地震

どうでもいい新K−1

震度5程度で騒ぐな。



芸も能もない人間は土着する以外に生きるすべがない。たとえそこが危険なエリアであっても。



サッカーファンのほとんどが、純粋にサッカーが好きなのではなく、競技場やスポーツバーでの連帯感を楽しみたいさびしがりや達。スポーツ人気はそこが大切。



ブアカーオ騒動、どうでもいい。



先週あたりに新K−1立ち上げの話題が流れたが、それもどうでもいい。今のK−1は単なるダッチムエタイに過ぎないから。浪漫も幻想もそこにはない。中途半端なキックと下手糞なボクシングを見せられるだけのシロモノ。

被災地へのメッセージは偽りか?

当初の予定から数週間遅れて開幕したプロ野球のテレビ中継を観た。 

今シリーズは“震災復興シリーズ”と銘打たれており、試合中継の合間には有名選手が被災地に向けてのメッセージを述べていた。 

日本中の視聴者に対して、被災地を支援する意思表示をしたプロ野球選手は、通常時ならば勝ち試合の後(もしくは節の間の休日)にはハメを外して祝勝するところだろうが、そのような行為は球団の指導もあって自粛をしているはずだ。そうでなければテレビの前の視聴者を欺くことになるから、当然のことだ。 

そこで格闘技界に目を向けてみた。 

青木真也のツイートを見たら“募金活動等出来ず、試合に向けて練習ばかりしてきたが、自分には格闘技しか出来ない。やれることをやるしかないのだ”という旨を呟いて、堂々と胸を張っていたようだが、青木は街頭募金に参加しなくて正解。 

なぜなら、多くのファンに支持されている有名選手という立場をわきまえず、四六時中軽薄な呟きを乱発している人間が「震災復興」など口にしたところで何の説得力もないし、逆に嘘っぱちも甚だしいと見なされるだけだからだ。 

有名人=公人が、被災者に対して追悼あるいは支援の言葉を吐いたならば、いつ、どこにいても、その姿勢を崩すべきではない。 

「それはそれ、これはこれ」は通じないのが公人なのだ。 

格闘技しか出来ないのは解るが、それでもネット上での軽薄な会話を慎むくらいは容易に出来るはずなのだ。 

格闘技が強いだけの人間を、誰も管理できずに野放し状態。 

日本の格闘技界は甚だ未成熟な世界であることを改めて認識させられた。 




》web新のTwitter

日本が育てたK-1ファイターたちが今こそ

アーネスト・ホーストが新宿でチャリティーイベント「一緒に乗り越えていきましょう」

現役引退したK-1ファイターが日本の気にかけてくれているのは嬉しいものですね。

K-1は日本が育てた格闘技イベント。日本という国があったからこそ、ベルナルドもアーツもテレビCMに起用される程の人気者になれたのだ。

もし自国のイベントにだけ出場していたら、まるで別の人生を歩んでいたのは間違いない。

ならば、ホーストのみならず、往年のK-1ファイターたちには一念発起して、被災地のために何かを為してもらいたい。

ぃゃ、何も私は「やれ」と言ってるのではない。彼らの立場を考えれば、日本のために何かを為すのは極々当たり前の思考ではなかろうかと思うだけ。

何かやりたくても寄付くらいしか出来ない我々一般人とは、経済力も知名度も人脈も違うのだから。

津波から児童を守った中浜小学校

今朝のニュースで奇跡的に津波被害から助かった小学校が取り上げられていました。歳のせいもあるのでしょうが、涙が流れそうになる程に良い話だったので紹介します。

宮城県亘理郡山元町の海岸線から200mしか離れていない場所に位置する同町立の中浜小学校は、周囲の全ての家屋が津波で流出した中で、その校舎だけが生き残り、さらにはその屋上に避難した児童ら約90名の生命を守ったのです。

ポイントは、その小学校の構造と、教員の適正な判断力。

まず、コンクリートの建物すら流出させた今回の大津波を海岸線に近い場所で受けながらも耐え切った理由。それはあらかじめ津波被害を想定して作られた小学校の構造にありました。

海岸沿いに作られるホテル等は、オーシャンビューを最優先して海側に面して建物を作りますが、中浜小学校は津波を受け流すよう、海に向かって縦長に校舎を建てたのです。

さらには、窓ガラスを多く配置したこと(波の直撃を受ける壁面が少なかったこと)と、校舎内に流入した濁流が外に流れ出やすいように廊下が設計されていたため、周囲には建物一つ残っていない状況でも、その校舎だけは生き残ったのです。

ニュースの中では児童のインタビューが流されましたが、それを見て私は泣きましたよ。

「ホントにすごい小学校だなって思いました」

「僕たちを守った校舎を作ってくれた人たちにありがとうって言いたいです」

物や他人に対する心からの感謝の意を、児童らが瞳を輝かせて語っているのです。

自己の権利を主張するばかりの馬鹿親が少なくないこのご時世。それに倣って、子供が他人に感謝の言葉を述べることなんてまず無いでしょう。感謝の気持ちすら希薄になっているでしょう。

そんな現代っ子にそこまで素直な言葉を吐かせた。自分が生きていること、生かされていることのありがたみを実感させた。

これ以上の教育って無いじゃないかと思います。

もう一つのポイントは校長の判断。

学校の防災計画では、津波警報が出た場合、児童を内陸側にある同町立中学校に徒歩で避難させることになっていたようですが、一刻の猶予もない事態であると判断した校長は、マニュアルを無視して、小学校の屋上に児童らを避難させました。

津波が2階建ての中浜小学校の屋上付近まで飲み込んだのは、津波警報発令後わずか10分後のことだったそうですから、悠長に徒歩で避難していたら、いや猛ダッシュで避難していたとしても、確実に児童らは津波に飲み込まれていたことでしょう。

もし私が中浜小学校に通う児童の保護者だったら、徒歩で内陸に避難させず、時間との戦いであると咄嗟に判断して屋上に避難させた校長に対して、土下座して感謝の意を伝えると思います。

いくら机上の空論を書き綴っただけの防災計画であっても、それに反した行為をするには勇気が要ります。自分の判断が間違っていた場合のリスクは図り知れませんから。

それでも校長はマニュアルを盲信せず、最適な判断を下した。他人事ながら、心からありがとうございますと言いたいです。

柔よく剛を制すかのような構造により大津波を耐え抜き、児童の生命を守った校舎。

適切な判断で児童を安全な場所に避難させた先生方。

それらのおかげで自分が生き残ったことをよく理解し、心から感謝の言葉を述べる児童たちの素直な顔。輝く瞳。

全てが津波に押し流された被災地にも、既に復興に向けた新たな種が播かれているのです。



中浜小学校ホームページ





≫web新のTwitter

web新の格闘ウィークエンダー110321(棚橋の華、郷野の募金、パンクラス3賞、SF買収、HIROYA)

<棚橋はカッコイイ>
2・15新日本後楽園大会の試合映像を観た(サムライ録画)。

たしかに棚橋はカッコイイわ。これで格闘技的な強さがあれば鬼に金棒なんだけど。しみったれた寝技や顔面パンチに精を出してる格闘家たちも、本音の本音を言えば、棚橋みたいになりたいのだろう。

永田の試合も観たが、かつての大仁田と真鍋アナとの掛け合いをパクったかのような永田・天山組と野上アナのやり取りが間抜けだった。間が持たないから見てるこちらがハラハラさせられたよ。馬鹿野郎。



<郷野-山本戦はぜひ5ラウンドで>
震災の影響で4月30日に延期となったKrushだが、そこで行われる目玉カード、郷野聡寛vs.山本優弥の一戦を5ラウンドマッチとして行ってはもらえないだろうか?

皆さんはどう思います?滅多にお目にかかれない好カードが消化不良で終わるのは余りにも残念だとは思いませんか?2人の実力が顕わになるよう、5ラウンドマッチで堪能したいと思いませんか?

試合まで1月以上ありますから、両者の調整も問題ないでしょうし。と言うか、まさか3ラウンドを前提とした練習なんてやってないでしょう。5ラウンドを戦い抜けるだけの体力があってこそ、3ラウンドマッチで激しい短期決戦が出来るのだから。

何とか5ラウンドに変更してはもらえませんかね?

スルーされるだけかもしれませんが、とりあえず郷野と宮田P宛にその旨、tweetしてはみました。



<格闘家の募金活動についての郷野の見解(twitterより)>
「水を差すようで申し訳ないが、今日の格闘家募金活動、その文言を見ると、「義援金はその(現地まで支援活動に行っているというNGO法人の)支援金とさせていただきます」とあるが、これだと要は募金で集まった金は被災者には届かず、100%NGO法人の活動費に充てられるとも取れるよな。」

「そしてその法人や代表の名で検索を掛けてみると、悪評も多く出る。俺は自分の金ならまだしも、人様が汗水流して働いて手にした金銭の一部、良心が、俺自身にはその活動内容がよく分からず、悪評も多く目にする個人・法人に渡る募金活動には、万が一のことを考えると怖くて参加できない。」

「今日の募金の件、大山峻護選手と話し合いをしましたところ、皆様よりお預かりした募金は日本赤十字社にお預けするか、もしくは物資に変えて被災地へ送り届ける形になりましたことをご報告致します。皆様、宜しくお願い致します。」

募金先も不明のまま街頭で呼びかけしてたのか!?なんて突っ込まず、今回は郷野を筆頭にした選手たちの冷静な判断を評価しましょう。

怪しい人物に格闘家が利用されるような事態にならずに良かった。それにしても、その怪しい人物に募金の話を最初に持ちかけられた格闘家は誰なの?



<パンクラスが3賞授与>
4月3日の大会から、「ベストバウト賞」「ベストKO賞」「ベストサブミッション賞」の3賞を授与するとのこと。

これは良い案だとは思うが、問題はその金額。ベストバウトが選手1人に5万円。その他が1人に3万円。

子供の小遣いかっ!!

日本の格闘技界は疲弊し切ってます。選手には今こそ清貧の思想で踏み止まって欲しいと思います。アメリカの家畜になるな!



<ストライクフォースがUFCに買収される>
東日本大地震とほぼ時を同じくして日本の格闘技界を襲った津波級の衝撃ニュース。

これではますます面白くないUFCの独壇場になってしまう。

一番心配なのは、独占契約のせいでアリスターがK-1に出れなくなってしまうこと。

え?そもそもK-1が開催されるかどうかも分からないだろうって?

だったら、アリスターやヒョードルら思い入れのある選手がオクタゴンに入ることでUFCが面白くなることに期待するのがベターか。



<HIROYAが総合転向?>
かつては魔裟斗2世と持て囃された次世代K-1ファイターのHIROYAが総合格闘技の練習を始めたというニュース

表向きは“総合の練習で培ったものをK-1の試合にフィードバックすること”を目的としているようだが、実際にはK-1に一定の見切りをつけたということなのだろう。





》web新のTwitter

御心配をおかけしました

K-1心中支援者の皆様及びアンチの皆様、お久しぶりです。震災の影響もあって長らく更新が滞っておりました。

私は茨城在住ですから、一応は被災者です。数日間の停電と断水で不便な生活を強いられました。また、実家が酒屋なのですが、酒瓶の大半が破損し、片付け終わった今でも店内には芳醇な香りが立ち込めてます。また、墓石も倒壊しました。

さらに福島県内には妻の実家や親戚宅がありまして、こちらは甚大な被害を受けましたが、人的被害が出なかったことは幸いでした。

そのような状況でしたから、震災発生時に文字通り机の下に隠れながらTwitterで「机の下なう」と呟いて以降、ネットも携帯も通信不可能な状況に陥り、皆様にとっては安否不明という形になってしまい、大変御心配をおかけしました。

また、停電でニュースも見れない状況でしたから、当初は津波被害と言ってもせいぜい港が浸水した程度だろうという認識だったので、Twitterにて軽率な呟きをしてしまいました。深くお詫びいたします。

それが、まさか死者・行方不明者数が2万人を超える事態になろうとは!

自分としては微力ながら募金をしたり、被災地域が復興の段階になったら観光等に出かけ、地域経済の足しになるような行動をしたいと考えてます。

もともと私の家族は、今回の地震で被害を被ったいわき市の蟹洗温泉ホテルで正月に日の出を拝むことが年中行事になってます。YouTUBEの動画で確認した限りでは甚大な津波被害に遭った様子なので、来年の正月までには復興してるかな?と気になりますが、営業再開した暁には真っ先に宿泊予約をしたいと考えております。

さて、震災から1週間が過ぎましたが、格闘技界にも支援の和が広がっております。昨日19日には、自演乙や所英男ら約30名のファイターらが街頭募金を呼びかけ、130万円の義援金を集めました(詳細はスポナビ参照)。

街頭募金と言えば、西武ライオンズの選手がやってるのをニュース映像で見ましたが、かったるそうな顔して、いかにもやらされている感が漂ってました。そんな姿を見ていると、お前ら募金を呼びかける前に自分のポケットマネーから金を出したらどうなんだよ?と突っ込みたくなります。プロ野球選手の年俸の高さを考えると、平均して1人あたり1千万円くらい寄付しても懐は痛まないのではないかと思ったりします。

何せイチローは1億円を寄付したわけですから。

ただ、募金のような支援活動に取り組むことは確実に善いことですが、取り組まない人間に対してどうこう言うのは間違っていると思います。

image私もまずはパソコン一つで手軽に出来るということで、ヤフーウォレットから1855円を募金し、さらに、所得税の控除対象になるくらいの金額を赤十字に募金しようと考えておりますが(特定の団体に寄付した金額-2000円を、その年の所得金額から控除できます)、「自分はこれだけやった。お前はどうした?」という意識は持つべきではないと思ってます。

人にはそれぞれ置かれている状況がありますから、自分が出来る範囲で取り組めばよいだけの話なのです。

奇しくもTwitterのタイムライン上でこんな呟きを見かけました。

“金がある奴は金を出せ。物資を持ってる奴は物資を提供しろ。力がある奴は力を貸せ。何もない奴は元気を出せ。”

一気に暗い世の中になってしまいましたが、元気を出して日常生活を送ることも、日本を支える力になるのです。何といっても被災地で活動している自衛隊や行政の財源は、我々が払っている税金なのですから。

迷わずに自分がやれることをやる。

プロ格闘家の方々ですら、震災に対する支援活動への取り組みについて、迷い、悩んでいるようです。


<Twitterより、郷野の呟き>
周りがやるから俺もやらなきゃとか、使命感、正義感に駆られて自分の力以上の何かをやろうとか、そんなことをする必要はないんだ。貢献の形は人それぞれ。誰かがやるから俺もやる的な動機は、寧ろ失礼かもね。誰もやらなくても俺はやるよ、というくらいに思うこと、それがやるべきことじゃないかな。


郷野と言えばKrush参戦。本来は昨日を行われるはずでしたが、4月30日に延期されました。この頃には日本も少しは明るくなってるかな?

それと最後に、震災前最後のエントリーになったジョシカクについて。ジョシカクのレベルが高いのは私も知ってますが、全く世間に届いてないじゃないですか?そーゆー意味での学芸会レベル発言なんです。

そう書いた背景には、シュートボクシングの女子の試合で、いかにもか弱そうなタイ人の少女を日本人選手(高橋)が袋叩きにして勝ち誇る姿があまりにも私の中で印象が悪く、こんなことをやっていては絶対に世間には認められないよという危機感を抱いたことがあります。

高橋選手としては相手を完全KOした自分に酔いしれ、いかにも凛とした風にリング上で立ち居振る舞いしたつもりなのでしょうが、一般層の目には“いたいけな少女に暴力を振るったオンナ”くらいにしか映らないと思います。

もしかしたら高橋選手自身も何か思うところがあるかもしれません。主催者にはジョシカクの面白さをアピールできるようなマッチメイクをして欲しいと思います。

宝の持ち腐れになってしまわぬように。

話題の中井りんにしたって、マニア層が騒いでるだけじゃないか!いい加減にして欲しいよ。

さらにもう一つ。UFC128が行われ(この後18時からWOWOWで中継)、日本で育ったミルコとショーグンが敗れました。それ自体はしかたないとして、彼らに勝利したブレンダン・シャウブとかジョン・ジョーンズといった選手の顔が浮かんでこないのが辛い。

これからのUFCでは、思い入れのない選手の試合を見る機会がさらに増えることでしょう。シンドイ作業です。





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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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