アンディ・オロゴン

アンディ・オロゴン、ボクシング2戦目は逆転KO負け

 格闘技の試合に出場したとして、日本ボクシングコミッションからセコンドライセンス取り消しなどの可能性を示唆されたボビー・オロゴンが20日、活動を自粛し、弟アンディのプロ2戦目を観客席から見守った。

 開始30秒にダウンを奪いながら、逆転KO負け。ボビーは「僕がセコンドに入れなかった部分が(敗因として)ある」と悔しがった。アンディも「交通事故に遭ったようなもの。兄がセコンドにいないのが大きかった」とぼうぜん自失。12月に予定された次戦も白紙となった。
スポナビより)

ダウンを先取しておきながら、逆転KO負け。惜しかったな。

これは経験が少ない選手が陥りがちなパターン。ここで決めねばと焦って攻め達磨になり、ガードが甘くなったところに良いのを入れられてしまったのだろう。

しかし、この負けはアンディにとって大きな糧になるはず。次戦に期待する。


そう言えば「アンディなんてボクシング界では誰も注目してないよ」なんて知った風な口をきいた馬鹿がいたが、アンディのこのデビュー2戦目はメインイベントだったそうじゃないか。もしこれに勝っていれば次戦は亀田興毅の前座として組まれたのだろう。

悔し紛れのボクヲタの見識の低さもよいこのK−1ファンと大差ないなw





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アンディ・オロゴンvs山本優弥の判定について

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2日に行われたK-1MAX日本代表決定トーナメントの1回戦、アンディ・オロゴンと山本優弥の試合について、私は「予想どおり山本が完敗した」と書きましたが、完敗ではなく惜敗ではないか?ダウンを取られた後は山本が押していたからドローでもおかしくない内容だった、というコメントが寄せられました。

また、『ファイト&ライフ』の試合レポートを読むと、

ダウンを奪ったのはオロゴンだが、攻め手が多かったのは山本。微妙な判定となったがジャッジ3者とも29?28でオロゴンが辛くも勝利を手にした。

と書かれてありましたので、これは私の判断誤りか?と思い、再度試合を見て検証してみました。

<第1ラウンド>
山本のローキックが何発か入っていたが、終盤にアンディのストレートで山本が仰け反ったシーンの方が印象強かった。一瞬、腰が落ちそうにもなっていた。

アンディの10:9

<第2ラウンド>
序盤にアンディが右ストレートでダウンを奪う。あれは「スリップ気味のダウン」とは私は思いません。しっかりとパンチが入り、そのダメージで山本が倒れました。

しかしながら、中盤以降は山本が盛り返したのも間違いない。

アンディの10:9

<第3ラウンド>
山本が手数の多さで猛反撃。しかし、決定力不足の感は否めず。そこらへんのもどかしさが私にとっては悪印象だったように思いました。

山本の10:9

以上、29:28でアンディの判定勝ち、が私のジャッジです。

再度試合を見てみると、山本が相当ローキックを打ち込んでいたことがわかりました。アンディはかなりダメージを追ったことでしょう。それは準決勝の戦いぶりが証明しています。日本人選手が掲げていた"STOP、アンディ・オロゴン"というスローガンを達成したという意味では、山本が果たした役割は限りなく大きかったと言えるでしょう。

また、山本が新空手出身の選手と言うことで、私は山本を応援したい気持ちが強い分、結果を出してくれないとついつい辛らつに評価してしまいます。その点はご理解ください。

アンディ・オロゴン>3回戦のキックボクサー

先のK-1MAXで、優勝候補筆頭だった小比類巻がK-1デビュー2戦目のアンディ・オロゴンに負けた件について、「素人に負けるとは情けない」という論調をよく目にします。

果たしてアンディ・オロゴンを素人呼ばわりして差し支えないのでしょうか?

私は、キックボクシングの3回戦レベルを凌駕する能力を兼ね備えていると感じました。本戦終盤に放ったキックの切れ、延長戦も戦い抜けるスタミナ、そして何よりも国内トップと言われている相手に対しても臆することがない精神力の強さは、どう見ても素人離れしています。高い身体能力に加えて相当な練習量の賜物と言えるでしょう。

プロとして活動している3回戦のキックボクサーで、アンディ以上のパフォーマンスを発揮できる人が何人いるでしょうか?この問いに自信を持って挙手できる人はまずいないでしょう。

アンディを素人と言うならば、世の3回戦のキックボクサーたちは何なんでしょうか?素人以下なのでしょうか?そんなわけはないですね。ゆえにアンディを素人呼ばわりするのは大間違いです。

と言っても負けたコヒを擁護しているわけではありませんことを念のために申し添えておきます(ブログランキングが上位になったことで小中学生にも読まれてるようなので、いちいち注釈しておきますw)。

それと、一口に3回戦のキックボクサーと言ってもピンきりなのは言うまでもありません。くしくも先日の私のコメント「格闘技はプロもアマも大した違いはない」に対して、元日本ランカーの土浦出身さんより、それは無いだろうというコメントを頂戴しました。

たしかに私が言葉足らずで、誤解を招きました。ここで私が言ったプロとは、思い出デビューをしただけとか、ファイトマネーももらわずに自己満足だけで前座のリングに上がって塩試合をしている、向上心の無い“一応プロ”の人たちのことです。

プロとは、観客に感動を与えられる存在でなければなりません。その点でアンディはまぎれもなくプロフェッショナルなファイターだったと言えるでしょう。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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