意外にも開幕戦の勝者のみがエントリーされる形になった-63kg決勝トーナメント。その組み合わせを見ての雑感。
<上松大輔vs.松本芳道>
谷川EPから早々に決勝進出当確を仄めかされていた上松は当然ですが、松本までも選抜されました。
松本は、大月戦からダウンを奪って判定勝ちした戦いぶりが評価されたのか、それとも新日本キックの王者として勝利した選手を外すわけにはいかないと言う協力団体への配慮のためか?
この2人が戦ったらどのような結果になるかは、両者の過去の試合をいくつか見返してから書こうと思いますが、上松のスカ勝ちを期待する側からしても、松本の大化けを期待する側からしても、もどかしさを感じる展開になりそうな気はします。
<石川直生vs.才賀紀左衛門>
前回のエントリーでは、この目玉カードについて、脱肛もとい断腸の思いで「才賀に勝ってほしい」とひと吠えさせていただきましたが(ひと吠え?)、これまでナオキックプッシングを続けていた私の突然の宗旨替えに驚かれた方もおられると思います。今更何を言い出すのか、と。
しかし、才賀が勝った方が-63kgは間違いなく盛り上がります。
巷で噂のファイヤー原田は、才賀に叩きのめされたことで人気と知名度が急上昇しましたが、そのファイヤー人気は裏を返せば才賀のヒール人気とも言える訳だし、ジャンルを担うスタア候補として上松が存在している以上は、次に求められるのはやっぱり裏スタア、ヒールの才賀紀左衛門なのです。
また、キックボクシングという裏街道をひたすら歩き続けてきたナオキックから滲み出ている悲壮感が、才賀からは微塵も感じられません。いきなり注目度の高いK-1甲子園という舞台が与えられた才賀ですから、悲壮感がなくて当たり前ですが、一般層を相手にした場合はこの垢抜けたところも大きなセールスポイントになります。
キックボクシングを経由しないでK-1ファイターになったルーキーが、これから新たなヒール像をどう描いてくれるかに注目が集まっているのです。流れは完全に才賀に来ています。
ただ、これはあくまで-63kgの近未来(by 水谷麻里)を希望的観測しただけであり、逆にナオキックが流れを引き寄せることだってあり得ます。
才賀人気を上回る何かをナオキックが見せてくれるかどうか。抽象的な表現で恐縮ですが、キックボクシングファン以外に届くものが必要です。
私が思うに、全日本キック時代に課された試練の7番勝負や一連のKrushシリーズで劇的なKO勝利を重ね続けた時期がナオキックの格闘技人生のクライマックスだったんじゃないかなと。あそこで全てを出し切ってしまい(また抽象的でスミャンセン)、今はその燃えカスだけが残っているんじゃないかと、失礼ながらもそう思えてしまうのです。
そう考えれば、開幕戦で輝けなかったことも納得できるのです。
<久保優太vs.尾崎圭司>
私的にはあまり食指が動かないカード。
この二人が、技術面とベビーフェイスとしての人気者ぶりの二点以外に観客に何も訴えることができなければ両者とも失格で良いと思います。
話は逸れますが、尾崎は-63kgでもトップは無理だと私は判断したので、もし尾崎をプロデュースするならば、このトーナメントのような“最強決定戦”には出しません。
常に三回戦クラスの外国人選手をあてがい、ド派手なバックスピンキックでKOの山を築かせます。コスチュームはもちろんパンタロンを履かせたい。ルール違反だけど。
しかし、どこの馬鹿がロングスパッツやパンタロン禁止なんてルールを考えたのかな?
K-1の組織内にいながらにして、何もK-1を理解していない馬鹿がいるのでしょう。
尾崎なんて、パンタロン履いてソバットを放つだけでも金が取れる選手なのに。
<大和哲也vs.裕樹>
この決勝トーナメントに進出した選手たちにとって、一番戦いたくないのがこの二人ではないか。戦うとしたら、怖い。
さらに言えば、主催者にとってもこの二人は怖い存在。スタア候補の上松や久保を潰されてしまう危険性が高いから。
厄介者は潰し合いをさせられる。それがK-1の掟。
分かりきったことばかりで恐縮です。それくらいしか言葉が浮かばないくらいに、どっちが勝っても構わないカードです。
<補欠たち>
開幕戦で勝利しながらも、落選となった彼氏たち。
谷山、卜部、麻原の三人(ですよね?)。せめて彼らに処方箋を与えたい。
まず谷山。父親譲りな悪人顔に磨きをかけろ!
続いて卜部。シミケンをセコンドに加えてヒールになれ!
最後に麻原。尊師キャラを作れ!
<上松大輔vs.松本芳道>
谷川EPから早々に決勝進出当確を仄めかされていた上松は当然ですが、松本までも選抜されました。
松本は、大月戦からダウンを奪って判定勝ちした戦いぶりが評価されたのか、それとも新日本キックの王者として勝利した選手を外すわけにはいかないと言う協力団体への配慮のためか?
この2人が戦ったらどのような結果になるかは、両者の過去の試合をいくつか見返してから書こうと思いますが、上松のスカ勝ちを期待する側からしても、松本の大化けを期待する側からしても、もどかしさを感じる展開になりそうな気はします。
<石川直生vs.才賀紀左衛門>
前回のエントリーでは、この目玉カードについて、脱肛もとい断腸の思いで「才賀に勝ってほしい」とひと吠えさせていただきましたが(ひと吠え?)、これまでナオキックプッシングを続けていた私の突然の宗旨替えに驚かれた方もおられると思います。今更何を言い出すのか、と。
しかし、才賀が勝った方が-63kgは間違いなく盛り上がります。
巷で噂のファイヤー原田は、才賀に叩きのめされたことで人気と知名度が急上昇しましたが、そのファイヤー人気は裏を返せば才賀のヒール人気とも言える訳だし、ジャンルを担うスタア候補として上松が存在している以上は、次に求められるのはやっぱり裏スタア、ヒールの才賀紀左衛門なのです。
また、キックボクシングという裏街道をひたすら歩き続けてきたナオキックから滲み出ている悲壮感が、才賀からは微塵も感じられません。いきなり注目度の高いK-1甲子園という舞台が与えられた才賀ですから、悲壮感がなくて当たり前ですが、一般層を相手にした場合はこの垢抜けたところも大きなセールスポイントになります。
キックボクシングを経由しないでK-1ファイターになったルーキーが、これから新たなヒール像をどう描いてくれるかに注目が集まっているのです。流れは完全に才賀に来ています。
ただ、これはあくまで-63kgの近未来(by 水谷麻里)を希望的観測しただけであり、逆にナオキックが流れを引き寄せることだってあり得ます。
才賀人気を上回る何かをナオキックが見せてくれるかどうか。抽象的な表現で恐縮ですが、キックボクシングファン以外に届くものが必要です。
私が思うに、全日本キック時代に課された試練の7番勝負や一連のKrushシリーズで劇的なKO勝利を重ね続けた時期がナオキックの格闘技人生のクライマックスだったんじゃないかなと。あそこで全てを出し切ってしまい(また抽象的でスミャンセン)、今はその燃えカスだけが残っているんじゃないかと、失礼ながらもそう思えてしまうのです。
そう考えれば、開幕戦で輝けなかったことも納得できるのです。
<久保優太vs.尾崎圭司>
私的にはあまり食指が動かないカード。
この二人が、技術面とベビーフェイスとしての人気者ぶりの二点以外に観客に何も訴えることができなければ両者とも失格で良いと思います。
話は逸れますが、尾崎は-63kgでもトップは無理だと私は判断したので、もし尾崎をプロデュースするならば、このトーナメントのような“最強決定戦”には出しません。
常に三回戦クラスの外国人選手をあてがい、ド派手なバックスピンキックでKOの山を築かせます。コスチュームはもちろんパンタロンを履かせたい。ルール違反だけど。
しかし、どこの馬鹿がロングスパッツやパンタロン禁止なんてルールを考えたのかな?
K-1の組織内にいながらにして、何もK-1を理解していない馬鹿がいるのでしょう。
尾崎なんて、パンタロン履いてソバットを放つだけでも金が取れる選手なのに。
<大和哲也vs.裕樹>
この決勝トーナメントに進出した選手たちにとって、一番戦いたくないのがこの二人ではないか。戦うとしたら、怖い。
さらに言えば、主催者にとってもこの二人は怖い存在。スタア候補の上松や久保を潰されてしまう危険性が高いから。
厄介者は潰し合いをさせられる。それがK-1の掟。
分かりきったことばかりで恐縮です。それくらいしか言葉が浮かばないくらいに、どっちが勝っても構わないカードです。
<補欠たち>
開幕戦で勝利しながらも、落選となった彼氏たち。
谷山、卜部、麻原の三人(ですよね?)。せめて彼らに処方箋を与えたい。
まず谷山。父親譲りな悪人顔に磨きをかけろ!
続いて卜部。シミケンをセコンドに加えてヒールになれ!
最後に麻原。尊師キャラを作れ!