今週から「春のK-1ウィーク」ですね。9日にワールドMAX、13日には横浜。
まず、ワールドMAX開幕戦ですが、何気に一番楽しみなのがトーナメントではなくHIROYAvs藤だったりしますが。
このカードに強い興味を惹かれるということは、やっぱり格闘技の面白さは「最強は誰か?」ではなくて「どっちが強いか?」という観点の上にあると思うのです。
藤が「K-1はアマチュア。1RでKOする」と挑発すれば、「負けた時の言い訳楽しみ」
「絶対に勝たなきゃいけない相手。90秒以内に倒したい」と口撃し返すHIROYA。
勝者には栄光を。敗者には屈辱を。この試合はまさに勝者と敗者との明暗がハッキリと表れるカード。16歳前後の若者同士の戦いながら、我々は緊張しながら見守ることになるでしょう。
ところで皆さんはどちらが勝つと予想してますでしょうか?
3Rの短期決戦ではパンチ主体のHIROYA有利な感は否めないですが、私としては藤に勝ってほしいという気持ちが強いです。
と言うのは、もし藤が負けたら、一生、HIROYAの格下的存在で終わってしまうような気がするからです。魔裟斗と小比類巻のように。
若干16歳にして既にちょいワルなスタアの雰囲気を醸し出しているHIROYAは、まさに魔裟斗二世の貫禄たっぷり。一方の藤からはストイックさと悲壮感が伝わってきます。魔裟斗二世と言うよりも小比類巻二世と呼んだ方がしっくりくるかも。もし藤が負けたら、腕に線香を押し付けるどころか、日本香堂の自社ビルから飛び降りてしまうんじゃないかと心配です。
藤の試合は数秒間のダイジェストでしか見たことがないのですが、前蹴り以外にどのような武器があるのか気になるところ。果たして結果はどうなるのでしょうか?
続いて13日の横浜ですが、前回のエントリーに対して寄せられたコメントの中に、テイシェイラvs藤本の一戦をどう見るか?という質問がありましたので、この一戦の試合展開を予想してみます。ただ、私はこの程度の試合をするしか能がないド素人ですので、たいそうな内容は書けませんことをお許しください。
テイシェイラは極真空手の世界王者ということで、そんじょそこらの空手家とは格が違うことは言うまでもありません。何といっても極真は競技人口が圧倒的に多いわけですから。
しかし、K-1ルールには初挑戦です。やはりポイントは顔面パンチと、そして“空手の試合”ができるかどうかでしょう。
テイシェイラがキックボクシングをやろうなんて思ったら、藤本に足元をすくわれますよ。付け焼刃のジャブから入るようなことはせず、ミドルキックから活路を見出すような戦いをすれば藤本クラスには間違いなく勝てるはずです。
具体的な試合展開を予想してみますと、、、
ゴングと同時にパンチを振るってくる藤本。顔面にパンチをもらうテイシェイラは時折ミドルキックを放つも、慣れないK-1ルールのせいか、すぐに間合いを詰められ再びパンチを見舞われるテイシェイラ。大振りのパンチをこれでもかと連打する藤本。しかし、さすがは極真世界王者。ダウンはしないで堪え続ける。そして第1ラウンドも2分が経過した頃、早くも攻め疲れが目立ち始める藤本。発汗量が増え、肩で息をするようになる。その様子を見たテイシェイラは息を吹き返し、ミドルキックを見舞う。セコンドの声も耳に入るようになった。
「ボディに膝!」
その指示通り組み付いて即座に膝蹴り一閃。藤本は小鹿になるまでもなく一撃でKO負け。テイシェイラはうずくまる藤本を見下ろして残心。
、、、と、極真空手家のグローブマッチデビュー戦はそんな感じの試合になるんじゃないでしょうか?不慣れな顔面パンチでピンチに陥るが、圧倒的な体力差と蹴りの威力で挽回。どこかで同じ光景を見たことがあるような、、、、?
思い出しました。あれは2000年11月だったでしょうか。全日本キックの後楽園ホール大会。当時、極真の若手エース格だった野地竜太のキックデビュー戦が行われました。相手は新空手重量級王者を経てキックボクサーとして活躍していたDEION。さすがに顔面パンチには一日の長があり、序盤は一方的にDEIONがパンチで攻める展開。会場は9割以上が野地を応援している中、リングサイドから「佐賀〜〜〜!いけぇ〜〜〜!」と野太い声援。「佐賀」とはDEION選手の本名です。自称K-2ファイターの私もDEIONを応援しましたが、中盤になって攻め疲れたDEIONに野地のミドルキックが炸裂。最後は野地が右のパンチで失神KO勝利を収めました。
今回のテイシェイラvs藤本も、そんな展開になるような気がします。
しかし、藤本もおめおめと負けるつもりでリングに上がるわけもないでしょう。藤本と極真と言えば、01年のK-1ジャパンGPで行われたニコラス・ペタス戦も思い出します。藤本は負けはしましたが、なんと大振りなボディーブローでペタスからファーストダウンを奪ったのです。あの時は会場全体が「藤本いけ〜」みたいな盛り上がりになりました。
藤本もパワーでは負けていません。試合の勝ち敗けに関わらず、K-1ジャパンの意地を見せてくれれば、評価が下るばかりだった藤本もファンに見直されるのは間違いないでしょう。
フィリオ以来の極真王者参戦に、藤本の復帰戦。この2つの要素が相まって、非常に楽しみな一戦であります。
まず、ワールドMAX開幕戦ですが、何気に一番楽しみなのがトーナメントではなくHIROYAvs藤だったりしますが。
このカードに強い興味を惹かれるということは、やっぱり格闘技の面白さは「最強は誰か?」ではなくて「どっちが強いか?」という観点の上にあると思うのです。
藤が「K-1はアマチュア。1RでKOする」と挑発すれば、「負けた時の言い訳楽しみ」
「絶対に勝たなきゃいけない相手。90秒以内に倒したい」と口撃し返すHIROYA。
勝者には栄光を。敗者には屈辱を。この試合はまさに勝者と敗者との明暗がハッキリと表れるカード。16歳前後の若者同士の戦いながら、我々は緊張しながら見守ることになるでしょう。
ところで皆さんはどちらが勝つと予想してますでしょうか?
3Rの短期決戦ではパンチ主体のHIROYA有利な感は否めないですが、私としては藤に勝ってほしいという気持ちが強いです。
と言うのは、もし藤が負けたら、一生、HIROYAの格下的存在で終わってしまうような気がするからです。魔裟斗と小比類巻のように。
若干16歳にして既にちょいワルなスタアの雰囲気を醸し出しているHIROYAは、まさに魔裟斗二世の貫禄たっぷり。一方の藤からはストイックさと悲壮感が伝わってきます。魔裟斗二世と言うよりも小比類巻二世と呼んだ方がしっくりくるかも。もし藤が負けたら、腕に線香を押し付けるどころか、日本香堂の自社ビルから飛び降りてしまうんじゃないかと心配です。
藤の試合は数秒間のダイジェストでしか見たことがないのですが、前蹴り以外にどのような武器があるのか気になるところ。果たして結果はどうなるのでしょうか?
続いて13日の横浜ですが、前回のエントリーに対して寄せられたコメントの中に、テイシェイラvs藤本の一戦をどう見るか?という質問がありましたので、この一戦の試合展開を予想してみます。ただ、私はこの程度の試合をするしか能がないド素人ですので、たいそうな内容は書けませんことをお許しください。
テイシェイラは極真空手の世界王者ということで、そんじょそこらの空手家とは格が違うことは言うまでもありません。何といっても極真は競技人口が圧倒的に多いわけですから。
しかし、K-1ルールには初挑戦です。やはりポイントは顔面パンチと、そして“空手の試合”ができるかどうかでしょう。
テイシェイラがキックボクシングをやろうなんて思ったら、藤本に足元をすくわれますよ。付け焼刃のジャブから入るようなことはせず、ミドルキックから活路を見出すような戦いをすれば藤本クラスには間違いなく勝てるはずです。
具体的な試合展開を予想してみますと、、、
ゴングと同時にパンチを振るってくる藤本。顔面にパンチをもらうテイシェイラは時折ミドルキックを放つも、慣れないK-1ルールのせいか、すぐに間合いを詰められ再びパンチを見舞われるテイシェイラ。大振りのパンチをこれでもかと連打する藤本。しかし、さすがは極真世界王者。ダウンはしないで堪え続ける。そして第1ラウンドも2分が経過した頃、早くも攻め疲れが目立ち始める藤本。発汗量が増え、肩で息をするようになる。その様子を見たテイシェイラは息を吹き返し、ミドルキックを見舞う。セコンドの声も耳に入るようになった。
「ボディに膝!」
その指示通り組み付いて即座に膝蹴り一閃。藤本は小鹿になるまでもなく一撃でKO負け。テイシェイラはうずくまる藤本を見下ろして残心。
、、、と、極真空手家のグローブマッチデビュー戦はそんな感じの試合になるんじゃないでしょうか?不慣れな顔面パンチでピンチに陥るが、圧倒的な体力差と蹴りの威力で挽回。どこかで同じ光景を見たことがあるような、、、、?
思い出しました。あれは2000年11月だったでしょうか。全日本キックの後楽園ホール大会。当時、極真の若手エース格だった野地竜太のキックデビュー戦が行われました。相手は新空手重量級王者を経てキックボクサーとして活躍していたDEION。さすがに顔面パンチには一日の長があり、序盤は一方的にDEIONがパンチで攻める展開。会場は9割以上が野地を応援している中、リングサイドから「佐賀〜〜〜!いけぇ〜〜〜!」と野太い声援。「佐賀」とはDEION選手の本名です。自称K-2ファイターの私もDEIONを応援しましたが、中盤になって攻め疲れたDEIONに野地のミドルキックが炸裂。最後は野地が右のパンチで失神KO勝利を収めました。
今回のテイシェイラvs藤本も、そんな展開になるような気がします。
しかし、藤本もおめおめと負けるつもりでリングに上がるわけもないでしょう。藤本と極真と言えば、01年のK-1ジャパンGPで行われたニコラス・ペタス戦も思い出します。藤本は負けはしましたが、なんと大振りなボディーブローでペタスからファーストダウンを奪ったのです。あの時は会場全体が「藤本いけ〜」みたいな盛り上がりになりました。
藤本もパワーでは負けていません。試合の勝ち敗けに関わらず、K-1ジャパンの意地を見せてくれれば、評価が下るばかりだった藤本もファンに見直されるのは間違いないでしょう。
フィリオ以来の極真王者参戦に、藤本の復帰戦。この2つの要素が相まって、非常に楽しみな一戦であります。