私はCSの『ファイティングTVサムライ』を契約しておりますが、ろくな番組がないために解約を検討してるのですが、そんな中で唯一楽しみな番組が『全日本女子プロレスクラシック』です。
今朝も観ましたので、軽く観戦記を。
○ブル中野(押さえ込み→3カウント)石黒泰子×
強引な押さえ込みによるフォールが圧巻。地味で執拗な押さえ込みとそれに抗うブリヂは全女の代名詞でもあったような気がしました。これだけリアリティのある攻防ならば「勝ち負けは決まってるんでしょ?」なんて声は起きませんよ。
また、あの押さえ込みの攻防からは“道場”が見えてくるから、私はとても大好きです。
○ライオネス飛鳥(協議判定)長与千種×
大森ゆかり(後のピンクトントン)が保持するWWWA世界タイトルへの挑戦者決定戦としてクラッシュ対決が組まれました。
「C!!R!!U!!SH!!」先に長与が入場すると、再びクラッシュギャルズのテーマ曲が流れ出して飛鳥が入場。会場のボルテージが早くも頂点に達したかのような大声援。
ここまでテンションが上がると<本戦時間切れ→延長戦も時間切れ→コミッショナーらによる三者協議により飛鳥の挑戦権獲得>という結果に異論が出る余地もありません。いや、白黒付かなかったことにむしろ心地良さすら感じました。
小倉由美、永堀和恵(時間切れ)宇野久子、堀田祐美子
永堀和恵、最高です。
長与千種(時間切れ)ブル中野
乱入したダンプ松本が、子分であるブルの反則攻撃を諌めるかのように長与を助けるシーンが何度かありました。
なんでだよ!?と泣きそうな顔で親分に抗議するブルの表情を見ている内に、ついついブラウン管もとい46型プラズマ画面に引き込まれそうになります。
時間切れに終わると、長与がマイクを握り、正々堂々とやれよ!とブルを詰る。
するとダンプが再び乱入。何かを訴えるブルを突き飛ばし、長与に攻撃を加え始める。そして仕上げは、人形を操るかのようにダンプがブルを導いてクロスライン攻撃。長与悶絶。
何なんだよこれはっ!?
“ライバル”長与と“リーダー”ダンプの狭間で葛藤するブルの魂の叫びが聞こえてきそう。ブルはすごく良い表情をしてます。
観戦記は以上ですが、観ていて思うことがありました。
当時の全日本女子プロレスは、とにかくプロレスと真正面から向き合ってる。そこが今のプロレスとの大きな差。
今のプロレスは、試合も真剣勝負じゃなければ、観客との勝負からも逃げている。その結果がお笑い、エンタメ路線でしょ。下手なお笑い芸人みたいなことばかりしている。失笑されるならば、最初から馬鹿をやってしまえってところなのでしょう。
しかし、かつての全女においては、例えば観戦記に書いたクラッシュ対決なんて最初から引き分ける筋書きは出来てるに決まってますが、あまりの熱気のせいで観客にとってはそんなことお構いなしなんですよ。レスラー、団体が本気だから、観客も本気になって見てしまう。
観客との真剣勝負。そしてプロレスというジャンルと真正面から向き合うこと。それ以外にプロレス復興の道はないと私は確信しました。
今朝も観ましたので、軽く観戦記を。
○ブル中野(押さえ込み→3カウント)石黒泰子×
強引な押さえ込みによるフォールが圧巻。地味で執拗な押さえ込みとそれに抗うブリヂは全女の代名詞でもあったような気がしました。これだけリアリティのある攻防ならば「勝ち負けは決まってるんでしょ?」なんて声は起きませんよ。
また、あの押さえ込みの攻防からは“道場”が見えてくるから、私はとても大好きです。
○ライオネス飛鳥(協議判定)長与千種×
大森ゆかり(後のピンクトントン)が保持するWWWA世界タイトルへの挑戦者決定戦としてクラッシュ対決が組まれました。
「C!!R!!U!!SH!!」先に長与が入場すると、再びクラッシュギャルズのテーマ曲が流れ出して飛鳥が入場。会場のボルテージが早くも頂点に達したかのような大声援。
ここまでテンションが上がると<本戦時間切れ→延長戦も時間切れ→コミッショナーらによる三者協議により飛鳥の挑戦権獲得>という結果に異論が出る余地もありません。いや、白黒付かなかったことにむしろ心地良さすら感じました。
小倉由美、永堀和恵(時間切れ)宇野久子、堀田祐美子
永堀和恵、最高です。
長与千種(時間切れ)ブル中野
乱入したダンプ松本が、子分であるブルの反則攻撃を諌めるかのように長与を助けるシーンが何度かありました。
なんでだよ!?と泣きそうな顔で親分に抗議するブルの表情を見ている内に、ついついブラウン管もとい46型プラズマ画面に引き込まれそうになります。
時間切れに終わると、長与がマイクを握り、正々堂々とやれよ!とブルを詰る。
するとダンプが再び乱入。何かを訴えるブルを突き飛ばし、長与に攻撃を加え始める。そして仕上げは、人形を操るかのようにダンプがブルを導いてクロスライン攻撃。長与悶絶。
何なんだよこれはっ!?
“ライバル”長与と“リーダー”ダンプの狭間で葛藤するブルの魂の叫びが聞こえてきそう。ブルはすごく良い表情をしてます。
観戦記は以上ですが、観ていて思うことがありました。
当時の全日本女子プロレスは、とにかくプロレスと真正面から向き合ってる。そこが今のプロレスとの大きな差。
今のプロレスは、試合も真剣勝負じゃなければ、観客との勝負からも逃げている。その結果がお笑い、エンタメ路線でしょ。下手なお笑い芸人みたいなことばかりしている。失笑されるならば、最初から馬鹿をやってしまえってところなのでしょう。
しかし、かつての全女においては、例えば観戦記に書いたクラッシュ対決なんて最初から引き分ける筋書きは出来てるに決まってますが、あまりの熱気のせいで観客にとってはそんなことお構いなしなんですよ。レスラー、団体が本気だから、観客も本気になって見てしまう。
観客との真剣勝負。そしてプロレスというジャンルと真正面から向き合うこと。それ以外にプロレス復興の道はないと私は確信しました。