ガチンコファイトクラブ

ガチンコファイトクラブ 砂にまみれる池本誠知

今日は映画『アウトレイジ』を見に来てますが、上映開始までの時間を使い、しばらく中断していたガチンコファイトクラブ(以下、ガチンコFC)の新たな提案をしてみたいと思います。

まず、温故知新ということで、旧ガチンコを振り返ってみると、その舞台はほぼ合宿所周辺に限定されており、外部と隔絶された印象がありましたが、以前のエントリーで提案したような大学レスリングとの他流試合を行う等すれば、さらにガチンコの世界が広がり、より面白いテレビ番組になっていたのは間違いないでしょう。

そこで、DREAM版のガチンコFCは、さらなる外海に漕ぎ出します。ボクシングの世界にはほとんど存在しない、格闘技のアマチュアオープン大会にファイト生を出場させるのです。

アマチュアオープンというと、どんな大会があるでしょうか?

まずテレビ番組的にもよく映えるであろう、毎年茨城県の大洗サンビーチで開催されている『全日本ビーチレスリング選手権大会』をチョイスしてみたいと思います。あの宮田和幸がこれ見よがしに上半身裸で来場することで知られる、真夏のレスリングの祭典です。

眩しい太陽、太平洋、東京近郊のビーチ、レスリング協会からのゲスト・吉田沙保里、砂にまみれる若人たち、ビキニ姿の観客、出場者を応援するキッズレスラーたち、、、。これだけのシチュエーションだけでもテレビ的に十分いけるでしょうが、さらに競技に目を向ければ、敗者は砂を噛み、涙を流す。プロ志望選手が名もないアマチュアに負ける屈辱。勝利すれば、真夏の太陽の下で拳を突き上げる姿が大いに絵になる。

引き潮の波が似合うナルシスト池本も砂にまみれるビーチレスリング。つま先立ちで海へモンローウォークする美女が立ち止まり池本に熱い視線を送るも、これは完全に仕込みだろう。

DREAM版ガチンコファイトクラブ 候補生のピックアップ

K-1MAXライト級決勝トーナメント並びにワールドMAX開幕戦の組み合わせが発表になりました。

各試合の展望等については後々書いていくつもりですが、ナオキックvs.才賀紀左衛門について言の葉をひとつ。

私は、「キックボクシングをもっとしっかりとした形で世間に送り出したい」という発言を聞いて以来、ナオキックというキックボクサーが好きになり、当ブログにおいてK-1ライト級の発足祈願と併せてナオキックを推すエントリーを書き続けてきました。

しかし、今回に限っては才賀紀左衛門に勝って欲しいと思ってます。勝って欲しいと言うか、勝つべきではないかと。

K-1ファンとキックボクシングファンのみならず、総合寄りの格闘技ファンをもK-1に引き寄せられるだけの魅力=アンチヒーローとしての素養が才賀には備わっているから。

残念ながら、時代が求めているのはナオキックではなく、才賀紀左衛門なのです。

━─━─━─━─━─


K-1とオランダのShowTimeの関係についは、K-1ファンのみならず、様々な格闘技ブロガーが海外サイトの情報を引用しながら言及しているようです。

このK-1関連問題のみならず、どこの団体が危ないとか、どこは誰にいくら払っているとか、二次的情報を頼って業界の台所事情を詮索するような話ばかり。格闘技ファンはいつからこんな下世話になったんでしょうね。

格闘技は会議室で行われているんじゃない。リングで行われているんだ!

織田裕二ばりにシャウトさせていただきましたが、我々格闘技ファンにとってはリング上で行われている試合だけが真実。それで良くないかい?

まぁ、その真実を見る目が無いがために、観戦記を書いたところでスポナビ記事の引用に小学生並の感想文を添えた程度の代物にしかならないのを自覚しているから、何か別の切り口を探さねばってことで、真偽の定かでない情報に振り回されながらも事情通ヅラして下世話な記事を書くに至っているのかもしれませんね。

こんなことを書くと、web新に嫌みを言われたと感じる方も少なからずおられると思いますが、それはほとんどのケースで勘違いです。私は先制攻撃はいたしません。

━─━─━─━─━─


さて、先週末の大会ラッシュで中断されていたDREAM版ガチンコFC構想シリーズを再開します。

これまでのシリーズではエンセンと桜庭が率いるチームの方向性を考えながら、番組として盛り上がるための事例研究(笑)をしてまいりましたが、ゴリゴリの格闘技ファンの方には不評だったような気がしてます。もっと格闘技ファンが満足するような番組に構成にしろよと言う声が聞こえてきそうな?

でも、格闘技ファンばかりを視野に入れた番組を作ったのでは地上波放送でガチンコFCをやる意味が半減してしまうんです。最大の目的は、格闘技への関心が低い一般層を取り込むことですから、過剰とも思える演出は必要不可欠なのです。

とは言えども私も格闘技ファンの端くれですから、格闘技ファン向けのイベントも発生させたいと言うことで、今回は候補生の選定を。

いざ候補者をピックアップするとなると、なかなか難しい。DREAMに上がったことがない選手に限定すると選択の幅が狭くなってしまうので、過去にDREAMでしょっぱい試合をしてクビになった選手も含むことにします。

とりあえず初回は、日本で層が薄いと言われるウェルター級(76kg前後)の候補生を各チーム6名ずつ選ぶとして(人数に根拠なし)、まずはチームエンセンのメンバーを考えてみます(この路線は変わらないのねw)。

・谷博幸(地下格闘技8戦全勝)

・曽根修平(「梅雨だけに、血の雨降らしたろか!」)

・佐野哲也(前田日明も絶賛の"リアル神代ユウ")

・舘野智良(刺青枠)

・松本峰周(スキンヘッドに毛皮のコートのコーデ枠)

・池本誠知(PRIDE武士道とDREAMで落第した浪速のプリンス)

はみ出し者たちと浪速のプリンスの合宿風景については、皆さんご自身で妄想していただければと思います。

(つづく)

DREAM版ガチンコFC 悔し涙とロボットダンス

その1 DREAMの人気回復に日本版TUF

その2 DREAM版ガチンコFC チームエンセンの大和魂

シリーズ第3回は、日本が誇るレジェンドファイター、桜庭和志率いるチームLaughterについて。

チーム名はもちろん桜庭が主宰する格闘技ジム、Laughter7から取ったもので、文字通り笑いながら楽しく学ぼうと言うのが基本方針ですが、楽しい経験だけで強い選手になれる訳もなく、チームLaughterの面々にも厳しいミッションが課せられます。最初に断っておきますが、このチームに加入したことを誰もが後悔するような試練を与えますから。馳浩でも考え付かないような試練を。

ですから皆さま方も覚悟して読んで下さいゃし(先代松五郎、長井順一風)。

まずはガチンコFCらしくトラブル発生。ある練習生が柴田に物言います。

「俺は桜庭さんに憧れてここに来たんだよ。お前なんかに竹刀で叩かれる筋合いはねぇ!!」

この一言で柴田と練習生の取っ組み合いが始まります。さすがに体力に勝る柴田が抑え込みますが、柴田の微妙な立場が原因で生み出される緊張感は残ります。

これは序の口、オードブルタルタル。

いつもニコニコ顔で練習風景を見守る桜庭は、時折マットに上がって練習生に悲鳴を上げさせる。柴田も竹刀片手で鬼コーチ役に徹する。そんな練習が2〜3日続きましたが、ある日、スペシャルコーチが来場しました。

そのコーチとは須藤元気。須藤元気と言えばロボットダンス。体幹を鍛える意味で、練習生全員にロボットダンスを徹底指導。丸1日かけて、それなりの出来栄えになりました。

汗をかきながらも瞳を輝かせながらロボットダンスを踊る練習生たち。もしかしたら、格闘技はダメだとしても、須藤がダンスユニットをプロデュースしてくれるかも?・・・邪なピラメキが脳裏を過ります。桜庭さんのチームで良かった!

しかし、その様子を冷笑しながら見守る柴田。明日、何かが起きる!?

須藤コーチの特別指導2日目。練習生はロボットダンスを見せ合ったりしながらコーチの登場を待つ。和気あいあいとしたムード。

そこにマイクロバスが到着。ぞろぞろとバスから降りてくるスポーツマン風の学生たち。ジャージの背中には「TUWC」の文字が!

TUWC=Takushoku University Wrestling Club

なんと!!須藤自身が監督を務める拓殖大学レスリング部がやって来た!!国際大会や全日本選抜の入賞者がごろごろしているぞ!!

ダンスユニットプロデューサーの顔から、レスリング部監督の顔に変わった須藤元気が宣言する。

「今日はLaughterとうちのメンバーのスパーリング大会を行います。5分20本やりましょう!」

全員同時にスパーリングを行うわけではなく、皆が見守る中で1組ずつ行われるスパーリングは緊張感抜群。拓殖レスリング部のチーム力に圧倒されるLaughterの練習生たち。

果たして結果は、Laughterの完敗。特に本格的なグラップリング未経験者はボロ雑巾のようにされました。とにかくタックルを切れない。抑え込まれたらダッチワイフ状態。中にはマンぐり返し状態で抑え込まれたり、ラッパを吹かされたり、フルネルソンでジャイアントスイングみたいに振り回される練習生も。

余りにも屈辱的な結果に悔し涙を流し始めるLaughterのメンバー。拓大側からは笑い声も聞こえ始める。

そんな中に一筋の光明が。倒され、投げられ、締めあげられる"仲間たち"に向かって応援する声が湧き起る。同じ屈辱を味わう中で、Laughterの練習生たちに連帯感が生まれていたのです。

そして夕陽が沈みはじめる頃、スパーリング大会は終了、、、と思いきや、桜庭が号令。

「よし、お前ら、今日スパーリングした中で、一番嫌だった相手ともう1本スパーリングやろう」

顔を見合わせる練習生たち。

「ほら、早く。相手を見つけたら握手して!」

桜庭に急かされ、渋々拓大メンバーの中に歩み寄り、それぞれに相手を見つけるLaughterの面々。そして再び投げられ、倒され、締めあげられる。

最後の5分間も終わり、拓大メンバーは帰り支度を始める。それを横目に須藤が号令を出す。

「よし、最後は楽しく、Laughterのみんなはロボットダンスで締め括ろう!」

悔し涙と鼻水でくしゃくしゃになった顔を晒してロボットダンスを踊る練習生たち。このシュールさも大衆を魅了する。

(次回は大洗サンビーチでの実戦)

DREAMの人気回復に日本版TUF

自宅に郵送されたWOWOWの月間番組誌に目を通したところ、6月からTUFが毎週放送されることがわかりました。

TUFとは、テレビユー福島のことではなく、The Ultimate Fighterと言うテレビ番組の略称で、若手格闘家がUFCとの契約を目指し、ライバル達と鎬を削り合う中での人間ドラマにスポットを当てたリアリティショーです。

かつて日本でもガチンコファイトクラブと言う人気番組(の1コーナー)がありましたが、それをさらにリアルにしたもの、演出を少なくしたものだと言えば解りやすいでしょう(見たこともないのに語るのがweb新流)。

人気低迷やテレビ放映の打ち切り、スポンサー離れ等、マイナス要素の噂が絶えない日本の格闘技界に必要なものは、まさにそのリアリティショーではないかと思います。

リアリティショーとは、人間ドラマを見せることです。

TUFにおける人間ドラマで一般層をキャッチし、それを足掛かりに多くのファン層を開拓したUFC同様の手法を用いて視聴率を稼ぎ出すことが、日本格闘技界復活のための唯一にして最善の策だと断言しても過言ではないと私は考えます。

特に、K-1MAXとDREAMを抱えており、かつてはガチンコファイトクラブで一世を風靡したTBSにこの手法を用いてもらいたいもの。何なら私が番組制作を下請けしても構いません。

では早速、番組の構成を考えてみたいと思いますが、基本的な部分はTUFとほぼ同じフォーマットを用います(2チームが競い合う形)。

それと、K-1MAXとDREAMのどちらを目指すステージとして設定するかですが、次の理由からDREAMを選択しました。

・エンセン井上をコーチに据えたい。

・練習生がパンチでボコられるのみならず、チョークスリーパーで白目を剥いて失神するような、絵になるシーンを撮りやすい。

・総合は打撃の練習も行うため、特別コーチとしてK-1ファイターを招くことはできるが、K-1のトレーニングに総合のファイターは起用しにくい(コーチ役に登用できる人材が狭まってしまう)。

さて、TUFのシステムを踏襲すると言うことは、2つのチームを作り、それぞれにコーチを配置することから考えねばなりません。

チームに所属する練習生には、アウトサイダーに出てくるような喧嘩自慢を多数投入し、そこに、内向的だがナイフを隠し持っているタイプの人間や一匹狼的なナルシストを加え、些細な出来事で喧嘩が勃発するようなピリピリした状況を作り出したいものです。

そのためには練習生にキャラクターと自覚が求められますので、選考面接を十分に行ったうえで人選し、採用者には、面白いアクションを起こせば、もし1位で卒業できなくても優先的にプロデビュー等を斡旋する等の“飴”をちらつかせておく必要があります。

コーチ役は、まずは前述したエンセン井上。柔術の指導もできるし、日本総合格闘技界のパイオニアと言う歴史的に重要な役割を担った人物でもあり、さらに練習生以上にキレやすそうなキャラの立ち具合が採用した理由。練習生同士の人間関係が凪の状態になれば、過剰なスパルタ等でエンセン自ら問題アクションを起こしてくれそうな期待感に満ちています。理不尽な指導も鬼コーチに必要な要素なのです。

もう1チームのコーチには、出てもらえるならば桜庭和志を起用したいもの。実績、人気、ネームバリューは問題なし。楽しいムードの中に時折厳しさが垣間見えるような指導方針で、スパルタのエンセンチームとは対照的。ただ、桜庭はライバルチームのコーチと張り合うようなキャラではないので、補佐役として柴田勝頼を登場させ、いちいちエンセンやその教え子ら相手に小競り合いを演じてもらうのも見所になりそうです。

日本版TUFは基本的に以上のような構成です。番組タイトルはズバリ『ガチンコファイトクラブ!!』。子供も大人も期待を寄せてチャンネルを合わせるでしょう。

次回エントリーでは、今回提示した基本構成に加え、ゴールデンタイムでの放映に耐え得る内容に仕上げるためのエッセンス(臨時コーチや合宿イベント等)を提案してみたいと思います。
Archives
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

訪問者数累計(since '06)
E-Mail & twitter


当ブログ管理人へのご連絡はこちらのメールフォームからお願いします。また、メールを受信しても見逃す危険性もありますので、コメント欄かTwitter宛にメール送信した旨を書き込んで下さると助かります。


web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


Recent Comments
  • ライブドアブログ