DREAM

DREAM.18スカパー観戦記

<○ウィル・ブルックス(レフェリーストップ)北岡悟×>
第1ラウンド序盤にコーナー際でブルックスのパンチがもろにヒットした時点で私はブルックスの勝利を確信しました。あれで完全に制空権を取られた北岡は、距離をゼロにして、足関節に活路を見出す以外になくなった。

打撃のみならずレスリングも雲泥の差があった両者。理にかなったレスリングができる選手には太刀打ちできないのだろう。これではUFC進出なんて間違っても口にはできまい。

最後は足関節も通用しない状態になり、バックからパウンド連発されたところでレフェリーストップ。ブルックスが北岡の顔面に叩き込むパウンド一発一発に溜飲を下げたアンチ北岡も多かったことでしょうね。



<○女子選手()女子選手×>



<○マッハ(判定)バローニ×>



<○メルビン・マヌーフ(KO)デニス・カーン×>
こんな良いカードが組まれていたなんて知らなかった。

開始直後のけん制のし合いから、凶器を用いているかのような殴り合い。緊張感MAX。

そしてエンディングは唐突に。マヌーフの膝蹴りを鳩尾に喰らったカーンがうつ伏せにダウンして試合終了。驚いたね。

マヌーフは「ここがホームタウン」だとマイク。ならば!佐藤嘉洋に胸を貸してやってください。お願いします。

佐藤がこじんまりとしたマニアの世界だけではなく、外界からも認められるためにはあなたと戦う必要があるのです。




<○ビビアーノ(一本)前田×>
ビビアーノは相変わらずタイ式マッサージ店のおばちゃんみたいな顔してるな。



<○青木(戦意喪失)マッキー×>
「マッキー応援したい。何かわからないけど、な〜んか青木ってイヤなの」

一緒に視聴していた娘の発言。つまりは生理的に受け付けないタイプってことだろうか。

でも、「俺も一生懸命やってっからさ、みんな応援してよ」との青木の言葉が心に染み入った。



<○外国人(判定)高谷×>
2ラウンド以降は早送りしましたが、それで良かったでしょうか?



<○川尻(判定)小見川×>
自分の長所と短所をよく理解しているからこその川尻の泥臭さ。




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拡散MMA

もう11月も残すところわずか数日となり,ちうことは師走が目前。ちうことは大晦日もすぐにやって来る!

・・・なのに・・・

この盛り上がらない気分はなんだろうか?

買い物に出かければ既にクリスマス商戦真っ只中で,街の中は歳末ムード満点なのだが,こと格闘技界に限っては何ら盛り上がりが見られない。

局地的に沸点が上がるようなニュースはチラホラと見受けられますよ。でも,大晦日に一極集約されるのが日本の格闘技界のはずですよね。

大晦日との開催期日の間隔からして掛け持ちが不可能と思われるDEEPや修斗に人気選手が出場との報を聞く度に肩を落とすって・・・あり得なくない?

さらに大晦日のDREAMは提携相手のGRORYに乗っ取られた形。大晦日にダッチムエタイなんて見たくないよ。本当に勘弁してくれよ。

ちなみに12月興行で決まっている主なカードは以下のとおり。この顔ぶれが大晦日に集約されたら・・・と思うと残念でならない。



■猪木祭(12・31両国国技館)
小川直也vs.藤田和之


プロレスルールでもない限り,このカードが良い試合になると思い込んでる人は完全にド素人。ガチの要素が含まれていたら小川の圧勝に終わる。

なぜなら,格闘能力に大きな差があるからだ。引き出しの多さと言い換えてもいい。

まず打撃。リーチの差を含めて大人と子供ほどの圧倒的な差がある。ボクシングが出来ない人間のぎこちないウィービングは格好の標的である。

タックルについては藤田に圧倒的に分があるが,そこから先がない。いや,かつての藤田ならばタックルからパウンドの勢いで勝機はあったかもしれないが,衰えた今ではタックルを決めて上になったとしても何も出来ず,逆に下から攻められる姿しか想像できない。



■バーリトゥードジャパンオープン(12・24)
所英男vs.佐藤ルミナ


うちのオカンでも知ってる有名選手・所英男と対するは,マイナーだがレジェンドクラスの佐藤ルミナ。時代を築いた選手である。このカードこそ大晦日にやって欲しいものだ。



■DEEPケージ(12・8ディファ有明)
菊野克紀vs.LUIZ


無傷で勝利し、大晦日にも出て欲しい。そうなってくれると信じてます。




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DREAM.19を視野に入れても笑う鬼はいない

グローリーとの共催での大晦日開催が決まったDREAM.18。総合ルールを10試合,キックを3試合行う予定で,グローリーの選手も出場予定とのこと。発表会見には北岡,川尻,高谷の3選手が顔を揃えた。

そこらを踏まえて,まずはその3選手絡みのカードを考えてみた。



北岡vs.マット・ヒューズ
引退を表明したヒューズに最後の奉公をさせる。強制させる権利はないが,駆け出しの頃に修斗に参戦させてやった恩があるのだ(郷野に勝利)。恩を返すのが人情。ドライなアメリカ人に教えてやるのだ。

ヒューズはウェルター級だが,体格的ハンデを負う北岡を判官贔屓したくなる効果が得られるし,いわゆる塩漬け試合になったとしてもハンデを背負っているなら仕方がないと思える効果も。



川尻vs.五味隆典
パンチを良いように当てられまくったPRIDE武士道の屈辱を晴らす。川尻は階級を下げたとか聞いたが,そんなもん関係ない。大晦日は男祭りだ。

五味とメレンデスに雪辱しないままの川尻を応援できるか!



高谷vs.HIROYA(キックルール)
小見川へのリベンジマッチは鮮度が落ちたよなぁ。川尻vs.五味よりも時系列的には新しいが,インパクト的に鮮度が低い。

総合では対戦相手が思い浮かばないし,K-2準優勝の実績もあることを鑑みて,キックルールに推薦。つまんねえ外人との試合は観たくないから日本人の軽中量級ファイター相手。

体重に細かくこだわらなければ,狂拳竹内,山本真弘,卜部兄弟,HIROYA。うむ。

HIROYAしかいねえな。高谷vs.HIROYAのキックルール。これは観たいぞ!そして流れはDREAMとチームKrushとの対抗戦に傾く。

大晦日はゴールじゃないのだから、次に繋がるカードを組んで欲しい。

その他のカードも、次のDREAM.19以降を視野に入れたカードを組めるかどうかがポイントになると思う。




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青木真也、米国へ

さすが世界の青木真也です。UFC行きニュースの記事見出しがヤフーのトップページに掲載されました。

imageこれは青木のUFC移籍を公武堂の社長さんが容認したよって意味ですよね?

所詮はマニア向け

また青木と北岡が2人して何やら呟いてるようで。青木を批判した前田日明に対して、「老害」だとか「プロレスしかやったことない人間が言うな」とか。

これだから彼らがブレイクしないんだよ。

彼らがブレイクしないから日本格闘技界も低迷するんだよ。

プロ格闘技ってのは、プロレスラーになれない人間がやるものだったのだが、K−1、PRIDEで立場が変わってきた。それでもやはりプロレスに対する僻みは根強い。そのシンボルとしての青木と北岡。

負の感情を剥き出しにしてる人間がスタアになれる訳がないのだ。

でも、この2人は口に出して言うだけ良い方だ。他の格闘家は黙ってるだけで考えは一緒。

そう言えば長南がガチ相撲に何か口出ししたとか。長南の考えなんてどうでも良いよ。問題は、長南という格闘家が世間一般にとって全くお呼びじゃない存在だってこと。もし、何か間違って長南がTBSに呼ばれていたら・・・。

ホイホイホイ。ノコノコノコ。

笑ってしまうね。




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DREAM、駒の無駄遣い

川尻vs.ハンセンなんて観たくない。

DREAMフェザー級は日本人だけでも層は厚い。組み合わせ次第でいくらでも客を呼べるカードが生まれるはずだ。

なのに、なぜライト級時代の焼き直しみたいなカードを組むのだろうか?

プロデューサーがファンのニーズを把握してないことが問題なのか?

それともリスクの高い日本人対決を選手が拒むのだろうか?

小さな器であっても、ぬるま湯入れるのではなく(赤ん坊を産湯に入れるんじゃないのだから)、チンチンと煮えたぎるヤカンのような熱い戦いが見れるカードを望む。





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格闘技を解ってない人間が運営してりゃ潰れて当然

秋山をKOで下したビクトー・ベウフォートの関するこちらの記事を読んで思ったこと。

秋山のKO負けはジェロム・レ・バンナ戦以来2度目だが、あのときは極端な体格差があった。いとも簡単にノックアウト勝利を奪ったようにみえるビクトーだが、秋山はそれほど打たれ弱いわけではないのだ。

秋山成勲vs.ジェロム・レ・バンナ。

バンナを秋山の踏み台程度に考えていたFEG首脳陣の忌々しさ。

バンナが秋山の寝技の餌食になると踏んでいたFEG首脳陣の見識の低さ。

日本格闘技界低迷の最大の要因は、タレント不足ではなく、手持ちの駒を無駄遣いし続けた団体側にある。

格闘技を全く分かってない人間がかじ取りしていたら、そりゃ面白いイベントなんて作られる訳がないだろう。

プロ格闘家は馬鹿ばかりだから・・・

いくら格闘技の技能が高くても、顔が悪い、性格も悪い、発言も悪い、華がない、セルフプロデュース能力もない、、、そんな奴らが世間一般に評価される訳がない。

プロ格闘家たちは自分を客観的に見ることが出来てるのかな?

出来てないんだろうな。だから冬の時代なんだよ。

偉大な先人たち、アンディ・フグ、アーネスト・ホースト、マイキー、魔裟斗、桜庭、ミルコ・クロコップ、、、彼等が築き上げた遺産を、まるで自分の功績であるかのように勘違いし、“己を貫く”だなんて馬鹿を語る後発の三流格闘家たち。

キックボクシングや寝技が強くても、人間的な魅力が乏し過ぎるんだよ、お前らは。

そこを自覚させるために考案したのが、選手選択式のPPVだ。

これまでは一番組いくらで料金設定されていたが、この料金を出場選手に割り振る形で支払うのだ。金を払ってでも見たいと思う選手が一人であれば、その一人に三千円を払う。もちろん試合は全試合見れる。

先月のDREAMでシュミレーションしてみよう。

以下に挙げるとおり全部で8試合行われた訳だが、金を払ってでも見たいと思わせる試合はいくつあっただろうか?


<バンタム級(−61キロ)日本トーナメント 決勝戦>
所 英男vs.今成正和

この試合は日本予選の決勝戦ですからね。所も応援したいしで、所に1,000円払います。

<バンタム級(−61キロ)日本トーナメント 3位決定戦>
藤原敬典vs.大沢ケンジ

金払わない。

<DREAMライトヘビー級(−93キロ)タイトルマッチ>
ゲガール・ムサシvs.泉 浩

こんな弱い相手しか用意できずに申し訳ないという気持ちを込めてムサシに500円。

<DREAMフェザー級(−65キロ)タイトルマッチ>
高谷裕之vs.宮田和幸

このカードに1,000円。

<ライト級(−70キロ)ワンマッチ>
川尻達也vs.ドリュー・フィケット

川尻に500円。

<ライト級(−70キロ)ワンマッチ>
光岡映二vs.ブルーノ・カルバーリョ

払うか、バカっ!

<DREAMウェルター級(−76キロ)ワンマッチ>
マリウス・ザロムスキーvs.石川英司

0円。マッハだったら500円払ってたな。


と言うわけで、私は所、ムサシに1,000円、川尻に500円、高谷vs.宮田は試合自体に1,000円ゆえ高谷、宮田に500円。

この積み重ねが選手へのPPVボーナス支給額に反映されるのだ。

このシステムだったら光岡なんて基本給しか貰えないだろうな。それは即ち不人気選手ってことなんだよ。分かったか、この野郎。

マックローは踏み絵? DREAM第2弾カード発表に思う

@sasaharakeiichi 発表する前からハードルを気にするバカいるかよ!というテンションでつぶやいています(一度このテンションでつぶやくと、もう引き返せない)。

@sasaharakeiichi 明日、16時より記者会見を行います。追加のカードを発表します!「おぉ!」と歓声をさらに上げたくなるようなカードです。乞うご期待!


そんな笹原EPの前振りに期待させられたDREAMの第2弾カード発表が昨日夕方に執り行われた。果たしてその内容は・・・


<ライト級ワンマッチ 5分3R>
北岡悟
ヴィラミー・シケリム

<ライト級ワンマッチ 5分3R>
青木真也
ロブ・マックロー



いかがでしょうか?

シケリムは圧倒的な強さで修斗ウェルター級王座を奪取し、初防衛を果たしたリングの上でそのタイトルを返上すると宣言。その後、UFCのチョイ大会に出場を果たすも判定負けしてリリースされた・・という流れからの日本復帰と見て良いのかな?

ちなみにシケリムは日本の修斗に上がる前にブラジルの修斗で実績を残してもいる。となると、今回のシケリムvs.北岡は、修斗系ファイターvs.非修斗系ファイターという見方が出来る。それは即ち、修斗の競技力が試されると言うこと。

シケリムが北岡に瞬殺でもされたら修斗の立場はどうなるの?

もう一つの試合は青木vs.ロブ・マックロー。

マッケンローじゃなくてマックロー。どんな選手かなとDREAM公式サイトの選手名鑑を見てみたら、WECの第4代ライト級王者らしい。筋骨隆々でいかにも強そうな外見ではある。

しかし、バックボーンがキックボクシングであり、身長175cmであることからリーチの面でも青木に劣っていることが推測される。打撃系でも圧倒的なリーチ差があれば青木を突き放すことも可能であろうが、この体格では青木がテイクダウンに成功するのもそう困難ではないだろう。

マックローの試合動画はこちらで見れるが(WEC32 ジャミー・バーナー戦)、スタンドの攻防では右の脇が甘く、青木のミドルキックの標的になりそう。

ボクシングもジャブにキレが無く、距離も無く、ステップワークも悪く、私とボクシングの4回戦をやったらKOされるレベルと見た。

まぁ、格闘技ファンとしての目線はそんなところですが、格闘技人気が低迷している中でこの2カードが新規の格闘技ファンを開拓することになるかと言えば疑問符が付く。マニアだけ喜ばしてどうするのかな?

Twitterでこんな内容の呟きがあった。

「今回発表された2試合を楽しめない奴は格闘技ファン失格である」

これはいかがなものか?

格闘技ファンに資格などあるのか?格闘技を楽しむことが出来さえすればそれでOKではないのか?

コアなファンを自認するならば、ライトファンを見下すのではなく、コアファンならではの知識を広く知らしめるべき。それがライトファンに興味を持ってもらえたら素敵なことじゃない?

マックローのちょっと良いとこ教えて欲しい。私は立ち技の人間だから、前述したようにどうしても自分とボクシングやったらどうなるか的な偏った視線になってしまうから、もっとマックローという格闘家の全体的な魅力を知りたい。

どなたか教えてください。優良なサイトを知っていたら教えてください。





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最悪のタイトルマッチ ムサシvs.泉

王者・ムサシと挑戦者・泉のライトヘビー級タイトルマッチは色んな意味で酷かった。

まず、泉の他に挑戦者はいないの?ってこと。泉はDREAMでどんだけ実績を残したよ?体格差を利してミドル級以下クラスのミノワマンに判定勝ちした試合しか記憶にないぞ。

案の定、試合も一方的な惨敗だった。何一つ良いところを見せられなかった。

レフェリングも酷かったな。“マッチメイク自体に問題ありな上に呆気なく試合が終わったのでは困る”とレフェリーが余計な気を利かしたことでストップするタイミングが大幅に遅れた。泉がロープの外に顔を出して逃げたと同時くらいに止めるべきだったろう。あそこまで一方的に殴られてたのだから。

試合の中身だけを見て適正なレフェリングを行い、選手の安全を守るのがレフェリー本来の仕事だが、FEG系列のイベントは昔から相変わらず主催者の顔色を伺うレフェリングが常習化している。全く進歩がない。

選手層の薄さから来る無謀なマッチメイクに味付けレフェリング。DREAMの、日本格闘技界の勢いのなさがもろに表れた最悪のタイトルマッチだった。

明日のDREAMは高谷vs.宮田の1点買い?

完璧に頭の中から消えていたDREAMバンタム級GP決勝大会。おっとっと、明日7・16開催なんですね。慌ててPPV購入手続きを済ませましたよ。

え?そんなしょぼい大会に金を払う価値はないって?

そう言えばいくつか前のエントリーのコメント欄に「土曜日のDREAM?誰もPPV買うな!。あんな2部いや3部リーグのマイナー大会にお金は使ってはいけない…」という書き込みがありました。その人に対してどうこう言うわけではありませんが、今使わずにいつ金を使うのか!?と言いたいです。

たしかに現在のDREAM中継に3千円を払って、かつてのPRIDEのような満足感を得ることは不可能でしょう。

しかし、主催者が苦しんでる時にヘルプするのが格闘技ファンならではの温かさじゃないですか?

・・・と善人ヅラしてみましたが、今大会私は高谷と宮田のフェザー級タイトルマッチが非常に楽しみです。

タックルやスープレックスでテイクダウンを狙う宮田と、距離を取って殴り倒したい高谷のせめぎ合い、鎬の削り合いが見もの。

別の見方をすれば、煽りVでお馴染みになったようにトラック(競技場)が似合うアスリート・宮田と、チバラキで喧嘩負けなしと嘯くチンピラ・高谷との対決。

あるいは、イマイチ説得力に欠ける内容で判定勝ちを続ける宮田と、常にKO狙いの高谷(被弾することも少なくないがw)。

これら明確な温度差、色合いの違いがあるからこそ試合が面白くなる。いや試合は面白くない可能性もあるが、そんなのわずか15分程度のこと。試合に至るまでの気持ちの高揚が最重要。後味の悪さだって楽しみの一つって考えましょうよ。



え〜と、他にどんな試合があったっけ?バンタム級GPがメインのはずだが、所英男の名前しか浮かばないよ。真面目に。

それなのに3,150円を支払ってしまうんだから。悲しい格闘技ファンの性ですわな。

ちなみにJ.COMで初めてDREAMの生中継を行うらしいが、契約件数の少なさに驚くのと違うかな?



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桜庭和志vs.桜井“マッハ”速人が観たい!

7月16日のDREAMで桜井マッハvs.ザロムスキーが行われることが発表された。

このカードは、09年7月に行われたウェルター級GP準決勝でKO負けしたマッハにとってのリベンジ戦となる。

2年越しの雪辱なるかが注目されるところだが、私はマッハが桜庭に対戦表明したことの方に興味を惹かれた。

格闘技の世界だけで名前が通っている程度の選手が桜庭の名前を出すと「コイツ美味しいところだけ獲ろうとしやがって」と気分が悪くなるが、マッハは別格。

「同じ桜って付くのは運命。同じ時代を戦ってきた先駆者同士、今年の大みそかに戦ってみたい」とはマッハの弁だが、"同じ時代を戦ってきた"というところがポイント。

マッハは格闘技が盛況な時代にこの世界に入ってきた選手ではない。格闘技で飯が食えるなんて考えられなかった時代に、金沢勝美氏の経営するスナックブスで寝泊まりしながらトレーニングを重ねてプロの世界に飛び込んできたピュアな格闘家なのだ。

バーリトゥードの荒波に揉まれる修斗を牽引してきた功績も大きく、私はマッハが桜庭戦を要求することは至極当然のことだと思う。

また、ここ数年の桜庭の試合が物足りなく、もう“負けてもあまり痛くない”相手との試合は観たくない。

桜庭和志vs.桜井“マッハ”速人が実現して欲しい。




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テレビに出させてもらって、あなたは主催者に何かを還元できましたか?

ちょっと古い話になりつつありますが、まずはAKB48の総選挙結果について。

今回は一位の座を前田に譲った大島だが、ファンの実人数は今回の得票数以上に開きがあるのだと思う。

聞くところによると、大島はかなりファンを大切に扱っていて、常連客の誰さんがどのイベントに来たのかを記憶しているらしい。

コアファンにしたら「佐倉ヘリポートの握手会にも来てくれてましたよね?いつもありがとうございます」なんて言われた日には、一生大島さんに付いて行きます!ってなるでしょうね。だからファン一人あたりのCD売上枚数が多くなるのだと思います。

大島に限らずAKB48のメンバーは、程度の差はあれど、ファンを非常に大切にしてますよね。

“お客様は神様です”の精神。

これは至極当たり前のこと。AKB48は、各メンバーが青春の汗をかくために結成されたものではなく、金を稼ぐために芸能界に産み落とされたグループです。

であれば、ファンの顔が札束に見えるくらいにサービスに精を出さねばなりません。ファン不在になったら、自分たちが芸能界に存在する意味がなくなってしまいますから。

ここで一転して格闘技の話になりますが、K-1やDREAM等のテレビ格闘技に飛び付いた格闘家諸君は、自分の試合及びプロモーション活動がどれだけの金を産んだのか、ファンサービスは十分に行ったのか(笑顔を振りまけってことじゃないからな)、しっかりと省みて欲しいと思います。

勝つことだけ、あるいは寝技のレベル云々にこだわるだけならば、テレビ格闘技とは関わらなければ良いのだから。キックや修斗、ムンジアルなどなど、そっちの世界から出なければ良いのです。

でも、あなた方は日本の茶の間に自分の姿を披露したくて出て来た訳だ。

ならば、何をか言わんやでしょ?

3,150円

新年が明けて以降、青木ネタやFEGの経営難などネガティブな話題でばかり更新してきましたが、今回は日本格闘技界の明るい未来に期待するようなエントリーにしてみたいニャン

明るいと言えば、話題沸騰中のStrikeForceWorldGPがスカパーで生中継されることが決まりました(日本格闘技界の明るい未来についてと言いつつ、いきなりStrikeForceで恐縮です)。

料金はDREAM中継等と等しく3150円で、ネット上では「これは安すぎる!」という喜びの声が散見されます。

しかし、GPの一回戦四試合の内、アリスターとバーネット絡みのカードは後日大会で行われる訳ですよね(間違ってたらすみゃんせん)。

となると、日本のMMAファンにとっての注目カードは多くはないのですが、やはりヒョードルという大きな目玉の存在が際立っているわけです。

ペイパービュー中継の可能性を今更ながらに感じませんか?

私がこれまでに何度も訴えてきたこと、目玉カード一つで番組は売れるということなのです。

ヒョードルvs.アリスターが組まれたら、アンダーカードの内容が悪くても番組を買うでしょう?

実際、ボクシングはメインイベンターの総取りシステムで、メイン前にマニアならば楽しめるカードを組んで、他は完全な前座マッチ。

そのシステムの方が、各選手の人気が測れるから、人気面を含めた実力をファイトマネーに直接反映できるという効果もありますよね。

「いや、目玉が一試合だったら俺はYouTubeにうぷされた動画を探して観るよ」なんて奴は格闘技ファンではない。ただの乞食だ(反『K-1心中』の立場にある人間の多くがこのタイプのような気がする)。

だって、観たいと思うカードが自宅に居ながらにして3150円で観られるんですよ。

単価が高いなんて主張もナンセンス。これが例えばリラクゼーションサロンだったら、3150円払っても、せいぜい30分間の楽しみしか味わえませんが、格闘技は違うのです。格闘技観戦ってのは、カード決定後からファンそれぞれの想像の世界で始まってるのだから、考え様によってはと言うか普通に考えてお得なのです。

自演乙vs.菊野の試合だって、それだけで金を払う価値があるでしょ?

次回のエントリーでは、新時代のスカパー格闘技中継に相応しい、コンパクトで超面白いカードラインナップを提案してみたいと考えております。





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今年の日本格闘技界でこれが見たい‼

日本格闘技界で今年実現させねばならないカード(もしくはムーブメント)をいくつか挙げます。


<自演乙vs.菊野克紀>
もはや説明は要らないこのカード。MAXの年頭大会でいきなりカードを組むべき。それが出来るか出来ないかで2011年のMAXの浮沈が決まるだろう。

ワンクッション置く余裕なんて無いんだからな。そこをよく理解するように。

このカードは主催者にとっても好都合なんだぞ。

主催者としては何としても世界大会まで進ませたい自演乙だが、彼が日本予選をニ連覇する保証なんてどこにもない。いや、むしろ敗退する可能性の方が高いかもしれない。菊野とのスペシャルワンマッチは、強さという点では信頼性に欠ける自演乙に予選免除の特権を与える良い口実になるじゃないか。

このワンマッチに勝利すれば自演乙は世界大会出場確定(菊野が勝利した場合は対処を検討)。これで何も問題ない。文句がある選手がいれば、こう言ってやるが良い。

ダッタラオマエモプロニナッテミロ



<K-1リベンジ>
自演乙が青木に激勝したことで希薄された格好だが、ヘビー級王者の京太郎がムサシに負けた試合は印象が悪い。

このバカタレには、まず横浜大会のリング上でベルト返上式をやらせて、大晦日の反省文を読ませる。生卵を投げ込む桜を動員するのも忘れるな。

ヘビー級王者が他流試合に負けたのだ。これでも生ぬるいくらいだ。

しかしまぁ、数年前に私がMMAファイターのパンチを評価してK-1参戦を強く訴えていた時期、MMAファイターのK-1参戦を真っ向から否定していたK-1信者たちはこの現状をどう思っているのだろうか?

K-1心中とその他との根本的な違いがそこなんだよなぁ。



<桜庭レジェンド最終章>
もう先が長くないであろう"レジェンド"桜庭。ウェルター級転向初戦は、耳が削げ落ちそうになってのレフェリーストップ負けということで、この後何試合こなすことができるのだろうかと不安な気持ちにさせられた。

ならば、桜庭と拳を交えることでチンカス格闘家どもにはその生き様を感じ取って欲しい。爪の垢を煎じ飲みして欲しい。

桜庭がウェルター級まで落としたことで、数年前までは私とK-1心中支援者以外誰も夢想すらしなかった夢のカードが現実的に組めるようになったのだからな。

それに桜庭が外人選手に負ける姿は見飽きた。日本人対決が見たい。




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笹原EPが本物のプロデューサーになるために

Twitterでこのようなやり取りを見かけました。


@sasaharakeiichi: 読心術で慮っていただき、ありがとうございます。RT @cobol_cobra: @sasaharakeiichi 本当は寄せられる苦情、要望ひっくるめて「全部わかっとるわーっ、やれる事ならやっとるわー」て叫びたいんでしょうねぇwおうえんしています


これは問題発言じゃないでしょうか?

日々ファンから寄せられる様々な要望に対して、真摯な態度で回答しているなぁ、ご苦労様です、というのが、私の笹原EPに対する印象でしたが、この呟きによって、彼の本心が露わになってしまいました。

“お前ら如きが考えてるようなことは、俺はとっくに思い付いてるんだよ。事情も知らないで知った風な口を効くんじゃないよ”

笹原EPの呟きを平たく表現すればそーゆーことでしょう。それを言っちゃお終いよの世界。思っていても口にしてはいけません。

問題はもう一点。笹原EPは、やれる事は全てやっているのか?ということです。

そりゃDREAMを潰さないない為に日々奔走してることでしょうが、現在のDREAMがベストな形ではないことは明白。もっと面白いイベントに出来たのは間違いありません。

スポンサーやテレビ局、あるいは選手に対する交渉力やプレゼン力の足りなさを棚上げしてはいけません。

現状では不可能と考えられていることを実現してこそ敏腕プロデューサーなのです。

スタア候補選手の青木と馴れ合うのではなく、かつてのアントニオ猪木と新間寿氏との関係のような緊張感が欲しいところ。

旧PRIDE派と呼ばれる人たちは“仲良し倶楽部”の印象が強いですが、「何がなんでも俺がお前を世に送り出してやるからな。だからお前も死に物狂いで頑張れよ」的な覚悟を持った上での仲間意識を持って欲しいものです。

最後に私的な要望です。まぁ、私が提案したところで「できることならやってるよ」と言われるのが落ちかもしれませんが(笑)、今年のDREAMで実現してこそ欲しいことは、これまで階級の壁があったせいで語られることすらなかった夢のカードを実現することです。

数年前から私は、日本人格闘家の適性階級はもっと軽い階級であると提言し、格闘技に詳しいはずのオタク様たちから反論を受けてきましたが、かつてはライトヘビー級クラスだった日本人選手が、私の提言通り軒並み中量級以下に階級を落としています。

となれば、これまでは私でもなければ夢想すらしなかったようなカードが実現するかもしれないのです。

くしくも桜井マッハが「桜庭と田村はウェルカム」と語ったとか。桜庭や田村と青木真也との対戦だって考えられるカードです。

桜庭・田村をマッハあるいは青木らと対戦させることは、古くからの格闘技ファンにとっては天皇が人間であると宣言されたことに匹敵する衝撃かもしれませんが、笹原EPは桜庭や田村を引っ張り出してこそ本物のプロデューサーと呼べるのではないかと思います。



》web新のTwitter


プロレスラー 抜きで格闘技やってみそ

来年のDREAM。狙い目は関本大介や石井智弘クラスの腕っ節が強いインディー系レスラーだ。

これは数日前のTwitter上での私の呟きだ。

「web新の奴、また馬鹿なこと言ってるよ」と顔をしかめた格闘技ファンも少なくないだろう。

しかし、これまでの日本格闘技シーンの要所要所にプロレスラーの存在があったことは明らかだ。

史上最大の規模を誇った格闘技団体PRIDEは、元々は高田延彦のために立ち上げられたイベントだったし、シリーズ化されたPRIDEを牽引してきたのは桜庭和志であったことは言うまでもない。

同じU系の田村潔司も、かつてはPRIDEにおいて大物選手あるいは体格的ハンデを背負わされたカードに対しても果敢にチャレンジしてきた。

高田がヒクソンに2度目の黒星を喫した日に"路上の王"マルコ・ファスに白旗を上げさせたのは、そのリングの設営作業にまで携わった格闘探偵団バトラーツ所属のプロレスラー、アレクサンダー大塚だった。

小川直也がゲーリー・グッドリッジを、藤田和之がマーク・ケアーを破った試合は他に類を見ない程の盛り上がりを見せたし、成績は振るわなかったが谷津嘉章や小原道由、杉浦貴もPRIDEのリングを賑わせた。

言うちゃ悪いが、プロレスラーなくしてPRIDEは存在し得ない格闘技イベントだったのだ。

さらにK-1においても、松永光弘やバート・ベイル、中邑真輔らの参戦があったし、新日本プロレスとの対抗戦に活路を見出そうとしたことすらもあった。

にも関わらず、プロレスラーの参戦を否定するとは何事か?過去の経緯を否定できるだけの理由が、潮流の変化があると言うのか?

プロレスラー参戦を嬉々として楽しんだ自分を無かったことに出来る都合の良さ。

高山善廣がドン・フライ相手に演じた"男同士の殴り合い"は今もなお語り草になっているが、あれこそスイングするプロレスそのものじゃないか?(逆に私は嫌いだが)

奇しくも元若麒麟こと、IGFの鈴川真一のDynamite!!参戦が確定したらしい。

格闘技の血生臭さを蘇らせるために、素手のルールを導入するとか。

決められたルールの中で“最強”を決めるのが好きだというならば、どうぞUFCをご覧下さい。画一的なMMAファイターには飽き飽きだよ。

私はスポーツライクな試合よりも、そこに闘いがある試合を断然観たい。そして、闘う気持ちを伝えられるのは、やっぱりプロレスラーなのだ。

格闘家だってそれは可能だろうって?

まぁ、中にはそれを試合の中で体現出来るファイターもいるだろう。しかし、プロレスラー柴田勝頼の格闘技戦成績と試合出場頻度の反比例具合をどう説明するのか?って話だ。

web新のDREAM.16 一夜明け雑感ローニ

<石井のグラウンドでの動きは評価できるのか?>
ミノワマンに判定勝利した石井慧だが、打撃、グラップリングとも決定力に乏しい印象を強く残し、ネット上の格闘技ファンの間では批判的な意見が大勢を占めている。

しかし、中にはミノワマンを圧倒した石井のグラウンドコントロールを評価する声もある。

果たして石井のグラウンド技術は評価されるべきシロモノだったのだろうか?

素人意見で恐縮だが、私はあの程度ならば中学生レスラーでも出来る動きだと思う。

なぜなら、ミノワマンが石井にさせたいようにさせていたからだ。ミノワマンにしてみれば、石井の寝技は恐れるに足らずだったのだろう。

それが顕著に見て取れたのは、スタンドで石井がバックを取っていた場面。ミノワマンは脱力し、石井にやらせたいように身を任せていた。相手を動かし、そこに隙を見つけようとしていたわけだが、その過程で自らがピンチを迎える危険は低いと踏んでいたのだ。

もし、ミノワマンに抵抗する気があったならば、石井はへそを軸に回転して相手のバックを取るようなスムーズな動きをすることは不可能だったのだ。

石井のその一連の、一見スムーズに見えたグラウンドの動きをもってして、ポイントを取り合うUFCでこそ真価が発揮できると考えるファンも少なくないだろうが、ゴリゴリのレスラーたちが集うオクタゴンの中で、昨夜のようなグラウンドコントロールが出来るとは到底考えられない。



<メイヘムこそDREAMer>
猫も杓子も菊田もが駆使する肩固めではなく、桜庭がPRIDEで数々の強豪を打ち破ってきた、その象徴とも言える腕十時でタップを奪って欲しかったなぁというのがファンとしての欲張り。

DREAMはこのカードを闘魂伝承マッチと位置付けたが、このアングルを中途半端で終わらせず、本格的にメイヘムを桜庭の後継者=DREAMのエースとして売り出してはいかがだろうか?

かつてボビー・オロゴンを芸能界から参戦させた手法とは逆に、こちらから芸能界へ送り込み、知名度が上がるまで培養させ、“逆輸入”するのだ。

メイヘムのキャラクターならば一般層にも受けること間違いなし。少なくともチャド・レーンよりは良い仕事をするだろう。

やることなすこと中途半端なのがFEGの悪いところ。メイヘムに伝承させると言ったら徹底して伝承者に育て上げて欲しい。



<桜庭はやる気満々>
メイヘムに完敗し(twitterで知ったが、桜庭は今回が初のタップアウトだったとか)、もはやこれまでかと思われた桜庭だったが、なんと「明日にでも試合をしたい」と息巻いている様子。

ファンの間での世論が引退に傾けば傾くほど、偏屈な桜庭は引退など口にしなくなるのだろう。



<次は宮田vs.石田しかない>
煮ても焼いても食えない印象がさらに強まった宮田と石田。彼らのせいで、地上波放送に露出させるべきウィッキーとリオンの両タレントを殺してしまった。

この罪は大きい。ぃゃ、宮田と石田に罪があるのではない。こんな危ういマッチメイクをした主催者が悪なのだ。

笹原EPは解説の中で「誰も宮田とやりたがらない」と語っていたが、その煽りを受けたのが新参者のリオンだったのだろう。

笹原EPはもっと主導権を握ってマッチメイクの交渉にあたって欲しいものだ。選手に舐められてるんじゃないのだろうか?

こうなったら次は宮田と石田をぶつけるしかない。単に潰し合わせるという意味ではなく、“化学反応”が起きて好勝負になる可能性だってあるだろう。実際、宮田vs.大塚(アマレス国体出場)は退屈な試合ではなかった。

プロモは宮田のこの一言で十分。

「総合でのレスリング力は八隅(孝平)くらいあれば十分。でも石田はそこにも至ってないんじゃない?」

解説席での川尻の言葉の節々からして、T・BLOOD勢と宮田は良好な関係を築いているとは考えにくく、非常にエキサイティングな試合になるのは間違いないと思われる。




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web新のDREAM.16観戦記(後半戦)

<○石井(判定3−0)ミノワマン×>
石井はプロ転向直後に猪木の誘いを袖にしていたように記憶しているが、今日は猪木ボンバイエで入場。困ったときの猪木頼みか?

それにしても、つまんねぇ試合だったな。

試合後のマイクも、地上波向けとして主催者に促されて仕方なくやった感じだ。瀧本と変わらねえ、しょぼくれたマイクだった。

それにしてもミノワマンの萎縮ぶりはどうしたものか?見せ場は足関節を狙った1度のみ

(※地上波を見てからの追記:トンプソン戦から石井戦に変更になったことを「整理整頓した机の上を台無しにされた気分」と表現したらしいミノワマン。覇気がなかったのも理解できますね)。

ただ、石井がコーナーでの離れ際の攻防をおろそかにしていなかったことは評価できる。



<○青木(判定3−0)アウレリオ×>
退屈な試合が続き、青木にとっては地上波に乗るチャンスのはずだったが、同調して退屈な判定勝利。

アウレリオをグラウンドでコントロールしたのは凄いこと・・な〜んて、一般の視聴者には関係ない話だからw

この時間帯に放送される意味をよく考えろ、バカ!



<○メイヘム(一本)桜庭×>
強烈なパウンドを数発落としてからの肩固めでメイヘムが一本勝ち。

体格もパワーも違い過ぎたが、桜庭は昔から体格的なハンデを背負った試合が多かった。でも、全盛期はそれを感じさせないオーラを放っていた。

桜庭、潮時だろう。

DREAMはメイヘムをエースにしてはどうか?『リンカーン』等でテレビに露出させれば、面白いキャラが浸透すると思うけど。



<○ムサシ(一本)水野×>
水野は試合開始早々になかなかキレのありそうな打撃を振るってムサシを後退させたが、なんでそのままリング中央に陣取らないのか?

ムサシ強すぎました。



<総括>

・試合に勝つことと、己の商品価値を高めることは、必ずしも一致しないという事実を再認識させられた大会となった。

・マッチメイクをよく考え直して欲しい。選手の意向を汲んだ結果としての今回のマッチメイクというならば、そのせいで我々ファンは不満を募らせることになっているわけだから、せめてどの選手が誰との試合を拒否した等の経過を公表して欲しい。まさかファンよりも選手のメンツの方が大切だなんて言うまいな?

・閉会式で所在なさげに立ち尽くす石井に違和感。本来ならばフォトセッションの中央に陣取るくらいの存在感を発揮するはずなのだが、プロの世界は甘くないってことでしょう。柔道米国代表としてオリンピックを目指す方が話題性があって面白いよ。うん。

・クソッタレ!!



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web新のDREAM.16“最速”観戦記(前半戦)

<○川口(判定2−1)トンプソン×>
これは酷い判定だなぁ。トンプソンに謝りたい。わざわざイギリスから来てくれてるってのに。

川口もよく頑張ったとは思うが。DEEPメガトン級王者になったときに、マイクで「大きな舞台で戦いたい」と宣言したが、思うもよらぬ形で舞い込んで来たチャンスを辛うじてモノにしたと思う。川口寄りに考えれば。



<○石田(判定2−1)ウィッキー×>
ウィッキーが戦前に「自分が負けるとしたらつまらない試合になる」と語ったとおりの結果になった。

こんな試合組んで、どんだけ主催者は馬鹿なんだと思う。ウィッキーのような華のある選手は売り出したいよな?ならば、なんで地上波でダイジェスト扱いになる危険性を強くはらんだマッチメイクをするんだよ。実際にそのとおりになっただろ。馬鹿野郎。

この結果をしっかりと反省し、今後のマッチメイクに生かして欲しいと思う。



<○宮田(判定3−0)リオン×>
煽りV。使い回し映像ながら、宮田とトラックがベストマッチ。格闘技村に攻め込んできた社会体育の権化。このキャラをもっと前面に押し出して欲しいなぁ。

しかし、今回の宮田の髪型はいかがなものか?平泉成演じる窓際の中年サラリーマンみたいだった。

1ラウンド序盤、宮田がタックルを決めるも、石田効果でブレイク早しw

シューズを着用して戦った宮田。その目的はタックルの精度を上げることだと思うが、思いがけない効果もあった。ミドルキックを放った際、つま先がリオンのボディに突き刺さったのだ。即席の三日月蹴りみたいな。これはイケナイと思うよ。

そう言えば、K-1ではシューズを履くと蹴りが禁止になるのに、DREAMではトーキックもOKってどゆこと?FEGは総合格闘家の蹴りを舐めてるってことか?

この試合で印象深かったのは高阪氏の解説。バックを取られたリオンが体を回転させて向き合う格好になってから宮田を振り払ったシーンがあったが、実況が「強引に逃げた」と語ったところに大御所から訂正が入りました。リオンは腰をずらして上手く逃げたのだ、このような小技が出来るのがリオンの強みだと。

相変わらず適切な解説。WOWOWのUFC解説も、ビデオを一度下見してから解説してるのかと疑っていた部分が私の中にあったが、それは絶対にないと確信した次第。

さて、この試合もレスラーが優位に試合を進めたが決定打なしで判定勝利。笹原さん、これからどうするよ?

石田vs.宮田の茨城ダービーしかないだろ?2人とも輝く可能性だってあるだろうし。



<○ヨアキム(一本)所×>
煽りV。所「ヨアキムはそろそろ歳じゃないかって話ありますけど、俺の2コ下だったんですよ」

吹いた吹いたよ〜!

さて、、、。試合開始早々にヨアキムが金的2つでイエロー。再開後、グラウンド状態になったと同時にヨアキムがマウントを奪取すると、そのままグラウンドで優位に試合を進め、最後は三角締めで一本勝ち。

判定試合が続いた後での所の敗戦は痛い。このままじゃテレビでの見せ場が無くなるぞ。

所はうちのおかんでも知ってるからなぁ。茨城のババァにもその名を知られた存在。ここが重要ですよ。

余談ですが、ヨアキムが退場するときにその後ろを歩いていた日本人女性は、ヨアキムの現地妻でしょうか?



<○小見川(一本)エスコベド×>
ストレートアームバーで小見川が一本勝ち。役者が違うのか、相手に恵まれたのか。

クソッタレのマイクは「フェザー級の中心は俺だ!」でおしまい。残念。

「ダラダラ判定試合してるフェザー級の奴ら、クソッタレ!!」くらい言って欲しかったなぁ。



<○高谷(TKO)ビービ×>
左フックでダウンを奪い、パウンドでTKO勝利を収めた高谷。

そして試合後には、“ライバル”小見川の発言を引き合いに出して「誰かがフェザー級の中心は俺だと言ってたけど、中心はこの俺だ!」とマイク。これは素晴らしい。百点満点。高谷裕之を見直した。

小見川絡みのフェザー級タイトルマッチ戦線が非常に楽しみだ。

余談だが、会場観戦した方の話では高谷軍団が客席で汚い野次を飛ばしていたとのこと。相変わらずだな、田舎者ども。



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小見川道大@Kamipro

昨日購入したKamiproを読んでいる。青木インタビューも興味深く、後日自分ならではと言うか自分中心の見方で感想を書こうと考えているが、今回は小見川道大インタビュー記事について思ったことをいくつか書いてみたい。



<「日本人ファイターはもう眼中にないですよ」>
実力的にはそうかもしれないが、ファンのニーズは小見川vs.日本人ファイターにある。

せっかくタレント揃いのDREAMに移籍したんだ。頼むから、日本人と試合してくれ。

高谷を返り討ちにして、二度とバイクに跨がれないようにしてやるもよし。

ウィッキーに“敗北”をキッチリと味わわせてやるもよし。

青木との階級越え対決も見てみたい。柔道ベースで比較したら小見川に失礼も甚だしいが、プロ格闘技の殺しの技術を身につけた青木とどう戦うのか興味深い。



<ミッチー発言に高谷激怒>
小見川初参戦となったDREAM.15の煽りVの中で、高谷との再戦について質問された小見川が「この前やったばかりでしょ?そんなにすぐ強くならないっしょ」と答えていたが、それをPPV解説席で聞いていた高谷が解説を忘れるぐらい激怒していたとのこと。

すぐに強くならない。小見川の言うとおりじゃないか。

それより高谷はどのツラ下げて小見川の試合を解説しようとしてたのかな?チバラキダービーに完敗した分際で。

私は今、千葉県が見えるくらいの場所でこのエントリーを書いているが・・・千葉より茨城の方が強いんだよっ!!バカヤロ!違った、クソッタレ!




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小手先の煽りVに頼らないプロモーション活動を

小見川と言えば試合後の「クソッタレ」が定番になっているが、まさかあんなにお行儀の良いものだとは思わなかった。幼稚園生の学芸会じゃないんだから、直立不動で「クソッタレ」と言われても、観客・視聴者の心には何も響かないよ。

小見川の情念が伝わるような叫びを期待していた。

昨年大晦日のDynamite!!で高谷をKOするも時間調整の都合でマイクを握らせてもらえなかった小見川。バックステージではそのことに対する不満をぶちまけていた。テレビ番組の編集の都合で、握れるマイクも握れなくなるなんて、ハードトレを経て試合に勝利した選手からすればまさに「クソッタレ」じゃないか!

それ以来のFEG主催興行だ。その鬱憤を晴らすかのような叫びを期待したが、何事もその場限りで終わってしまうのが今の格闘技界の特性。何か事件が起きても、主催者や関係者が焚きつけることもせず、数日後には忘れ去られてしまう。俗に言う「点と点が線で繋がらない」ってやつ。

線で繋がらないと言えば、K-1MAX。

佐藤に完敗した山本と才賀に惨敗したナオキックが、何事もなかったのように8月のKrushに出場することがアナウンスされた。

山本もナオキックも自身の敗戦を糧にする気はないのかね?ぃゃ、糧にすると言うのは、負けた試合を反省してリーチ差を克服するための技術を身に付けるとかボクシング技術を上達させるとかではなく、リベンジマッチに繋げろってこと。特にナオキックだよ、この馬鹿タレが。

生意気な才賀をリング上で制裁するって言ったのは誰だ!?でもって返り討ちされたのは誰だ!?お前だよ、ナオキック。この野郎。

どうせ8月のKrushでは宮田(充。"嘘と沈黙"でお馴染み)にほどほどの相手を用意してもらって、それに勝利して「これで再びMAXと向き合える」とか訳解らないことをぬかすんだろ。

本来ならば路上で才賀を襲撃するくらいの狂気を見せてほしいところだ。まぁ、それは絶対に不可能だろうが、だったら才賀の道場へ出向いてリベンジマッチを要求するくらいはやってほしい。土下座して訴えるナオキックに対して才賀が「だったらスクワット千回やってみろ」とか命令したりして。そんなやり取りがあったら-63kgはさらに盛り上がるんだけどなぁ。

日本トーナメントが成功したらそれで予定終了ではなく、次の大会に繋げることが重要なのだ。口が酸っぱくなるような気分だが、『K-1リベンジ』の概念を忘れないでほしい。トーナメントでの勝ち負けを次のワンマッチに繋げるのだ!

かつてのアンディ・フグのように、負けて注目されるほど存在感のある選手ではないならば、試合の数日前にちょろちょろ垂れ流される煽りVに頼るような小手先のプロモーションに満足せず、己の生き様(憎い相手にリベンジするためには土下座でもスクワットでもする)が見れるような壮大な仕掛けを展開してほしい。

何が起きても点で終わってしまう。言うちゃ悪いが、今のK-1ファイターはFMWの中牧以下だ。



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DREAMライト級の針路 〜青木の激勝に想う〜

52eb67de.jpg川尻が完勝し、青木の仇討ちと言うか、日本格闘技界の失地回復のためにアメリカへ出征する。そんな青写真を勝手に描いていたが、まんまと青木に持って行かれた。

フィニッシュはアキレス腱固めか。まるでセコンドの北岡が無敵だった頃のような有無を言わさぬ勝ち方だった。

あれをケージの中でやって欲しかったなぁ。

今回の勝因は、ミドルキックで様子見をせず、思い切ってタックルを仕掛けたことだろう。

これまではムエタイスタイルに傾倒し、メレンデス戦でもミドルを繰り出したが、相手の接近を阻むことすらままならず・・・。

ただね、タックルを決めることは口で言うほど容易ではなく、思い切りの良し悪しやフィジカルの状態等に加えて、相手の出方やと状況等、様々な要素があってその成否が決まるわけだ。昨日の青木あるいは石田みたいにズバリと決まるケースもあれば、小見川の相手みたいにあしらわれるだけだったりオブライエンみたいに墓穴を掘るような最悪のケースも有り得るのだ。

だから、いつか青木が再度ヘStrikeForceで試合をすることになったとしても、今回のように完勝できる保証はない。言うまでもなく。

が、昨日の戦い方が青木が勝利するには一番の近道だろう。ミドルキックで牽制する暇があったら、決死のタックルで寝技地獄に引きずり込め!

川尻がああなってしまった今となっては青木にやってもらうしかない。この勝利の余韻が醒めやらぬうちにStrikeForce再出撃の段取りを決めてくれ!!

一方の川尻だが、あれだけ捻られたのでは足首が完治するまで相当の時間を要するだろう。下手すれば年内復帰も無理かもしれない。

それを考えると、セコンドがタオルを投入する手はなかったのか?と、先に立たない思いが込み上げてくる。

外野が口出しする問題じゃないとか山田トレーナーとの絆の強さがなんたらかんたらとの声が聞こえてきそうだが、ただでさえ手薄な選手層に穴を空けられては、こちらとしても困るんですよ。

青木に負けたとしても日本の二の矢としてStrikeForceに放つことが出来たはずなのに、怪我をしては台なしだ。

川尻自身だってさ、タオル投入で取り乱したとしても、一晩経って頭を冷やせば納得するはずだよ。

それより何より、あの体勢から逃げようがなかったってことは、当の川尻が一番良く知ってるわけだから。

(あとがき)
いつにも増して淡泊な内容の観戦記になりました。思い入れの度合いがそのまま出た形か。それもそのはず。これでやっとスタートラインに立てたわけだから。

体勢を立て直した青木の真珠湾攻撃に期待したい。




web新のtwitter。こんな投票所は嫌だシリーズとこんな女は馬鹿だシリーズをお楽しみください。

web新のDREAM.15展望 〜川尻の鉄槌が誘うSFへの壮行歌〜

今朝は早起きしたため、今回のDREAM展望エントリーを書いてみたら、ライブドアブログ管理画面がなぜか投稿する段階になってログアウト状態に陥り、自動バックアップもされずに全てが消失してしまった。

そんな訳で昼休みに改めて書いてみたが、早朝のテンションは戻らず、特に吉田道場組関連のエントリーでは元の5割減のボルテージになってしまったような気がしてならない。残念だ。

急ぎで書いたため、乱筆をご容赦願いたい(毎回乱れてるってw)。

<小見川、見参!>
柔道あがりはろくな奴がいないが、小見川は危険極まりない刺激物。彼が参ったことでフェザー級が一気に過熱する。

高谷が望んでいるはずのリベンジマッチ。

ビビアーノとの柔道vs.柔術異種格闘技戦。

vs.ウィッキーは、唐辛子エキスを直腸に注入されるくらいにヒリヒリする戦いになるだろう(注入された経験はないが)。



<カズ、中村カズ>
吉田道場から中村カズもオマケで参戦。スポナビのインタビューを見たら、こんなことを語っていたカズ、中村カズ。

< font color=steelblue>「戦極の時はJ−ROCKが運営も担当していたので、運営も気になったりしていた部分があったので、DREAMに出ることで純粋に試合に集中している気持ちはあります」

カズが大会運営の何を担当していたと言うのか?(笑)



<石田のフェザー級転向初戦>
一時期の連戦連勝の勢いが消えてしまった石田が、フェザー級転向で心機一転を図る。

石田は私の元同門選手だ(敬称は他の選手同様に略させていただきます)。たしか99年だったか、石田がTOPSに入門した日は打撃の練習日だったため、私もそこに居合わせ、金沢先生に言われてスパーリングを行った。その中で後ろ回し蹴りを繰り出してきた彼に対して、私が「単発で出すのではなく、バックハンドブローのような同じ回転系の技で意識を上に持って行かせてから出すとヒットしやすいと思いますよ」と助言すると、「ハイ」と素直に聞いてくれた。

その輝く瞳を見て、彼のプロ格闘技での大成を確信したことをよく覚えている。そして、その通りとなった。

さて、転向初戦の相手はDj.taiki。K-1MAXで渡辺に勝利する程の実力を有するストライカーだ。石田がストライカーを相手にした場合の試合展開を予想すると、0か100かの極端な結果になりそうな気がする。石田がグラウンドで完封するか、打撃でKOされるか。廣田に秒殺KO負けした悪いイメージを払拭するためにも、スカっと勝っておきたい一戦だろう。

かつてはメレンデスを封じたほどのレスリング力+αでの再起を期待する。



<ライトヘビー級王座挑戦者決定戦>
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)
水野竜也(日本/U−FILE CAMP.com)

これは笑った。盛り上げ役と実績皆無の日本人。でも、あくまで挑戦者決定戦だから良しとするか。



<菊野vs.カルバン>
なぜか菊野の試合にはチャレンジマッチの臭いが付きまとう。未だに総合における空手家の信頼度は低いということか。実際に弘中戦でも菊野の負けや苦戦を予想したものがファンが少なくなかった。

今回の相手、カルバンも打撃が売りの選手だが、相手によっては積極的にグラウンドでの展開を仕掛けてくるクレバーなファイターだ。まずはスタンドの打撃で圧力をかけてみて、それに菊野が屈しない場合は、三日月蹴りへの警戒もあってテイクダウンを狙ってくるだろう。

このように寝ても立っても強い相手には、過去にエディ・アルバレス戦で苦杯を喫している菊野。カルバンを相手に総合格闘家として成長した姿を披露してもらいたい。

最後に余談だが、菊野が時折口にする「自分の会社を前に進めるために動いている」的発言。胡散臭いことこの上ないので慎んだ方が良いだろう(笑)



<青木vs.川尻>
青木を取り巻く状況は厳しい。大晦日の腕折り&中指事件に始まり、名誉挽回も兼ねて臨んだかのようなストライクフォースでのメレンデス戦では手も足も出ずに完敗。そして今回のタイトル防衛戦では、その実現に至る経過同様に未熟な、青い果実を人に擬したかのような態度で会見に臨んだ青木は更なる批判の声に晒されているようだ。

私は青木について語れるほどの知識も見識も持ち合わせていないため、青木批判をここで展開することはしないが、今回の試合に私が期待するのは川尻の完勝だ。殴り殺す勢いでパウンドし、青木を半殺し状態にしてほしい。

そこまでやれば、青木叩きをするファンも鎮まるだろうし、これまで国内同階級で敵なしだったことが増長の一因であっただろう青木の精神を浄化することにもなるだろう。さらに、私の中ではこれが最も重要なのだが、青木が一敗地にまみれたストライクフォースへ川尻を日本代表として送り込む機運を高める作用も働くことになるのだ。川尻が青木とぐだぐだの判定試合を演じたとしたら、快く壮行する者など誰ひとり現れないだろう。

明日のタイトルマッチでは、川尻がパウンドを打ち込む度にセコンド陣あるいはそれに釣られた観客らが発する掛け声が、ストライクフォースへの壮行歌としてアリーナに響き渡るだろう。


web新のtwitter。twitterは嘘をつかない(つけない)。

若翔洋と元オリックスの古木克明

83bbe6d4.jpg今年の大晦日Dynamite!!に元プロ野球選手の古木克明が出場することになりそうだ。

プロ野球で活躍していた元オリックスの古木克明が26日、都内で長南亮とエキシビションを行い、総合格闘家としてプレデビュー。見事な筋肉美の古木は無難に2分2回をこなし「思った以上に動けた。もっと緊張すると思った」と強心臓ぶりを発揮した。視察したDREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「1回どこかでちゃんと勝てば、道が開ける可能性も」と、抜てきも示唆。

ゴリゴリの格闘技マニアの諸君(笑)にとっては苦々しいニュースだろうか?

しかし、残念ながら主催者にとってマニア層は軽視しても問題ない程度の存在という認識であり、特に大晦日となれば尚更のことで、ほとんど眼中にない存在になってしまうのだ。

一般層を相手にした場合、何が必要かと言えばネームバリュー。

古木個人は知られた名前とは言えないが、元プロ野球選手が格闘技をやるってだけでもセンセーショナルだ。

これと同様のケースで起用されたのが若翔洋。格闘家としては三流以下だが、どこの馬の骨かも分からない格闘家に比べれば、元関脇の肩書が一般層の関心をひき、チャンネルを回されない効果を生むのだ。

もし、古木や若翔洋を蔑むような格闘家がいるならば、だったらお前自身がマニア以外の多くの人間に振り向かれる存在になれと私は言いたい。

日本格闘技界と外敵

日本格闘技界の歴史は、強力な外敵との戦いの歴史であった。



極真空手に衝撃を与え、後にキックボクシングが誕生するきっかけを作ったムエタイ。



そのキックボクシングでは見られない派手なバックスピンキックで日本に一大ブームを巻き起こしたアメリカンマーシャルアーツ。



まさに黒船と呼ぶべきグレイシー柔術が日本の総合格闘技界に技術革新を迫り、バーリトゥードへの開国を余儀なくさせられた。



その後の総合格闘技全盛期に台頭したのが、柔術や柔道、サンボ等をベースにした格闘家らが主宰する町道場だった(グラバカ、修斗ジム等)。彼等はU系格闘技団体にアンチテーゼを投げかけ、実戦でその優位性を実証した。



アマチュア時代の実績で町道場の格闘家たちを凌駕する本格的アスリートたち(世界選手権覇者、オリンピック代表、オリンピック金メダリスト等)が次々とプロ転向し、そのポテンシャルの高さを見せつけたりもした。



K-1では、フランシスコ・フィリヨの神懸かりの一撃が極真ブラジル幻想を膨張させた。



総合格闘家らの猛威にも曝されたK-1。体力面で圧倒され、時にはボクシング技術の低レベルぶりを露呈もした。



大晦日の魔裟斗は外敵を相手にした“異種格闘技戦”の連続だったが、そこで魔裟斗と戦ったボクサーたちは、満足な調整期間を与えられない状態でリングに上がらされた。身内同士の戦いでは有り得ないシビアさに、外敵を迎え撃つことがいかにハイリスクであるかがうかがい知れた(もう大晦日の風物詩が見れないと思うと淋しいものだ。魔裟斗のローキック三昧と饒舌)。



そして現在、外敵の攻撃に曝されているのが日本の総合格闘技界だ。アメリカンMMAに迎合するか独自の道を進むかという方向性が定まらない中で、青木やマッハ、五味ら、日本のトップ選手が金網の中で惨敗し続けている。

しかし、これまでの日本格闘技界の外敵迎撃の歴史を振り返ると、金網やエルボーに適応しながらも、アメリカンMMAに飲み込まれてしまうようなこともなく、更なる進化を遂げるんじゃないかと思えてくる。

ただ、選手個人の技術的な問題はクリア出来ても、桁違いのペイパービューの売り上げ件数に象徴される商業規模の格差に言及して、日本格闘技界の存続を悲観するファンも少なからずいるかもしれないが、日本なりのビジネスモデルが見つかるはずだ。USA Dynamite!!で5万人以上の観客を動員したFEGの実力を侮るな(笑)

今日開催されたSRC.13が、今後のジャパニースMMAの方向性を示すような大会になってくれたことを祈るばかりだ。



※現在外出中につき、SRC.13は予約録画したものを明日視聴して、観戦記を書くことになります。今からK-1心中閲覧を含めてネット断ちいたします。ツイッターについても、よほど訴えたいことでもない限りはツイートいたしません。

それにしても甘デジのルパン三世はすごい爆発力。あっと言う間に5箱出しました。

ガチンコファイトクラブ 砂にまみれる池本誠知

今日は映画『アウトレイジ』を見に来てますが、上映開始までの時間を使い、しばらく中断していたガチンコファイトクラブ(以下、ガチンコFC)の新たな提案をしてみたいと思います。

まず、温故知新ということで、旧ガチンコを振り返ってみると、その舞台はほぼ合宿所周辺に限定されており、外部と隔絶された印象がありましたが、以前のエントリーで提案したような大学レスリングとの他流試合を行う等すれば、さらにガチンコの世界が広がり、より面白いテレビ番組になっていたのは間違いないでしょう。

そこで、DREAM版のガチンコFCは、さらなる外海に漕ぎ出します。ボクシングの世界にはほとんど存在しない、格闘技のアマチュアオープン大会にファイト生を出場させるのです。

アマチュアオープンというと、どんな大会があるでしょうか?

まずテレビ番組的にもよく映えるであろう、毎年茨城県の大洗サンビーチで開催されている『全日本ビーチレスリング選手権大会』をチョイスしてみたいと思います。あの宮田和幸がこれ見よがしに上半身裸で来場することで知られる、真夏のレスリングの祭典です。

眩しい太陽、太平洋、東京近郊のビーチ、レスリング協会からのゲスト・吉田沙保里、砂にまみれる若人たち、ビキニ姿の観客、出場者を応援するキッズレスラーたち、、、。これだけのシチュエーションだけでもテレビ的に十分いけるでしょうが、さらに競技に目を向ければ、敗者は砂を噛み、涙を流す。プロ志望選手が名もないアマチュアに負ける屈辱。勝利すれば、真夏の太陽の下で拳を突き上げる姿が大いに絵になる。

引き潮の波が似合うナルシスト池本も砂にまみれるビーチレスリング。つま先立ちで海へモンローウォークする美女が立ち止まり池本に熱い視線を送るも、これは完全に仕込みだろう。

DREAM版ガチンコファイトクラブ 候補生のピックアップ

K-1MAXライト級決勝トーナメント並びにワールドMAX開幕戦の組み合わせが発表になりました。

各試合の展望等については後々書いていくつもりですが、ナオキックvs.才賀紀左衛門について言の葉をひとつ。

私は、「キックボクシングをもっとしっかりとした形で世間に送り出したい」という発言を聞いて以来、ナオキックというキックボクサーが好きになり、当ブログにおいてK-1ライト級の発足祈願と併せてナオキックを推すエントリーを書き続けてきました。

しかし、今回に限っては才賀紀左衛門に勝って欲しいと思ってます。勝って欲しいと言うか、勝つべきではないかと。

K-1ファンとキックボクシングファンのみならず、総合寄りの格闘技ファンをもK-1に引き寄せられるだけの魅力=アンチヒーローとしての素養が才賀には備わっているから。

残念ながら、時代が求めているのはナオキックではなく、才賀紀左衛門なのです。

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K-1とオランダのShowTimeの関係についは、K-1ファンのみならず、様々な格闘技ブロガーが海外サイトの情報を引用しながら言及しているようです。

このK-1関連問題のみならず、どこの団体が危ないとか、どこは誰にいくら払っているとか、二次的情報を頼って業界の台所事情を詮索するような話ばかり。格闘技ファンはいつからこんな下世話になったんでしょうね。

格闘技は会議室で行われているんじゃない。リングで行われているんだ!

織田裕二ばりにシャウトさせていただきましたが、我々格闘技ファンにとってはリング上で行われている試合だけが真実。それで良くないかい?

まぁ、その真実を見る目が無いがために、観戦記を書いたところでスポナビ記事の引用に小学生並の感想文を添えた程度の代物にしかならないのを自覚しているから、何か別の切り口を探さねばってことで、真偽の定かでない情報に振り回されながらも事情通ヅラして下世話な記事を書くに至っているのかもしれませんね。

こんなことを書くと、web新に嫌みを言われたと感じる方も少なからずおられると思いますが、それはほとんどのケースで勘違いです。私は先制攻撃はいたしません。

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さて、先週末の大会ラッシュで中断されていたDREAM版ガチンコFC構想シリーズを再開します。

これまでのシリーズではエンセンと桜庭が率いるチームの方向性を考えながら、番組として盛り上がるための事例研究(笑)をしてまいりましたが、ゴリゴリの格闘技ファンの方には不評だったような気がしてます。もっと格闘技ファンが満足するような番組に構成にしろよと言う声が聞こえてきそうな?

でも、格闘技ファンばかりを視野に入れた番組を作ったのでは地上波放送でガチンコFCをやる意味が半減してしまうんです。最大の目的は、格闘技への関心が低い一般層を取り込むことですから、過剰とも思える演出は必要不可欠なのです。

とは言えども私も格闘技ファンの端くれですから、格闘技ファン向けのイベントも発生させたいと言うことで、今回は候補生の選定を。

いざ候補者をピックアップするとなると、なかなか難しい。DREAMに上がったことがない選手に限定すると選択の幅が狭くなってしまうので、過去にDREAMでしょっぱい試合をしてクビになった選手も含むことにします。

とりあえず初回は、日本で層が薄いと言われるウェルター級(76kg前後)の候補生を各チーム6名ずつ選ぶとして(人数に根拠なし)、まずはチームエンセンのメンバーを考えてみます(この路線は変わらないのねw)。

・谷博幸(地下格闘技8戦全勝)

・曽根修平(「梅雨だけに、血の雨降らしたろか!」)

・佐野哲也(前田日明も絶賛の"リアル神代ユウ")

・舘野智良(刺青枠)

・松本峰周(スキンヘッドに毛皮のコートのコーデ枠)

・池本誠知(PRIDE武士道とDREAMで落第した浪速のプリンス)

はみ出し者たちと浪速のプリンスの合宿風景については、皆さんご自身で妄想していただければと思います。

(つづく)

D.14の裏ベストバウトは"オリンピックレスラー"宮田和幸vs.大塚隆史

DREAM.14の中で一番面白かった試合を選べと言われたら、私はちょっとひねくれて宮田和幸vs.大塚隆史を挙げると思います。

際立つ決定打もないままに判定で終わった試合にも関わらず、この試合を選んだ理由は、両者の気持ちが観ている側に伝わる試合だったからです。

UFCのコーチ対決のようなストーリー展開や試合前の激しい睨み合い、小突き合いが無くても、“コイツにだけは絶対に負けられない”と言う気持ちがひしひしと伝わってきました。

それは、両者ともにレスリング道を邁進し、そこで残した成績に顕著な差はありながらも、プロのリングにおいて対等の立場で対峙することになった二人ならではのモチベーションによって生まれました。

特に、試合開始直後に二人同時にタックルを仕掛けて衝突したシーンは、静かに燃える闘志の弾け合いの産物であったし、第3ラウンド終盤に見せた宮田のジャーマントライは、不発に終わったものの、オリンピックレスラーとしての意地が具現化したものと言え、5分3ラウンドの間、観客と視聴者を飽きさせませんでした。

さらに、オリンピックレスラーに対する大塚のジェラシーを後押しするかのように青木真也が偏った解説をしていたことも面白かった。

感情を静かに燃え上がらせる、いい歳した大人の喧嘩は面白いものです。

追伸 バダ・ハリの蛮行や佐藤の判定負け、ランペイジの敗戦等については、テレビで観る前にスポナビや拙ブログのコメント欄等で知ってしまいましたので、せめて修斗JCBホール大会だけは結果を知らない状態で試合を観たい(昨夜のサムライニアライブ中継を録画済み)。

なので、このエントリーの更新を最後に今夜までネット断ちします。

『K-1心中』も見ませんし、ツイッターにもよほど呟きたいことでもない限りはアクセスしません。

web新のDREAM.14スカパー“最速”観戦記

○ミノワマン(一本 チョークスリーパー)イマニー・リー×
一仕事終えましたよって感じのハグが印象悪かったイマニー。

それがスーパーハルク路線の弱み。ミノワマンにはそれなりの理念はあるけれど、相手の外国人選手には何にもない。日本に金を稼ぎに来ただけ。

ここを改善しないと、この路線が飽きられるのも時間の問題ではないか?



○大沢ケンジ(2-1)前田吉朗×
アグレッシブな試合だったとは思いますが、思い入れのない選手同士の試合は見ていて疲れる。

しかも、最終ラウンドになってスタンドのお見合いが目立つようになったのが残念。互いに打撃は出していたけれど、あと一歩の踏み込みがないので、私に言わせればあれはお見合いですよ。言うちゃ悪いけど。

判定は2-1で大沢ケージもといケンジ。顔は端正な伊達男ですが、スタアにはなれないなと思いました。退場シーンを見ていて。

セコンドと「あれすごい効いてましたよね。KOできましたよね。スミマセン」などと話し合ったり、通路に近寄ってきた観客席の関係者たちと身内トーク全開。

こんな選手には乗れませんよね。



○宮田和幸(判定2-1)大塚隆史×
「ボディビルの品評会じゃねぇっての」

「オヤジ狩り。フェザー級の奴ら、みんな30何歳だ?」

煽りVでは大塚の暴言全開。面白い。

試合も暴言の勢いどおり、大塚がケージの真ん中に居続ける展開。宮田は第1ラウンド中盤から発汗が目立ち、口も開き気味になる。

しかし、第2ラウンド序盤、宮田のジャブがヒット。ジャブが当たると選手はペースを掴み始めるもので、宮田が両手を広げて距離を積める姿にそれを見て取れました。大塚は鼻血。

第3ラウンド。両者とも体力の消耗が目立つも、単発ながらパンチを当て合う。

この試合の一番面白かったところは、第3ラウンド残り1分半あたりに宮田がバックを取った場面。解説席で高阪氏や青木らが、宮田が意地でジャーマンに持っていくかと沸き立ったところ、そのとおり宮田がジャーマンの体勢に入った場面。不発に終わったが、オリンピックレスラーとしての宮田の魅力が静かに爆発しました。

試合は終始互角の展開でしたが、積極性が評価された宮田が2-1で判定勝利。私はオヤジとして、また茨城県民として嬉しく思いました。

勝ち名乗りを受けてケージを出た宮田に前田日明が歩み寄って握手。果たして前田は宮田に対して何をもたらしているのか?宮田は前田と絡むことで何を得ようとしているのだろうか?




○西浦“ウィッキー”聡生(TKO)所英男×
煽りV。恐ろしいまでに鋭い眼光のウィッキーですが、話す内容は至ってまともと言うか正論。自身のトリッキーな動きについては、あれは奇をてらったものでも何でもなく、力まない動きを心がけた結果、あのような脱力スタイルになったとのこと。また、観客はアマチュアみたいな試合が見たいわけではない、普通じゃないものを見たくて会場に足を運んでいるとも。

一方の所はいかにも普通の青年。しかし、ファンの夢を背負う人気者。いかにも普通の青年然とした所が、海外列強らと渡り合う姿も“普通ではない”見世物と言うことか。

また、所が放った「修斗から来る選手には負けたくない」と言う強い意志の込められた一言が印象的でした。

そして第1ラウンド中盤、フィニッシュは唐突に。ウィッキーの右フックが側頭部に当たると、所は倒れて亀状態に。そこをウィッキーがバックからタコ殴りしてレフェリーストップ。

レフェリングが中途半端だったのは要改善点。試合を止めようと見せかけ、ウィッキーに攻撃の手を止めさせたが、即ストップとはならず、一呼吸置いてからレフェリーストップを宣言。あれは何だったのか?ここで所にあっけなく負けられては困ると言う意思が働いたのかと勘ぐってしまいたくなるキレの悪いレフェリングでした。

フィニッシュに繋がったウィッキーのパンチを、解説青木は「K-1の大月選手が得意にしているパンチ」と表現。テイクダウンを恐れずに豪腕を振るうウィッキーが本当に恐ろしく見えた試合でした。



○山本“KID”徳郁(TKO)キコ・ロペス×
やっぱ山本はパンチの選手だわ。右のフックでキコの顎を打ち抜くと、金網際のパウンドで相手を半失神に追い込みレフェリーストップ。完勝でした。

この試合のKIDは、ここしばらくの試合とは大きく様変わりしてました。

ひとつはレスリングシューズを履いていたこと。これはマットをしっかり蹴ることで、パンチとタックルの精度あるいは強度を高めるための措置。ちなみにK-1と違って、シューズを着用しても蹴りOK。

もうひとつはKIDのスタイル。これまでのムエタイスタイルに比べて前傾姿勢になり、パンチ主体だった以前のような野生味が感じられました。

この2点が大正解だったように思います。回り道したかもしれませんが、KIDはこのスタイルに落ち着き、これから勝利を重ねるんじゃないでしょうか?

一方のキコ・ロペス。HIROYAとの試合は見たはずなんですが、私は何も印象が残っておりませんでした。しかし、今日のKID戦を見る限り、決して弱い選手じゃないですね。むしろ危険な打撃を放つ選手。DEEPあたりで使っても悪くない好選手だと思いました。

ちなみにこの試合は60kg契約。フェザー級からバンタム級を分化させる予定があるのでしょうか。スタア選手であるKIDを生かすにはそれがベターだと思います。フェザー級はKID抜きでもやっていけるだけのタレントが揃ったし、二回りも大きい相手と戦うのはいくらKIDでも厳しいから。

そのことを考えると、70kgのK-1MAXで結果を残してきたKIDは凄い。この偉業は何者も越えられない。たとえ金原正徳がKIDに勝利したところで、それは競技の枠内で勝利したに過ぎず、KID越えとはならない。そこは強く主張しておきたい。



休憩明け
王者・青木と挑戦者・川尻によるDREAMライト級チャンピオンシップが7月大会で行われることが発表されました。

青木のマイク「シャアッッ!!・・・以上です」は、かなりはずした印象。川尻も噛んだ。

この試合って、今見たいですかね?対アメリカというアングルをぼやけさせてどうするのって感じ。

青木が防衛しようが、川尻が奪取しようが、その先にはアメリカがあるじゃない。強大な敵が控えているじゃない。

あ、それが良いのかな?勝った方が敵陣に乗り込む形。



○高谷裕之(TKO)ヨアキム・ハンセン×
土浦のヤンキー柔道家(煽りVより。最高!)にボコられた高谷の仕切り直しの一戦。

解説の青木が「高谷選手は打撃の選手と思われがちですが、実はタックルを切るのがとても上手い選手なんです。あまり知られていませんが」と語っていましたが、高谷のタックル切りはビビアーノ戦で満天下に知らしめてあるはずですが。

試合は高谷がハンセンを完全にKO。右ストレートでぐらつかせたところに右のフックがジャストヒット。再生映像で見ると簡単に当てられるように錯覚しがちですが、あそこまで完璧に追撃するのは難しいですよ。ミット打ち練習の質が高いのでしょう。

高谷、素晴らしい。負けを予想した私としては高谷に謝らなければなりません。ごめんなさい。

試合後のマイクでは「大晦日に情けない試合をしてしまったが、これから自身とDREAMの看板を取り戻す」と逆襲宣言した高谷。フェザー級タイトルマッチも良いが、小見川とのリベンジマッチを私は見たい。今日の結果を受けて、激しくそう思うようになりました。

チバラキ県民同士のクソッタレ劇場に期待したい。



○ハレック・グレイシー(判定3-0)桜庭和志×
たかが煽りV。されど煽りV。

「十年目の桜庭狩り」

このフレーズには一本取られたなと思いました。このような見方は、本来は私が『K-1心中』の中で提示すべきものでしょうに(何様だよw)。

試合は序盤から大きく動きました。打撃が交錯したか何かで桜庭が転倒したところにハレックが突っ込んできてバックを取ったが、そこから桜庭がアームロック狙い。逃げられはしたが、桜庭の世界を堪能できた。

桜庭はボディブローも冴えていた。対するハレックはポジショニングで優位に立つ戦い方。

そして迎えた最終第3ラウンド。金網近くのグラウンド状態で桜庭が上から攻める展開で事件が発生。レフェリーが何やらハレックの下半身をいじり始める。攻防の最中にこいつは何をやってるんだ!?と不思議に思いましたが、どうやらハレックのトランクスがサポーターごと脱げそうになったようで、レフェリーはそれを引き上げたらしい。

しかし、そこで試合が一時中断すると、元の体勢に戻ったのかどうかも曖昧に試合再開。あれで桜庭の勝機が消えたように私は感じましたが、皆様はいかがでしたか?

まぁ良く言えば、青木が言ったように一悶着あった方が桜庭vs.グレイシーらしくて面白いとなるのでしょうが、私としてはペニスが見えようが玉袋がモロ出しになろうが、試合を続行して欲しかった。

そして勝負は判定に持ち込まれ、フルマークでハレック勝利。桜庭が負けたとなれば、桜庭vs.グレイシーに時間制限のある試合は意味を成さない。これが正しい見方。



○ニック・ディアス(一本 腕十字)桜井“マッハ”速人×
この試合の意義を考えると、金網際の攻防で一本取られたってのが痛恨だったように思います。

ニッポン、連敗。

メインイベントの内容と結果は非常に重いもの。ミノワマンにKID、ウィッキーら今大会の勝利者らがケージに集った閉会式が虚しく感じました。
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web新のプロフィール
観戦暦:30年。格闘技入賞歴:新空手K-2トーナメント、K-1モンスターチャレンジ、土浦市長杯。戦績:17試合13勝4敗9つのKO勝利。新空手史上最短KO記録保持(5秒。但し非公認)


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