子供騙しのジャパニーズホラー映画

WOWOWを観てたら、黒百合団地という日本のホラー映画の宣伝をしていた。

前田敦子が「ぎゃーーー！」と絶叫しているシーンを見て、この程度の映画なんだなと。

絶叫することでしか恐怖を表現できない俳優たち。

いかにも不気味なキャラクターを登場させないと恐怖を演出できない作り手たち。

そんな子供騙しではないホラー映画が観たい。

Comments

[2. し〜ま]

なかなか手厳しいですね(笑)。私もまったく同感ですが。
Ｊホラーなどとカッコつけている和製ホラームービー(リングだのラセンだの、本当に酷いと思うのだけれど)みたいに添加物たっぷりの作品ばかりみていたら、恐怖感覚が鈍磨すること請け合いです。AVが日本のエロ文化を類型化したように。
さきほど「ゴジラvsキングギドラ」のDVDをみていたのですが(恥ずかしーw)、ユルい筋書や設定をツッコみながらも、どうせなら最後までゴジラ(とその他の怪獣)が出てこないゴジラ映画があってもいいんじゃないかって。
ゴジラ映画の本分は特撮怪獣モノではなく、ゴジラに翻弄される人間の描写にあったはずでしょ。
客が見たいものを極力封じることで描けるドラマはいっぱいあるんですよね。
恐怖の本質が人間の常識なり了解を崩してしまうことにあるのなら、幽霊や妖怪無しでも充分恐ろしいホラーができるはず。そーゆーのって、プロレスにおける強さの表現にも通じると思うのですが、いかがでしょう？
こんな無理強いコメを書くのは、職場の若い奴が、BS朝日のワープロリターンについて、プロレスってお笑いなんスね！あれメッチャ笑えますよォなんて言ってきたからで・・・・まぁいいや(苦笑)。

[3. モンゴルイカ]

演出側もそういう「記号化された恐怖心」を
求めてるんでしょうね。私怖がってます、と
パネルに書いて首からぶら下げてなさいよと。

プロレスもまた、心技体をもつプロが
あえて遂行する模式化された闘いの、
「模式」のみが残ってしまいました。
過去のプロレスをパロって笑いをとってるのが
いまのプロレスラーを名乗る人たちって、
こんなブラックユーモア他に知らない。