階級

佐藤嘉洋は階級を上げるっきゃない!

石井館長がスイス入りして新たなK-1を立ち上げる準備に入っているらしい。

アジアとヨーロッパを中心に国際K-1連盟を立ち上げ、各国代表を決める予選大会を踏んでのK-1GPを2012年に開催する予定だそうだ。

正式発表があってから喜びたいと思うが、国際K-1連盟“FIKA”に(笑)マークが付かなくなるまで応援したいと思います。

さて、K-1と言えば佐藤嘉洋が悩んでいるらしい。

どうすれば人気が出るか。

自分はどのようなキャラで売り出せばよいか。

さすが、ムエタイという競技ではなく人気スポーツエンタメのK-1を選んだ男らしく、どうすれば売れる選手になるかを模索している。

ではまず、佐藤の今後について考える前に、これまでの佐藤の何がダメだったのかを考えてみたい。

一言で言えばインパクト不足。具体的に挙げると・・・

問題点
1.外人よりも体がでかいから判官贔屓されない。

2.外見も普通。雰囲気が暗い。

3.ミルコの左ハイやバンナのパンチのようにインパクトのある技がない。

4.愛を知る県云々がどうでも良い。

だったら、過去に私が佐藤に直接提案してはねつけられたプランを今こそ実行する以外にない。階級を85kg級くらいに上げることだ。

そうすれば前述の問題点は全て解決されるのだ。

1.マヌーフと試合してみなさいな。渦中の九電社長だって身の乗り出して応援するよ!

2.逆境に立ち向かう男には自然と色気が出てくるものだ。

3.地味技のローキックは最小限にしてハイキックとパンチを強化しろ!

4.マヌーフと試合したら「愛を知る県」なんて馬鹿言ってる余裕は無くなるだろう。逆にその状況でそれを言えたら支持されるかも?

いかがでしょうか?

70kgという階級は捨て難いだろうが、武者修行に出る感覚で重量級の荒波に揉まれてみてはいかがだろうか?そこで一定の結果を出してから70kgの頂点を目指せば良いのだ。

そう簡単に言うな!とか言われそうだが、私のプラン以外に佐藤嘉洋を世に出す手段があるならば教えて欲しいって。


やってやるってーーーっ!!



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『CAGE FORCE』の゙安全計量゙について

4月25日に開催された『CAGE FORCE』は、メインイベントで弘中邦佳と戦う予定だったマーカス・ドナヒューが体重超過で失格になり、メインイベントが中止になるという異例の事態となりました。

私はこの一件について公式サイトの“顛末書”を読んでみたのですが、かなり不可解な気分になりました。

ドナヒューは前日計量をパスできず、試合当日に再計量した結果、体重が74kgということでライト級の規定体重70.3kgを大きく上回り失格になったわけですが、『CAGE FORCE』では安全計量という名目で全ての選手が試合当日に再度計量をすることになっており、そこで計量した弘中はライト級[当日]規定体重の77kg未満だったとのことで、もしドナヒューが当日に70.3kgをクリアしていたならば、当日計量後の回復分を見込んだとしても、ドナヒューが相当のウェイトハンデを背負って試合をすることになったのです。

これでは安全どころの話ではないでしょう。

たしかに計量前の数日間で急激に減量した選手は、計量をパスした後に効率的に飲食物を摂取することで大幅にウェイトを戻し、試合当日には10kg近くも増えているなんてケースも少なくないでしょうから、それを抑制する意味での当日の安全計量は良いことだとは思います。しかし、今回のように一方の選手が前日計量をクリアできずに当日計量となると、その安全性に矛盾が生じてしまうんじゃないでしょうか?

前日計量をパスできなかった選手が自業自得であるとも言えますが、規定体重を超過した選手は絶対に試合に出さないという強い姿勢を打ち出す厳格なイベントであるからこそ、そこら辺の安全性にもさらなる慎重さが求められると思います。

゛ブンブン丸゛藤本祐介がK-1MAXに転向か?

ac619a62.jpg世界超人選手権のニュースを今朝の朝ズバで知って驚いたweb新です。

前回エントリー、佐藤の敗戦についてたくさんのご意見を頂戴しました。皆さん、佐藤には期待していた分、落胆も大きかったのでしょう。

また、佐藤の試合について考えることは、同時にK-1という格闘技イベントの在り方について考えることでもあることがわかりました。

K-1の在り方について考えることは当blogの最大のテーマですので、これについては近いうちに何かしらの提案という形でエントリーさせていただこうと考えております。

さて、ここしばらくは豚インフルエンザのニュースばかり耳にしますが、それに関する格好でこんなニュースも飛び込んできました。

メキシコから帰国した亀田和毅は、国内では昨年12月以来となる次戦(5月30日、東京・江戸川区スポーツセンター)に向けて順調な仕上がりを強調した。雲林龍広(勝又)と初の日本人対決が実現するだけに、「調子はいいし、いい試合をして勝ちたいな」と意気込んだ。今月11日にメキシコで試合を行った後には39度の発熱を訴えたこともあったが、「あれは疲れが原因」と説明していた。

実際に和毅が高熱を出したとは思いません。

しかし、豚インフルエンザというこの上無い時事ネタに絡むためには、メキシコから帰国した事実だけでなく、熱が出たことを加味した方が、大衆から注目されることは間違いありません。

目立てるチャンスは逃さない。他のボクサーやプロ格闘家の諸君にも見習ってほしいですね。

ここしばらく名前を聞かない゛ブンブン丸゛藤本なんかも、ここぞとばかりにメキシコへ渡航するくらいやってほしいもの(もしくは名前を遊助に変えるとか)。

そう言えば藤本が70kg台まで体重を落としているとの怪情報が当blogのコメント欄に書き込まれたことがあったのを思い出しました。

事の真偽は未確認ですが、まさか藤本がMAX転向!?もしくはDREAMウェルター級参戦!?

だとしたら、格闘技ファンとしては豚インフルエンザなんて問題にならないビッグニュースですよね。

また、私はかねてから「藤本はヘビー級では通用しない」と言い続けてきましたので、藤本が減量していることが事実であり、その受け皿となるステージがあるのならば喜ばしい限りです。

一方で、アマチュア時代の藤本の体を目の前で見て、ヘビー級転向をあっさりと諦めた経緯のある元格闘家の私としては(お茶飲み程度の格闘技歴ですが)、一抹の寂しさを感じなくもない話です。

web新のK-1横浜大会展望 〜K-1ファンを育てたい〜

横浜大会は毎年驚くような試合の連続で、K-1ワールドシリーズでは最も期待できる大会なんですが、今年はいきなりエース級のバダ・ハリのドタキャンという激震に見舞われました。

同時にヘビー級王座決定トーナメントにエントリーされていたルスラン・カラエフの欠場も決まり、さらには同しくトーナメントにエントリーされていたハリッドも欠場となりました。

この穴を埋めるべく、前日になってセーム・シュルトの緊急参戦。これを「K-1愛」という美辞麗句で飾り立てる主催者ですが、滑稽の一語に尽きますね。いつものことですが。

滑稽と言えばヘビー級トーナメントの顔ぶれです。

メルビン・マヌーフ 177cm 91.5kg

前田慶次郎 183cm 99kg

グーカン・サキ 182cm 99.3kg

タイロン・スポーン 188cm 89kg

上記の身長と体重はK-1公式サイトのデータベースから引用しました。

いかがでしょうか?この体格。相当に小粒です。80kg級の階級でベストのパフォーマンスを発揮できる4選手で争うヘビー級トーナメントを滑稽と言わずに何と言えばよいのでしょうか?

これら4選手を個々に見れば素晴らしい逸材ですので、このように強引な枠の中にはめ込まざるを得ない現状を憂います。口が酸っぱくなるようですが、ライトヘビー級の新設を早急に行うべきであると提言します。

実際、谷川EDもライトヘビー級新設を公言してたんですけどね。裏番組の「ごくせん」を警戒しているような体たらくですから、彼には期待しない方が良いでしょう。

さて、最後にメインイベントのレミーvs.アリスターについて一言。

アリスターの「K-1より総合の方が強い」発言は、盛り上げるために主催者がそう言うよう仕向けているのでしょうが、非常にナンセンスな考え方です。

K-1と総合との対抗戦というアングルから見えてくるべきものは、どちらが勝ったとか負けたではありません。K-1の技術や戦術の行き詰まりを総合格闘家との対戦によって露にし、K-1をより高いレベルで成熟させるための革新の機会としなければならないのです。

今日の試合でもしレミーが勝てば、大晦日にだんまりを決め込んだK-1ファンも「K-1のレベルが低いなんて誰が言った!?」みたいに、文字通り鬼の首を獲ったように大騒ぎするでしょう。そのような就学前児童レベルの考え方のK-1ファンを、私はこのブログを通して正しい方向に育てていきたいと思います。

郷野聡寛はDREAMウェルター級の救世主

前回エントリーで、DREAMは何が何でも郷野を獲得するべき!と書きましたが、それに対して疑問を唱える方がいるならば、まず郷野の魅力とは何かを考える必要があります。

郷野は一昨年からUFCで戦っていましたが、実力のある郷野とは言えども欧米の実力者ばかりを相手に試合をさせてはその持ち味を存分に発揮できるわけがありません。現に、デビュー戦は華々しくサブミッションで勝利を飾りましたが、それ以降は完全な尻すぼみになってしまいました。

実力者同士の対戦は、観客を唸らせるようなテクニカルな試合に昇華できれば最高ですが、逆に違いの持ち味を潰し合塩試合になってしまうケースも往々にして見受けられます。

ならば、そんなリスクを背負わずに郷野の良さを引き出す手段を考えれば良いのです。

私が答えを出す前に皆さんにも考えていただきたい。郷野が一番面白かった時期はいつですか?

TOJに出ていた頃?

「総合格闘技の申し子」と呼ばれていた修斗時代?

PRIDE武士道で海外の強豪と渡り合っていた頃?

違いますよね。郷野が最も輝いていたのは、パンクラスismあるいは全日本キックヘビー級を相手に、上から目線で試合をしていた時期でしょう。

試合は完勝。KOと一本勝ちもあればフルラウンド相手を弄ぶような試合もあるのが郷野流。そして試合後のマイクパフォーマンスが最高のエンターテイメント。

ボクシングと寝技の高い技術に裏打ちされた実力を盾に、パッとしない敵対勢力(対戦相手だったり主催団体だったり)を槍玉に挙げてアジテーションさせたら右に出る者はいない郷野こそDREAMに必要な選手と言えるでしょう。

「お茶の間の格闘技ファンの皆さん、目を覚ましてください!」

「この団体は視聴率ばっかり気にして紛いもんばっかリングに上げて。本当に馬鹿ばっかりだよ!」

現実的に考えると4月5日のDREAMウェルター級GPには間に合わないでしょうが、「谷間の階級」と揶揄されるこの階級にスポットを当てることができるファイターの最右翼は郷野以外にないと私は言い切ります。

階級を選べるMMA/選べないK-1

息子の足の速さは、オリンピックレスラーである己の遺伝子を受け継ぐ者として当たり前と言いのける等の驕りぶりがなぜか読んでて心地良いブログでお馴染みの宮田和幸がフェザー級へ転向宣言!GP出場をアピールしました!

26日に自身が代表を務める初のジム「Brave(東京足立区千住3-5)」のオープニングイベントを開催した宮田がその席上で谷川EPに対してどさくさ紛れにアピールしたもの(どさくさ紛れってことはないだろw)。

このニュースを見た私は、思わず「よし!」と声をあげてしまいましたよ。自分の適正階級で試合をすることは本当に大切。そして、それを実行する勇気も。

欧米ではより良い結果を出すために階級を落とすことがごく当たり前のこととされていますが、どうも日本では「階級を落とす=敵前逃亡」みたいな風潮が少なからずあるように思います。

柔道の石井がヘビー級にこだわるのも、気持ちの根底に、軽い階級は二流であるとの偏見が根差しているからだと思います。

それはさて置き宮田です。これまでは、通常体重が71kg前後と小さい体格だったため80kgクラスの選手が減量してくるライト級(70kg以下)ではこれまで苦戦を強いられてきました。しかし、オリンピックでは63kg級に出場していたこともあり、フェザー級のリミットと予想される63kg前後の階級では絶対的な自信を持っているようです。

このような勝ちにこだわる姿勢は大歓迎です。フェザー級GPでの巻き返しに期待しましょう!

ところで「階級」と「勝ちにこだわる姿勢」と言えば、どうしてもK-1に対して不満タラタラになってしまいます。

現状のK-1は、70kg〜100kgまでが一つの階級(ヘビー級)です。こんなのあり得ないでしょう?そのせいで何人の軽重量級ファイターが実力を開花させることなくフェイドアウトしていったことか。そして今もなお燻り続けているファイターもいる。

ファイターの潜在能力を最大限に引き出すためにも、せめてライトヘビー級の設置をお願いしたいと思います。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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