前回のエントリー「青木真也>K-1MAX」に関しては、反対意見がいくつか寄せられましたが、そのエントリーの本旨は、どちらが多いとか少ないではなく、今のK-1MAXではファンの夢を乗せられるようなカードを組めないだろうという憂いです。

大一番での勝利にファンが我が事のように期待する。あるいは、一敗の重みに打ちひしがれる。そんな熱が青木のSFデビュー戦にはありました。

過去のK-1MAXにおいては、魔裟斗がクラウスを下して初優勝を果たした試合とか、魔裟斗の大晦日恒例ボクサークエスト、魔裟斗vs.佐藤の日本人頂上決戦など・・・

みんな魔裟斗絡みやないかい!これからどないすんねん!ってことですよ。

能面ヅラした細身のヨーロッパ人選手がチンタラチンタラ蹴りっこするような試合ばかりで、そいつらにさえ歯が立たない日本人選手。タイ人もパッとしない。

こんなんでK-1MAXは大丈夫なのか?っていう本旨を蔑ろにして、ニコ動とUSTREAMの動画配信システムの違いがどうとか、ヨーロッパではMAXが地上波放送されていたからネット視聴をする人はいなかったとか、そんな不確実な情報に言及する意義はまったくありませんよ。

まぁ、何だかんだ言いながらK-1の窮地なんて他人事で、大して気にもならないのでしょう。

さて、日本の格闘技界にとって、今年の大晦日は正念場です。一銭にもならないMAXの外国人などに試合の機会を与える余裕などありません。国民誰もが注目せざるを得ないような仰天カードを組んで欲しいと思います。格闘技の枠内でやっていたのでは絶対にダメ。よいこもヲタ連も、さすがにそれくらいは分かるようになったよな?プロ格闘家がどれだけ魅力に乏しい表現者であるか、今になってやっとこ解るようになってくれたよな?

昨年の大晦日Dynamite!!のメインは魔裟斗vs.アンディ・サワー。極めてちっぽけなカードだった。

だって、魔裟斗の引退試合という付加価値がなければ絶対にDynamite!!で組まれることはないカードでしょ。前座でさえ。

石井vs.吉田も、期待と裏腹に面白みに欠ける試合内容になってしまった。

今年は本当にDynamite!!なカードを組んで欲しいなぁ。というか、過去にDynamite!!なカードはいくつ実現したかな?


2002年(夏)
桜庭vs.ミルコ(当時はDynamite!!なカードでしたよ!)
吉田vs.ホイス
シウバvs.岩崎

2003年
サップvs.曙(Dynamite!! of Dynamite!!)

2004年
オロゴンvs.アビディ
魔裟斗vs.KID

2005年
中尾vs.ヒーリング(キス魔誕生)

2006年
秋山vs.桜庭(終わった後がDynamite!!)

2007年
該当なし


2008年
サップvs.キン肉万太郎
アリスターvs.ハリ

2009年
石井vs.吉田


年々パワーが落ちてるな。

さて、今年はどんなDynamite!!を見せてくれるだろうか?

朝青龍vs.ボブ・サップ

朝青龍vs.佐々木健介

清水健太郎vs.押尾学

田代まさしvs.米良美一

山口智充vs.角田信朗

風香vs.ジャガー横田

中井りんvs.ホルスタイン・モリ夫

RENAvs.井脇ノブ子


いかがでしょうか?これだけのカードが揃ったら、打倒紅白なんて容易に果たせてしまえるでしょう。

そして、格闘家って一体何なの?という疑問が残ったまま、108つの鐘の音を聞く・・・



PS.締めの文を書いてる間に、さらに仰天カードが浮かんできました。明朝までにまとめてアップいたします。



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