いやはや、いつの間にか師走も最期の週に突入。もういくつ寝ると大晦日?の時期になってしまいました(30日の戦極はさらりとスルー)。

大晦日といえばDynamite!!ですが、他に気になるのは、やはり笑ってはいけないシリーズと紅白歌合戦でしょう。

笑ってはいけないリシーズは確かに面白い。オープニングのお約束衣装替えとバス移動を見ている時の気持ちの高揚感は格闘技中継のそれに匹敵するものがある。とにかくワクワクできる。

しかし、あえて苦言を呈させてもらうならば、大物俳優などが仕掛人として登場するシーンでの義理笑いを何とかしてほしい。いかにも仕方なく吹き出しているように見えてしまって、こちらとしては白ける。

そこも含めて楽しめるのが高尚な視聴者なのかもしれないが、安易な笑いを抑制するためにペナルティーを厳罰化するのもありかなと思う。

極端な話、肩に焼き印を押されるくらいの厳しいペナルティーが課せられるならば、ガキ使メンバーたちは笑いを堪えに堪え、その限界を越えた時にとんでもない決壊ぶりを見せてくれるような気がする。ご一考願いたい(焼き印なんて放送できるかっ)。

続いて紅白歌合戦だが、今年の目玉の一つに『トイレの神様』という、しみったれた歌があるようだ。

それを歌う歌手がこう話したとか。

「この曲はカットできる部分がないから、フルコーラスで歌わせて欲しい」

何たる思い上がりだろうか。

案の定、和田アキ子に「誰の歌だって本来はカットできる部分なんてないんだよ」と批判されたようだが、まさにその通りだろう。

『トイレの神様』という曲は、何も今更といった感じの歌詞にやたら共感してしまう馬鹿大衆の存在と、ポッと出の新人歌手のその思い上がりこそが昨今の世相を反映していると言えそうで、それはそれで紅白に相応しい曲なのだろう。