明日に迫ったK-1MAXですが、本来は大会のメインイベントとなるはずのトーナメント戦が、魔裟斗やKIDら人気選手の前座扱いとなる試合順が発表されました。
オープニングマッチ
↓
スーパーファイト(日菜太、HIROYA)
↓
ファイナル8
↓
スーパーファイト(KID、渡辺)
↓
リザーブファイト(城戸、佐藤)
↓
スーパーファイト(魔裟斗)
トーナメント戦“ファイナル8”が前座扱いされ、K-1ファンの歯軋りが聞こえてきそうですが、主催者のFEGは、台所事情も知らずに視聴率至上主義を批判するファンを挑発しているのか?(笑)
まぁ、ファンは台所事情なんて知る必要もないですけどね。
それにしても、この試合順。トーナメント軽視以外の他に何か理由があるのでしょうか?
さて、そんな余計なことはさて置き、勝敗予想をさせていただきます。
○ドラゴvs.山本×
こちらのエントリー参照。
あの佐藤にローを蹴られながらも地力勝ちしたドラゴ。普通ならば、あれだけリーチ差で有利な佐藤が先にスタミナ切れするわけがない。打撃格闘技ってのは本来そーゆーもの。ドラゴの圧力、スタミナは相当なもののはずです。
ただ、日本予選トーナメントでは山本も脅威の粘りを見せました。TATSUJI戦、長島戦を経てボロボロの状態で臨んだ決勝の小比類巻戦では、負けはしましたが1度のダウンを奪い返し、観客を驚愕させました。
山本が持ち前の地力でどこまで食い下がれるか。そこに尽きるでしょう。
○ペトロシアンvs.クラウス×
キックボクサーとしての完成度の高さの違い。クラウスのファイトスタイルは、ボクシングにキックを付け足したものでしかありません。
○サワーvs.キシェンコ×
キシェンコって何か顕著な実績を残してますかね?
昨年のMAX準決勝でサワーに勝った試合も、ほとんど差のない判定。キシェンコの方が(決勝で戦う)魔裟斗にとってイージーな相手だから勝たせてもらえただけでしょう。いや、主催者にそのような申し合わせがあったとは思いませんが、あの時のMAXに関わる人間全ての意識の中に、「魔裟斗を優勝させたい」、「サワーの独走を許したくない」の2点が蔓延していたと思うのです。
今回の試合は、そのツケをサワーが取り返す形になるでしょう。
○ホルツケンvs.ブアカーオ×
前述の山本同様にブアカーオもミドル級としては小柄の選手です。この5年間、大型選手を相手に戦ってきたうえ、パンチの攻防が多いK-1の特性の影響で、ブアカーオの体はかなり疲弊していると思われます。ジダ戦でも第1ラウンドにさほど強くヒットしていないパンチでダウンを奪われました。
そのためブアカーオはファイトスタイルを本来のムエタイスタイルに回帰させています。
となると、リーチのあるホルツケンを倒すために一気に間合いを詰めてパンチを入れるような戦い方がしにくい。
さらにホルツケンはジャブと前蹴りで相手を突き離し、近付いても膝や左のフック・アッパーがあります。
ブアカーオにとってはローで崩すことに勝機を見出すしかないように思えますが、3ラウンド制ではそれも困難でしょう。前回のシャヒッド戦では終盤にローが効いてきた印象のあるホルツケンでしたが、負傷しており万全ではなかったと言う説もありますし。
また、ホルツケンのフック系パンチのモーションに合わせてのカウンターを狙おうにも、リーチ差が大きく如何ともし難そうです。
○KIDvs.ジェヒ×
DREAMフェザー級GPで見せたミドルキックのキレ。炸裂するっしょ。ヤバイ。
○渡辺vs.山本×
ボクサーがK-1ルールに挑む場合、相手がMMAファイターであることは非常に好都合だと思うんです。キックボクサーのようにローキックを多用しないだろうし、ローを打ってきたとしても中途半端で、逆にパンチを合わせやすい。
渡辺の魅力が炸裂する試合になりそう。山本に勝って欲しいとは思いますが。
○城戸vs.ケスナー×
序盤にケスナーの強打がヒットしなければ、城戸に勝機はあるか?
久々に“キックボクサー”城戸康裕の持ち味が存分に味わえる試合が見たいですが、ケスナーは距離を詰めてパンチを狙ってくる選手なんで、ちょっとダーティな試合になるかも?
でも最後は接近戦を凌いだ城戸が、美しいフォームのハイキックでKO勝利という希望的予想。
○佐藤vs.メス×
ネットがあれば馬鹿でも物知りってことで、ユーリ・メスの戦績を調べてみると、強豪には勝てないが、弱い相手には取りこぼさない。そんな感じの選手です。
○魔裟斗vs.川尻×
こちらにエントリーを参照。
特別なことをしない魔裟斗であれば、勢いに乗る川尻と言えども勝機を見出すのは困難ではないか?
あと、魔裟斗がパンチの打ち合いをしないことについて、ブアカーオがジダ相手に打ち合わなかったことを引き合いに出した方がおりましたが、魔裟斗とブアカーオは別人ですから。そのような一元的な考え方はつまらないですよ。
あと、これまで魔裟斗がボクサー相手の試合前に必ず行ってきた「パンチで打ち合いします」発言並びに打ち合い回避について、「あれは単なるリップサービス」などと、理解ある捕らえ方をしてあげられるファンもおられますが、それによって魔裟斗が軽んじられてきたのも事実です。
今回の川尻戦、足を止めて打ち合いしろとは言いませんが、アンチをも納得させられるような勝ち方をしない限りは魔裟斗の負けだと思いますよ。
K-1の公式記録なんて、何の価値もないのですから(そもそもK-1に「公式」という概念がない。今のところは。)。
客をいかに納得させたか、どれだけのインパクトを残すことが出来たか。これが重要です。
オープニングマッチ
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スーパーファイト(日菜太、HIROYA)
↓
ファイナル8
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スーパーファイト(KID、渡辺)
↓
リザーブファイト(城戸、佐藤)
↓
スーパーファイト(魔裟斗)
トーナメント戦“ファイナル8”が前座扱いされ、K-1ファンの歯軋りが聞こえてきそうですが、主催者のFEGは、台所事情も知らずに視聴率至上主義を批判するファンを挑発しているのか?(笑)
まぁ、ファンは台所事情なんて知る必要もないですけどね。
それにしても、この試合順。トーナメント軽視以外の他に何か理由があるのでしょうか?
さて、そんな余計なことはさて置き、勝敗予想をさせていただきます。
○ドラゴvs.山本×
こちらのエントリー参照。
あの佐藤にローを蹴られながらも地力勝ちしたドラゴ。普通ならば、あれだけリーチ差で有利な佐藤が先にスタミナ切れするわけがない。打撃格闘技ってのは本来そーゆーもの。ドラゴの圧力、スタミナは相当なもののはずです。
ただ、日本予選トーナメントでは山本も脅威の粘りを見せました。TATSUJI戦、長島戦を経てボロボロの状態で臨んだ決勝の小比類巻戦では、負けはしましたが1度のダウンを奪い返し、観客を驚愕させました。
山本が持ち前の地力でどこまで食い下がれるか。そこに尽きるでしょう。
○ペトロシアンvs.クラウス×
キックボクサーとしての完成度の高さの違い。クラウスのファイトスタイルは、ボクシングにキックを付け足したものでしかありません。
○サワーvs.キシェンコ×
キシェンコって何か顕著な実績を残してますかね?
昨年のMAX準決勝でサワーに勝った試合も、ほとんど差のない判定。キシェンコの方が(決勝で戦う)魔裟斗にとってイージーな相手だから勝たせてもらえただけでしょう。いや、主催者にそのような申し合わせがあったとは思いませんが、あの時のMAXに関わる人間全ての意識の中に、「魔裟斗を優勝させたい」、「サワーの独走を許したくない」の2点が蔓延していたと思うのです。
今回の試合は、そのツケをサワーが取り返す形になるでしょう。
○ホルツケンvs.ブアカーオ×
前述の山本同様にブアカーオもミドル級としては小柄の選手です。この5年間、大型選手を相手に戦ってきたうえ、パンチの攻防が多いK-1の特性の影響で、ブアカーオの体はかなり疲弊していると思われます。ジダ戦でも第1ラウンドにさほど強くヒットしていないパンチでダウンを奪われました。
そのためブアカーオはファイトスタイルを本来のムエタイスタイルに回帰させています。
となると、リーチのあるホルツケンを倒すために一気に間合いを詰めてパンチを入れるような戦い方がしにくい。
さらにホルツケンはジャブと前蹴りで相手を突き離し、近付いても膝や左のフック・アッパーがあります。
ブアカーオにとってはローで崩すことに勝機を見出すしかないように思えますが、3ラウンド制ではそれも困難でしょう。前回のシャヒッド戦では終盤にローが効いてきた印象のあるホルツケンでしたが、負傷しており万全ではなかったと言う説もありますし。
また、ホルツケンのフック系パンチのモーションに合わせてのカウンターを狙おうにも、リーチ差が大きく如何ともし難そうです。
○KIDvs.ジェヒ×
DREAMフェザー級GPで見せたミドルキックのキレ。炸裂するっしょ。ヤバイ。
○渡辺vs.山本×
ボクサーがK-1ルールに挑む場合、相手がMMAファイターであることは非常に好都合だと思うんです。キックボクサーのようにローキックを多用しないだろうし、ローを打ってきたとしても中途半端で、逆にパンチを合わせやすい。
渡辺の魅力が炸裂する試合になりそう。山本に勝って欲しいとは思いますが。
○城戸vs.ケスナー×
序盤にケスナーの強打がヒットしなければ、城戸に勝機はあるか?
久々に“キックボクサー”城戸康裕の持ち味が存分に味わえる試合が見たいですが、ケスナーは距離を詰めてパンチを狙ってくる選手なんで、ちょっとダーティな試合になるかも?
でも最後は接近戦を凌いだ城戸が、美しいフォームのハイキックでKO勝利という希望的予想。
○佐藤vs.メス×
ネットがあれば馬鹿でも物知りってことで、ユーリ・メスの戦績を調べてみると、強豪には勝てないが、弱い相手には取りこぼさない。そんな感じの選手です。
○魔裟斗vs.川尻×
こちらにエントリーを参照。
特別なことをしない魔裟斗であれば、勢いに乗る川尻と言えども勝機を見出すのは困難ではないか?
あと、魔裟斗がパンチの打ち合いをしないことについて、ブアカーオがジダ相手に打ち合わなかったことを引き合いに出した方がおりましたが、魔裟斗とブアカーオは別人ですから。そのような一元的な考え方はつまらないですよ。
あと、これまで魔裟斗がボクサー相手の試合前に必ず行ってきた「パンチで打ち合いします」発言並びに打ち合い回避について、「あれは単なるリップサービス」などと、理解ある捕らえ方をしてあげられるファンもおられますが、それによって魔裟斗が軽んじられてきたのも事実です。
今回の川尻戦、足を止めて打ち合いしろとは言いませんが、アンチをも納得させられるような勝ち方をしない限りは魔裟斗の負けだと思いますよ。
K-1の公式記録なんて、何の価値もないのですから(そもそもK-1に「公式」という概念がない。今のところは。)。
客をいかに納得させたか、どれだけのインパクトを残すことが出来たか。これが重要です。