日本格闘技界の衰退に比例して元気が失せた感じのスポナビ格闘技。そのニュース記事の見出しを眺めての感想をいくつか。



<天龍と前田日明が10年来の時を経て再会=TV番組で対談>
興味深い顔合わせだとは思いますが、テレビ番組と言ってもファイティングTVサムライってのところが悲しいな。

かつては地上波放送のテレビ番組でプロレスラーをよく目にしたものだが。



<2.11健介興行に野人・中西参戦!>
健介も中西も、地上波テレビ露出による知名度の高さが生命線だが、一般人が目にする地上波放送のテレビ番組の登場人物としての資質を備えているのがこの2人の強みだ。

簡単に言えば、愛されるキャラクター。DREAMだの戦極に出ている格闘家のほとんどが失格の烙印を押されるであろうガイドライン。

特に先日放送された『パニックフェイス』でドッキリを仕掛けられた健介。あんた最高の亭主だよ。冤罪で警察への出頭を求められた北斗を守ろうとする姿を見て、笑い以上に涙が出るほど感動した。

以上。



<ファイヤー原田が1年2カ月ぶりにJ-NET凱旋=2.20後楽園>
凱旋とは随分と大袈裟な見出しですなぁ。ハッハッハ。

原田がどれほどの実績を残しているというのだろうか?古巣のJ-NETでも、K-1MAXでも。

負けっぷりが良さを評価する声もあろうかとは思うが、普通に言えば「弱いだけ」だからな。



<残券が最多の5364枚=大相撲初場所9日目>
おいおい、大丈夫かい?魁傑の筋肉。

人気低迷は格闘技界だけの話ではない。格闘技を「所詮は興行だから」と意味不明に斬り捨てたイサオ張本のバックボーンであるプロ野球だって同じ。

巨人戦や日本シリーズが全戦地上波テレビ中継されていないってんだから。

猩猩に嘲笑されるわな(韻を踏んだつもりです)。



<KAMIKAZEが世界ヘビー級王座に挑戦=2.17ZERO1>
どんだけ狭い“世界”だよ!!老人会のゲートボールを「世界大会」と呼ぶのと大差ないぞ。




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