石井館長が精力的に海外視察、FIKA普及活動を行っていることは、様々なブログ等が伝えてくれておりますが、FIKAが本格的に始動するならば、日本市場における今後のK-1は、前回エントリーで書いたように、海外市場向けの標準仕様と日本市場向けの独自仕様との二重構造化していくことが予想されます。と言うかそれが理想です。

名もない外国人キックボクサーの試合を垂れ流されたのではたまったものではないから。と言うかそんなものが日本テレビで放映されることはあり得ない。

いや、K-1が始まる前、フジテレビの深夜枠で全日本キック中継が放送されていた頃はワクワクしながら見てましたよ。フランク“アニマル”ロブマンとかケビン・ローズイヤーとか。モーリス・スミスは最強キックボクサーの代名詞でした。

話がそれますが全日本キックと言えば金田会長が逮捕されましたね。外国人女性との偽装結婚で。この事態を受けて連盟は金田会長を解任し、宮田広報部長を代表代行に据える緊急措置を取った模様。宮田代表代行にしてみれば、いろんな意味で

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

って感じでしょうか?もう“嘘と沈黙”はやめてね。今回の事件を、新しいキックボクシング界を作るきっかけにするっきゃない!

話はK-1に戻ります。

かつて最強の名を欲しいままにしたモースミが通用しなかったK-1。ダッチムエタイのレベルの高さを世界に知らしめたわけですが、第1回GPからすでに16年の月日が経過しているわけで、ダッチムエタイも食傷気味。と言うか、ホースト、アーツ、ベルナルド、グレコ、バンナらが全盛だった頃に比べてタレント不足。

個性がなくても実力があればまだ良いが、どうもイマイチどころかかなりパッとしない選手ばかり。唯一の光だったバダ・ハリも反則暴走と惨敗で株を落とし、フジテレビのK-1中継存続に影を落としたのではないかと危惧される始末。

オランダでシュルトをKOしたというニュースも、果たして日本の潜在的K-1愛好家の何パーセントに知られたのか?毎日スポナビに目を通すようなモノ好きは我々だけですから(この場合の「我々」には各種ヲタを含む)。

K-1の帯番組あるいは箱番組(毎週○曜日放送)が無いってのが辛いわな。そーゆー意味では、かつて日本テレビで放送していた『超K-1宣言』は貴重な情報番組でしたよ。そのようなフットワークの軽い情報番組があれば、日本のファンにも関心を持たれる海外のニュースを紹介できますからね。

そう考えると『戦極G』はいい番組。見たことないけど。

(早くも夏バテ。つづく)