ナオキックがKrushで負けました。

この敗戦を受けて私がナオキックをメッタ斬りすることを期待している格闘技ファンも少なからずおられることと思います。

しかし、私はあくまで一格闘技ファンに過ぎません。「HAYATOや安廣よりweb新の方が強いだろう」とか「ジョン・フィッチと3Rのボクシングマッチをやったら2-1のスプリットでweb新が勝つくらい」みたいな幻想をネット上で抱かれてる(あるいは押し付けている)私であっても、プロ選手の活動について「斬る」とか「批評する」みたいなスタンスでブログを書くようなことは絶対にありません。

結果的にそのような印象を与えるエントリーになることもあるでしょうが、それは私が格闘技に対する愛情が強過ぎるせいで、結果的に毒舌になったりバッシングみたいになってしまうだけのことです。

全ては格闘技がもっと面白くなって欲しいという願いがあればこそなのです。



で、ナオキックですが(苦笑)、昨日の試合の模様はツイッターにて@ANDY_HOGさん等が教えて下さいました(千里眼にも限界があるので助かりました。ありがとうございました)。

最終第3ラウンドに2度のダウンを奪われて判定負け(30-27、29-27、29-27)したわけですが、第1・第2ラウンドはナオキックのローが走っていたようで、第2ラウンドまでの採点は20-19でナオキックを支持したジャッジが2人いたようです(最終的なジャッジから逆算)。

これを“ナオキック惜しかったなぁ”と見る人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。

ナオキックがダウンを奪われたうえでスッキリと完敗してくれたことは、興行的に見ればベターな形だったと思います。助かった〜、みたいな。

もし第3ラウンドも中盤までと同じ調子で終わったらどうなりましたか?

「只今よりジャッジを読み上げます。

ジャッジ朝武、30-30、ドロー。

ジャッジ大成、30-29、石川。

ジャッジ川上、30-29、石川。

以上、2-0をもちまして、勝者、石川!」(ジャッジ名は仮定)

こんなの納得できます?観客はメインイベントに向けて最悪のテンションになってしまうのは間違いないでしょう。

危ない危ない(福田和子ism)。



続いてナオキックオフィシャルブログを覗いてみましょう(いかにも覗き見って感じで恐縮です)。

敗戦については翌日更新のエントリーで言及していますが、やはり、いかにもナオキック的な、オブラートに包まれたような内容でした。

以下に抜粋します。

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勝利をおさめてこれからの自分を見つけたかったけど、

“ソレ”はできなかった・・。


(これから進むべき道は、私がいくらでも提案しますよ ※web新)

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だけど今は、(悔しい気持ちが、もちろんいっぱいあるけど)7月5日の敗戦の次の日の本当のどん底とは違う、前の見えている自分がいます。

(こっちとしては何も見えてません ※web新注)

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梶原選手との戦い、

楽しかった、熱かった、強かった。


(紀左衛門との戦いは「楽しくなくて、醒めていて、弱かった」の? ※web新注)

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久しぶりの2連敗。

(こっちとしてはしょっちゅう連敗してるようなイメージですが ※web新注)

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色んな人から言われる意見も含めて、自分を練り上げて必ずもう一度立ち上がります!

(だったら『K-1心中』を読むのが一番だと思いますよ。クレームは貴重な情報源! ※web新注)

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そしてここからは、この2連敗を経て、見つめて、

みんなの前でファイティングポーズをとれる自分を作り直してきます!


(「見つめて」とか「みんな」等がフェバリットフレーズ ※web新注)


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果たしてナオキック&Krushの次の手は!?

まぁ、才賀とのリベンジマッチを実現しようとする気概もないだろうからK-1再登場の目はないだろうし、次戦もKrushでぬるま湯に浸かるしかないんだろうな。

Krush代表の宮田さんもね、もう少し真面目にマッチメイクしてほしいですよ。鬼になってね。

考えるべきことは、ナオキックが再びK-1に呼ばれるようになるためには何をすれば良いかってことだけ。

そのためにはナオキックをメルヘンの小部屋から連れ出しましょうよ。泥水を啜らせましょうよ。バルコニーから突き落としましょうよ。

ナオキック再生のために。

具体的な方策については、本人やKrushの出方を見てから皆さんとともに考えていきたいと思います。

ナオキックを悪く言うファンは少なくないですが、それは期待の裏返しだってことをよく考えてほしいものです。“ナオキックみたいな軽量級のキックボクサーはK-1に相応しくない”なんて白けたことをぬかすファンばかりになったら終わりですよ。



》センコー株式会社CMの準美人事務員が好きなweb新のヒウィヒヒー