新年明けましておめでとうございます。

まともな格闘技ファンの皆様はどのような元旦をお迎えでしょうか?おせちを食べながら、昨晩に録画したDREAM&GLORYを視聴している方もおられるのではと思います。

私もだよっ!(中途半端ににしおかすみこ風)

今回の大晦日興行は、前半がDREAM.18で後半がGLORY4に分けられていて、スカパーの放送も第1部と第2部の二本立て。しかし、DREAM.18の全てが無料放送の第1部ではないところが意地悪なところと言うか、そうでもしないと第2部のPPVを購入する人が激減してしまうのでしょう。

DREAMについては昨晩のうちに観戦記を書きましたので、今回はGLORYについて思ったことをいくつか。

まず、トーナメントは馴染みの薄い試合形式でした。第1ラウンド、第2ラウンドともに一方が優勢であれば、第3ラウンドに進まずに判定決着となる。試合時間も1ラウンド2分間。

こーゆーゲーム性を高める方向性も悪くないかもしれない。退屈な試合をだらだら見せ続けられる最悪な展開を回避できるし、勝った選手が少ないダメージで次の試合に臨めるから。

問題点も散見された。

2ノックダウン制なのか3ノックダウン制なのかハッキリしなかったこと。もし2ノックダウン制なのであれば、2度目のダウンでカウントを数える必要は無いだろう。その意味不明なレフェリングのせいで客席が途惑っている様子がテレビから伝わってきた。総じてレフェリングがおかしい大会だったとも言える。

両コーナーから同時に入場するのは大会運営のテンポを良くする意味ではアリかもしれないが、逆に目当ての選手を入場からじっくり見れないことを残念に思うファンも少なくないだろう。私としては自演乙のパンティ仮面をもっと堪能したかった。

サキvs.シュルトの判定も不可解。シュルトの腫上がった顔面を見れば、どう考えてもサキの勝利ではないか?

続いて試合内容だが、ヘビー級らしく一発で決まる試合も多く、軽量級をしのぐようなスピード感も味わえた。まるでK−1じゃないか。GLORYこそリアル新生K−1、真性K−1ですよ。というより、準決勝以降は末期のK−1を見せられたような退屈さを感じた?

トーナメント以外では85kg級のカテゴリー確立に尽力している松本に注目。負けはしたが、彼に続く日本人選手が出てきてほしい。

佐藤嘉洋とか。

だって松本も過去にK−1MAXに出ていたし、体格的には佐藤の方が上回ってる部分も少なくないだろう。

体格的なアドバンテージの恩恵にどっぷり浸かることができる70kgという安全圏から出てこない限り、佐藤がブレイクすることはあり得ないからな。

なんで最後の締めが佐藤なのだろうか?(笑)


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