サムライで1・28RISEの試合をダイジェスト観戦したが、その中で気になったのがKENJIとタイ人との試合。

タイ人が何度も首相撲を出したせいでレッドカードを2度も出された。ムエタイの選手だから首相撲を使うことが大前提であり、逆に言えばそれが使えなければ本来の強さを発揮できない。

RISEにタイ人を参戦させる意味なんて無いでしょ?

強さの基準になる選手がRISEの中にいないから招聘するしかないのだろうけど、だったらむしろ総合の選手を起用したほうが面白いと思うがいかがだろうか?

同番組内では2・5SBの試合もダイジェストで観戦できたが、その中で気になったのが宍戸の戦法。オランダの強豪、スティーブルマンズにパンチでダウンを奪われると、打ち合いでは不利と見て、投げによるポイント奪取に活路を見出した。

それが奏功して3度の投げにより3ポイント奪取し、最初のダウンで失ったマイナス2点を挽回できた。その直後にパンチでダウンを奪われて判定負けしたが、もし投げのポイントだけで宍戸が勝利したら観客にはどんな後味が残っただろうか?

ゲームに勝っただけ。熱心なSBマニアはポイントアウト上等だと言い張るだろうが(失笑)、それが格闘技本来の在り方か?馬鹿野郎。

逆に凄かったのは鈴木悟と戦ったボーウィー・ソーウドムソン。ボーウィーは後遺症が出るくらいに激しい打ち合いが売り物の選手だが、プロボクシング日本ミドル級王座を10度防衛した鈴木相手にパンチの打ち合いを演じ、初回に2度のダウンを奪われるも、後半はパンチで鈴木を圧倒した。

キック系の選手が元ボクサーと戦うと、パンチ1割キック9割になるのが常であるが(魔裟斗等)、ボーウィーはその逆だった。これには感服した。

初回の失点が響いて判定負けをしてしまったが、観客に感動を与える、まさにプロの仕事だった。

しかし、残念なことにボーウィーはこの試合で引退するとのこと。惜しいと思うが、後遺症が酷くならぬように静養してほしいと思う。

首相撲を封じたムエタイ選手を強さの基準に用いるRISE。

キックボクサー相手に投げで勝ち逃げしようとした宍戸。

元ボクシングチャンプ相手にパンチの打ち合いを演じたボーウィー。

あなたならばどの試合が観たいですか?





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