4月25日に開催された『CAGE FORCE』は、メインイベントで弘中邦佳と戦う予定だったマーカス・ドナヒューが体重超過で失格になり、メインイベントが中止になるという異例の事態となりました。
私はこの一件について公式サイトの“顛末書”を読んでみたのですが、かなり不可解な気分になりました。
ドナヒューは前日計量をパスできず、試合当日に再計量した結果、体重が74kgということでライト級の規定体重70.3kgを大きく上回り失格になったわけですが、『CAGE FORCE』では安全計量という名目で全ての選手が試合当日に再度計量をすることになっており、そこで計量した弘中はライト級[当日]規定体重の77kg未満だったとのことで、もしドナヒューが当日に70.3kgをクリアしていたならば、当日計量後の回復分を見込んだとしても、ドナヒューが相当のウェイトハンデを背負って試合をすることになったのです。
これでは安全どころの話ではないでしょう。
たしかに計量前の数日間で急激に減量した選手は、計量をパスした後に効率的に飲食物を摂取することで大幅にウェイトを戻し、試合当日には10kg近くも増えているなんてケースも少なくないでしょうから、それを抑制する意味での当日の安全計量は良いことだとは思います。しかし、今回のように一方の選手が前日計量をクリアできずに当日計量となると、その安全性に矛盾が生じてしまうんじゃないでしょうか?
前日計量をパスできなかった選手が自業自得であるとも言えますが、規定体重を超過した選手は絶対に試合に出さないという強い姿勢を打ち出す厳格なイベントであるからこそ、そこら辺の安全性にもさらなる慎重さが求められると思います。
私はこの一件について公式サイトの“顛末書”を読んでみたのですが、かなり不可解な気分になりました。
ドナヒューは前日計量をパスできず、試合当日に再計量した結果、体重が74kgということでライト級の規定体重70.3kgを大きく上回り失格になったわけですが、『CAGE FORCE』では安全計量という名目で全ての選手が試合当日に再度計量をすることになっており、そこで計量した弘中はライト級[当日]規定体重の77kg未満だったとのことで、もしドナヒューが当日に70.3kgをクリアしていたならば、当日計量後の回復分を見込んだとしても、ドナヒューが相当のウェイトハンデを背負って試合をすることになったのです。
これでは安全どころの話ではないでしょう。
たしかに計量前の数日間で急激に減量した選手は、計量をパスした後に効率的に飲食物を摂取することで大幅にウェイトを戻し、試合当日には10kg近くも増えているなんてケースも少なくないでしょうから、それを抑制する意味での当日の安全計量は良いことだとは思います。しかし、今回のように一方の選手が前日計量をクリアできずに当日計量となると、その安全性に矛盾が生じてしまうんじゃないでしょうか?
前日計量をパスできなかった選手が自業自得であるとも言えますが、規定体重を超過した選手は絶対に試合に出さないという強い姿勢を打ち出す厳格なイベントであるからこそ、そこら辺の安全性にもさらなる慎重さが求められると思います。
安全計量は何が安全かというと、別に当日の体重差があまりないようにするためでなく、1日で体重が10kgも増えたりするのは選手の健康上良くないからという理由からだそうです。
ウェイトハンデ自体はそれほど危険なものとは思ってないようですね(もともと同じ階級の選手にオファーを出しているわけですから、試合を組むのが危険というほどの体格差が生じることはないでしょう)。だから別に矛盾ではないと思います。