MAX開幕戦当日に更新した観戦記でキシェンコの試合の感想が抜けておりました。

印象に残らない試合だったのかな?と思い返すと、強いて言えば三回目のスタンディングダウンはタイミングが早過ぎたかな?と。

試合数が多いから早めに試合をストップするように主催者から審判団に要請が出ていたのかな?、、、そんな印象です。有り得ないことを普通にやってるのがK-1だから。TPOレフェリングは御家芸。

さて、開幕戦の結果はほぼ順当。キシェンコ、サワー、ブアカーオ、クラウス、ペトロシアン、ドラゴ、ホルツケン、山本が二回戦に進出しました。

この八人をクラス分けすると以下のようになるでしょうか?

(超一流)サワー、キシェンコ、ペトロシアン

(一流)クラウス、ブアカーオ

(一流半)ホルツケン、ドラゴ

(二流)山本

昨年までのMAXは、代わり映えしない面子で争っている印象がありましたが、昨年ベスト4の魔裟斗と佐藤がいないことに加えて、サワーとキシェンコに対抗できそうなペトロシアンの出現、クラウスとブアカーオの巻き返しなど、新たな見所が増えました。

そして昨日の抽選会で決まった二回戦のカード。

キシェンコvs.サワーはでかいですね。この2人の内、どちらかしかベスト4に残れないわけで、他の選手にはビッグチャンスと言えるでしょう。鼻水垂らしながら観てる我々としても嬉しい。前述しましたが、昨年ベスト4の魔裟斗、佐藤、キシェンコ、サワーの内、今年は1人しか残らないことが確定したわけですから。フレッシュ!!フレッシュ!!

残りの3枠争いの展望は・・・?

まず唯一の日本人選手としては極めて小粒で頼りない山本は、開幕戦で佐藤に勝ったドラゴと対戦します。

山本は「俺がドラゴを止める」とか言ってるようですが、別にドラゴが日本人キラーであるような印象など誰も抱いていないと思うし(山内がドラゴに負けたことも、一般的には名も無い地味なキックボクサーが当たり前のようにK-1の外国人選手に負けたって印象しか残していないでしょう)、誰も山本がドラゴに勝つ姿をイメージできないでしょ?

苦し紛れにバックハンドブローを繰り出すのかな?肘が当たることを計算に入れて(苦笑)

とりあえず、反則のバックハンドと白鳥の湖みたいなエキセントリックトランクスが見せ場か?

逆にドラゴが山本を完膚なきまで叩きのめせば、日本人キラーという個性が浮かび上がってくるかもしれません。ドラゴvs.TATSUJI、自演乙など、面白そうなカードが組めそうです。

続いてクラウスvs.ペトロシャンですが、これが2回戦で実現してしまうのはもったいない。でも、実際に対戦するとペトロシャンが圧勝したりして。ペトロシャンのジャブとローキックに翻弄されて、ラッシングファイトに手を染めるクラウスの姿を想像してしまいました。

もう1試合はブアカーオvs.ホルツケンですが、とりあえず面白い試合をして注目を集めてくださいとしか言えません。

以上のワールドMAXトーナメント2回戦が行われる7・13大会では魔裟斗のワンマッチが行われることも決まってます。果たして相手は川尻になるのか?

正直、私は川尻以外に相手はいないと思ってます。年を追うごとにスポーツライクな雰囲気が強くなっていくK-1ですが、このカードならば「これぞ格闘技!」と言えるような緊張感あふれる試合になるのは間違いないでしょう。

私がこのカードを自宅でTV観戦するならば、一切のワレモノを収納してからにしますね。

でも、魔裟斗vs.川尻が組まれたら、トーナメントなんてどうでも良くなってしまいますよね(笑)

今後のエントリーでは、7・13MAXの試合会場に足を運びたくなるような刺激のあるワンマッチをいくつか提案していきたいと思います。