<ブアカーオの-63転向はなくなった?>
K-1MAXの中では小柄の部類のブアカーオだったが、一昨日のシュートボクシングS-cupに出場した彼の体はとても大きく見えた。ムエタイの選手でこれほどまでのマッチョはなかなかお目にかかれないだろう。

特に1回戦で対戦した宍戸に比べると、とてもじゃないが同じ階級の選手には見えなかった(まぁ、宍戸はフェザー級あたりがちょうど良い体格ではあるが・・)。

そんな巨象のような肉体を見せられると、谷川EPが発言していた"ブアカーオ-63kg転向説"は一気に非現実的なものに思えてくる。

ブアカーオのあの肉体を見る限りでは、-63転向はないだろう。



<ザンビディスの-63転向は?>
今年のワールドMAX開幕戦では激しい打撃戦を制し、鉄拳健在を印象付けたザンビディス。

しかし、決勝トーナメントの結果は定位置のベスト4止まり。

私が開幕戦のザンビを評価しなかったことに首を捻った方もおられるだろうが、-70では頭打ちが見え見えだからなのだ。

ゆえに私はザンビディスこそ-63に転向して欲しいと思っている。

-63に転向したら、そりゃあ手に負えない強さを発揮することになるだろうが、彼が2〜3年続けて王者になっても観客としてはストレスが溜まることはないだろうと思う。

試合内容は面白いし、打ち合いに応じる分だけ隙が生じる戦い方だから、次こそは誰かがKOで下してくれるだろうという期待感を抱きながら観戦できるはずだから。



<卜部功也に注目>
9月のKrush.10で行われた大和哲也vs.卜部功也の一戦。この凄い試合がセンセーショナルに扱われない現状を憂う。

MAX-63の初代日本王者が、甲子園から巣立って間もない若手にダウンを奪われたうえで完敗を喫したのだ。これをボケ〜と見ている日本の格闘技界ってのはどうなのよ?

売り出し下手の主催者も、斜に構えたような記事ばかり書いてるマスコミも、みんな質が低過ぎる。

死と隣り合わせの激闘を演じてくれる格闘家たちが大金を掴めるように周囲がサポートする。業界に携わっている人間はその気持ちを忘れるな!

この馬鹿野郎どもが!!




》web新のTwitter