「総合では一本負けしましたが、○○選手、今度は立ち技ルールで勝負して下さい!」

醜いという言葉では言い表せないセリフを何度も聞いた。立ち技の選手が総合の試合にのこのこ出て行って惨敗した後の遠吠えだ。

しかし、キックボクサー寒川直喜は一味違う男のようだ。

寒川はかつて、総合格闘家の高瀬大樹とネット上で舌戦を繰り広げたが、なんとも拍子抜けな主張をしたものだから、私はこんなエントリーを書いた。

寒川直喜という失笑モノのキックボクサー

しかし、寒川は口だけでは終わらなかった。自分の土俵から出て、本格的に総合格闘技に進出したのだ。

高瀬の件が主なモチベーションではないだろうが、そこまでやったことは評価しなければならないだろう。

しかも、先日のDEEPでは、UFC出場経験もある強豪、長南亮を苦しめ、負けはしたが判定までもつれ込んだ。

格闘技ファンは寒川直喜を見直すべきである。





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