日菜太がキシェンコに勝利したことは、日菜太の実力を考えれば金星扱いするほどのことではない。

金星を与えたいのは、この試合を実現したRISEだ。

K-1が海外の投資家から資金集めをしないと立ち行かなくなるという不安定な情勢の中で、これからの格闘技興行はメインイベンターの総取り方式にシフトすべきで、今回のRISEはその先進的モデル興行だったと言える。

先が見えない状況では、なるべくリスクの少ない興行を打たねばならない。

ローリスク興行とは、経費をかけない興行のこと。小さい会場、必要最低限の有名選手起用。

そして収益性を上げるため、PPVの売り上げに重点を置くことが重要。どうせドームやたまアリのような大会場で開催できないならば、どこの小会場で開催してもチケットの売り上げはたかが知れている。

ならば、安い料金のPPVで数を稼いではどうかと言う提言。

今では3,150円が定番となっている格闘技のPPV料金だが、かつては525円なんて格安のPPVもあった。

そこで日菜太vs.キシェンコの実質ワンマッチ興行をPPVで放送した場合だ。私は525円では安過ぎると思う。1,050円でどうかと思う。

生で日菜太vs.キシェンコが見れるのだ。1,050円でも安いと思わないだろうか?

まぁ、ライトなファン層にもPPV購入していただかないと薄利多売が成り立たないので、メイン1本ではなく、若手の前座2〜3試合とTATSUJIクラスが登場する
セミファイナルを加えよう。

これを高いと言うような奴は、K-1ファンを辞めた方が良い。何の役にも立たないファンは、お客様にはなれないのだ。