どこかの掲示板で、私のことを視聴率主義者みたいに言ってる人がいましたけど、違いますよ。決して私はテレビ格闘技としての面白さだけを追い求めているのではありません。

ほとんどの方は理解して下さっていると思いますけど、私が言いたいのは、現時点ではテレビに勝る情報媒体は存在しないのだから、まずはそこで大衆の注目を浴びるだけのコンテンツを作らなければならないってことです。

今でも企業が自社のウェブサイトに消費者を誘導する場合にはテレビCMで宣伝してるでしょう。「詳しくはウェブで!」って。

企業のホームページが人目に付きにくいのと同様、いくら後楽園ホールやスカパーで激しい試合をやっていても、そんなのマニア以外には知られようがないのです。

そこを勘違いしてる選手、関係者、ファンが少なくないと思うんですよ。

1990年代から2000年代の格闘技人気のきっかけは、誰が何と言おうとテレビ格闘技としてのK-1人気に他なりません。ピーター・アーツやアンディ・フグ、マイク・ベルナルドらをスタア選手に押し上げたのは、テレビというメディアを活用したからです。テレビで派手なKOシーンを流したからこそ、田舎の爺さん婆さんでも彼らを知ることになったのです。

それは誰でも理解できるでしょう?

だったら、それをやり直ししなさいな(クェス・パラヤ風)。




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