fb1f7edd.jpg前回エントリーで、ハリがシュルトをKOしたことも含めて最近の格闘技界は「イマイチなニュースばかり」と書いたところ、予想どおり、ハリがシュルトをKOしたことはイマイチどころの話ではないだろうと反論のコメントが寄せられました。

たしかにK-1をこよなく愛するファンの方々(笑)にとって、ハリがシュルトをKOしたことはビッグサプライズだったかもしれません。口では「K-1は最高に面白い格闘技」などと言いながらも、ほとんどのファイターがシュルトに歯が立たない現状に閉塞感を感じずにはいられなかったはずですから。

しかし、シュルトをKOしたハリのファイトを賞賛はしても、本来はあと2〜3年早くそのような結果を出してほしかったというのが正直な感想です(ハリでも誰でも)。

もしそうであったならば、大衆娯楽としてのK-1のステータスがここまで堕ちることはなかったはずですから。

そうあってほしいと願っていたのはファンだけでなく主催者もいっしょだったはずですが、実際にはシュルト長期政権が樹立してしまいました。旧世代ファイターが衰える中で、シュルトを脅かすような新手のファイターが出てこなかったわけです。

それは、競技としてのK-1の底の浅さを露呈したことに他なりません。

とは言えども、海外でのトーナメントが定着したり、K-1甲子園を一定の成功に導いた谷川EDが競技人口の増加に取り組むことを言明するなど、明るい材料も無くはありません。

プロ格闘技として収益を増やすことと競技としてのシステム作りは相容れない部分がありますが、そこのバランスをなるべく高次元で維持する方策等を考えることが当ブログの大きなテーマでありますから、DREAM等も含めてプロ格闘技としての在り方を提案していきたいと考えてます(提案って何様だよw)。

まともで偏りのない格闘技ファンの皆様のご意見にも期待しております。



[今日の画像]
シャボテンの花。