心優しいマニアの方にしか視線が向いていない最近の日本格闘技界。大衆に愛されるスポーツに成り上がる道は既に諦めてしまったのだろうか、広報活動もろくにしなくなったため、格闘技ファンである私ですらどんな大会が行われているのか把握できない状況。

そこで、K-1心中は情報系のブログではありませんけれども、目に付いた情報を少しでも格闘技ファンの方々に知らしめようと思いまして、本日のようにマイナー大会の情報をピックアップしたエントリーをこれから書いていこうと考えております。



ACCELプロモーション
「ACCEL初代ヘビー級王者決定戦」
2011年5月22日(日)メリケン波止場上屋劇場


こんなイベント初耳だわ。聞いたことある人いますか?こんな小さな器で王者決定戦だなんて、学芸会呼ばわりされても言い返しできないですよね。

しかも、その内容がお粗末。


▼メインイベント(第8試合)初代ヘビー級王座決定トーナメント 決勝
○大石 亨(日進会館)
判定2−0
●ジョームラサキ

▼第3試合 初代ヘビー級王座決定トーナメント 準決勝
○ジョームラサキ
判定3−0
●デイビス・アラン(M-factory)

▼第2試合 初代ヘビー級王座決定トーナメント 準決勝
○大石 亨(日進会館)
判定3−0
●丹山 命(命武會)



準決勝2試合と決勝戦の計3試合が全て判定決着。技術レベルは高くないだろうに、KO決着が無くては見所なし。ええ加減にせえよ。

とりあえずK-1ジャパンシリーズに出場していた大石亨が未だ現役であることが分かっただけでも収穫とするべきだろうか。

大石と言えばMAキックの試合での港太郎戦が忘れられない。大石を港太郎が肘一発で豪快にKOした試合。港って本当に凄い選手だったなと思う。その大石戦は79kg契約だったが、普段はミドル級(72kgくらい)で戦ってた選手だから。大石もヘビー級にしては小さい選手だったけども、それを一発でKOしてしまう。ミドル級ってのは本来はそれくらいの潜在的なパワーを秘めた階級なんですよ。

K-1のミドル級を見てみい。細かいこと言えばK-1のミドル級はボクシングやキックよりも2kg程度軽いけれども、ヘビー級の選手と渡り合えるだけのパワーを秘めてるなと感じる選手がいるか?フェザー級の選手が無理して増量してる感じの選手は多いけれども。

話が逸れまくりましたが、ACCELプロモーションはそんな感じです。



Krush -70kg初代王座決定トーナメント 〜開幕戦〜
2011.5.29東京・後楽園ホール 観衆/1,700人(満員)


上記のとおり今大会は-70トーナメントをメインとして行われたが、オープニングマッチ2試合の後に特別試合としてキックルールの試合が行われた。


<特別試合◎58.97kg契約/キックルール/3分5R>
◎石川直生(青春塾)【KO:2R2’17”】●森重真(KFG)



7月17日のNJKF大会『15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 4』で、中須賀芳徳が保持するWBCムエタイ日本スーパーフェザー級タイトルに挑戦することが決まっている石川が、とりあえず前哨戦に快勝した格好。

さらに石川は、自身が所属する青春塾と好調のチームドラゴンとの対抗戦をぶち上げた。ジム対抗戦には少し興味をひかれるが、導火線に火はつけても打ち上がらないのがナオキック花火だ。期待せずに待つしかあるまい。

いや、少しも期待はできないと思うな。どうせ頭数揃えて試合するだけで終わると思う。石川はモデル兼業のくせして客に見られてる意識が著しく低いから、ファンが何を求めてるかなんて気にしやしないのだ(周囲の人間の目は強く意識してるとは思うのだが、それじゃ一般人と変わらないよな)。

例えばブログを見てみると、内容が下らないのは当然のことナガラ、写真を90度曲がった状態でアップしていたりするからな。平気な顔して。

ちょっと口汚くなってしまった感がないでもなくはないような気がしないでもないですが、「世間を巻き込む」と発言してファンに期待を抱かせた割にはキック界に何も影響を及ぼしていない石川が憎くて憎くて仕方がないのです。

さて肝心の-70ですが、特筆事項は以下の数点。

ヴァンダレイ信奉者としてお馴染みの中島が、従来のパンチ主体の戦い方から蹴りを多く織り交ぜるスタイルに変貌した上で、膝蹴りでKO勝利。

K-1MAX世界第3位の山本優弥が初戦敗退という大失態。勝利した松倉は甲子園出身のフレッシュファイターながら昨年みそかの戦極祭で池井佑丞相手に大健闘した選手(先にダウンを奪いながらも逆転のKO負け)。今後に期待。

逆に池井はお呼びじゃなかったのか?チケットの購入負担に応じないから試合に出れないのか?

残念ながら名城が山内に負けた。今更山内か・・・という感が強い。

健太にはKOで勝って欲しかった。


<第7試合 Krush −70kg初代王座決定トーナメント一回戦/K−1ルール/3分3R・延長1R>
○松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット)
(判定3−0)
●山本優弥(青春塾)

<第6試合 Krush −70kg初代王座決定トーナメント一回戦/K−1ルール/3分3R・延長1R>
○山内佑太郎(team pitbull)
(延長判定3−0)
●名城裕司(国士会館)
※3者10−9
※本戦判定は30−29(山内)、30−30、29−29でドロー

<第5試合 Krush −70kg初代王座決定トーナメント一回戦/K−1ルール/3分3R・延長1R>
○健太(E.S.G)
(判定3−0)
●渡辺雅和(チームドラゴン)
※30−29、30−29、29−28

<第4試合 Krush −70kg初代王座決定トーナメント一回戦/K−1ルール/3分3R・延長1R>
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)
(3R0分50秒 KO)
●YOSHI(M&Jキックボクシングジム)



4月30日に行われた軽量級各階級のGPに比べると完全に落ちる内容だろう(見てもいないのに断言するのがweb新スタイルw)。準決勝以降でどう巻き返すか、選手個々の奮闘に期待する。

ぬんっ。




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