ミルコ・クロコップ

新生K-1に未来はない

新生K-1の試合が見れるサイトのURLを教えてくれた方に対しては大変申し訳ないのだが、酷いものを見たというのが正直な感想。

最初に見たのはバーホーベンと誰かの試合。俗に言うキックボクサー以上K-1ファイター未満の両者の戦いは相変わらずだった。ぴょんこぴょんことお約束のリズムからパンチとキックを適当に繰り出すだけ。何の進歩もない。

続いてミルコ。弱い相手をパワーで押し切っただけの試合。ミルコは肥えたガチョウのような体を晒しやがって。UFCがダメになったのだから引退すれば良いものを、何を今更K-1に復帰してるのか?不動産投資にでも失敗して負債を背負ってしまったの?

バダハリも酷かった。試合中にマウスピースが飛び出しちまった。口が開いてる証拠。この息の上がり方は練習してない証拠だよ。後半失速しながらも第1Rに奪ったダウンのポイントで勝ち逃げできたが、これは最もK-1らしからぬ試合ぶり。これをハリがやっちまったのだから、新生K-1に未来はございません。断言できますね。

つーか、ハリはこんなんでボクシングやれんのか?K-1とボクシングでは戦い方もペース配分も違うのは分かるが、酷すぎるコンディションだった。

そして、時をほぼ同じくして開催されたアメリカの金網格闘技で、髭面のでぶっちょがいかにもK-1らしいパンチで秒殺を演じてくれたのは皮肉だったなぁ。

最後にミルコのアホヅラをキャプチャしましたのでどうぞご覧ください。
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お口直しにみどり○みきの天をつんざくおたけびをどうぞ。







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UFC137観戦記

今日はソフトボール大会からの反省会、温泉入浴と続いたおかげでほんとんどインターネットにアクセスすることもなく、録画しておいたUFC中継を試合結果を知らないままに視聴出来た。



<○日沖発(判定2-1)×ジョージ・ループ>
日本人選手の惨敗続きで、日本最後の砦的な見方をされがちな日沖発のUFCデビュー戦。

この一戦に向けて、WOWOW中継実況の高柳が温めてきたフレーズは「日本発、日沖発」だった。相変わらずだなw

第2ラウンド。「相手が流れたところを狙って」との日沖陣営セコンドの声が聞こえた直後にループのパンチが空振りして流れるとすかさず組み付いて、この日二度目のテイクダウンを成功させた日沖。そのままグラウンドで優位なポジションをキープし続けた。

UFCの試合でこんなに安心して日本人の試合を観戦出来るのは初めてじゃないか?

ところが第3ラウンド終盤に金網際で下になる不利な展開になると、そのまま試合終了。

果たして判定は2-1で日沖辛勝。とりあえず一安心。

番組でも判定の基準について話が出たが、日沖が第1、第2ラウンドにテイクダウンして優勢だったにも関わらずループに一票入ったのは、日沖が上になっただけでダメージを与えていなかったことと、リーチで上回る相手のパンチとハイキックを不用意に貰い過ぎたことが影響したのだろう。



<○ロイ・ネルソン(TKO)ミルコ・クロコップ×>
TUF優勝者のロイ・ネルソン。太った白人。さらにヒゲとあみさげを蓄えた異様な風貌。

そんな巨漢選手をマタドールのような軽快な動きで捌き、左ハイキックで一撃KOするのが、PRIDE時代のミルコ・クロコップだった。

しかし、今のミルコにそれは期待できない。

スタンドでパンチを貰い、マット・ヒューズポジションでたこ殴りされ、最後はバックマウント状態からパウンドされたところでレフェリーストップ負け。三連敗。

勝ったネルソンは、ミルコに対して一定の敬意(彼は伝説)を払った後、上機嫌でチャンピオンシップをアピール。

その後にミルコもインタビューされたが、やたらと過去の偉業を称えられ、労われ、オクタゴンから送り出された。泣き出しそうなミルコの表情も相まって、これがラストマッチなのかな?なんて感傷的になってしまった。



<○シェイク・コンゴ(判定3-0)マット・ミトリオン×>
ミトリオンスマイル(高柳語録より)



<○ニック・ディアス(判定)BJペン×>
ニック・ディアス恐るべし。本来のサウスポーに戻した第2ラウンドからはディアスの独壇場。手打ち風味の“下手ウマ”パンチを面白いように炸裂させられたBJペンはただの禿げたオッサンみたいに精気が失せていった。

殴られて自らも顔を腫上がらせ、相手の顔をそれ以上に破壊する。美しい勝ち方なんて糞食らえ。それがディアス兄貴のソウルなんだと思った。





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web新のUFC.115観戦記 ミルコの醜い寝技

久々にWOWOWでUFCを観ましたよ〜!絵に描いたように蛇足だったキン肉マンとのタイアップが無くなっていた。やはりクレームが多かったのだろう。



<○ベン・ロズウェル(判定3-0)ギルバート・アイブル×>
まず、アイブルクラスの選手がUFCに出られることが不思議。それほどヘビー級は人材不足なのか?

試合の方はピリッとせず、日本に馴染みのあるアイブルがどこの馬の骨かもわからない白鯨タイプに苦戦し続け、見ていてイライラした。

アイブルは金網に押し付けられ、両足を抱きかかえるように持ち上げられてテイクダウンされると、容易にサイドやマウントを奪われてしまうパターン。つきたての餅(by解説者)のように白くて柔らかそうな大きなお腹に乗っかられ、体力を消耗していく。

それでも下から三角絞めや足首固め、アームロックを狙う等、寝技に進歩を見せたが、やはり極めるまでには至らない。スタンドに戻すことも数回あったが、すぐにテイクダウンされてしまう。

第2ラウンド終盤にはパウンドで相手を流血させるが、攻め疲れてしまい、またタックルを決められてしまう。

最終ラウンド、息も絶え絶えのアイブルはいきなり低空タックルにトライするも、潰されて下になり、そのまま終了。0-3でアイブル判定負け。



<○カルロス・コンディット(TKO)ローリー・マクドナルド×>
両者とも立って良し寝て良しの本格派で、目まぐるしい攻防が展開される。互いにミドルキックをキャッチした状態でパンチを打ち合ったり、第2ラウンド終了直前には前蹴りを相打ちしてみたり。

中盤までは、パンチにカウンターのタックルを決めるなど、ややローリー有利な気がしたが、パウンドの波状攻撃等でペースを引き寄せたカルロスが最後はパウンドをまとめてTKO勝利。終盤の巻き返しに地力の強さを感じた。伊達に25勝を挙げていない。



<○マーティン・カンプマン(判定3-0)パウロ・チアゴ×>
ヨアキム・ハンセン風のスキンヘッドが特徴的なマーティン・カンプマンのニックネームは“ヒットマン”。鋭いジャブはまさにヒットマンの狙撃のようで、さらにグラウンドでも柔術黒帯のチアゴ相手に優位なポジションをキープし、肩固めを狙い続ける。その執拗さもヒットマンと呼ばれる由縁だろうか。

この試合とカルロスvs.ローリーのウェルター級戦2試合を見ると、とても郷野レベルでは太刀打ちできないと思った。日本では体たらくばかりのウェルター級だが、アメリカではとんでもなく層が厚い。ボクシングは上手くて当たり前だし、身長も185cm前後がぞろぞろしている。



<○ミルコ・クロコップ(一本)パット・バリー×>
元K-1ファイター同士の一戦。オクタゴン中央での打撃戦が予想されたが、、、。

序盤にパンチで2回尻餅をつく格好のダウンを喫したミルコ。K-1であればダウンを取られるか取られないか微妙なところ。しかし、バリーはあくまでスタンド勝負にこだわり、追撃する素振りも見せず。

逆にミルコは第2ラウンドからグランド勝負を仕掛ける。相手の弱点を突くのは当然ではあるが、元K-1ファイター同士の一戦においてのミルコの能動的な寝技はとても醜く感じた。加えて決めてに欠くものだから尚更。

今回の試合ではトランクスに日の丸を入れていたミルコ。解説によると、絶好調だった時期の感覚を思い出す意味での日の丸らしいが、だったら下手な寝技など披露せず、スタンドで勝負して欲しかった。

第3ラウンドにはミルコの左ハイに合わせて軸足を払って転倒させてみせたバリーだが、いよいよスタミナが切れた様子。最後はミルコが金網際でパウンドを乱打してから、チョークスリパーで勝利。

あくまでスタンド勝負にこだわったバリーに対して、自らグラウンドに持ち込み、絞め技で勝利したミルコ。これではバリーは納得できないんじゃないか。第1ラウンドの途中に見せた抱擁と笑顔の交換は何だったのか?

連勝となったミルコだが、私は完全復調とは思えない。K-1ファイター相手でももたつく寝技技術は相変わらずだし、PRIDE時代から私が指摘しているようにボクシング自体も際立って上手いわけではない。今回の試合でも左目が塞がった。タイトル争いに絡む姿は想像できない。



<○リッチ・フランクリン(KO)チャック・リデル×>
攻勢ながらもKOを奪おうと必死だったリデル。ミドルキックで左腕を壊され、パンチで追い込まれながらも冷静だったフランクリン。

見た目では最後までリデル優勢だったろうが、私のみならず最初からフランクリン勝利を予感していた人は少なくないだろう。



<雑感>
UFCの中継では金網がまったく邪魔に感じないが、DREAMではストレスを感じた。これはカメラワークの差が影響しているのか?

黒人レフェリーのディーン氏は、何だかK-1の鈴木悟に似ている。顔立ちと、紹介される時にアピールする仕草が無性に腹立つところが。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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