♪春はお別れの季節です みんな旅立って行くんです・・・と中島美春に諭されるまでもなく、この時期は人事異動や退職により人との別れが生じる季節です。

そして餞別という風習。

餞別に関して鮮烈な記憶が、私の頭の中の消しゴムでは消し切れずに鮮明に残っている。それは、私が中2から中3に上がる春休み期間に行われた先生方の離任式の様子。他校に異動する先生は確か四人だっただろうか。離任式の会場である体育館のステージに上がったその四人の先生方のそれぞれの傍に、保護者らから送られた餞別を包んだのし袋が積み重ねられていた。

のし袋が堆く積み上げられ脇には、厳しい指導に定評があった年配の先生が誇らし気に座っていたが、生徒に舐められ気味だった若手の先生の脇には申し訳程度に何枚かののし袋が置かれていた。生徒らがその大きな差に変な興味を持って騒ついているのが分かったのか、その先生は恥ずかしそうに苦笑いしてたっけ。

私は「これは酷いことだ」と思った。まるで晒し者ではないか!

たくさんの餞別を送られた年配の先生が、本当に良い教育者ならば、このような悪習は止めるように提言するはずだ。自分がダントツにたくさんの餞別を貰って胸を張ってる場合じゃないだろう。

最近は先生方の異動に対して保護者が餞別を送ることは無くなったようだが。

良い先生ってどんな先生のことを言うのだろうね?




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