DREAM

久々にDREAMをスカパー生観戦します

ime26日にエヴァンゲリヲン新劇場版DVD(私はBlu-ray)が発売されたことを受けて、ブログやツイッターでもエヴァネタを見かけることが多い今日この頃ですが、私も多分に漏れず、ツイッターの背景画像をエヴァに変えてみました。

それにしてもエヴァ新劇場版:破は、映画館で観たものを改めて(私はBlu-rayで)観たわけですが、それでも面白かった。上映されてから多分1年くらい経過しているから、ほど良く内容を忘れていたからでしょう。

いい歳した大人が情けないとは思うのですが(映画館も大人だらけで異様に感じた)、使徒やアダム、リリスといった巨大生物の謎を曖昧にされればされるほど観たくなってしまいます。エヴァのストーリーを理路整然と説明できる人っているのかな?

さて、今日はDREAM.14です。私は先ほどe2byスカパーの申し込みを完了しました。

深夜の地上波放送を見ようかどうか迷っていましたが、正午過ぎに昼寝から目が覚めると、やっぱり生で観たいという気持ちがにわかに高まり、カスタマーセンターに電話をした次第(チケット購入は前日までにとアナウンスされてはいますが、当日でも何ら問題なく観れます)。

それで今はDREAMersという事前番組?を観ていますが、青木自身が解説するメレンデス戦が流されてます。これはちょっとしたボーナス(5R大当たりくらい)。ニコニコ動画の粗い映像では見て取れなかった動きや音声を確認できました。

続いては高阪チェック。以下のように今日の見どころを語っていました。

桜庭vs.ハレック
巷ではグレイシー狩りと言われているが、ポジション取りから極めまでの流れがしっかり確立している選手。方や桜庭は基本形にこだわらない。基本的MMA(ハレック)と我流MMA(桜庭)の対決。


高谷vs.ハンセン
ハンセンが、殴り合いの中に細かいテクニックを織り交ぜていく展開。高谷はそれをさせないだけの打撃を当てられるか?

グラウンドから立ち上がる技術が上手い高谷だが、そこからどうするか?


山本KIDvs.キコ
ムエタイ寄りの戦法を身につけようとしていたKIDが、それをさらにレベルアップさせて今日の試合に臨むのか、元の野性味溢れる戦い方に戻すのか。


全般
各選手がケージをどう利用するのかを注目したいとのこと。


いよいよ第1試合が始まりますので、次は観戦記にて。

DREAM.14勝敗予想

DREAM版ガチンコFCシリーズは一休みし、今回は明日に迫ったDREAM.14の勝敗予想をします。

まぁ、私の予想なんて誰も関心ないでしょうけど、国内メジャー大会ですからとりあえず予想はやっておきたい所存です。



<第1試合 無差別級>
○ミノワマン
×イマニー・リー


前回のアンブリッツ戦では2Rまで持ち込まれるほど手こずりましたが、今回はボクサーが相手らしいので、ミノワマンが容易にテイクダウンし、足首を捻りあげて終わりでしょう。

リーの写真はこちら(K-1公式サイトより)。こんな顔したクソガキ、あなたの近所にもいませんか?



<第2試合 フェザー級>
×前田吉朗
○大沢ケンジ


勝ったり負けたりを繰り返している前田。前回は、三角絞めが得意なコール・エスコベドに片手間のハイキックでKOされてしまいました。

前田は見た目も悪いし、煽りVで必ず使われる定食屋だかお好み焼き屋での集会風景も完全に見飽きたので、そろそろ消えて欲しい。

ただ、前田はあの風貌ながら、アメリカのWECで活躍した経緯もあるので、和製金網の中で覚醒するかも。良い意味で私の先の見解を裏切ってほしい。

大沢はとりあえずお手並みを拝見させていただく。



<第3試合 フェザー級>
○宮田和幸
×大塚隆史


この試合については別個に予想を書いてございますので、そちらをご覧ください。



<第4試合 フェザー級>
○所英男
×西浦“ウィッキー”聡生


DREAM公式サイトのトピックスに掲載されているウィッキーの写真を見てください。この男、根っからの凶暴につき、みたいな佇まい。隣のリオンも怖そうな表情を作っているけれども、人の良さがにじみ出ています。非常に対照的に見えるツーショットです。

対照的と言えば所とウィッキーも水と油、天使と悪魔くらいに開きのある2人です。

ウィッキーは面白い選手ですが、ここで所に勝って欲しいとも思えない。所の賞味期限はまだまだ残っているように思えるし、所がフェザー級GP2回戦でやってくれたようなこと(エイブル・カラムに一本勝ち)をウィッキーには期待できないから。

それに、弱い人間はやっぱり所に想いを託したい。ウィッキーみたいな人間の天下なんて真っ平ゴメンだろう。

ただ不気味なのは、寝技に弱い印象のウィッキーだが未だに一本負けを喫したことがないと言う事実。グラウンドに持ち込めば所も安心、とはならないでしょう。

でも、格下にはしっかりと一本で勝つのが所であるから、この勝負、果たしてどちらが勝つことやら。希望的予測で所勝利とします。ウィッキーに初めてタップする屈辱を与えて欲しい。うん、この試合の見所はそこだ!

所よ、ウィッキーからタップを奪え!!



<第5試合 フェザー級>
×キコ・ロペス
○山本“KID”徳郁


K-1でHIROYAに判定負けしたと言う余計な味噌がついているキコに勝ったところで・・・。

キコは顔もパッとしない。ナチスの軍隊に仕えて雑用とかしていながら、戦況を見てソ連軍に寝返ってしまうような、そんな顔をしてる。もしくはフルポン亘。



<第6試合 フェザー級>
×高谷裕之
○ヨアキム・ハンセン


どうせ高谷が負けるんでしょ?殴り合いをしたってヨアキムが上手(うわて)そうだし。



<第7試合 ミドル級>
○桜庭和志
×ハレック・グレイシー


ハレックとはどんな選手でしたかの?ってことで、DREAM公式サイトで確認したら、無性に腹が立つ顔をしている。自分を貫くタイプと言えば聞こえは良いが、自己の目標を実現するためには他人様を裏切る行為も平気でやりそうな顔に見える(すんません、勝手な言いかがり、失礼しました)。

一方、桜庭のエヴァ好きは解ったから、いつまでも同じようなネタを引っ張らないで欲しい。



<第8試合 ウェルター級>
○桜井“マッハ”速人
×ニック・ディアス


D.14は好カードが揃っていますが、もしこのカードが無かったら画竜点睛を欠くことになっていたと思います。

日本代表の青木がストライクフォースで負けた後、今度はストライクフォースの選手を和製金網で迎え撃つ。日本が反撃の狼煙を上げると言う位置付けのカード。誰もがそう捉えているんじゃないでしょうか?

ただ、しっかりと(福島みずほ風)リベンジできるかどうかは何とも言えない。

マッハはもう十年位前にUFCに参戦していますが、だからと言ってケージマッチで上手く戦えるかどうかはわからないし、ディアスはマッハが完敗したザロムスキーをKOで下していること、長いリーチから変則的な下手うまパンチを放ってくること等を考慮すると、マッハピンチとなるのが普通の考え。

ただ、マッハもアメリカ合宿を良い感じで終えたみたいなので、コンディションを崩していなければマッハの勝ちもあるかも。モーションの大きいディアスの右ストレートに合わせて左ボディブローを決めるなんてことはさすがに無理なんだろうなぁ。

この試合はマッハに勝ってもらわないとどうしようもない。予想もマッハ勝利といたします。

DREAM版ガチンコFC 悔し涙とロボットダンス

その1 DREAMの人気回復に日本版TUF

その2 DREAM版ガチンコFC チームエンセンの大和魂

シリーズ第3回は、日本が誇るレジェンドファイター、桜庭和志率いるチームLaughterについて。

チーム名はもちろん桜庭が主宰する格闘技ジム、Laughter7から取ったもので、文字通り笑いながら楽しく学ぼうと言うのが基本方針ですが、楽しい経験だけで強い選手になれる訳もなく、チームLaughterの面々にも厳しいミッションが課せられます。最初に断っておきますが、このチームに加入したことを誰もが後悔するような試練を与えますから。馳浩でも考え付かないような試練を。

ですから皆さま方も覚悟して読んで下さいゃし(先代松五郎、長井順一風)。

まずはガチンコFCらしくトラブル発生。ある練習生が柴田に物言います。

「俺は桜庭さんに憧れてここに来たんだよ。お前なんかに竹刀で叩かれる筋合いはねぇ!!」

この一言で柴田と練習生の取っ組み合いが始まります。さすがに体力に勝る柴田が抑え込みますが、柴田の微妙な立場が原因で生み出される緊張感は残ります。

これは序の口、オードブルタルタル。

いつもニコニコ顔で練習風景を見守る桜庭は、時折マットに上がって練習生に悲鳴を上げさせる。柴田も竹刀片手で鬼コーチ役に徹する。そんな練習が2〜3日続きましたが、ある日、スペシャルコーチが来場しました。

そのコーチとは須藤元気。須藤元気と言えばロボットダンス。体幹を鍛える意味で、練習生全員にロボットダンスを徹底指導。丸1日かけて、それなりの出来栄えになりました。

汗をかきながらも瞳を輝かせながらロボットダンスを踊る練習生たち。もしかしたら、格闘技はダメだとしても、須藤がダンスユニットをプロデュースしてくれるかも?・・・邪なピラメキが脳裏を過ります。桜庭さんのチームで良かった!

しかし、その様子を冷笑しながら見守る柴田。明日、何かが起きる!?

須藤コーチの特別指導2日目。練習生はロボットダンスを見せ合ったりしながらコーチの登場を待つ。和気あいあいとしたムード。

そこにマイクロバスが到着。ぞろぞろとバスから降りてくるスポーツマン風の学生たち。ジャージの背中には「TUWC」の文字が!

TUWC=Takushoku University Wrestling Club

なんと!!須藤自身が監督を務める拓殖大学レスリング部がやって来た!!国際大会や全日本選抜の入賞者がごろごろしているぞ!!

ダンスユニットプロデューサーの顔から、レスリング部監督の顔に変わった須藤元気が宣言する。

「今日はLaughterとうちのメンバーのスパーリング大会を行います。5分20本やりましょう!」

全員同時にスパーリングを行うわけではなく、皆が見守る中で1組ずつ行われるスパーリングは緊張感抜群。拓殖レスリング部のチーム力に圧倒されるLaughterの練習生たち。

果たして結果は、Laughterの完敗。特に本格的なグラップリング未経験者はボロ雑巾のようにされました。とにかくタックルを切れない。抑え込まれたらダッチワイフ状態。中にはマンぐり返し状態で抑え込まれたり、ラッパを吹かされたり、フルネルソンでジャイアントスイングみたいに振り回される練習生も。

余りにも屈辱的な結果に悔し涙を流し始めるLaughterのメンバー。拓大側からは笑い声も聞こえ始める。

そんな中に一筋の光明が。倒され、投げられ、締めあげられる"仲間たち"に向かって応援する声が湧き起る。同じ屈辱を味わう中で、Laughterの練習生たちに連帯感が生まれていたのです。

そして夕陽が沈みはじめる頃、スパーリング大会は終了、、、と思いきや、桜庭が号令。

「よし、お前ら、今日スパーリングした中で、一番嫌だった相手ともう1本スパーリングやろう」

顔を見合わせる練習生たち。

「ほら、早く。相手を見つけたら握手して!」

桜庭に急かされ、渋々拓大メンバーの中に歩み寄り、それぞれに相手を見つけるLaughterの面々。そして再び投げられ、倒され、締めあげられる。

最後の5分間も終わり、拓大メンバーは帰り支度を始める。それを横目に須藤が号令を出す。

「よし、最後は楽しく、Laughterのみんなはロボットダンスで締め括ろう!」

悔し涙と鼻水でくしゃくしゃになった顔を晒してロボットダンスを踊る練習生たち。このシュールさも大衆を魅了する。

(次回は大洗サンビーチでの実戦)

DREAM版ガチンコFC チームエンセンの大和魂

前回のエントリーでは、DREAMの人気回復のためにはThe Ultimate Fighter(以下、TUF)の手法を用いたテレビ番組『DREAM版ガチンコファイトクラブ(以下、ガチンコFC)』を放映すべきと言うことで、番組構成の基本ラインを考えました。

格闘技の素養がある不良たちや精神面に難ありの若手格闘家らを集め、エンセン井上チームと桜庭和志with柴田チームに振り分けて、DREAM出場権1枠を賭けて競わせる。若者たちが競い合い、衝突する中で生まれる人間ドラマを見せることで一般視聴者の関心を引き、格闘技エンターテイメントに興味を持ってもらうきっかけを作ることが狙いです。

ここで、1点追加事項があります。コメント欄で指摘を受けたのですが、TUFでは毎週1人がレースから脱落していくシステムになっているとのことで、この厳しさもガチンコFCに取り入れるべき要素だと判断しました。

また、こちらもコメント欄での指摘ですが、不良同士の喧嘩を見せる演出ばかりに注力することなく、プロで通用する本格派選手の育成を第一に考えねばならないことも、基本指針として再確認した次第です。

さて、今回のエントリーから数回のシリーズで、ガチンコFCの2チーム制サバイバルレースをより面白くするためのエッセンスをいくつか提案していきたいと思います。日本格闘技界の将来を憂う皆様方とともに、リアリティショーと言うカテゴリに属するテレビ番組としてのガチンコFCを作り上げていきましょう。

まず、今回はエンセン井上チームの在り方を考えます(在り方ってw)。

練習初日、番組のマスコット的存在のグラビアアイドルを練習場に招き、いじめ抜きます。

マスコットには実際に格闘技好きの女性タレントを起用し、番組内でも事あるごとに格闘技好きであることをアピールさせますが、いきなり怒り出したエンセン井上に「格闘技はそんな軽いもの、違うヨ」「本物のファイター作るためにワタシ呼ばれたヨ。そんな軽薄な番組ならワタシ、コーチ降りるよ」等と捲くし立てられ、号泣。

「あたし、ホントに格闘技が好きなんです(泣)」

「だったら示してみて!Show me your YamatoDamashii!!」

しばし考え込んだ後、エンセンチームの練習生らに混ざって、腕立て伏せや腹筋を始めるマスコット。ひいひい状態になりながらも、引き続き浜辺へのランニングに移行(伊豆の民宿を想定してるんやねw)。早くも息が上がり置いてきぼりにされそうになるが、一部の練習生たちが足を止め、彼女を励ます。

「俺は認めるぜ!君の大和魂!!(ニッ)」

「あ、あ、ありがとうございます(爆泣)」

しかし、そこで“とんでもない事態”が発生。

「オイオイオイ、青春ドラマしてんじゃねえぞ」

「なんだコラァ!!」

浜辺で繰り広げられる乱闘。オンナがきっかけの内紛。 安っぽい人間ドラマだが、掴みは十二分にOK。

そこにエンセンが駆けつけ、練習生らを投げ飛ばす。水飛沫を上げて波間をのた打ち回る若人たち(※波間に消えたのは若人あきら)。

「オマエたち、よく聞け!大和魂は誰のハートの中にもあるもの。それを見せるか見せないかは人それぞれ。オマエたち、自分の大和魂を見せたいなら体で示してみて。彼女みたいに!」

いまいち意味不明の熱弁をふるうエンセン。マスコットもしっかりフォロー。 練習生たちは波間に立ち尽くす。握り拳をそのままに・・・。

以上のように、エンセン自らがトラブルの種を蒔き、乱闘が発生し、それを自ら収束させたエンセンが独特の論理を熱く語るというのが基本的な流れのチームエンセンです。

時々横文字が顔をのぞかせる、いかにも日系人らしいたどたどしい日本語も、視聴者のハートを掴む要素の一つ。

チームエンセンはYamatoDamashiiでDreamTicketを掴むんだヨ!

(次回はチームラフター)

DREAMの人気回復に日本版TUF

自宅に郵送されたWOWOWの月間番組誌に目を通したところ、6月からTUFが毎週放送されることがわかりました。

TUFとは、テレビユー福島のことではなく、The Ultimate Fighterと言うテレビ番組の略称で、若手格闘家がUFCとの契約を目指し、ライバル達と鎬を削り合う中での人間ドラマにスポットを当てたリアリティショーです。

かつて日本でもガチンコファイトクラブと言う人気番組(の1コーナー)がありましたが、それをさらにリアルにしたもの、演出を少なくしたものだと言えば解りやすいでしょう(見たこともないのに語るのがweb新流)。

人気低迷やテレビ放映の打ち切り、スポンサー離れ等、マイナス要素の噂が絶えない日本の格闘技界に必要なものは、まさにそのリアリティショーではないかと思います。

リアリティショーとは、人間ドラマを見せることです。

TUFにおける人間ドラマで一般層をキャッチし、それを足掛かりに多くのファン層を開拓したUFC同様の手法を用いて視聴率を稼ぎ出すことが、日本格闘技界復活のための唯一にして最善の策だと断言しても過言ではないと私は考えます。

特に、K-1MAXとDREAMを抱えており、かつてはガチンコファイトクラブで一世を風靡したTBSにこの手法を用いてもらいたいもの。何なら私が番組制作を下請けしても構いません。

では早速、番組の構成を考えてみたいと思いますが、基本的な部分はTUFとほぼ同じフォーマットを用います(2チームが競い合う形)。

それと、K-1MAXとDREAMのどちらを目指すステージとして設定するかですが、次の理由からDREAMを選択しました。

・エンセン井上をコーチに据えたい。

・練習生がパンチでボコられるのみならず、チョークスリーパーで白目を剥いて失神するような、絵になるシーンを撮りやすい。

・総合は打撃の練習も行うため、特別コーチとしてK-1ファイターを招くことはできるが、K-1のトレーニングに総合のファイターは起用しにくい(コーチ役に登用できる人材が狭まってしまう)。

さて、TUFのシステムを踏襲すると言うことは、2つのチームを作り、それぞれにコーチを配置することから考えねばなりません。

チームに所属する練習生には、アウトサイダーに出てくるような喧嘩自慢を多数投入し、そこに、内向的だがナイフを隠し持っているタイプの人間や一匹狼的なナルシストを加え、些細な出来事で喧嘩が勃発するようなピリピリした状況を作り出したいものです。

そのためには練習生にキャラクターと自覚が求められますので、選考面接を十分に行ったうえで人選し、採用者には、面白いアクションを起こせば、もし1位で卒業できなくても優先的にプロデビュー等を斡旋する等の“飴”をちらつかせておく必要があります。

コーチ役は、まずは前述したエンセン井上。柔術の指導もできるし、日本総合格闘技界のパイオニアと言う歴史的に重要な役割を担った人物でもあり、さらに練習生以上にキレやすそうなキャラの立ち具合が採用した理由。練習生同士の人間関係が凪の状態になれば、過剰なスパルタ等でエンセン自ら問題アクションを起こしてくれそうな期待感に満ちています。理不尽な指導も鬼コーチに必要な要素なのです。

もう1チームのコーチには、出てもらえるならば桜庭和志を起用したいもの。実績、人気、ネームバリューは問題なし。楽しいムードの中に時折厳しさが垣間見えるような指導方針で、スパルタのエンセンチームとは対照的。ただ、桜庭はライバルチームのコーチと張り合うようなキャラではないので、補佐役として柴田勝頼を登場させ、いちいちエンセンやその教え子ら相手に小競り合いを演じてもらうのも見所になりそうです。

日本版TUFは基本的に以上のような構成です。番組タイトルはズバリ『ガチンコファイトクラブ!!』。子供も大人も期待を寄せてチャンネルを合わせるでしょう。

次回エントリーでは、今回提示した基本構成に加え、ゴールデンタイムでの放映に耐え得る内容に仕上げるためのエッセンス(臨時コーチや合宿イベント等)を提案してみたいと思います。

DREAM.14 宮田和幸vs.大塚隆史のレスリング対決勝敗予想

DREAM.14で行われる宮田和幸と大塚隆史の一戦を密かに楽しみにしている格闘技ファンは少なくないと思います。私もこの一戦には興味津々です。

宮田と大塚はともにレスリング出身ですが、その実績ではシドニー五輪に出場した宮田に分があります。そこは当然、宮田にとってはこだわり所であり、17日の公開練習の際には「レスリングではレベルが違う」と自己主張。

しかし、そこが落とし穴のような気がします。

2006年に行われたHERO'Sでの山本KID戦。宮田は試合時間わずか4秒でKIDの飛び膝蹴りの餌食になりましたが、このKID戦に臨む宮田の意識が「レスリングではレベルが違う」という上から目線であったことは間違いないでしょう。

たしかにレスリング仕込みの宮田のテイクダウン能力は、本人が「総合では世界一」と誇っているように卓越したものなのでしょうが、総合格闘技の中の一要素に過ぎないのも事実です。

と言うか、過去の試合を振り返ると、トップどころを相手にした試合ではグラウンドに持ち込まれて一本負けする試合ばかりだったような気がしますけど。デビュー戦でホイラーに三角絞めで負けたのは仕方がないとして、その後も須藤元気、シャオリン、ハンセン、ブスカペには全て寝技で一本負けしています。

一方、レスリングの実績では劣る大塚(とは言えど全日本出場経験あり)ですが、総合格闘家としては相当な修羅場をくぐり抜けてきた選手のようです。

こちらのインタビュー記事で知ったのですが、過去には70kg級のトーナメントに出場したり、ブラジルで試合をしたり、現SRCフェザー級王者の金原や三島☆ど根性ノ助らに勝っていたり。

記憶に新しいところでは、DREAMフェザー級GP1回戦でビビアーノ・フェルナンデス相手に善戦した試合を思い出します。私はこの試合で初めて大塚を知りましたが、打撃、テイクダウンの攻防、そして寝技と、あらゆる局面で穴が無い選手という印象を受けました。

その反面で決定力不足が否めないことも、直近の勝ち試合4戦全てが判定決着だったことから伺えます。

以上、両雄の背景や戦績等について思うままにダラダラと書き綴ってきましたが、勝敗予想をするためのポイントをまとめてみます。

■宮田は過去に、レスリングでは格下の須藤元気と山本KIDと対戦しているが、ともに一本負けしている→大塚にも足元をすくわれるのではないか?

■グラウンドで一本負けすることが多い宮田は、AACCで柔術もやっている大塚に苦戦しそう→宮田が一本負けした試合は、体格的に不利だった70kg級のみ。フェザー級戦では一本負けは考えられない。トップどころ相手には判定決着続きの大塚に宮田を極めるだけの決定力が備わっているとは考えられない。

こんな感じです。

そして試合展開を予想すると、なかなかグラウンドには移行せず、ロープ際やコーナーでのスタンドレスリングの攻防が長くなりそう。そこで勝敗の分かれ目になるのが、立ち組からの膝蹴りじゃないでしょうか?

となると、07年にブアカーオのジムでムエタイ特訓をして身に付けた技術やボクシング練習等の成果が持ち前のレスリング技術と上手く融合しつつある宮田に軍配が上がりそうな気がしますし、コーナーにおける際の攻防では、オリンピックレスラーとして培った集中力がモノを言うのではないかと思います。

勝敗予想 ○宮田和幸(判定3-0)大塚隆史×

白蛇占いばりに「こんなん出ましたけどぉ」と自信満々に言いたいところですが、この予想にはあまり自信がありません。大塚には若さと気性の荒さがありますし、不似合いなグラジエーター風トランクスが宮田の心理をかき乱すことも考えられますから(んなわけない)。

いつも言ってることですが、勝敗予想はそれが当たるかはずれるかという結果よりも、予想を導き出すまでの過程を楽しむものですから、予想の当否に固執することなく、このチバラギダービーの観戦を楽しみたいと思います。



(オマケ)
宮田が本日更新したブログの内容。

「コアマッスル専門整体」

エントリーの前半では、ジムの会員に神業的な技術を持つ整体師がいたことの喜びを熱く書き綴っていた宮田ですが、途中からいきなり酸素カプセルに話題を転換したかと思うと・・・

練習後30分入った。


この1行の記述のみで擱筆。漁船で頂くタコのぶつ切りのように男気溢れる締め1文に圧倒された次第。

DREAM.15ネット会見の感想

生温い雰囲気に終始したD.15ネット会見の感想をいくつか垂れ流してみたいと思います。



<ミノワマンの決意表明とは?>
ライトヘビー級を下回る体格ながらもスーパーヘビー級を相手に戦う"モンスタークエスト"が今後もシリーズ化されると発表されたミノワマンですが、それとは別の、新たなテーマが見つかったらしく、その内容については近日中に対戦カード発表とともに明かされるとのこと。

新たなテーマとは?少し気になります。

まさかアメリカのケージに出征するなんて話が出る訳ないだろうし、。



<ムサシとのホットライン>
谷川EPが誰かと電話で話してるのは判りましたが、レンタルブルーレイの『かいじゅうたちのいるところ』を鑑賞しながら会見を見ていたため内容をよく聴き取れなかった私には、宇宙人がシュメール語で地球人に警告を出しているかのように聞こえてしまいました。映画『フォースカインド』を見たことがある方は同意してもらえるはずですっ!(力説するところじゃないって)

で、ムサシが電話で何をアピールしたのかは全く印象に残らず、とりあえずDREAM側がムサシと"切れてはいない"ことをアピールしたかったように見受けられたのと、会見に何かサプライズ的なことを投入せねばならないってことで設定しただけの茶番劇にしか見えませんでした。

どうせ茶番ならば、むしろセーラー服姿の青木真也にスパイダーウォークで画面の右から左まで横切らせるみたいなサプライズ演出の方が良かったと思いますよ。

また、ムサシは「自分がDREAMの大黒柱になる」と宣言したらしい。言わされたのでしょうけど。

それにしてもDREAMは「大黒柱」が好きなんだなぁ。



<D.14のメインはマッハvs.ニック>
失礼な言い方かもしれませんが、一般のファン目線で言えば、メインイベントとしてはちょっと小粒かなと。



<D.14の地上波テレビ放送>
TBSで大会当日の深夜26時48分から2時間枠の放送が決定したとの報告も為されました。

地上波放送があるのは喜ばしいですが、関東ローカルだそうで、関東以外の方々はPPVを購入するか、スポナビの速報で結果だけ知るに止めるか、迷うところでしょう。

私も深夜の地上波放送まで待たず、PPVで視聴するかもしれません。生でじっくり観たいと言うのが主な理由ですが、深夜の地上波放送を観ると、試合内容よりも延々と繰り返し流されるウコンの力と目がシャキのCMが脳裏に焼き付いてしまうと言う副作用があることも理由の一つです。

なお、PPVで視聴した場合は、地上最速の観戦記をアップしたいと考えてます。



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クローン大戦において最も銀河共和国軍を苦しめたのは、ドロイドの軍隊ではなく、シス卿に雇われた賞金稼ぎたちだった・・・。

オビワンやアナキンら強大なジェダイたちが賞金稼ぎたちの作戦に出し抜かれる様を観たい方はこちら↓


日本人がスーパーハルクをフリークショー呼ばわりするな

過去に録画しておいた『DREAM.13』を見返しました。

ミノワマンvs.ジミー・アンブリッツのオープニング“スーパーハルク”マッチは、序盤はミノワマンが下になり、頭部にコツコツとパンチを打ち下ろされる展開。

アンブリッツのパウンドがイマイチだったため、ミノワマンが目立った外傷を負うことはありませんでしたが、下手をすれば序盤で試合が終わりかねない一方的な展開でした。

人気選手のミノワマンが良いところなく敗退してしまうような事態は、主催者としては絶対にNG。事前にレフェリーに対して、気絶するまでストップはするなくらいの通達を出していることは容易に推測できます。

それはあくまで推測ですが、DREAMの前身であるHERO'Sでの桜庭の扱われ方を思い出せば、この推測が邪推でないことはお分かりいただけるでしょう。

しかも、両者の体重差は30kg以上。スーパーハルクなハンディキャップ。

スポーツとはほど遠いDREAM。でも、そこが面白いDREAM。

タバコを吸って肺ガンになった人間に対してタバコメーカーが数千万円の賠償金を支払わねばならない国でMMAを司るダナ・ホワイトにフリークショー呼ばわりされるのは当たり前だとは思います。

しかし、フリークショー的なマッチメイクを含んだ格闘技エンタメを嬉々として観戦し続けてきた日本の格闘技ファンが、ダナ・ホワイトのケツを舐めるかのように、ミノワマンの試合をフリークショー呼ばわりすることには違和感を感じずにはいられません。

理論的に正しいことを正しいと言うのは馬鹿でもできること。

人気者ミノワマンの集客力が、DREAMの屋台骨を支えていることを忘れないようにしたいものです。

日本代表はやっぱり青木真也

昼休み、職場の隣の席の女子がウェブブラウジングしながら私に声をかけてきた。パソコンの画面を見ると、どうやらヘアカタログのサイトを見ているようなので、もしやどの髪型が似合いそうかと聞かれるのかな?と思ったら、「このページをA4紙に印刷すると画像の右端が切れてしまうのですが、どうすれば全体を印刷できますか?」と質問されただけだった。

web新です。

全米デビュー戦で良いところなく敗れ去った青木真也に対して、辛らつな意見が目立つ。

目に余るのが、今更ながらの「青木がメレンデスに苦戦するのは私も予想はしていた」という後出しジャンケン的な見解。格ヲタが個人のブログでそれを言うならまだしも、マスコミ関係者が恥ずかしくもなくそんなことを言ってるのが情けない。

また、青木に"日本を代表して戦った"との自意識があることについて、それはとんでもない見当違いであると語っているマスコミ関係者のブログだかコラムだかを見たことがある。その関係者曰く、本当に日本を代表して戦っているのは、メジャーリーグ=UFCで戦い続けている岡見勇信や吉田善行たちのことを指して言うのだ、青木は岡見らを差し置いて何を言うとるのか!との意見のようである。

私からすれば、そっちこそ何を言うとるか!だ。

いったい何人の格闘技ファンが岡見や吉田に期待を寄せている?

岡見や吉田がオクタゴンで負けたとしても、それを日本の敗北と見なす人間がどこにいる?

例えば、吉田がジョシュ・コスチェックやアンソニー・ジョンソンにKO負けしたとき、あるいはマイク・ガイモンに判定負けを喫した時、その敗戦に落胆した日本の格闘技ファンは何人いただろうか?どれほど話題になっただろうか?

また、岡見がUFCミドル級タイトル戦線に絡もうとしていることが、日本の格闘技ファンに希望をもたらしているだろうか?

それとは逆に、青木の全米デビュー戦は日本の格闘技ファンの間で大きな話題として取り上げられた。そして敗戦には、ヒステリックなまでに日本の総合格闘技ファンは嘆いた。

この事実を看過し、単なる東洋の一選手として淡々とオクタゴンでファイトしているだけの岡見や吉田を日本代表と見なすのはおかしな話だと私は思う。

青木完敗

○ギルバート・メレンデス(5R判定)青木真也×

a7a6fbe4.jpg青木がメレンデスに完敗しました。

効果的だった攻撃は、第1ラウンドのサミングくらいか?(苦笑)

そんな嫌味を言いたくなるくらいに手も足も出ない感じでの敗戦だった。

逆に今まで青木に手玉に取られていた選手たちって何だったの?

青木の何がダメで、メレンデスの何が良かったのか?

私がニコニコ動画の粗い画像で見た範囲では、メレンデスのパンチが上手かったかなと。腰が引けているにも関わらず、パンチに伸びがあり、威力もあった。だから青木にタックルを決められることなく、パンチを当てることができた。

逆に青木は手詰まり感いっぱい。試合後に表示された試合経過のデータによると、青木はテイクダウンに18回トライし、一度も成功しなかった。

自ら下になって誘っても、それに付き合ったメレンデスにパウンドを食らいまくった。

それにしても、リングとケージはこんなにも違うのか?DREAMで再戦することが内定しているとの話もあるが、リングではどんな展開になるか興味深い。

そこら辺を含め、専門家の批評を聞きたい。

DREAMとしては、早く次の手を打つべき。再戦以外に、川尻を送り込むとか。ケージでは川尻の方が期待できそうだし、アメリカのファンにも評価されそう。

ニコニコ動画のコメントを見ると、今日は青木の完敗を肴に乾杯する人も少なくなさそうだ。

いよいよ青木

コメント欄で何人かの方が教えてくださったとおり、青木の試合が下記サイトで視聴できることになりました。

『STRIKEFORCE - NASHVILLE』インターネット中継
■日時/日本時間2010年4月18日(日)AM10:00頃
■場所/
DREAMオフィシャルWEBサイト(http://www.dreamofficial.com/)
ニコニコ動画(http://www.nicovideo.jp/)
■告知動画(http://www.youtube.com/watch?v=ejMIzuTfPfk)

ちなみにニフニフ動画もといニコニコ動画で視聴する場合、回線が混雑すると、無料会員は視聴ができなくなる危険性があるとのこと。月額525円で有料会員登録すれば追い出されずに済むようです(ドコモの携帯の方は有料版を3日間無料で体験できるらしい)。

一方、DREAMのサイトではどうなのでしょうか?YouTUBEのDREAMチャンネル内で流すことになるのでしょうが、アクセスした人全員が確実に視聴できる保障はないでしょう。

とりあえず今月だけニコニコ動画に有料登録しようかな?

などと考えつつ動画サイトをさまよっていたら、いくつか面白い動画を見つけたので紹介します。

西島vs.武田幸三(引退エキシビジョン)
エキシビジョンであることを差し引いてもくだらない内容。

西島vs.セフォー
K-1はカードに応じて、試験的に特別ルールを設定すれば面白くなると思う。このカードならばローキック禁止。そうすればスリリングな試合になったと思う。

際(きわ)の攻防

多様な局面で選手同士がぶつかり合う総合格闘技においては、際の攻防が非常に重要で、それが勝負の分かれ目になることが多い。

離れ際、打ち終わり際、立ち上がり際・・・

例えばDREAMでの菊野vs.弘中。最初に菊野が何発か打撃を打ち込み、弘中は落ち着いた様子で捌き切った・・・かのように見えた。

しかし、菊野はその離れ際に一呼吸を置くことなく追撃した。ふいを喰らって被弾する弘中。

私はこのファーストコンタクトを見ただけで「勝負あった」と確信した(ホントかよ?w)。

〜〜〜〜〜〜〜


今も尚、総合の練習に勤しんでいるらしいジェロム・レ・バンナだが、私はバンナがいくら練習しても総合で大成することは有り得ないと思っている。

際の攻防を制するだけの機敏さと、集中力を持続させられるスタミナが無いから。

私の言ってることを理解できない人は、レスリングの試合を見に行くことをオススメする。「やっぱバンナじゃ駄目だわ」と思うようになるはずだから。

DREAM.13の感想

地上波を録画して、今朝観ました。

○ミノワマン
×アンブリッツ
ミノワマンはフィニッシュまで時間がかかり過ぎたし、アンブリッツは案の定的な負け方で驚きなし。

○エスコベド
×前田
三角を出すまでもなくキックでKO。

○菊野100
×弘中
ヨッ、千両役者!

○長南
×ナカハラ
最悪な長南。ラストでグラウンドに移行したあたりに長南のエンターテナーとしての限界がハッキリと見えた。

○KJ
×ジダ
KJは無理にKOを狙わなかった感じ。日本で軽くお披露目程度に考えていたのでしょう。

○バーネット
×モー
モーは健闘しました。

○ビビアーノ
×ハンセン
思ったとおりの退屈な試合。これじゃ深夜枠でしか流せないわな。

web新のDREAM.13展望

<フェザー級ワンマッチ>
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)
コール・エスコベド(米国/Pacific Martial Arts)

エスコベドは初めて聞く名前なんで、ネットで過去の戦績等を調べてみましたら、“キング・オブ・トライアングル”の異名を持つほどに三角締めが得意な選手のようで、相手にどれだけ警戒されても決めてしまうらしい。

また、エスコベドはWECの初代フェザー級王者だそうです。前田は前回の大会で元WECバンタム級王者のチェイス・ビービをチョークスリーパーで下しておりますが、今回の試合でエスコベドを下せばアメリカの団体から注目される存在になるんじゃないでしょうか?

どうでもいいカードだと思ってましたが、エスコベドの三角が決まるか?前田が海外からの評価を高めることが出来るか?という見所が出来たせいで楽しみになりました。

なお、エスコベドの顔はなかなかの男前で、シリアスな演技が板に付かない渡部篤郎といった感じです。

また、左肩に「恐れる」という日本語のタトゥーを入れているあたり、格闘技の本質を理解している選手なのだろうという印象を受けました。



<ライト級ワンマッチ>
菊野克紀(日本/ALLIANCE-SQUARE)
弘中邦佳(日本/マスタージャパン)

弘中はウェルター級クラスから階級を落としてきた選手で、菊野と比較すると体格的にかなり優位。

弘中は顔も端正。ハイキングウォーキングの片割れ風味。一方の菊野は疎開児童のような地味顔。

これまでの戦いぶりを比較すると菊野に期待してしまいますが、新たなスタア候補としてはビジュアル面で弘中を押したい気持ちも芽生えてきました。

あと、この一戦が発表された後、私は「練習仲間同士の試合なんて見たくもない」というエントリーを書きましたが、この2人はマッハと郷野との関係のように買い物までいっしょにする間柄ではないようですから、逆に互いの勝ちたい、のし上がりたい気持ちが前面に出てくる面白い試合になるような気がします。

出稽古で知り合った仲ですから、逆に腹に一物抱えているなんてこともあるかもしれませんし。そーゆーもんだと思います。



<ライト級ワンマッチ>
KJ・ヌーン(米国/シティ・ボクシング)
アンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)

前評判が高そうなヌーンですが、いったいどんな実績を積んでるのよ?とネットで調べてみました。

ヌーンはプロボクサーとして格闘技のキャリアをスタートさせた選手だけあってハードパンチを売り物にしている選手のようです(プロボクシング戦績は11勝2敗(5KO))。

これまでのMMA戦績は、9戦して7勝2敗。7勝は全てKO勝ち、2敗は足関節での秒殺負けと“クレイジーホース”ベネットにKO負け。退屈な試合は絶対にしないって感じの選手です。

さらにニック・ディアスにTKO勝ち、イーブス・エドワーズにKO勝ちしている強豪です。ジダあたりは軽く一蹴するんじゃないでしょうか?大いに期待しましょう。



<ウェルター級ワンマッチ>
長南 亮(日本/Team M.A.D.)
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)

かつてDEEPでマッハを急停車させた長南。その後もカーロス・ニュートンやアンデウソン・シウバに勝利するなどしましたが、特にブレイクすることもなくUFCに進出するも鳴かず飛ばずで解雇。

今回はキッチリとナカハラにノックアウト負けしてください。



<無差別級ワンマッチ>
ミノワマン(日本/フリー)
ジミー・アンブリッツ(米国/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)

割り切ってミノワマンの怪物退治に期待します。



<ヘビー級ワンマッチ>
ジョシュ・バーネット(米国)
マイティ・モー(米国)

同じサモアンだからってわけじゃないけど、マーク・ハントがやられたようにモーがアームロックで秒殺されるような姿しか思い浮かばない。



<DREAMフェザー級タイトルマッチ>
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)
[挑戦者]ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/初代DREAMライト級王者)

どんな局面かはわかりませんが、ハンセンの膝蹴りが有効打になるような気がします。

あと、ビビアーノは高谷戦のようにスタンドの殴り合いで雑な攻防をする時があります。今回はそこが命取りになるような気がします。

出るのか出ないのか、実現するのかしないのか、ハッキリしろ!

なんか、もう面倒くさい。ぃゃ、ブログ更新じゃないですよ。カードが実現するのかどうか、誰がどの大会に参戦するのか、ハッキリせいっ!

例えば、田村のDREAM.12参戦問題。ポスターには田村の写真も掲載されているし、メレンデスとの対戦も噂されていたりで、何kg契約で試合するのかな?みたいにちょっとだけワクワクしてたんですが、結局は田村が出場を否定。

田村「DREAM.12」は出場見送りの意向(スポナビ)

「身に覚えがない」って何やねん!主催者が悪いのか田村がとぼけてるのかわかりませんが、ファンを蔑ろにしてるよね。

あとは、いきなり菊田が田村に対戦要求した話。

菊田が田村に対戦要求、大みそかでの実現へ意欲(スポナビ)

どうせ実現しないんだろ。このボンクラどもが!

それにしても菊田はフットワークが軽いなぁ。戦極にもDREAMにも顔出して。選手をたくさん抱えてる道場主の強みなのかな。

でも、菊田は人気のある(もしくは有名な)日本人選手とやる試合が一番面白い。なんか菊田の僻みと言うかジェラシーが試合に出るから。ミノワ、アレク、瀧本、吉田。みんな名勝負だったよね。

私はどっちかと言うと菊田はDREAMで活かせると思う。人気選手にとって菊田は脅威。そこを前面に打ち出すね。



web新のDREAM.10雑感

最速(笑)観戦記はこちらです。

今回は、その観戦記に寄せられた皆様のコメント等を拝見して思った事などを書いてみます。

あと、当ブログにお寄せいただいたコメントにつきましては、毎度ありがたく受け止めておりますが、エントリーによっては数が多くてレスをするのは困難な状況であり、また、レスを返さないままでいるために新規エントリーの投稿を躊躇してしまうという負の作用が働くことは、まともで偏りのない格闘技ファンである皆様にとっても不利益なことだと思いますので、いっそのこと基本的に個別にレスはしないということにいたします。

しかしながら、皆様のコメントを拝見して思うところがあれば、それを元に新規エントリーを立てていく手法は従来どおりに続けてまいります。よろしくお願いいたします。



<青木にブーイング>
シャオリン相手に本格的な寝技の攻防が期待されながらも、終始スタンドでミドルキックを蹴り続けて判定勝ちした青木。

確かに想定外の戦法でしたが、最も勝算が高いと判断したのであろうムエタイスタイルを私は否定する気にはなりません。

青木を批判している方々の言い分は、そのスタイルが面白味に欠けている、あるいは主催者に甘えていると言うものでしょうが、私は緊張感があって良かったなと感じました。これは受け取り方の違いであって、他の選手が同じことをやったら「もう二度と試合するな!」と怒るかもしれません。

ファンの皆さんは、もうちょっと広い心で試合を見てほしいと思います。裏切られても怒るのではなく、驚きましょうよ。今回の青木が、往年の猪木プロレスに思えたってのは言い過ぎでしょうか?(笑)

まぁ青木も青木で、試合直後のマイクで「このブーイングは想定内だから大丈夫」などとファンを挑発するからいけないんだと思いますが、、、。

それより私は青木に対して怒りのコメントを発したシャオリンの方が気に入らない。

だって、シャオリンは打撃系のファイター相手に真っ向から打ち合いを挑むのかい?って。それに、寝技に持ち込みたいのだったら、他の選手と対戦した時と同じように能動的にその展開を作り出せば良いのであって、今回はそれを遂行できなかったシャオリンが悪い。

ファンがあれこれ言うのは自由だが、お前が言うなよって。

まぁ、なんやかんや言っても、この一件で青木のヒール人気がさらに高まれば言うことなしだと思います。当の本人は己の不人気ぶりにかなり落ち込んでるんじゃないかと思いますが。



<菊野の三日月蹴り>
菊野の三日月蹴りはやっぱり炸裂してましたよね?

実況が「三日月蹴りは出ませんでしたが・・」と言ってたせいもあって、観戦記には「必殺の三日月蹴りも、若干ヒットした系みたいな?」と控えめに書き記した私ですが、当ブログのコメント欄に「綺麗に入りましたよね!」と書かれており、確信しました。ジダも嫌がってましたもんね。

まぁ、素人実況ですから、ダウンでもしない限りは三日月蹴りが出たことにはならないのでしょう(苦笑)

後日、ビデオを見返してみようと思います。



<マッハの豪放ぶり>
3回目の計量でやっと規定体重をパスしたマッハ。いつものことで特に驚きもしませんが、その豪放磊落ぶりも結果が出ないことには非難されても仕方がありません。

また、先日の川尻敗戦を受けて、「総合ルールならば片手でK−1ファイターに勝てる」という発言がありましたが、今回の負けから復活する足掛かりとして対K-1と言うアングルは悪い話ではないでしょう。

片手を縛るってのはあり得ないですが、K-1の重量級ファイターとの(ウェイト面での)ハンディキャップマッチは面白そうです。

web新のDREAM.10スカチャンハイビジョン観戦記

自宅の46型プラズマテレビで観たDREAM.10スカチャンハイビジョン観戦記です。

やたらカメラに抜かれていた、いかにも仕込み風の盛り上げギャルたちの存在が気になりましたw



○サフィジーヌ(判定)池本×
とりあえず、勝って退場しようとするサフィジーヌに抱きついてキスした女性に千点。つまんねえ試合だったけど、彼女のおかげで元が取れた感じ。

それにしても池本は煮ても焼いても食えない奴。決定力はないし、かと言って思い切りKOされるわけでもない。無表情も相まって、ストレスが溜まる試合内容。その点についてはPRIDE武士道で査定済みのはずなんですけどね。

DREAM参戦を決めたタブルパンチの貯金も費えました。池本にもうチャンスは与えられないでしょう。

逆に面白味に拍車がかかっているのが高阪と須藤の解説。

須藤「ホワイトキャットはもしかしたら既に出してるかもしれませんよね」

高阪「あ〜、我々が気付いてないだけでね」

軽く吹き出してしまいました。



○ザロムスキー(TKO ※パウンド)マッハ×
ザロムスキーの入場コスプレを見て、ドラゴンボール若しくはうすた京介の漫画を連想してしまう私は歳なんですかね?

試合開始直後にTOPS金澤先生から「マッハの試合はどうだったの?」と電話が入りました。いま始まったばかりです、スタンドの攻防が続いてますがマッハ選手が少し落ち着き過ぎな感じで不用意にパンチを貰ってます、リーチ差もあるから危ない感じがします、と説明して電話を切りました。

それから程なくして左目下をカットされたマッハにドクターチェックが入り、その旨を先生に電話で伝えると、その直後に左ハイキックをもらって意識朦朧となったマッハがパウンドを浴びてTKO負け。

レフェリーは試合止めるのが少し遅過ぎたような気がしました。倒れた時点で止めても良かったんじゃない?これじゃK-1と変わらないな。変わらなくて当然かw



○ハイ(判定)ガウヴァバオン×
マッハが負けた今となっては、ウェルター級GPを盛り上げてくれるのは大方の予想を覆すジェイソン・ハイのKO勝利しかない!って思いで観てましたが、ジャッジ(あるいは主催者)の方々も思いは同じだったみたいで(笑)、微妙な判定でハイが決勝進出。

どうですかね、第1ラウンドは圧倒的にガウヴァオンが取ったと思うんですが、DREAMの場合は判定基準がよく分からないですからね。何とも言えません。

もしK-1やボクシングみたいに採点したら・・・

1ラウンドは10−8でガウヴァオン。2ラウンドは5−4でハイ。計14−13でガウヴァオンじゃないかな?



○菊野(TKO ※パウンド)ジダ×
試合開始直後にパンチをもらってスリップダウンした菊野でしたが、すぐに体勢を立て直したのが良かったですね。あとは立ち組の状態からの離れ際に気を抜かないのが良い。戦いってものをよく解ってる。

必殺の三日月蹴りも、若干ヒットした系みたいな?

最後のテイクダウンからのパウンドはいつの間にかその状態になってたような電光石火ぶり(私はいちいちビデオを見返して、ぐだらぐだらとブログに解説文を書いたりしませんからw)。

やっぱりこの男、侮れません。

菊野がDEEPのタイトルを奪取した試合の解説を務めた青木真也は、「特に何も感じません」みたいな冷めたコメントを残しましたが、いつまで無視してる振りを決め込んでいられるか?



○パウロ(一本 ※腕十字)マヌーフ×
いや〜、惜しかった。マヌーフ、惜しかった。

序盤はスタンドの打撃で圧倒しましたが、パウロがコーナーで防戦一方になった際、マヌーフは、本当ならば少し後退したりしてパウロにガードを解かせたところに、一気にステップインしてパンチを打ち込むような、緩急をつけた攻撃をしてほしかった。そうすればKOできていた。

パウロ参戦でDREAMのミドル級がかなり熱くなりましたね。ジャカレイ、メイヘム、ムサシ、そして桜庭。誰とやっても面白そうですね。

余談ですが、パウロって日本人の血がちょっぴり混じってんですかね?『島唄』をカラオケで上手に歌いそう。



○テイラー(負傷TKO ※ヒザを捻ったの?)ドンシク×
レスリングの基礎動作をやってる娘を見ている間に試合終了。

娘の話で恐縮ですが、前反りって凄い。上体反らしの格好で前に倒れて、そのまま首を基点にして一回転。ヒヤヒヤするくらいの逆エビ。大きくなってから始めたのでは不可能系な、柔軟さを求められる動き。



○青木(判定)ヒベイロ×
青木のコスチュームはオトヒメエビをモチーフにしたのか?

試合は終始スタンドでミドルキックを打ち続けた青木の判定勝利。この試合展開は想定外でしたが、引き出しが多いってのは良いことです。誰が青木を責められますか!?

そう言えば青木は昨年あたりタイに渡って、ムエタイ特訓してましたよね。青木が首相撲でこかされまくる映像を見て、タイ人ってすごいなと感心したのを思い出しました。



○ザロムスキー(TKO ※右ハイキック)ハイ×
マッハが勝ち上がってればね、大盛り上がりだったんですけどね。すいぶんと淡白な決勝戦の絵図。

しかし、最後は衝撃のハイキックでザロムスキーの完全KO勝利。マッハ戦は左ハイでしたが、今度は右。両刀使い。

コンビネーションも凄い。右ストレートから右ハイをヒットさせて、また右ストレートのフォロー。前回の池本戦から相当成長したんじゃないか?仕事が男を変えた!みたいな。

完全にノーマークだったザロムスキーが優勝。これはこれで良かったんじゃないでしょうか?

web新のDREAM.10展望(マッハ、ピンチ/青木の真価/菊野の一撃)

b844a1b8.jpg室温35℃を超えるレスリング場で4時間近い練習をやり遂げた我が娘。凄い。自分が子供の頃を考えたらあり得ない。つーか大人になってもそんなことできないし。格闘センスは私から譲り受けていても、精神的な部分は私に似ないで良かった。

家でも自主トレを欠かさず、「パパ、うつ伏せに寝てみて」と言われて、そのとおりにすると、右腕をネルソンで決められ、「イタタタ・・」と体を捻るとフォールされる。それがまさにネルソンという技の狙いなのでしょうが(笑)、いつの間に腕力も強くなった娘が非常に頼もしく感じます。

さて、いよいよ今日はDREAM.10が開催されますので、いくつかの試合について素人なりに展望を書いてみようと思います。



<マッハの優勝は厳しい?>
DREAM.10のメインはウェルター級GPで、主役はマッハ(K-1ファイター相手に片手で総合ルール発言については別の機会に)。

準々決勝ではマッハが青木を秒殺で退け、ファンを狂喜乱舞させましたが、果たして今日の決勝トーナメントを制することができるでしょうか?

どうでしょうか、皆さん。マッハを応援はしながらも、正直言うと、マッハの優勝は厳しいのではないかって思ってません?

私も、決勝戦には勝ち上がると思いますが、決勝の相手がガウヴァオンでもジェイソン・ハイでもかなり厳しい試合になると思います。準々決勝でのガウヴァオンとハイは鮮烈な強さを印象付けましたからね。

いかにも柔術家らしい安定感を見せたガウヴァオン、"秒殺猛獣"の異名どおりに1分以内で勝利したハイ。このどちらかと戦うとして、マッハは勝機を見出せるでしょうか?

どっちかと言うとハイの方が穴がありそうで、マッハにとっては組し易いかなと思いますけど、ハイが勝ち上がって来るとしたら準決勝を秒殺で勝利する可能性が高く、体力的にマッハが厳しそう。

考えれば考えるほど(それほど考えてないだろw)マッハの優勝は厳しいような気がしてきます。



<青木の真価が問われる>
青木ががっぷり四つに組む試合ってあんまり見たことが無いですよね。

今日のヒベイロ戦ではグラウンド技の応酬が見られそうな気がしますので、そこで青木が本領発揮できるかがポイント。もし容易に負けることがあれば、今までの勝利は単に寝技に弱い選手を相手に白星を積み重ねて来たという風に捉えられかねません。実際、チョン・ブギョン戦では思うような試合運びができなかった青木ですから。

また、前回のマッハ戦での秒殺負けの負のイメージを払拭するためにも、誰もが納得できるような形で勝利してほしいと思います。

私は別に青木が好きなわけじゃないですが、ヒールは強くなければ存在する価値がないですからね。マッハ戦だって、青木が憎らしいくらいに強いイメージがあったからあそこまで盛り上がったわけで。

DREAMのキーマンとして青木には頑張ってほしいです。



<裏メインは菊野>
渋谷のパギャルじゃなくても「マジうぜぇんすけど」と言いたくなるような極真系大応援団を引き連れてDREAMに乗り込んでくる菊野。

極真はさて置き、菊野の使命は空手の失地回復。過去のMMAシーンでは、数多くの空手家が本領発揮することなく惨敗をし続け、格闘技としての空手のあり方が問われることになりました。

空手の技は実践では有効ではないのか?との疑問に答えを出してくれるのが菊野です。

一つの例を挙げれば、三日月蹴りは必見。まさに一撃必殺の空手技を菊野が体現してくれます。

また、相手が自分の間合いに入ってきた瞬間の攻撃の速さにも注目して欲しいと思います。

一方、相手のジダも打撃が非常に強い選手。先手を打ってくるのはジダでしょうから、まずは菊野がジダのファーストラッシュをどう防御するのかにも注目しましょう。

今日の試合で、ブアカーオからダウンを奪ったジダを破れば、菊野をK-1で見てみたいという声も出てくるかもしれませんが、菊野はK-1ルールでの試合は全く想定していないでしょう。素手に近いオープンフィンガーグローブであるからこそ、菊野の空手技は有効なのだから。

泉はDREAMミドルl級でデビューか?

柔道アテネ五輪銀メダリストの泉浩がプロ転向を表明したとのニュース。

時すでに遅しと言いますか、今更銀メダリスト程度じゃ鳴り物も鳴らんわね。柔道銀メダリストと言ったらキム・ミンスと同じじゃん。

まぁ、それは置いといて、泉はどの団体に入団するのかですが、普通に考えると吉田とのパイプで『戦極』入りとの見方をすると思いますが、『戦極』には皆さんご存知のとおり柔道金メダリストの石井慧が入団したばかり。

なので、前述のとおり時すでに遅しであり、今更銀メダリストなんです。さらに同じ属性の瀧本とはキャラ的にも被ってる感じがするし。

と言うことで、泉の入団先は『DREAM』かと思いきや、実は大日本プロレスだったりするんじゃないか・・・なんてことはあり得ないわけで、やっぱり軽重量級の日本人選手層が薄い『DREAM』こそ泉が存在する意義がある場所だと思われます。

泉は柔道では90kgクラスで試合をしていたようですが、総合は打撃がありますから、瀧本のように階級を下げなければ通用しないのは明白。ミドル級でデビューとなるんじゃないか?

そしてデビュー戦の相手はいきなりジャカレイだっ!!!

中途半端な相手にデビュー戦黒星を喫するのが最悪のケースですから、ジャカレイ相手のデビュー戦はある意味手堅いと言えるんじゃないでしょうか?

一気にウェルター級(76kg)まで落としてくれたら、これまた激しく面白いカードがいくつも考えられそうですけど。

皆さんはいかがお考えでしょうか?

web新、Kamipro買います

久しく格闘技雑誌を購入していない私ですが、『NHBニュース』のエントリーで『Kamipro』最新号紹介記事を読み、購読する気になりました。すごく面白そうな内容だから。

Kamiproの記事ごとに私なりの見所を書いてみましたので、以下をご覧ください。

☆カルバン撃破! いよいよ魔裟斗戦出陣へ!!川尻達也 インタビュー
「MAXの会場をDREAMファンの野太い声で埋めつくす!」

K-1MAXの観客は女性ファンや大人しいK-1ファンが多いですが、プロレスも見慣れている総合のファン(♂)が押し寄せたら状況は一変します。゛K-1対猪木軍゛のように。

やっぱりね、今のK-1には会場のお客さんを巻き込む熱狂が足りない。ね、違います?かつてのバンナvs.ベルナルド戦のように歓声でラウンド終了のゴングが聞こえず、ゴング後にバンナがノックアウトされてノーコンテストになるような"事件"が今のK-1で起きるとは思えません。寂しいですよね。

で、魔裟斗vs.川尻ですが、これが実現したら、、、

悲鳴と歓声、怒号と賞賛が交差し、この試合を見た全ての人間が生涯忘られぬ興奮を覚えるでしょう。

この一戦に否定的な方々も、少なくともテレビを通じて観戦することになると思いますが、冷めた目で見ているつもりでもいつの間にか心拍数が高まり、手に汗握って観戦している自分に気が付くと思いますよ。



☆逆境ファイターが涙の復活勝利!所 英男 インタビュー
「あれだけ興奮したのは生まれて初めてです」

見ているこっちも興奮しました。素晴らしい勝利をありがとうございました!



☆“神の子”ゆえの敗戦 山本“KID”徳郁
「進化の途中」

ならば次はさらに進化した姿に期待します!



☆KIDを破ったレスリング世界王者は何者か?
チーム・クエスト所属整骨師が明かす ジョー・ウォーレンの素顔

『OMASUKI Fight』が紹介していたインタビュー記事も面白かったですよ。良い意味でウォーレンのイメージが壊れたというか。

『OMASUKI』で翻訳された文章は、Yahoo!翻訳を使ってせこせこ訳してるブログとは一味も二味も違いますね。



☆番長が前田吉朗に壮絶TKO勝ち!高谷裕之 インタビュー
「優勝して大晦日にKIDくんと闘いたい」

虫が良過ぎると言いますか・・・



☆高視聴率獲得に不適な微笑み!ゲガール・ムサシ インタビュー
「カンセコは悪くない!」

もちろん私もカンセコは悪くないと思ってます。ところでムサシはどんな意味で「悪くない」と言ってるのでしょうか?(笑)興味深いですね。



☆韓国での大バッシングにも負けない!チェ・ホンマン インタビュー
「カンセコの彼女が気になってしょうがなかった」

対戦相手が帯同していたオンナが気になって仕方ないなんて、十年早いよ。テクノを封印している分際で。

ホンマンに思い切りテクノを踊らせたいと思うのは私だけではあるまい。テクノゴリアテ解禁希望。



☆試練の“柔術皇帝”シャオリン戦決定!青木真也 インタビュー
「シャオリンと寝技勝負できるのは僕しかいない」

今成vs.ビビアーノの噛み合わない凡戦を見せられた後だけに、青木のこの言葉には期待しちゃいますよね。

ガッチガチに歯車が噛み合う寝技の攻防を見せて欲しいと思います。



☆祝!『DREAM.9』高視聴率獲得!
全79分、視聴率グラフ大公開&徹底分析!!

一番深い谷間はどこでしょうか?



☆DREAM打ち切り危機回避! 大勝利宣言!!笹原圭一 DREAMイベントプロデューサー
「『俺が格闘戦国時代の信長だ!』という気持ちです」

笹原EPがどれだけ貢献したのか、どんな実務をしているのかが全く伝わってこないのが正直な印象なんですけど。彼は具体的に何をしているのでしょうか?

また、旧PRIDEスタッフはFEGに拾われたというイメージでしたが、彼らが従来のFEGスタッフと社内で派閥争いしているとの噂を聞くと、"拾われた"ってのはちょっと違うような気がしてきますね。



☆自称・川尻ファンが語る『DREAM.9』から見えてきたもの
谷川貞治 FEG代表
「大晦日に青木vs五味ができる環境なら、魔裟斗vs五味もありえた」

谷川ED



☆時は来た! いでよ“スーパー川尻マン”!!
魔裟斗vs川尻を“100倍楽しく観る”座談会

どんな意見が出たのでしょうか?非常に楽しみです。

ちなみに私はどの魔裟斗ファンあるいは川尻ファンよりも100倍複雑な心境でこの一戦を観ることになると思いますよ。



☆これで視聴率50パーセント超え間違いなし!?
「俺たちが考えたスーパーハルクトーナメント」
佐伯繁/上井文彦/掟ポルシェ/椎名基樹/みのもけんじ/マッスル坂井

これはメチャクチャ楽しみ。この企画を楽しめる人間は利口だとまでは言いませんが、馬鹿では楽しむことはできないと断言できます。

また、私はこれまでK-1のカードをいくつも提案してきましたが、スーパーハルクについても自分なりに考えてみたくなりました。



☆金子賢とカンセコの違いとは何か?
堀辺正史 骨法創始師範がまたもや大提言!
「DREAMよ、いまこそ哲学を持て!」

金子賢とカンセコでは、まず格闘技に取り組む姿勢に雲泥の差がありますよね。

果たして堀辺氏がカンセコとDREAMをどう斬ってくれるのか、楽しみです。

格闘☆家計簿

DREAM.9が終わり、皆様のコメントや他の方々のブログを読ませていただくと、明るい話題が少ないと感じます。

KIDの試合が終わるとメインを見ずして席を立つ観客が多かったこと。

主催者の意向に反してファンの反応が鈍い魔裟斗vs.川尻。

何の余韻も残せずに客を家路に着かせたメインイベント。

準決勝以降は、ホンマンを抜かせば単なる軽重量級トーナメントになってしまったスーパーハルクトーナメント。

そして何よりも格闘技界の地盤沈下を印象付けたのが客入りの悪さでしょう(さらには大会に付随する形で行われた選手のトークショーも客入りがイマイチだったようです。実際に会場観戦した方のブログに書かれていました)。

なんか心配。

こんな時こそ我々コアなファンが何とかしないとね。

でも、「何とかしないと」とは言っても何ができるのか?

やはりお金を落とすことが一番でしょうね。と、言うことで、皆さんはどんだけ格闘技観戦等にお小遣いを使ってますか〜?のアンケート。調査対象期間は今年の1月1日から5月31日まで。

ちなみに私は・・・

e2byスカパーのPPS 
(戦極の乱、戦極第七〜八陣、DREAM.7〜9 計18,900円)

ファイティングTVサムライの視聴料
(月額1,050円×5ヶ月=5,250円)

3・14全日本キック『Krush.2』観戦チケット等
(リングサイド席10,000円、パンフ1,000円 計11,000円)

こんなもんか?(金額は概算です)

月額換算で約7,000円。ちょっと少ないかな?

皆さんはどうですか?格闘技ジムの月謝なんかも算入して構いませんので、格闘技業界にいくらお金を落としたのか、書き込んでみてください。

お客様は神様です、なんて言葉がありますが、やっぱ一番ありがたいのは金だからね。

たいそう私に文句言ってる奴に限って金は使ってなかったりするんだろうな。ネット動画ばかり観てたりしてな。

あと、我々が落とした金がどこへ行くのか?なんて斜に構えたことは言わないように。

web新のDREAM.9観戦記(スカパー編)

○ソクジュ(TKO ※パウンド)ノルキア×
サイドからのタコ殴りでソクジュのTKO勝利。パウンドから腕十字に移行するのかな?と思いましたが、レフェリーがストップしてからも殴り続けたのはなぜか?

それが原因で試合後のリング上は両セコンドが入り乱れる騒乱状態に。その中で、自陣コーナーにて右足をセカンドロープに乗せて事態を見守るソクジュの落ち着き払った態度が好印象。あの橋本-小川戦の乱闘劇を彷彿とさせました。

この因縁を活用しない手はありません。ノルキア陣営にレイ・セフォーの姿がありましたから、次は是非ともセフォーvs.ソクジュを組んでもらいたいものです。つーかソクジュは準決勝が待ってるのか。



○ゲガール・ムサシ(一本 ※ストレートアームバー)マーク・ハント×
予想どおりの展開でムサシの完勝。

K-1ルールでやってもムサシが勝つだろう。なんて言うと、何も解らないよいこのK-1ファンがヒステリー起こすだろうけれど、ボクシングもキックもムサシの方がレベルが上なんだから当たり前。



○高谷(TKO ※パウンド)前田×
TBSの軽率な番組作りのせいで高谷の勝利があらかじめ分かってしまっていたので、かなり白けた気分で早送りしながら観ることになってしまいました。感想も特にないわ。強いて言うなら、煽りVに出てきた両軍団がかっこ悪かった。



○ビビアーノ(判定)今成×
今成は相変わらず自分から何もできない。自ら仰向けに寝転がる行為は何とかならないものか。“妖怪”と形容すればカッコは着くのかもしれないが、あんな戦い方が世間に受け入れられるわけがない。

え?わかる人にだけわかってもらえればいい?そうか、それなら一生貧乏やってろ。



ジャカレイ(ノーコンテスト)メイヘム
3点ポジション状態のジャカレイに対して放ったメイヘムのキック(反則。三崎vs.秋山と同じ)が頭部をえぐり、大流血。ノーコンテストに。

その最低が下る前から席を立つお客さんの姿が目立ったのが寂しかったなぁ。さらにはKIDの試合が終わるとメインを待たずに席を立った観客も少なくなかったらしい。

悲しいなぁ。でも、岐路に着くお客さんを誰も責めることはできない。



次回大会カード発表
休憩明けに次回大会の一部カードが発表されました。一番の注目は、DEEPライト級王者になったばかりの菊野克紀がDREAMに初出場することでしょう。相手は“殴り屋”アンドレ・ジダですが、菊野の凄さを味わうにはグラップラー相手の方が良かったかも。

青木vs.シャオリンも面白そう。今回のビビアーノvs.今成のようにスイングしない試合にはならないと思います。どちらかがパスガードするだけで歓声が上がるような試合になると予想。それにしても「柔術黒帯・人間白帯の青木真也です」は面白かった。青木のことが少し好きになりました。

マヌーフvs.パウロ・フィリオはイマイチ。最初の一発でマヌーフがKOするか、フィリオが押さえ込んで判定になるか。その二択じゃない?

これからも追加カードが小出しに発表にされるのでしょうが、あとは“真打”郷野の登場を待つだけか。



≫DEEPライト級王者決定戦は菊野克紀の三日月蹴りに要注目ですっ!(断言)

≫郷野聡寛はDREAMウェルター級の救世主

web新のDREAM.9観戦記(地上波編)

○ミノワマン(一本)ボブ・サップ×
スタンドのパンチでサップ勝利と予想したとおり、サップが勝つならばそれしかないと思ってましたが、グラウンドになると技能の差が露骨に表れ、あっという間に上下逆転して足関節で一本負け。

○ホンマン(TKO ※パウンド)カンセコ×
入場直前のバックステージでバットを握っている姿と、パンチがかすっただけで背中を向けるカンセコのセレブっぷりが見られただけで大満足な試合でした。

悪くなかったですよ〜、ハイ。

○所英男(一本 ※チョークスリーパー)エイブル・カラム×
いや〜、他人事ながら嬉しかったですね。祝・敗者復活戦勝利!

そして、所の試合は見ていて飽きない。くるくる回るような動きは、リアルUWFと呼んだら良いでしょうか。



○川尻(判定)カルバン×
解説のTKも指摘してましたが、フロントチョークを決められながらもカルバンが足をフックしようとするのも防いだ動きはさすがだな、落ち着いているなと驚きました。

それにしても川尻は強い。私はアマチュア時代の彼とは何度もスパーしましたが、それも彼の歴史の一部なのだと誇りに思います。

魔裟斗戦は必ず実現して欲しいですね。



高谷が勝利
満面の笑みでリングを下りて退場する高谷の姿が映し出されてしまいました。

スカパーの視聴者を大切にしてほしい(涙

○ジョー・ウォーレン(判定)山本KID×
ウォーレンは嫌〜な感じに強い。主催者としては、勝ったウォーレンのファイトマネーを減額したい気分だろう。

まぁ、KIDに勝ってほしかったが、負けたにしても悪い形で負けたわけではない。今日のところは完全復帰を印象付けただけで良しとしましょう。素直にそう思いました。

ただ、KIDの嫁さんはまったく私の好みではありません。

web新のDREAM.9勝敗予想

dbe1f394.jpgいきなりですが、DREAMの勝敗予想です。今更誰にも読まれないような気はしますが、書きかけておりましたので投稿させていただきます。

○サップ(TKO ※スタンドのパンチ)ミノワマン×
ミノワマンはテイクダウンして足関節狙いしかないと思うけど、ちょっと厳しいような気がするなぁ。これだけ体格差があると、レフェリーも「早めに止めなければ」という意識が働くだろうから、一昨年大晦日に行われたサップvs.ボビーみたいな終わり方になるかもしれない。

逆に、総合デビューのキン肉マンに延々と押さえ込まれるようなサップだから、テイクダウンから一気に足関節を極められてしまう可能性も否めない。さらに、同類項の柴田に負けたことでミノワマンは自身の商品価値を維持することに必死だろう。"窮鼠猫を噛む"になるかも?

玉虫色の勝敗予想で恐縮ですが、どちらが白か黒かなんてのは水物ですからどうでも良い。たまたま自分の予想が当たって「私は見る目があるなぁ」と鼻が高くなる勘違い格ヲタもいるでしょうが、そんなのは愚の骨頂。試合展開を予想することが゙勝敗予想゙の本質なのです。



○ホンマン(TKO ※パウンド)カンセコ×
カンセコがあんな男前だとは思わなかった。約20年前、ファミスタのメジャーリーグチームで4番か5番を打っていた頃の輝きは失われていない(どんな輝きだよw)。

誰が予想してもカンセコが負けとなるだろうが、格闘技経験が皆無って訳でもないようだし、何とかがんばって欲しいとは思う。

見せてもらおうか。セレブボクシングの実力とやらを。



○ソクジュ(一本 ※腕十字)ノルキア×
体格差は大きいが、それを補って余りある実力差がある。久々にK-1ファイターが総合で恥を晒すことになりそう。



○ムサシ(一本 ※腕十字)ハント×
スタンドの打撃でKOされないだけ良しとする。



○ビビアーノ(判定)今成×
オールラウンドタイプの柔術家と一点突破型グラップラーの対決。今成の足関節狙いは防御されるだろう(何の根拠もないけどw)。

案外、スタンドのパンチでKOされるかもよ(少女コミックの恋愛占い風に)。



メインイベント
よほど良い試合しないと、地上波ではダイジェストだろう。それが一般社会の価値観。ムンジアルだろうが近代MMAだろうが、そんなの知ったこっちゃない。

あとは川尻とKIDが勝ってくれれば良い。でも川尻は負けるような気がする。

川尻が勝ったら、神だ。

青木がキモい

今、サムライで『DEEP41 IMPACT』を観てます。

金原弘光がDEEP初登場で勝利を収めた試合。解説の青木真也が金原をヨイショしまくりでキモい。

「入場シーンに鳥肌立ちました。雰囲気がありますね〜」

「凄い引き締まった体。練習してますよ」

(膝で相手の腕を固定したパウンドで勝利すると)「UWF+最先端の技術。素晴らしいっ!」

プロレスファンに媚び売ってるつもりか?

面白みに欠ける格闘技界に・・・スーパーハルクなカンフル剤を!!!

14538997.jpg正直、最近は格闘技に関するホットな話題が乏しくね?

ハリがシュルトをKOしたとか、真弘がKO負けしたとか、ナオキックがK-1ルールで上松に勝ったとか、DREAMウェルター級GP準決勝の組み合わせが発表されたとか、クロダーマン復活とか、どれをとってもイマイチなニュースばかり。

こんなね、いくらマカを飲ませても役に立たない亭主みたいな格闘技界には強力なカンフル剤が必要。カンフル剤と言えばやっぱスーパーハルクかな・・・と言うわけで、DREAM.9の試合順を予想してみました(カンフル、カンフル言ってる割にはどーでも良いこと考えてるなw)。



<第1試合>
フェザー級GP2回戦
高谷vs.前田
オープニングマッチらしく威勢良く殴り合えーぃ!寝技なんて一切やるな。殴り合いで負けた方にもボーナスを出すくらいやってほしい。



<第2試合>
フェザー級GP2回戦
所vs.誰か(外国人?)
とりあえずここ。



<第3試合>〜<第6試合>
スーパーハルクトーナメント
何だかんだ言ってもかなり楽しみで仕方ないこのトーナメント。
格闘技をやったこともないのにブログであれこれ書いてしまうような、すごい眼力の持ち主であれば「こんなモンスターの寄せ集めは見たくない」となるのでしょうが、私のような素人にはこれくらいが一番楽しめます。

だって見てみたくね?ロープ際の攻防がもつれてアドリアン・アドニスみたいにロープに両腕が絡まってしまうカンセコを。



<休憩>
スーパーハルクで大笑いしたり驚いたりでお腹ペコペコ〜〜〜。ハンバーガーやホットドッグがバカ売れしそう。



<第7試合>
川尻vs.カルバン
スーパーハルクからいきなりフェザー級ってのも落差が大き過ぎるので、ここはこの2人の超弩級ファイトで繋いでもらいましょう。



<第8試合>
今成vs.フェルナンデス
KIDのDREAMデビュー戦の露払い。



<第9試合>
KIDvs.外人
メインはKID以外にあり得ないでしょ。腐ってもKID。ぃゃ、まだ鮮度十分。過去の偉業を思い返してからDREAMデビュー戦を拝みましょう!



[今日の画像]
死んだグッピーを埋葬した場所で手を合わせる娘。この純粋な気持ちを忘れないでほしい。

DREAMのスーパーハルクな綱渡り

674a4675.jpgDREAM.9での開催が発表された『スーパーハルクトーナメント』に対する格闘技ファンの反応は賛否両論と言うよりも、否定的な意見が多いのかな?

やっぱりカンセコに拒絶反応?

でも、客寄せパンダを投入するのは仕方ないこと。だって主催者は、格闘技ファンだけでなく一般層を取り込むことを重視しているから(それに、ほとんどの格闘家よりカンセコの方が世間に対する訴求力は大きいという悲しい事実も・・)。

本格派の選手だけ起用していたのではマニアにしか振り向かせられずに商業規模が縮小し、逆にカンセコのような客寄せパンダを投入するとマニアに批判されるジレンマ。恋愛と仕事の狭間で悩む女性科学者のよう。

そこんところを絶妙に伝えてるのが、お馴染み『チャイニーズアキ姫の日記』

あらゆる意味で軽量化した今の日本の総合格闘技シーンはサイエンスに特化しすぎてバイオレンスがほとんど感じられなくなっちゃった(p_q*)シクシク
どっちも感じられるからこそ面白いジャンルなのにねっ

そしてジリジリとマニアな人達だけの娯楽になっていくんだょ
それと同時に競技化は進んでいくとも思う。。。
競技化へのベクトルは大切な要素だけど、この過程がさらに格闘技というジャンルを特定の人だけのものにしてしまいます(T_T)

わたしはイヤだな、そんな格闘技はいやです、、

(中略)

エンターテイメントと競技性のエッジをずっと歩んでほしいみんな純粋な競技に興味を持ってるならどうしてもっと修斗を観戦しに行かないんですか??
どうして明日に迫った戦極がこんなに話題性がないのん?


素晴らしい。玄人気取りの格ヲタに対する皮肉も混じってるし。

DREAMがテレビ向けコンテンツとして生き残りを図る限り、アキ姫が言うように゛エンターテイメントと競技性のエッジ゛を渡り歩く綱渡り状態の団体運営が続きます。

それを我々は広い心で見守りながら楽しむだけです。



[今日の画像]
「今日の」とか言いながら全くシリーズ化してませんが、、、。庭先に咲いたクレマチス(だったか?)の花です。

宮田和幸の所在

オリンピックレスラーとして華々しくプロ格闘家に転向した宮田和幸。総合格闘技デビュー戦ではホイラー・グレイシー相手に大善戦。それから間もなく急遽参戦したK-1MAXでは、まだ壊れかけではなかった武田幸三を相手にこれまた善戦。

しかし、その後はHERO'SでKIDに4秒殺されるなど、黒星が先行する状況が続き、DREAMには未だに出場していません。ついにはフェザー級に階級を下げると宣言しましたが、フェザー級のリミットが63kgに決まったことで、その道も断念することになりました。

まぁ、仕方ないわな、KIDに合わせるのは。誰が考えても宮田ではなくKIDを選びますよ。

そして宮田の戦う場所はDREAMにはなくなった、、、。

いま思うと、あの日の所在無さげな宮田の姿は、この不幸な事態から来るものだったのかも。

あの日とは、3・14全日本キック『Krash.2』で、某選手のセコンドに就いていた時のことです。思わず「おいおい、大丈夫かよ」と言いたくなるようにおどおどしたセコンドっぷりが本当に情けなかった。宮田にしてみれば、何を指示すれば良いのかわからない状態だったのでは?

だってレスラーにキックボクシングの何がわかるの?って話でしょ。その逆もまた然りですが。

今ではジムも構えて一国一城の主となった宮田なんだから、不慣れなことは潔く専門家に任せて、自分はリングサイドの来賓席で踏ん反り返ってるくらいで良いのではないか。レスリングや総合の試合だったら役割もあるでしょうけど。

やっぱり宮田に足りないものは厚かましさと自身じゃないかな?宮田blogはかなり強気なエントリーが多いけども。

そんな宮田が今日DEEPで試合を行います。

■DEEP 41 IMPACT
4月16日(木)東京・後楽園ホール 開場17:30、開始18:15

<第8試合 67kg契約 5分2R>
宮田和幸(Brave)
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA)


セミ前の第8試合で試合を行いますが、単なる露払いで終わらないようなインパクトを残してもらいたいですね。

MIKUなんて選手の前に試合が組まれていることを悔しがらなきゃ。

web新のDREAM.8スカチャン観戦記(後半戦 マッハ激勝!)

さて、後半戦は4試合すべてがウェルター級GP1回戦です。

○アンドレ・ガウヴァオン(一本 ※腕十字)ジョン・アレッシオ×
ジョン・アレッシオはKOC王者とのことですが、レイ・セフォーを従えて入場した時点で負けが確定したようなもの?(笑)

一方のガウヴァオンは柔術世界選手権王者とのふれ込みですが、名前がこれまた柔術ヲタに好まれそうな響きですね。

試合はガウヴァオンが柔術の強さを遺憾なく発揮して腕十字で一本勝ち。スタンドでのジャブも鋭かった。もし青木が勝ち上がったら、ぜひとも準決勝で対戦させたい選手です。

負けたアレッシオには、せっかく日本に来たのだから美味しいものを食べて帰って欲しいな。



○マリウス・ザムロスキー(判定)池本誠知×
煽りVからは、池本の空かしたような第一印象を何とか壊したいという意図が伝わってきました。動物の動きを真似るクリーチャートレーニングは面白かった。

マリウスの入場コスプレは何ですか?ドラゴンボール?マサルさん?何にしてもかなり寒かった。

試合の方は終始スタンドの攻防。池本は第1ラウンドからDEEPのベルトを獲ったダブルパンチや、新技エアーハンマーを繰り出すが、普通にキックボクシングをした方が効果的だったような?ここ一番で出すから必殺技なのであって、前回の門馬戦はそれを最高のタイミングで繰り出したからKOできたわけでしょう。今回はちょっと安売りし過ぎた感じでした。

逆に第2ラウンド、池本のお株を奪うビックリ技をマリウスが繰り出しました。池本が下になっての猪木アリ状態からマリウスがゆっくりと背中を向けると、いきなりバック宙して池本の上に着地!これを名付けるならばムーンサルトフットプレス?

池本は後半に失速して手が出なくなりました。池本のDREAMに対する想いってのはそんなもんなのかな・・って感じました。やってる方は精一杯なのでしょうけど、観客にそう思われてはダメですよ。池本という選手の限界を見たような気がしました。



○ジェイソン・ハイ(一本 ※裸締め)白井祐矢×
まさにメルビン・マヌーフ(タイムリーじゃないけどw)を思わせる圧倒的パワーで秒殺勝利したジェイソン・ハイ。恐ろしい。

白井祐矢は地元推薦枠での出場だったんですかね?(笑)



○桜井“マッハ”速人(TKO ※パウンド)青木真也×
今大会の煽りVは“街に飛び出た格闘家”って感じのものが多かったですね。斬新で良かったと思います。

マッハのセコンドにはいつものマット・ヒュームと病的な顔の中根さんの他に朝日昇の姿が!これは修斗の世代抗争なのか!?

青木対策ってのは、寝技を恐れるな、即ち青木幻想に飲み込まれるなってことなのでしょう。当然、飲み込まれないだけのグラウンドの技能は必須ですけど、マッハにはそれがあった。

いや〜、TV観ながら大声出して立ち上がったのは久しぶりだなぁ。来賓席の川尻選手が親指を立ててニンマリしてましたが、マッハに関わった人間はみんなこの結果を待っていたと思います。マッハさん、ありがとう!明日は月曜日ですが、頑張って仕事できそうです!!

マッハのマイクには考えさせられましたね。「古い人間だけでチームを組んで練習してきた」って。これについては、自分が普段やってること言ってることを省みながら、皆さん各自で考えてみてください。

(追記)別冊プロレス昭和異人伝のエントリー『マッハの勝利について』もぜひご一読ください。異人伝さんへの人気ブログランキング投票もお忘れなく!



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web新のDREAM.8スカチャン観戦記(前半戦)

○柴田勝頼(判定)ミノワマン×
拍手!拍手!拍手ーーーーーっ!!!

誰に拍手って、“演出家”島田裕二レフェリーに対してですよ。第2ラウンド残り30秒、柴田が下になる形での猪木アリ状態で、即座にレフェリーがブレイクをかけました。そのブレイクがあったからこそ、最後にスタンドでの殴り合いと鯱ジャーマンを見ることができたのです。

他のレフェリーだったらあのタイミングではブレイクをかけなかったでしょう。そして、ミノワマンが飛び込み、柴田がガードポジションをとった状態で終了のゴングを聞くというフラストレーションの残る試合になったでしょう。

やっぱりこーゆー試合は島田じゃないと裁けない。PRIDE時代から難しい試合のレフェリーはだいたい島田が裁いてましたけど、これは今後も継続して欲しいです。



○アンドリュース・ナカハラ(TKO)大山峻護×
解説の2人も何が効いたのかわからなかったほどに電光石火だったナカハラのフィニッシュブロー。

スローで見たところ、大山の起き上がり際に右のパンチが入ってました。格闘技ではこの“際”を制する者が試合を制すると言っても過言ではありません。ナカハラには今後も大いに期待できそうです。

さらに驚いたのは、フィニッシュの直前に大山が4点ポジション状態のところにローキックを打ち込みそうになりましたが、反則であることを認識し、自らローキックを止めました。

これはデビュー3戦目ながらも非常に冷静に戦っている証拠であり、また、反則を犯さないという高い精神性の表れでもあります。これは社会体育としての極真空手を学ぶ者の鑑となる振る舞いでしょう。私はちょっと涙腺が緩みました。



○ビトー“シャオリン”ヒベイロ(TKO ※グラウンドの膝蹴り)永田克彦×
グランドになってからの永田は蜘蛛の巣に囚われた虫のように、もがけどもがけどどうにもならない状態でした。

あの流血は凄かった。チェックする以前にストップすべきでしょう。

それにしてもあのヒベイロに勝った川尻ってのは凄い選手なんだなぁ・・と改めて思いました。



○福田力(判定)ムリーロ・ニンジャ×
福田の入場曲はイントロ部が『パワーホール』でした。これは単なる名前つながりなのかと思いましたが、大学卒業後に練習生としてWJに入門した経緯があったとの解説。まったく知りませんでした。どうでもいいけど。

第1ラウンド序盤は福田がスタンドのパンチとミドルキックで攻め込みましたが、仕留め切れないうちにスタミナ切れを起こし、ニンジャが優勢になりました。

第2ラウンドも甲乙付けがたい攻防。時々福田の左ストレートがヒットするが、いちいち左手を小さく上げてアピールする暇があったら次の攻撃をしろと言いたい。

残り30秒で福田がパンチのラッシュ。判定は3−0で福田。負傷欠場のユン・ドンシクの代打参戦でしたが、辛くも勝利を収めることができました。



○ジェフ・モンソン(一本 ※ノースサウスチョーク)セルゲイ・ハリトーノフ×
高阪氏の解説によると片足タックルを切られた後のフォローが巧いとのモンソン評でしたが、まったくそのとおりの展開になりました。

あの風貌で細かいテクニックを使うってんだから、モンソンは飴細工なんかも器用にやっちゃうんだろうな。



○DJ taiki(判定)所英男×
煽りVには、“所がこの試合に勝てばKID戦”という形で行われた山本篤戦(08年9月)の映像が用いられましたが、そこに映し出されたKIDがヤバイくらいにカッコ良かった。判定負けして座り込む所に向かってKIDが言い放つ。

「(篤は)強いっしょ?・・・俺はこんなもんじゃないから」

そして親指を突き立てて背を向ける。いろいろと自己演出する選手は多いけど、KIDは別格。素でカッコ良いもん。

所は今日も良いところなく判定負け。主催者としては所が勝って2回戦に進んで欲しいところだったでしょうが、“戦うフリーター 激情編”はこの先どうなるのでしょうか?

解説のKIDは、勝者DJ.taikiとの対戦について尋ねられると、「この15分間で対策はわかった」と乗り気な?発言。この相手ならば面白い試合ができると感じたんじゃないでしょうか?

試合後にはフェザー級GP2回戦に進出した5名の日本人選手がリングに上がって挨拶。なんでアンドリュース・ナカハラが混ざっているの?と思ったら、高谷裕之でした。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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