビー級戦線台頭へシウバに必勝宣言(戦極)>
田中と同じくレスリングで実績を残してプロ転向したKiss魔・中尾を見ると、なんだかキン肉万太郎にも期待が持てなくなりますね(苦笑)



<『戦極の乱』菊田戦、吉田キッパリ道着封印>
「道着封印」なんて言うとカッコ良さげですけど、相手によって道着を着たり脱いだりできるアドバンテージを有していることを恥ずかしくも思ってなさそうなところがカッコ悪いと、私は思います。

それに半袖道着を開発したり素材を改良したりして、めっそめそ情けないわ。

そう言えば吉田がプロデビューしたばかりの頃、『K示板』というBBSにて私が「吉田は自分に有利になるから道着を着て試合をするんですよ」って内容を書き込んだら、「馬鹿言うな!吉田は柔道家の誇りとして、あえて不利を承知で道着を着るんだ!」なんて反論されたことがありましたが、馬鹿もほどほどにしろって感じですよね。

まぁ、そのような知った風な口を利く勘違い格ヲタおよび彼らが書くブログという比較対象があるからこそ、『K-1心中』が人気ブログとしての地位を築くことができたとも言えますね(マジレスいらねえぞw)。



さて、年末拡大版としてお送りした今回の格闘ウィークエンダーも以上となりますが、どこがどう拡大版なのか?という疑問はさて置き、今年一年もまともな格闘技ファンの皆様方のご支援のおかげで『K-1心中』を更新し続けることができましたこと、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。

お世辞でも何でもないのですが、私にとっては皆様のコメントを拝見することが非常に楽しみでありまして、例えば「電車の中で思わず吹いたよ〜」なんてコメントいただくと、電車で帰宅中のサラリーマンがこみ上げる笑いを堪えながら携帯で当ブログを閲覧している姿を想像してしまい、私も思わず顔をほころばせてしまいます。

また、私がフォースの使い手であるという事実を率直に受け入れてくれる皆様方の柔軟さにも感謝している次第です。現在の科学では、私の体内のミディ=クロリアン値を測定することが不可能なことはおろか、フォースとミディ=クロリアンの因果関係、いやフォースの存在を証明することすら不可能ですから、私がフォースの使い手であると宣言した場合、それを皆様方がどう受け止めてくれるかが全てなのです。ゆえに、何人かの方が「フォースの使い手であるweb新さんからすれば・・」みたいなコメントをくださったように、皆様が能動的に『K-1心中』を楽しんでくださることが私にとっては無上の喜びなのです。

さぁ、大晦日まであと3日。今年は誰が勝者になるのでしょうか?

解禁!!森進一の『おふくろさん』か!?
小川直也も出演するらしい『ガキの使い』か!?
泰葉の『ハッスル』か!?
超常現象か!?(やらないやらないw)
そして『Dynamite!!』は、、、どのカードで勝負する気なの???

フォースとともにあらんことを・・・

web新のバダ・ハリ

昨夜のフットサル定例練習は大笑いの内に終了しました。練習中にミスが目立ち始めたため、私が「ボールに自分の意志を込めるように蹴らないと駄目だからね!」と激を飛ばすと、メンバー間にばいつも(web新)は行動が伴わないくせに言うことだけは達者だな゙的な空気が充満。さらにその直後、誰にパスを出すつもりだったのか判然としないヘナチョコパスを私が蹴り出したため、「いやぁ、(web新)さんは何か言うと必ずオチが付きますね」と大笑いされました。そんな感じで笑いが絶えない楽しい雰囲気で行っている定例練習も年内は昨日が最後。明日の試合に出場して蹴り納めです。

さて、笑いと言えばK-1ですが、予定通りバダ・ハリがDynamite!!に緊急(笑)参戦することになりました。

数字を稼いでくれる選手であれば、事件から一ヶ月も経たない間に試合に出場させてしまう。前回エントリーのコメント欄にもありましたが、モナよりも復帰が早い!

でも私は株式会社FEGを責めるつもりはありませんよ。だってK-1は商売でやってることだから、倫理や社会的責任なんてものは軽視されて当然。株式会社FEGにとっての正義は「いくら金が稼げるか」だけなのだから。

だから、以前にも書きましたが、バダ・ハリの処分の妥当性について、ルールに則ってるから正しい云々のレベルで本気になってディベートすることがいかにナンセンスか、ってことが解るでしょう?

そもそもルールや規則、法律ってものは、それを作る者、運用する者、司る者がそれぞれ分立しているから機能するんですよ。小学生に社会を教えてるみたいで情けないですが、「よいこのK-1教室」的なファンの方々にはその点をよく理解していただきたい。

K-1の場合は三権分立どころか主催者であるFEGがスポンサーとテレビ局の顔色を伺いながら、ルールを変えたり選手を処分したりしてるわけですよ。形式的には処分を下す役目を担っている審判団も主催者に雇われた身分だから、主催者に著しい損害を与えるペナルティなんて下せるわけがない。

それをファンが本気になって「K-1はルールを守ってるのだから正しいのです」などと語ることがいかに滑稽なことか。

それとも今回の緊急(笑)参戦に関しては、K-1とDynamite!!は別物だからOKとでも?

まぁDynamite!!でハリが初っ切りでもやるならその考えもありでしょう。しかし、ハリはDynamite!!においてK-1公式ルールに則った試合を行うのですよ。K-1を冠した試合を。

そう言えばハリはK-1GPで何度かダウンを喫したばかりです。ヘビー級の試合でダウンを喫することが、選手の体にどれだけのダメージを残すことになるのかは今更語るようなことではないでしょう。

ダメージが残っていると思われ、なおかつ、前代未聞の反則でGPを台無しにした上に反省の色を見せもしないバダ・ハリにK-1ルールで試合をやらせる。それが株式会社FEG。それがK-1。ジャパユキさん(古っ!)を過酷な労働条件下で働かせる風俗業者といっしょじゃないか(笑)

K-1ファンの皆さん、目を覚ましてくださひっ!

でも、なんでもかんでも「K-1ってすごいね」と手放しで褒めて、人気が低迷すると「ファンを辞めます」と言って去っていくのがK-1ファンだからな。K-1が何をやろうが知ったことじゃないのでしょう。

それは歴史が証明してますからね。K-1人気が翳ってきた7〜8年前でしたか、何人のK-1ファンサイト管理者が「K-1ファン辞めます」宣言をしてサイトを閉鎖したことか。

K-1がその程度だからファンもそんなもんなんですかね。

「K-1ファン」と括られている皆さん、悔しかったらK-1が存続する限り応援し続けてくださいね。

バダ・ハリ、大晦日Dynamite!!に緊急(笑)参戦決定!!

とりあえず笑っておきましょう。

桜井“マッハ”速人vs柴田勝頼

遅れ馳せながら、昨日発表されたDynamite!!の追加カードについて。

坂口征夫vsアンディ・オロゴンはさて置き、桜井マッハvs柴田勝頼は微妙なカードですね。

まず、体格差が気になるところ。身長184cmで84kg級を主戦場としている柴田に対してマッハは身長170cmで76kg級と、一回り以上の差があります。

しかも、マッハは(私が「マッハは」などと書ける立場ではないことは重々承知してますが、一格闘技ファンの戯言として受け取ってもらえればと思います)PRIDE武士道等で80kg級に転向したものの、芳しい成績を残すことができませんでした。

× 長南亮 3R 2:10 TKO
× ホドリゴ・グレイシー 2R 終了 判定0-3
○ ブラディ・フィンク 1R 4:08 フロントチョーク
× クラウスレイ・グレイシー 2R 1:02 腕ひしぎ十字固め

その後、マッハは武士道ライト級を経て、現在はDREAMウェルター級(-76kg)に落ち着いています。

今回のマッハvs柴田の契約体重は81kgになる見込みらしいですが、いくら格闘家としての実績に乏しい柴田とは言え、この身長差・リーチ差はマッハファンにとっては心配の種じゃないかと思われます。

しかし、マッハのDREAM転向第一戦となった門馬秀貴戦を思い出して下さい。身長182cmで、ミドル級の選手と比べても遜色ないリーチを誇る門馬をマッハはTKOで一蹴してます。

その一戦を鑑みても、私はマッハが危なげなく柴田に勝利すると確信しています。

ただ、ちょっとした減量で済む契約体重と対戦相手が実績のない柴田であることが、マッハの内面に油断と隙を生じさせるのではないかという点だけが心配です。

最後に個人的な話をひとつ。

修斗ミドル級王者時代のマッハとスパーリングさせてもらったことがある私ですが、マッハの左ボディブローを食らって悶絶しました。後にも先にもあれほど凄い衝撃を受けたことは一度もありません。

「落ち目」と揶揄され始めて久しいマッハですが、もう一度かつての輝きを取り戻し、大晦日のお茶の間にその存在感を示してほしいと思います。

え?鼻に付きました?『K-1心中』が、マッハとスパーさせてもらった体験等の一次的情報を発信できるブログであることが憎いのか?自分では真似できないからな。

5639fc48.jpgそうかそうか、紅白、そうか。

ひとり紅白歌合戦、司会の宮田出留(でる)でした。

キン肉万太郎が大晦日にビッグサプライズを起こすか!?

ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチで内藤がKO勝利し、防衛に成功しました。

内藤は亀田家に「ゴキブリ」呼ばわりされた変則スタイルが代名詞の感もありますが、実際に試合を見てみるとジャブやストレートも鋭く、オーソドックスとしての基盤がしっかりしているからこそ変則スタイルが活きてくるのだろうなと感じました。他の格闘技のファイターたちも見習うべきところは多いでしょうね(お前に言われたくないってか?w)

昨日の勝利で内藤はチャンプとして年を越せることになりました。色んな意味で大きな一勝だったと言えるでしょう。

また日本ボクシング界としても、もし内藤が王座陥落すればせっかく盛り上がってきたボクシング人気の灯が消えてしまうでしょうから、今回の順当な結果には胸を撫で下ろしたことでしょう。ボクシングファンではない私もその点は少し気にかけていましたよ。そして、来年こそは内藤vs亀田興毅を実現してほしいと思います。このカードは絶対にやらなきゃダメですよ。ボクシングにおける国民的関心事なんて、滅多に発生することじゃないのですから。

さて、ボクシング界とは裏腹に盛り上がりに欠けているのが今年のDynamite!!です。目玉のない今年のDynamite!!という内容で前回のエントリーを書かせていただきましたが、主催者もそこらへんは意識しているらしく、苦肉の策的なカードを投入してきました。

キン肉万太郎vsボブ・サップ

一見すると単なる色物・茶番カードに思われます。実際、私もはじめは開いた口が塞がりませんでした。ところが・・・

キン肉万太郎とやらの正体が、あの選手ならば、おそらくハイクラッチでサップを転倒させる事は可能でしょう。

この一文は、客観的でまともな技術論を語れる唯一のプロ格ブログとしてお馴染み『別冊・プロレス昭和異人伝』12月22日のエントリーから抜粋させていただきました。

さらに、ハイクラッチタックルの使い手とされるキン肉万太郎の正体が田中章仁というレスリング出身の格闘家ではないかとshingol様は推測しておられます(いや、氏の場合は我々のようにネット情報のみを拠り所にしているのではなく、レスリング関係の実情報を得られる立場にありますから、確実な情報なのかもしれません)。

田中章仁という選手の存在を私は知りませんでしたが、ネットがあれば馬鹿でも物知りってことで検索してみたところ、FEG所属選手として北京五輪を目指していた選手のようです(参考サイト『日本レスリング協会公式サイト』は
こちら)。

惜しくもあと一歩のところで五輪出場は逃してしまったようではありますが、逆にそのタイミングを考えれば、今年の大晦日にプロデビューする可能性は十二分に考えられます。

FEGとしては田中を青田買いして大正解でした(余談ですが、「青田買い」なんて言葉は近頃聞かれなくなりましたね)。もし手を付けていなったら、間違いなくレスリング協会経由で戦極に流れていたでしょう。この貴重な重量級日本人選手をFEGは大切に育てて欲しいと思います。

さらにFEG所属ということで、正道会館等を通じて質の高い打撃のレクチャーも受けてきたであろうことも推測できます。金泰泳がコーチに付いてくれていれば最高なんですが。

果たしてキン肉万太郎はどんな戦いを見せてくれるでしょうか?今年の大晦日はひょっとするとひょっとするかも?

好奇の目に晒されながらリングインするキン肉万太郎がビッグサプライズを起こすかもしれません。失笑を大声援に変えてほしいと思います。

目玉の無い今年のDynamite!!は紅白に勝てんのか!?

石井のUFC流出が決定的となり、ただでさえ盛り上がりに欠ける感が強かった今年の大晦日にどんよりとした暗雲が立ち込めて来た気配を感じます。

果たして大トリを務めるのはどのカードになるのか?アンダーカードの見所は?

<桜庭vs田村>
格闘技ファン垂涎のカードってことになってるようですが、大トリとするには大衆の注目度が低いですよね。セミファイナルあたりが妥当では?

見所は、指一本引っ掛かればテイクダウンできると言われるローシングルを擁する桜庭と抜群の切れがある左ミドルが武器の田村との緊張感あふれる攻防でしょうか?

桜庭の強さについて、人間ドラマでお茶を濁すだけの格闘技マスコミには到底期待できない具体的な技術論で説明してくれた『別冊・プロレス昭和偉人伝』のshingolさん。仕事が忙しいせいでしょうか、最近は更新頻度が低いようです。

しかし、大晦日にはshingolさんが語るに値する素晴らしい攻防がいくつかは見れるはずです。観戦記を期待しております。

また、ブログを更新しなくてもランキングに投票し続ける人間がいることをお忘れなく(私はあまり投票してませんがw)。みんな更新を待ち望んでるのですから。



<ミルコvsホンマン>
落ち目のミルコvs限界が見えたホンマン。このカードが組まれる必然性すら無いような気がしますけど。

私はこのカードはK-1ルールで行うべきじゃなかったかな?と思いますね。かつてサップがK-1を蹂躙していた頃、PRIDEから一度だけK-1に舞い戻ったミルコが救世主になってくれましたよね。そんなミルコを見たかったなぁ。

だって、何だかんだ言ってもホンマンを完全にKOしたのはマイティ・モーだけでしょ?情けない。



<バンナvsハント>
今のバンナに期待してる人って、私には理解できません。バンナの何を見ているのか?バンナに何を期待しているのでしょうか?

バンナが復活するなんてことは絶対にあり得ないですよ。

私はかつてバンナに興奮させてもらった謝意があるからこそ、今のバンナには静養してほしいと思ってます。



<武蔵vsムサシ>
このカードを発表した記者会見で、ムサシから寄せられたとされるコメントを司会者が「ムサシを名乗る格闘家は2人もいらない・・」と読み上げると、武蔵はすかさず、「それ、絶対に(ムサシ本人は)言ってないでしょ!」と突っ込み。M-1なんかより面白い一言でしたよ。武蔵は顔に似合わず頭が良いのかもしれませんね。



<所vs中村>
どこの馬鹿がマッチメイクしてるのかわからないが、極めてナンセンスなカードだと思いますね。

いや、所も中村も良い選手だと思ってますよ(特に中村)。でも、どちらもUWFの延長線上にいる選手じゃないですか。どっちを応援したらいいのよって話。

大晦日が祭だってんなら、祭の華は喧嘩じゃねえか!



<川尻vs武田>
喧嘩と言えばこのカード。面白い試合にならないわけがない。

また、知名度からして大晦日の茶の間向けとは言えませんし、メインには据えられませんが、イベントの中盤をしっかりと締めてくれるカードだと思います。そーゆー意味では佐藤vsキシェンコ、青木vsアルバレスにも期待ですね。

Dynamite!!は長丁場のイベントですから、このようなカードは尚更重要。サッカーで言えば加地亮、『笑点』で言えば三遊亭小遊三みたいな?

やー、これは失敬、失敬(平泉成風に。ベタでスマソ)。



他にどんなカードがあるのかしら?勝手にやってれば・・って感じのカードしかないんじゃないの?ぃゃ冗談抜きで。マジでやばいと思いますよ、今年の大晦日。

森進一が万を辞して解禁する『おふくろさん』に勝てんのか!?

web新のDynamite!!雑感 2(川尻vs武田、W武蔵)

19bc1e0d.jpg川尻達也の勇気と勝算

私が総合格闘技TOPSで練習をしていた時代、川尻選手もまだアマチュアで、私は彼がプロデビューに向けて地道に努力する姿を間近で見ていました。立ち技のスパーも何十ラウンドと手を合わせました。

そんな川尻選手がK-1ルールに挑戦します。感慨深いです。

しかし、当時のTOPSの主力選手の中で、桜井隆多選手や岩瀬選手は立ち技でも相当な強さを発揮していましたが、川尻選手は打撃がウィークポイントであったことは否めませんでした。

そこを克服し、世界レベルのMMAファイターになったわけですが、ことK-1ルールとなると初めての体験であり・・・と、私が危惧するまでもなく、川尻選手自身も「このカードに恐怖しか感じない」とのコメントを残してます。

しかし、私はこのコメントを額面通りには受け取ってません。一般的な予想では圧倒的不利と見られる中で武田に挑む川尻選手は、極めてリラックスした精神状態で試合に臨むことができます。一方、連敗続きで後がなく、K-1ルール初挑戦のMMAファイターを迎え撃つという、負けが許されない緊張した状態で戦わざるをえない武田。両者の精神状態を比較すると、川尻選手の方が十分に自己のポテンシャルを発揮できるであろうことが予想されます。

また、ジャブで相手を突き放すようなパンチが上手ではなく、フック主体のスタイルである武田ですから、パワーに勝る川尻選手に十分勝機があるはずです。



武蔵vsムサシ

このカードが素晴らしい試合になり、K-1ライトヘビー級という新しいステージを創設するきっかけになってほしいと願います。

両者に体重差はあっても、多分契約体重はフリーとなるのでしょうが、武蔵には90kg程度まで減量して試合に臨むことを要望します。ライトヘビー級まで落とした方が間違いなく面白い試合ができるのだから。

K-1の魅力を再認識できるような試合になってくれると良いなぁ。そろそろK-1グランプリだと言うのに、K-1ファン以外は誰も話題にもしない淋しい状況を打破するきっかけになって欲しいです。

web新のDynamite!!雑感 1(桜庭vs田村、佐藤隆太)

昨日は暖かい一日でした。雨が上がった昼過ぎは、二月に雪が降った後の晴れ間に似た陽気で、早くも“春”を感じ取ってしまいました。

そんな暖かい陽気のせいで、鳴りを潜めていた蚊が再び姿を現しました。私の頭の周囲をプゥンプゥンと飛び回る様は、コメント欄を開放しても下らないカキコミしかできない勘違い格ヲタのようにうざかったです。

そうこうしながら大晦日は近付いて来るわけで・・・。

桜庭vs田村がピンと来ない理由

田村は所属していたUインターを否定して、退団した。有名な「高田さん、真剣勝負してください」発言。

一方の桜庭はUインターに残り、PRIDEへ移行した後も高田を支え続けた。

そんな両極に位置する二人の遺恨試合・・・という見方でよろしいのでしょうか?それとも、さらに深い関係があるのでしょうか?

実は、私にはこの二人の関係が感覚的にピンと来ません。

その理由は、末期のUインターにあまり関心がなかったこと。そして、当時の私はUインターが根本的な部分では旧来のプロレスと何等違いがないものであったことを理解していなかったから、田村が高田に真剣勝負を要求したことに何も感じなかったのだと思います。

2008年の大晦日まであと一月ちょっと。桜庭と田村の対決をもっと楽しめるよう、プロ格ファンの皆さんがお書きになっているブログも含めた各種メディアから情報を収拾し、両雄の心情や背景をさらに理解することに努めようと思います。



佐藤隆太なんて要らない
川藤だかRookieだか知らないけど、こんなタレントに頼らないと数字が取れないのか?情けない格闘技界。

佐藤隆太なんかより桜井隆多選手(元DEEPミドル級王者)をキャスターに起用してはどうか?大晦日の茶の間に衝撃が走ること間違いなし。「なんでこんなマッチョが司会やってんだ?!」みたいな。

あと、サブキャスターの田丸なんとかも邪魔。私はあの魔女系フェイスがダメなんですよ。美人だとは思うのですが、どうも受け付けません。ちなみに桜井隆多選手は田丸のファンだったような?

ワカパイはまぁ、良いだろう。

Dynamite!!か、CrossFireXか!?

ドバイ帰りのweb新です。

ザッピングドットコムの件ではご迷惑おかけして申し訳ありません。また、連絡やアドバイスを下さった方々には重ね重ね御礼申し上げます。

IGFとS-cupも終わり、Dynamite!!のカードが出揃ってきましたが、私はそんなことよりも、自宅でブルーレイビデオを再生する環境をどう構築するかで頭を悩ませております。

私が今年の5月に46型大画面プラズマTVを購入したことは皆さんご存知かと思いますが(そりゃあれだけ書けば誰でも知ってるだろうよw)、未だにDVDを鑑賞するばかりで、ハイビジョン映像はたまにWOWOWを観るくらい。これではせっかくの大画面TVが宝の持ち腐れというものです。

それに12月17日にはこのソフトが発売されます。これはもうブルーレイで観るしかないでしょうよ。

で、具体的にどんなブルーレイ再生環境を構築するかですが、ブルーレイソフトを購入するのは特別なタイトルだけであり、ほとんどがレンタルとなるでしょうから、まずはブルーレイソフトをパソコンのHDDにリッピングするのがベストであることは言うまでもありません。

そして、リッピングしたファイルを仮想ドライブ化し、その映像と音声をHDMIケーブルでパソコンから大画面TVへ出力するという仕組みを作ろうと考えてます。いちいちメディアにコピーするのもねぇ。

そこで問題が2点。

一つは、HDDに取り込んだブルーレイのファイルを仮想ドライブ化するソフトがあるのかどうか?

DVDについてはデーモンツール等を用いることで出来ましたが、ブルーレイでそれを行なえるソフトはいくら探しても見つかりませんでした。ところが、こちらのブログに喜ばしい情報が!Virtual CloneDriveというソフトがバージョンアップして、ブルーレイにも対応するようになっていたとのこと。

これで仮想ドライブ化までは問題なしということで、次は映像と音声の出力です。私はこの手の知識にとても疎くて、パソコンにHDMI端子があればそれでOKなのかと思っていましたが、調べてみるとそうではないらしく、、、。映像は当然HDMI端子から出力できますが、音声は別系統になってしまうパソコンが多いようなのです。

ではどうすれば良いかというと、グラフィックボードに音声を入出力できる機能があれば、HDMIケーブル一本で映像と音声を出力できるそうです。

また、ブルーレイの再生には相当なマシンパワーを要するらしいので、グラフィックボードの追加は必要なことなのでしょう。

ってことで今週末には、HDMIから音声も出力できるグラボ内蔵のメーカーPC(Lavie LC950RG等)を買うのか、BTOパソコンを買うのか、自作するのか、決断しようと思います。何か良い製品等の情報をお持ちの方は、ドバイ帰りと言うのは真っ赤な嘘であると正直に告白しますから、ご助言くだされば幸いです。よろしくお願いします。

さて、Dynamite!!の追加カードが発表されました。武蔵対決と川尻VS武田(ともにK-1ルール)。川尻選手とはアマチュア時代に幾度となく立ち技のスパーリングを行なった私としては非常に感慨深いカードです。

ではっ!

困った時にはいつでもオレを呼びな。アラン黒木です。

そう言えばハッスルの観戦記をまだ書いてませんでした。週末にいろいろまとめて更新します。

地味な選手をどうやって売り出すか?

我々のように毎日格闘技のことを気にかけているような人間と違い、"TVでやってれば見てみる"程度の人間は、どのレベルの選手ならば顔と名前が一致するくらい認知しているのでしょうか?

老若男女に知られているのは、桜庭、吉田秀彦、曙、ボブ・サップ。そんなところでしょうか?

じいさんばあさんには知られていないが、20代〜40代にはかなり認知されているのが、ホンマン、シュルト、秋山成勲、山本KID、ミルコ、ヒョードル、武蔵、ピーター・アーツあたり?

さらにその下、格闘技雑誌をたまに立ち読みするくらいの人には知られているのは、宇野薫、バダ・ハリ、五味、三崎、ジョシュ。

川尻、石田あたりは微妙でしょうね。宮田あたりはもっと厳しい。

そんな茨城出身者の知名度を上げるため、TBSの朝ズバを活用するのはいかがでしょうか?

例えば「根本くん」(byみのもんた)が屋外で天気予報をやっている後方で、鞍馬天狗の格好をしてチャンバラをやるとか。それを見たみのさんが、

「ちょっと、何あれ?後ろの鞍馬天狗?何?え?あれ、川尻選手じゃないの!?DREAMの。えーーっ?他にも、、、茨城からぁ、みんな来てるんじゃないのぉ」

え?それはウィッキーさんのワンポイント英会話に乱入したビートたけしと高田純二だろうって?スンマセン

知名度不足と言えば、Dynamite!!と同じく大晦日にタイトルマッチを行う坂田健史にとっても課題となっているはずです。

大晦日に坂田というのは、ちょっと弱過ぎるような気がしますよね、私のような一般視聴者から見ると。人物像もかなり地味な印象ですし。

そんな坂田をもし私がプロデュースするならば、とりあえず『さんまのからくりTV』で替え歌でも歌わせてみます。


Boy Meets Girl 対っ戦相手 何かを飲んで苦しんでるぅ〜
Fall in Love ロマンスの神様 金平でしょうか〜

過去の大晦日を振り返る。そして今年は・・・

1ea31a14.jpg今年も大晦日恒例の格闘技イベント『Dynamite!!』が開催されることが正式に発表されました。

そこで今回は過去の大晦日格闘技イベントを振り返ってみました。何の意味があるのかは、書いてる私自身もよくわかりません。

2000年大晦日

第1回猪木ボンバイエ(大阪ドーム)
私の結婚生活は、猪木ボンバイエとともにスタートしたと言っても過言ではありません。この年の秋に結婚した私は、軽微な新婚旅行としてその年の大晦日に開催された第1回猪木ボンバイエを会場観戦したのです。

試合の中身は特筆すべきところはなく、格闘家のプロレスごっこを見せられただけでした。

イベントの最後に撒かれた猪木餅は、かろうじて1つゲット。妻に男らしさを見せることが出来ました。



2001年大晦日

第2回猪木ボンバイエ(さいたまSA)
この年の大晦日も第2回猪木ボンバイエを会場観戦。バンナに勝利して娘を肩車する安田劇場に胸を打たれたファンも多かったでしょう。他は、ミルコvs永田、高田とベルナルドのお見合い等。K-1ファイターがPRIDEルールに挑戦するようなコンセプトの大会でした。

恒例の撒き餅は救急車が出動するほどの大騒乱状態に陥り、小心者の私は餅を諦めましたが、混乱から抜け出てきた妻の手中には2つの猪木餅が!



2002年

Dynamite!!史上最大の格闘技ワールド・カップ SUMMER NIGHT FEVER in 国立(国立競技場)
大晦日恒例となっているDynamite!!ですが、その初回大会は02年8月に開催されました。

○ ヴァンダレイ・シウバ vs. 岩崎達也 ×
○ アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. ボブ・サップ ×
○ 吉田秀彦 vs. ホイス・グレイシー ×
○ ミルコ・クロコップ vs. 桜庭和志 ×
ほか

この頃はまだ「ボブ・サップ、恐るべし」という印象でした。ミルコは桜庭を病院送りにし、さらに上昇気流に乗りました。



2002年大晦日
第3回猪木ボンバイエ(さいたまSA)
Dynamite!!の流れを受けて、かなり充実した内容。

× 中邑真輔 vs ダニエル・グレイシー ○
× 藤田和之 vs ミルコ・クロコップ ○
○ 吉田秀彦 vs 佐竹雅昭 ×
○ ボブ・サップ vs 高山善廣 ×
ほか

K-1ルールの試合ではアビディがランペイジに判定負けするという失態を演じました。



2003年大晦日
この年の大晦日は、日テレでボンバイエ、TBSでDynamite!!、フジでPRIDE男祭りが放映されました。こんなことは二度とないでしょうね。

猪木ボンバイエ(神戸ウイングスタジアム)
○ ジョシュ・バーネット vs. セーム・シュルト ×
○ ステファン・"ブリッツ"・レコ vs. 村上和成 ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. 永田裕志 ×
ほか


Dyanamite!!(名古屋ドーム)
○ 須藤元気 vs バタービーン ×
○ 成瀬昌由 vs ヤン・"ザ・ジャイアント"・ノルキヤ ×
○ 中尾芳広 vs ダビド・ハハレイシビリ ×
− アレクセイ・イグナショフ vs 中邑真輔 − (ノーコンテスト)
○ 藤本祐介 vs フランソワ・ボタ ×
○ フランシスコ・フィリォ vs TOA ×
○ アーネスト・ホースト vs モンターニャ・シウバ ×
○ ボブ・サップ vs 曙 ×
ほか

K-1ルールではフィリオとホーストがしょっぱい試合をしてくれちゃいましたが、サップと曙が補って余りある素晴らしい試合を魅せてくれました。通ぶった輩だってサップvs曙に一番興奮したんでしょ?自分に嘘はつけませんよね。


PRIDE男祭り(さいたまSA)
△ ホイス・グレイシー vs. 吉田秀彦 △
○ ダニエル・グレイシー vs. 坂田亘 ×
○ 近藤有己 vs. マリオ・スペーヒー ×
○ アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ vs. 桜庭和志 ×
ほか

吉田だけで持ったような大会。近藤は頑張った。ホジェリオvs桜庭は大晦日に相応しくない地味〜な試合展開の末に桜庭が判定負けするというありえない結末。



2004年大晦日
猪木ボンバイエは03年で終了。この年から06年までの3年間はDyamite!!とPRIDE男祭りが競い合う形に。

Dyanamite!!(大阪ドーム)
○ ボビー・オロゴン vs シリル・アビディ ×
○ 秋山成勲 vs フランソワ・ボタ ×
○ 魔裟斗 vs 山本"KID"徳郁 ×
○ 藤田和之 vs カラム・イブラヒム ×
△ ボブ・サップ vs ジェロム・レ・バンナ △
○ ホイス・グレイシー vs 曙 ×
ほか

秋山成勲とボビーのデビュー戦、魔裟斗vsKID、ホイスvs曙など、大晦日らしい賑やかな大会。


PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ 瀧本誠 vs. 戦闘竜 ×
○ ルーロン・ガードナー vs. 吉田秀彦 ×
○ ミルコ・クロコップ vs. ケビン・ランデルマン ×
○ 五味隆典 vs. ジェンス・パルヴァー ×
○ マーク・ハント vs. ヴァンダレイ・シウバ ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ ×
ほか

こちらも負けずに豪華なカードでした。瀧本のデビュー戦。ガードナーは淡々と吉田に判定勝利。ミルコがランデルマンにリベンジ。



2005年大晦日
Dynamite!!がPRIDEとの視聴率戦争に敗北。

Dyanamite!!(大阪ドーム)
○ 大山峻護 vs ピーター・アーツ ×
− 中尾芳広 vs ヒース・ヒーリング −(中尾の「キス魔」襲名試合)
○ 武蔵 vs ボブ・サップ ×
○ 魔裟斗 vs 大東旭 ×
○ セーム・シュルト vs アーネスト・ホースト ×
○ ボビー・オロゴン vs 曙 ×
○ 山本"KID"徳郁 vs 須藤元気 ×
ほか

ちょっとカードが弱い。視聴率低迷はレコ大の影響ばかりではなかったでしょう。


PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネット vs. 金子賢 ×
○ 菊田早苗 vs. 瀧本誠 ×
○ エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs. パウエル・ナツラ ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. ズール ×
○ 五味隆典 vs. 桜井"マッハ"速人 ×
○ 桜庭和志 vs. 美濃輪育久 ×
○ マーク・ハント vs. ミルコ・クロコップ ×
○ 吉田秀彦 vs. 小川直也 ×
ほか

これらのカードを見ると“PRIDE絶頂期”って感じですね。菊田vs瀧本は判定でもかなり面白かったように記憶してます。メインでは吉田が完勝し、ハッスルポーズを拒否。



2006年大晦日
格闘技界の一大事件が起きた日となりました。

Dyanamite!!(京セラドーム大阪)
○ アンディ・オロゴン vs. 金子賢 ×
○ ジャイアント・シルバ vs. 曙 ×
○ チェ・ホンマン vs. ボビー・オロゴン ×
○ 魔裟斗 vs. 鈴木悟 ×
- 秋山成勲 vs. 桜庭和志 -
ほか

ボビーや金子賢ら芸能人、そしてホンマンや曙などのキワモノ抜きでニッポンの大晦日は考えられません。秋山vs桜庭については今更何も書くことはないでしょう(K-1心中の秋山関連エントリー一覧はこちら)。


PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ 田村潔司 vs. ミノワマン ×
○ 五味隆典 vs. 石田光洋 ×
× 吉田秀彦 vs. ジェームス・トンプソン ○
× ジョシュ・バーネット vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ ○
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. マーク・ハント ×
ほか

最後の男祭り。PRIDE崩壊を暗示するかのような低調なカードが多かったように思います。



2007年大晦日
旧PRIDE運営陣が、ライバルだったFEGにサポートされるという間抜けな形で『やれんのか!』を強行開催しました。

Dyanamite!!(京セラドーム大阪)
○ 立川隆史 vs. 井上由久 ×
○ メルヴィン・マヌーフ vs. 西島洋介 ×
○ ズール vs. ミノワマン ×
○ 田村潔司 vs. 所英男 ×
○ 雄大 vs. HIROYA ×
○ 武蔵 vs. ベルナール・アッカ ×
○ 魔裟斗 vs. 崔龍洙 ×
○ ボブ・サップ vs. ボビー・オロゴン ×
○ 山本"KID"徳郁 vs. ハニ・ヤヒーラ ×
○ 桜庭和志 vs. 船木誠勝 ×
ほか

すごい豪華。


やれんのか!(さいたまSA)
− 三崎和雄 vs. 秋山成勲 −
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. チェ・ホンマン ×
○ 青木真也 vs. チョン・ブギョン ×
ほか

前年同様、一番話題になったのは秋山でしたね。



2008年大晦日
過去8年間の大晦日等を振り返ると、印象に残っているのはやはり曙やサップ、ホンマンのキワモノ系、秋山の事件、魔裟斗vsボクシングの異種格闘技風味、あとは最後のボンバイエでファンがリングになだれ込んだことでしょうか。やっぱり大晦日にはお祭り騒ぎが相応しいのでしょう。

FEGがK-1もMMAも牛耳る形となった2008年は、Dynamite!!が例年以上の大きな規模で開催されることが決まってます(会場はさいたまSA)。

一時は柔道の石井慧がデビューするなんて話もありましたが、果たして目玉となる新規人材は投入されるのか?また、既存の選手でどれだけ興味深いカードを組めるか?

また、1月4日には『戦極』がさいたまSAでニューイヤーイベントを開催することが決定しています。DREAMとの間で人材交流は行われるのか?

私の予想としては、Dynamite!!の出場予定選手に名前が無かった秋山成勲が1・4で吉田秀彦戦を行うんじゃないかなと思ってます。

大晦日のゴールデンタイムに出せる顔か?その程度の顔を出すか?

前回の鈴木悟に関するエントリーはコメント欄がひとり歩きするような形で盛り上がってますが(苦笑)、ボクシングとK-1、あるいはボクシングとその他の格闘技との関係ってのは理屈じゃないと思いますね。

さて、大晦日Dynamite!!の公開記者会見が先週土曜日(18日)に行われました。そこで発表された内容は、とりあえず開催決定の報告と、従来の選手+しょっぱい奴らが出場しますよ〜ってことのみ。目玉となるような選手やカードの発表は一切ありませんでした。

会見に出席した選手の中には、よくのこのこと顔を出せるなぁって人もチラホラ。

大晦日のゴールデンタイムに地上波放映されるわけですからね。どこかの馬鹿みたいに「僕の試合は地上波ではカットされるでしょうね」なんて低い意識ではなく、自分が格闘技界の命運を握っているんだくらいの決意で試合とプロモーションに臨んでほしいと思います。

まずは自分の知名度、自分がどれだけの数字を持っているのかをよく省みてほしい。現実は、K-1や総合の選手が束になっても内藤vs亀田の半分の視聴率しか稼げていないのです。それを自覚するところからスタートしてほしい。

旧来の格闘技マニアに支持されているだけなのに、何かひどく勘違いしてそうな選手もいますからね。ホント、いい加減にしてほしいです。

私は視聴率至上主義ではありませんが、大晦日のゴールデンタイムで放映されるわけですから、数字として結果を出さねばならないのは当然のことですよ。とてもじゃないが現時点ではゴールデンタイムの顔ではない選手たちには、これからの2ヵ月半、頭を使い、あの手この手で自分を売り出してほしいと思います。

web新が問う「ダッチムエタイはお好き?」

「web新は視聴率至上主義」なんてコメントがありましたが、前にも書いたように、K-1やPRIDEによる格闘技ブーム以降にこっちの世界に足を踏み入れた人間に、玄人ヅラして「視聴率至上主義に警鐘」なんて言われる筋合いはないですよ。

勘違いしないでください。私は、ブームに乗って格闘技を見るようになった人すべてを見下しているわけじゃありません。私が言いたいのは、あなた方は何がきっかけで格闘技を見るようになったのか、それを忘れないでほしいということ。

K-1やPRIDEのような話題が豊富でタレント揃いのイベントがもし存在しなかったら、あなたは格闘技ファンになっていたの?キックや修斗だけの時代、あなたは格闘技なんて見向きもしなかったんでしょ?

日本国内で面白い大会が開催されなくなったら終わりですからね。どんどん商業規模が小さくなり、地味な興行しか打てなくなる。TV中継はなし。

K-1も「グローバル化」という建前で海外に逃避し、細々と開催。これが一番怖い。玄人気取りの方々だって、ダッチムエタイなんて本当は興味ないんだから。今はK-1というフィルターを通しているからワイワイ騒いでいるだけでね。

ここで質問です。次の2つの大会が同時にTVで中継され、あなたはどちらか片方しか視聴することができません(ビデオ録画不可)。さて、どちらを視聴しますか?

1.Dynamite!!
田村潔司vs秋山成勲(DREAM)
桜庭和志vs中邑真輔(DREAM)
石井慧vsミルコ・クロコップ(DREAM)
バダ・ハリvsジェロム・レ・バンナ(K-1)
山本KIDvs大月晴明(K-1)
魔裟斗vs前田宏行(K-1)

2.ダッチムエタイ祭
エロール・ジマーマンvsアゼム・マクスタイ
アティラ・カラチvsフレディ・ケマイヨ
ビヨン・ブレギーvsカタリン・モロサヌ
ポール・スロウィンスキーvsセルゲイ・グール
アンディ・サワーvsジョージオ・ペトロシャン
ドラゴvsニッキー・ホルツケン

『やれんのか!』雑感 2元中継、マッハvs長谷川

子供に布団を独占され、背中が冷え切った状態で目を覚ましたweb新です。

背中が寒ければ無意識のうちに自分の方へ布団を手繰り寄せるはずなのですが、子供に寒い思いをさせてはいけないと大脳が働いてくれてるんでしょう。

あと、以前に「奥さんは子供の世話をしないのか?」という質問を頂戴しましたが、妻は病気療養中の親を看護するために実家へ帰省しているのです。決して育児放棄しているわけではございません。

と言うわけで恒例の早朝更新です。

JZ.カルバンvs青木真也

この(格闘技ファンにしてみれば)黄金カードが『やれんのか!』で組まれたことで、大晦日の『Dynamite!!』が2元中継になる可能性が出てきました。大阪ドームからの中継に、さいたまSAで行われるこの試合を差し込む形です。

谷川EPによると現時点ではTBSとの調整は行われていないとのことですが、ダラダラしてしまいがちな長時間中継のアクセントになるというメリットはあってもデメリットは見当たりませんから、2元中継は実現濃厚と見てよいでしょう。

格闘技イベントの2元中継なんて、いかにも大晦日らしいダイナミックな仕掛けですよね。完全な生中継ではないのでしょうが、『Dynamite!!』の何試合目かが終了した直後にさいたまの特派員から「谷川さん、谷川さん!こちらではたった今からカルバンvs青木戦が行われようとしています!!カメラを切り替えてもらってよろしいでしょうかーーーっ!?」みたいな煽りがあっても悪くないような。

さらに、噂されているヒョードルvsホンマンがもし実現するならば2元中継もさらに意義深いものになるでしょうが、差し込まれる形のヒョードルvsホンマン戦を上回るカードを『Dynamite!!』で組むことが出来るかどうかが問題です。あくまで中継のメインは大阪ドームですから、他所で行われる試合が大トリでは格好がつかないでしょう。

2元中継とは直接関係無いですが、もう1試合、桜井マッハvs長谷川秀彦も決定しました。このカード、私的にはマッハに損なカードじゃないかと思いました。

長谷川はこのところ上り調子の選手であり実力者でもある割にはネームバリューが足りません。

一方のマッハは、大変失礼な言い方になるかもしれませんが、DEEPでの長南戦以降、ずっと下り坂な気がして仕方が無いのです。打撃も寝技も決定力不足。年齢的な心配もあります。

序盤のコンタクトで長谷川が打撃の対処に失敗しなければ、このカードの結末はどう転ぶかわからないと思います。

プロの凄みを教えてくださったマッハを私は応援します(具体的に書くとまた「鼻に付く」とか言われるから控えめに。オホホ)。

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0de378d0.jpg〔今日の食〕
私がダイエット中であることは、皆様ほとんど忘れ去っておられることと思いますが、シス卿の如く水面下で粛々と実行しておりました。軽い運動と食事制限を継続中なのです。

通常、お昼はコンビニのサラダを食べる程度なのですが、昨日は空腹感が強かったので、ミニストップのチーズサンドイッチを食べました(画像参照)。これがまた押し付けがましいほどのチーズ三昧。余程のチーズ好きでもなければ持て余しますよ。ちょっとした巨乳好きでは手に負えない爆乳みたいな感じです。

午後は胸やけに苦しみました。

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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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