高橋和生

評論家気取りではない素人格闘家が綴る『戦極』TV観戦記

フェンシングのお兄ちゃんの件で、私への批判コメントが寄せられた途端、にわかに強気になって追従コメントを書き込んだヲタが何人かいますね(苦笑)

常連さんからの批判コメントはしっかり受け止めてますが・・・

「久々にコメント欄が賑わってるね」と嫌味を言ったつもりでいる香具師もいますが、素性がバレバレですよと。そーゆーこと書く香具師ってのは、自分でも格闘技ブログを持ってるんです。評論家気取りで二次的三次的情報を垂れ流すブログを。しかし、1日のアクセス数が10pv程度でコメントもまず寄せられない。

そう言えば、昨年でしたか、批判コメントを書きこんだ人に対して、「自分でもブログ書いてるんだろうから、隠してないでリンクさせてみろ」とレスしたら、案の定、自分の格闘技ブログを持っており、そのURLをコメント欄にリンクしてきました(笑)

しかし、そいつが立派なのは、捨てハンで逃げずに自分のブログを堂々と私の前に曝け出したこと。そのブログの内容は特にどうってことないものでしたが、自分のブログを公開し、(圧倒的な認知度の差はあれど)同じ立場に立って反論した行動は評価せずにはいられませんでした。

ま、私が何を言いたいかと言うと、下手なブログは休むに似たりってこと。くだらない内容しか書けないのに、それを自覚してないから、人気あるいはアクセス数のあるブログが憎らしく思えてしまうのです。なんで俺の方が良いこと書いてるのにー!みたいな。妬みはダークサイド転落への第一歩。

さて、遅ればせながら『戦極〜第四陣〜』のTV観戦記です。録画したDVDを借りて見たわけですが、DVDの持ち主の話では、DREAMに後れを取っていた分を挽回するほどの面白さということだったので、私はかなり期待して見た訳です。なので、ちょっと肩透かし〜みたいな。

でも、第1試合は萌えましたね。主催者の熱い期待を裏切ることなく、高橋が壮絶に散ってくれました。

ただ、主催者もまんざら鬼ではなく、寝技に難ありのオーフレイム兄ならば高橋でも勝てるかも・・・という淡い期待も込められていたはず。と言うわけで、この第1試合はどっちに転んでも主催者には美味しいカードだったわけです。

結果としてはやっぱり高橋が“約束の膝”で一発KOされてくれました。食傷気味にならぬうちに新機軸を展開してほしい。だって、線路が続くようにいつまでもいつまでも高橋がKOされるシーンを見させられたのでは、さすがにこっちも飽きると思いますから。

瀧本は攻め込まれながらもアームロックを狙うなど見せ場を作った。瀧本はいかにもボクシング特訓をしてきましたって感じで速いパンチを打ってましたが、パンチが自分のものになってない。例えば重心が思い切り後ろにかかったような状態でも、相手の攻撃を見切ってパンチを繰り出せるかが大切。常に自分に都合の良い体勢で攻撃できるとは限らないのだし、外人を相手にするとパワーで押されるケースが多いですから、不利な体勢になると強いパンチが打てなくなるようでは困るのです。

ところでトリッグってあんなに体が大きかったですか?全盛期のトリッグをKOしたマッハって、ホントに強かったんですね。その当時のマッハとスパーリングやらせてもらった私ですが、全く歯が立たなくて当然ですね(鼻についたかしらん?)。

あと思ったのは、戦極に参戦している外国人選手の華の無さ、個性の無さ。白人系統の選手を大別すると、細身のハゲ系、頭髪からモミアゲ、アゴヒゲまで繋がってるむさ苦しい系、目の落ち窪んだ地味顔のヒライケンジ系、以上の3タイプになるんじゃないでしょうか?

グラハムを一蹴したリンボン。序盤はエンジンがかからず、総合格闘技入門みたいなビデオ教本で覚えたような、タックルのフェイントからパンチを繰出すギコちないコンビネーションを披露してましたが、最後はキッチリと一本で決めてくれました。相手が相手だから実力の程はまだまだ判りませんけども。

そしてライト級GP。

グラバカの横田は、「五味に勝てるのは俺だけ」とか言ってましたが、勝てるかどうかはさて置き、五味のように銭が取れるファイターにはなれないでしょうね。

試合前日から舌戦を繰り広げていた廣田は、何とかKOできた感じ。左ボディブローのフェイントから右のパンチを狙うコンビネーションを多用していましたが、フェイントだからって強打する必要が無いわけは無い。言い方を変えれば、もっと強い左を打てれば右も活きてくるのです。とは言え、試合経験の無いブロガー諸君が語るほど(なんで語れるんだ?w)、強い左ボディブローを打つことは容易ではありません。このweb新でも、左ボディブローでKOしたことは1度しかありませんからp(^^)q

五味は相手に粘られた。スーファンのボクシングテクニックに手を焼いた結果。やはり速くて強いジャブが打てるってのは強みですよ。

そして北岡先生。えぇ、誰に何と言われようと先生呼ばわりさせてもらいますよ。

入場する際の歩き方からして、他の選手とは二味違う。他の選手はピョコピョコと歩くだけで、まるで鉱夫が炭坑に向かって宿舎から出て来たような艶の無さ。

ホント、プロの選手はセルフプロデュースが大切ってことですよ。

そして試合も、自ら下に潜ったと思ったら、電光石火のヒールホールドで一本勝ち。飛び級でいきなり五味とやらせたいくらいの圧倒的な強さ。

ライト級GP準決勝は、北岡vs廣田、光岡vs横田になるような気がします。全員日本人ですが、ハゲかヒライケンジ風の外人ばかりなら、いない方が良い。

以上で観戦記は終わりです。「評論家気取りだろがっ」なんてコメントが寄せられそうですが、あくまで私の実体験に基づく感想を書いてるだけですから。

実体験・・・。新たに記事を更新しなかったこの数日間にも、一日平均1000pvのアクセスをいただいたK-1心中の人気の秘訣はそこなんでしょうね。

故に、誰が゙打倒K-1心中゙を掲げても、それを達成するのは無理なんです。バブッ♪

『戦極 第三陣』の見所

04293a77.jpg地元のコンビニで“スナックスライスを買い占める男”と呼ばれているのではないかと気になる今日この頃のweb新です。

本日は『戦極 第三陣』ですが、未だにスカパー未契約の私は、録画DVDを借りての深夜観戦となります。ぷふん。

さて、今回の戦極はあまり興味深いカードがラインナップされていませんが、その中から楽しみを見つけるのがファンの務めです。

『別冊・プロレス昭和異人伝』のこちらのエントリーをぜひお読みいただきたい。とは言っても『K-1心中』をお読みくださっている賢明な格闘技ファンの方々であれば、すでにチェック済みでしょうか。

かつてのPRIDEのように、全試合がメインイベント、すべてのイベントが爆発的な盛り上がり。まさにバブルのように膨れ上がり、最後は外資に吸収され、弾け飛んだ。そんなPRIDEを基準に考えたら、これからのすべての格闘技イベントが物足りなく感じてしまいますよ。

昭和のプロレスファンである私でさえ、PRIDEには毒されました。でも、昭和の時代を思い出せばいい。メインが猪木vsバットニュース・アレンであっても、次週に、次のシリーズに期待して、ワールドプロレスリング中継を欠かさずに見続けたのです。

美人の顔は三日で見飽きると言いますが、まさにその通りじゃないですか?例えば浜崎あゆみみたいな人工的な美人顔なんて1日も見てたら嫌気が差すでしょう。逆に、くわばたりえが眼鏡の奥に時折垣間見せる色気の方に男は惹かれるものなのです。

と言うわけで『戦極』のカードを見てみますと、見方によってはいきなり第1試合から面白そう。

人喰い義生もとい高橋和生vsファビオ・シウバ。高橋が性懲りも無くまた負けるのかというネガティブな興味は誰もが抱いているんじゃないですか?レスリングとボクシングの中途半端な組み合わせでは、生き馬の目を抜くような勢いの現在のMMAでは生き残れない。一方のファビオ・シウバは、偽ヴァンダレイでお馴染みの選手。HERO'Sではユン・ドンシクとマヌーフに完敗してます。両者ともスタンドのパンチに活路を見出す割にはパンチでKOされることも多い選手ですから、私のような素人ファンでも楽しめる大味な試合を期待できるでしょう。

第2試合に登場するホドリゴ・ダムは、五味への第1コンテンダーとして扱うべき強豪。アブダビコンバットのブラジル代表になるほどに寝技が強い上に、打撃の強い雷暗暴をパンチでKOするなど、立って良し寝て良しの、島袋浩ばりのオールラウンドファイターです。五味としてはやりたくないタイプじゃないでしょうか?それゆえに、圧倒的な強さで勝利したダムが五味への挑戦権を一気に手繰り寄せるような展開に期待してしまいます。

第3試合でチェ・ム・ベと対戦するマーシオ“ペジパーノ”クルーズは、03年の第5回アブダビコンバットで、ミルコに寝技を指導していたファブリシオ・ヴェウドムに一本勝ちしてます。ただ、第6回大会ではヴェウドムにリベンジされ、また、ガブリエル・ゴンザガやジェフ・モンソンに負けているあたり、かなり微妙な実力と言えるでしょう。チェの微妙なタフネスぶりと相まって、ぐだぐだ試合になるかもしれません。

間を飛ばして、セミの藤田vsトラビス・ビューは、本格的なレスラー同士の試合。見所は、『別冊・プロレス昭和異人伝』のこちらのエントリーをご参照ください。

メインの吉田vsモーリス・スミスは、なぜレジェンドと呼ばれているかをスミスが体現するような試合になれば良いですね。

吉田は今回、夏を先取りして“清涼柔道着”を着用して試合に臨むようです。プロデビュー間もない頃は、「吉田はアイデンティティとして柔道着を着続けているのだ」などと、玄人気取りの一部のファンに神格化されていましたが、その後は半袖に軽量化など、柔道着の美味しい所取りをする醜さだけが目立ち、「ローキック対策として防御用パッドを仕込んでいるのではないか?」という疑惑の声が上がるほどでした。

半袖柔道着ほど格好悪いものはないですよ。

異種格闘技戦の時代ならばアイデンティティの表現としての柔道着も良いでしょう。しかし、総合格闘技が一競技として確立されつつある現在において、柔道着の着用は許されるべきものではないと思います。

かと言って裸の吉田を見たいとも思わない。むしろ、襟や袖を武器にする吉田を見たい気もします。特に今回のスミス戦は柔道着がものを言うんじゃないでしょうか?

ここは一歩譲って、「柔道着は吉田で最後」にしてほしいと思います。

以上、『戦極 第三陣』の見所を私なりに書いてみました。皆様の参考になれば・・・みたいな、ブロガーにありがちな思い上がりはございません(笑)

他にも菊田や三崎も登場しますし、けっこう楽しめる大会になりそうです。最後にもう1つの見所ですが、前回大会でジョシュが提示した戦極ポーズが今大会にも承継されるのか?ハッスルポーズを拒否した吉田が、笑顔で「一、十、百・・・」なんて始めたら面白いですね。

またおって(・∀・)/ (←私は梅木ブログからこれを承継しました)
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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