魔裟斗vs.kidは、nasneで予約して元旦に視聴しました。

事前に他のサイトから得ていた情報は以下のとおり。

・14ozグローブ使用

・KIDがUFCと契約中のため、エキシビジョン扱いで、大っぴらに宣伝もできない。

魔裟斗vs.KIDはエキシビジョンマッチ扱いと知っても、私は愕然とはしませんでした。そもそも、魔裟斗が一夜限りの復活するというテレビショーとして行われるワンマッチですから、公式なものではないのは当然のことだからです。

で、実際に録画視聴してみると、KIDは上着を着て試合をするし、会場からは格闘技特有の熱が全く伝わってきませんでした。

壮大なエキシビジョンマッチ。サッカー選手がゴールの的を目掛けてボレーシュートを成功させるアトラクションの豪華版といった雰囲気でした。よくこんなもののために魔裟斗は半年間もモチベーションを持続して練習を続けてこれたものだと感心しました。よほどテレビへの露出が好きなのでしょう。というか、それが彼ら芸能人の生命線なのです。

この魔裟斗vs.KIDを見て、格闘技はゲームではなく、ファイターの生き様を観るものだと再認識しました。テレビ視聴率のためにお膳立てされた格闘技では、次に繋がることも皆無で、生き様を見ることは不可能。面白くもなんともなかった。最後はダウンを一回奪った魔裟斗が判定勝利したが、最後はどう締めて良いものかとリングアナもしどろもどろになっていた。全く意義のないことなのだから、締めるもクソもないのだ。

ただ、魔裟斗は強かった。誰もが魔裟斗に復活してもらいたいと思ったはずだ。魔裟斗は「リングに立つことは二度とない」と言っていたし、70kg以下に落とすのも極めて困難なのだろう。

どうせやるならば、UFCに縛られたKIDではなく、HIROYAを相手にした真剣勝負をやるべきだった。しかし、これはあくまで格闘技側のものの見方。テレビ視聴率戦争とは畑違いである。

RIZINに一度出たきりで終わるだろうキックボクサーと同じ。次に繋がることをしないとダメなんです。

まとまりなくてすみゃんせん。