震災瓦礫の広域処理を打ち出した政府と歩調を合わせるかのように、震災特番で「痛みを分かち合いましょう」と強調していた宮根誠司。広域処理の是非はさて置いても、何とも気味の悪いキャンペーンのように見えた。



スターウォーズepisode1が3Dにリメイクされて上映されている。シディアスのホログラムは3D化で迫力を増してるのかな？3Dはさて置き、私流の見所を何点か。

この物語は、ジェダイマスターのクワイ＝ゴン・ジンが弟子のオビ＝ワン・ケノービを従えて外交交渉にあたる場面から始まる。この時点ではクローン戦争の兆しなど微塵も感じられないが、オビ＝ワンの一発目の台詞は「I have a bad feeling about this」である（ちなみにこの台詞はスターウォーズ六部作全編で必ず誰かが口にしている）。

嫌な予感がしていたのはジェダイだけではない。ダース・シディアスの指南を受けて惑星ナブーの交易ルートを武力封鎖した通商連合の中核は、臆病な性格のエイリアンのニモーディアンである。この紛争の調停にジェダイが介入してきただけでビビりまくりのニモーディアンだが、ホログラムの向こう側のシディアスに指示を仰ぐ最中に弟子のダース・モールを紹介された後には「おいっ、シスが2人も現れたぞっ！（汗」と動揺を隠せない。シスはかくも恐ろしい存在。シスとジェダイの板挟みに遭って右往左往するニモーディアンは、悪役だが憎めないキャラクターなのだ。

クローン大戦前の銀河共和国の個性豊かな様式美。旧三部作しか見たことがない人は、銀河帝国時代の乗り物やその内装の無機質な印象が強いだろうが、episode1の当時は各惑星ごと、種族ごとに独自の文化が色鮮やかに花咲いていた。冒頭に登場する共和国の外交船の美しさ、プラチナで作られたかのようなナブーのロイヤルスターシップはその象徴だし、さらに言えばエイリアン種族のニモーディアンが通商連合を仕切る強い立場にいることは、帝国圧政下では考えられないことである（エイリアンにも人権がある！）。初めてepisode1を観た時、その冒頭のシーンでスターウォーズの既成概念（軍事色の強さ）が覆されたことをよく覚えている。だからこそ！旧三部作しか観ていない人に観て欲しいのだ。





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