UFCに関しましては、以前のエントリーのコメント欄にも書かれていたように、どんな観点で観れば良いのか?と、取っ付きにくい部分があるかもしれません。知らない外国人選手同士の殴り合いを観させられるのは、結構しんどいですし。
しかし、変に構えてUFCを特別視することなく、他の格闘技コンテンツを観るのと同じつもりで観れば良いと思います。
面白いのか?面白くないのか?
そこに“闘い”はあるのか?
その観点から言えば、UFCもDREAMもK-1もキックボクシングもいっしょです。下手に玄人ぶらず、面白くない試合はスルーすれば良いのです。
そんなわけでUFC93のハイビジョンWOWOW観戦記・後半です。
○ホジマール・パリャーレス
×ジェレミー・ホーン
(3R判定3-0)
ホジマール・ジェレミー・ホーンは総合戦績103戦79勝19敗5分のベテラン選手。UFCには17から参戦してます。日本においてもパンクラスやリングス、PRIDEに参戦経験があるため、古くからの日本のファンにも馴染み深い選手でありましょう(ウィキペディアさまさまだなw)。
そんなホーンに何もさせずに判定勝利したのはホジマール・“トキーニョ”・パリャーレス。BTT所属の新進気鋭の選手です。グラウンド状態で、下になったホーンを仰向けになりながらコントロールするあたり、只者ではない印象を受けました。
終始圧倒しながらも一本を取れませんでしたが、本人談では、第1ラウンドで拳を骨折してしまったとのことです。
ちなみにニックネームのトキーニョは「硬い木の切り株」を意味してるそうですが、トキーニョはいかにも柔術ヲタが好みそうな響きですね。
○マウリシオ・ショーグン
×マーク・コールマン
(3R 4:36 TKO ※スタンドのパンチ)
ライトヘビーに階級を落としてきたマーク・コールマン。初代UFC王者が10年ぶりにオクタゴンに戻ってきた形ですが、アメリカの新しいファンからすると「お呼びじゃない」という風潮もあったのではないか。コールマン自身も“昔の名前で出ています”的なところを良しとせず、とにかく結果を出したいということで階級を落としてきたのではないかと思われます。
階級を落としたコールマンはずいぶんと容姿が変貌しましたが、ウェイトを落とた精悍さは感じられず、癌の長期入院治療から復帰した人間のように痩せ衰えた印象でした。
試合が始まると、階級を落としてもやはりスタミナが切れるのが早かったコールマン。戦法もタックルしてからパウンドの一本やりで、ガードポジションや下からの攻撃の技術が高度になった現在においてコールマンの戦いぶりは時代遅れの感が否めませんでした。
一方のショーグンも、第1ラウンドからガス欠状態になったコールマンをなかなか仕留められず、自身も中盤から失速。勝ちはしたものの、評価をさらに落としました。
UFCデビュー戦では、UFC新時代の象徴とも言えるフォーレスト・グリフィンに負け、今回ばレジェンド゙とは言え実際の今の闘いの場ではロートルでしかないコールマン相手にグダグダの試合ぶり。PRIDE時代の強さの面影はまったく感じられませんでした。
果たしてどのような要因がショーグンを変えてしまったのでしょうか?
格闘技マスコミの諸君には、安易な人間模様を書き綴るばかりでなく、そのような問題の原因を追究するようなレポートを書いてほしいと思うのは私だけでしょうか?
○ダン・ヘンダーソン
×リッチ・フランクリン
(判定 2-1)
近年のUFCにほとんど関心を持っていなかった私からすると、フランクリンがどれほどのもんじゃい!?って感じでしたが、立って良し寝て良しのオールラウンドファイターでした。
特に私が気に入ったのは、ダンヘンのボクシングをけん制することに効果的だった左ミドルキックです。取って付けたような蹴り方ではなくスムーズに蹴り出している姿から、体幹の強さ、バランスの良さが感じられました。
実況によると、これまではLYOTOとアンデウソン・シウバ以外に負けたことがないとのこと。驚くことにLYOTOとの対戦は『猪木ボンバイエ2003』で行われた試合でした。ヒョードルvs永田やレコvs村上の前座でそんな試合が行われていたなんて不思議な感じがしますね。
試合の方は、僅差の判定でダンヘンが勝利。ダンヘンは老いてなお強しといった感じ。例えばハイキックを決めた後に足を滑らせて尻餅をつくも、即座に体勢を立て直して片足タックルを決めたあたりの“際”の強さがダンヘンの持ち味じゃないかと私は思います。
次回UFCは、GSPことジョルジュ・サンピエールとBJ・ペンとのウェルター級頂上対決が組まれてます。また、我らが(?)郷野も三度目の参戦。強敵ジョン・フィッチを相手に結果を残してウェルター級タイトル戦線に食い込めるでしょうか?
WOWOWでの放映は2月1日(日)深夜24時からですので、観戦記はダラダラと週の半ばになりそうです。
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・とにかくすごいの一言です。(whitefixerさん)
・水芸の域に入ってますね〜♪ (アマゾン三郎さん)
しかし、変に構えてUFCを特別視することなく、他の格闘技コンテンツを観るのと同じつもりで観れば良いと思います。
面白いのか?面白くないのか?
そこに“闘い”はあるのか?
その観点から言えば、UFCもDREAMもK-1もキックボクシングもいっしょです。下手に玄人ぶらず、面白くない試合はスルーすれば良いのです。
そんなわけでUFC93のハイビジョンWOWOW観戦記・後半です。
○ホジマール・パリャーレス
×ジェレミー・ホーン
(3R判定3-0)
ホジマール・ジェレミー・ホーンは総合戦績103戦79勝19敗5分のベテラン選手。UFCには17から参戦してます。日本においてもパンクラスやリングス、PRIDEに参戦経験があるため、古くからの日本のファンにも馴染み深い選手でありましょう(ウィキペディアさまさまだなw)。
そんなホーンに何もさせずに判定勝利したのはホジマール・“トキーニョ”・パリャーレス。BTT所属の新進気鋭の選手です。グラウンド状態で、下になったホーンを仰向けになりながらコントロールするあたり、只者ではない印象を受けました。
終始圧倒しながらも一本を取れませんでしたが、本人談では、第1ラウンドで拳を骨折してしまったとのことです。
ちなみにニックネームのトキーニョは「硬い木の切り株」を意味してるそうですが、トキーニョはいかにも柔術ヲタが好みそうな響きですね。
○マウリシオ・ショーグン
×マーク・コールマン
(3R 4:36 TKO ※スタンドのパンチ)
ライトヘビーに階級を落としてきたマーク・コールマン。初代UFC王者が10年ぶりにオクタゴンに戻ってきた形ですが、アメリカの新しいファンからすると「お呼びじゃない」という風潮もあったのではないか。コールマン自身も“昔の名前で出ています”的なところを良しとせず、とにかく結果を出したいということで階級を落としてきたのではないかと思われます。
階級を落としたコールマンはずいぶんと容姿が変貌しましたが、ウェイトを落とた精悍さは感じられず、癌の長期入院治療から復帰した人間のように痩せ衰えた印象でした。
試合が始まると、階級を落としてもやはりスタミナが切れるのが早かったコールマン。戦法もタックルしてからパウンドの一本やりで、ガードポジションや下からの攻撃の技術が高度になった現在においてコールマンの戦いぶりは時代遅れの感が否めませんでした。
一方のショーグンも、第1ラウンドからガス欠状態になったコールマンをなかなか仕留められず、自身も中盤から失速。勝ちはしたものの、評価をさらに落としました。
UFCデビュー戦では、UFC新時代の象徴とも言えるフォーレスト・グリフィンに負け、今回ばレジェンド゙とは言え実際の今の闘いの場ではロートルでしかないコールマン相手にグダグダの試合ぶり。PRIDE時代の強さの面影はまったく感じられませんでした。
果たしてどのような要因がショーグンを変えてしまったのでしょうか?
格闘技マスコミの諸君には、安易な人間模様を書き綴るばかりでなく、そのような問題の原因を追究するようなレポートを書いてほしいと思うのは私だけでしょうか?
○ダン・ヘンダーソン
×リッチ・フランクリン
(判定 2-1)
近年のUFCにほとんど関心を持っていなかった私からすると、フランクリンがどれほどのもんじゃい!?って感じでしたが、立って良し寝て良しのオールラウンドファイターでした。
特に私が気に入ったのは、ダンヘンのボクシングをけん制することに効果的だった左ミドルキックです。取って付けたような蹴り方ではなくスムーズに蹴り出している姿から、体幹の強さ、バランスの良さが感じられました。
実況によると、これまではLYOTOとアンデウソン・シウバ以外に負けたことがないとのこと。驚くことにLYOTOとの対戦は『猪木ボンバイエ2003』で行われた試合でした。ヒョードルvs永田やレコvs村上の前座でそんな試合が行われていたなんて不思議な感じがしますね。
試合の方は、僅差の判定でダンヘンが勝利。ダンヘンは老いてなお強しといった感じ。例えばハイキックを決めた後に足を滑らせて尻餅をつくも、即座に体勢を立て直して片足タックルを決めたあたりの“際”の強さがダンヘンの持ち味じゃないかと私は思います。
次回UFCは、GSPことジョルジュ・サンピエールとBJ・ペンとのウェルター級頂上対決が組まれてます。また、我らが(?)郷野も三度目の参戦。強敵ジョン・フィッチを相手に結果を残してウェルター級タイトル戦線に食い込めるでしょうか?
WOWOWでの放映は2月1日(日)深夜24時からですので、観戦記はダラダラと週の半ばになりそうです。
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・とにかくすごいの一言です。(whitefixerさん)
・水芸の域に入ってますね〜♪ (アマゾン三郎さん)