全日本キック「Krush.2」観戦記、セミファイナル編です。ナオキックが登場したメインについては明日投稿します。
○山本真弘(判定)国崇×
全日本フェザー級王者の山本真弘とNJKFフェザー級王者の対戦は、山本の圧勝に終りました。
ハイライトは第2ラウンド。山本が2度のダウンを奪い、このままの勢いであと1つダウンを奪ってTKO勝ちかと思ったら、傷口のチェックが入り、一呼吸。
普通だったら、一気に片をつけてほしくて「試合止めるなよ!」とレフェリングに文句の1つもつけるところですが、今回だけはこの中断をありがたく思いました。
フルラウンドの戦いを観たい、国崇はここでTKO負けしてしまうような選手じゃない、という思いがあったので。
だからドクターチェック後に試合が再開してから第2ラウンドが終るまでの約30秒間はハラハラドキドキでした。国崇があと1回ダウンしたら試合は終ってしまうのだから。
結局、国崇は最終ラウンドまで持ちこたえましたが、大差の判定負けとなりました。
とにかく山本の強さが際立った試合でしたが、今になって思うと、正直、国崇のフェザー級は荷が重いと感じました。やっぱりバンタム級の選手なんだろうなぁ。
K-1やキックに限らず階級制を設けているプロ格闘技には、スポットが当たる階級とそうでない階級の格差が生まれます。
人間誰でも脚光を浴びたいものですが、無理に階級を上げて苦戦するファイターの姿を見るのは忍びないものです。
話は変わりますが、国崇のブログをご覧ください。「Krush.2」の計量の後に撮影した国崇と大月、山本元気との3ショット画像が掲載されています。とても仲の良さそうな人間関係が画像から滲み出ていて、見てるこちらの顔もほころんでしまいます。この3人は同じ時期に新空手の同じ階級でしのぎを削りあっていたので、その当時から交流があるのでしょう。私もこの3人の試合はアマチュア時代から気になって注目していたものでした。
ここで皆さんに質問です。この3人の内の誰か2人のカードが組まれたとしたら、皆さんはその試合を観たいと強く思いますか?
私は観たいと思いません。プロだから割り切るとは言っても、敗者には何も残らないような死闘を、信頼し合った仲間同士が演じることは不可能だから。
キックは殺し合いじゃない、スポーツなんだ、なんてほざく馬鹿が現れそうですが、私は格闘技は殺し合いだと思ってますから。
そうじゃないと相手のことなんて殴れないでしょ?人を殴ったこともない格ヲタには解らないだろうけどな。
ところが、そんな信頼し合える仲間同士のカードが「Krush.2」のメインで組まれました。石川直生vs.大月晴明の一戦です。
試合前の煽りVを見て、私はナオキックと大月の関係を初めて知りました。大月いわく「ナオキックには人間的に嫌なところが見つからない」とのこと。
数年ぶりに会場観戦した大会のメインイベントで戦う2人の友好関係を知った私は愕然としました。
(つづく)
【余談】
「ナオキックには人間的に嫌なところが見つからない」と語った大月は、続けてこう言いました。
「山本元気の嫌なところはいくらでもあるけれど(笑)」
山本元気は一癖も二癖もありそうな人間。顔に出てますもん。でも大月のこの言葉にも、ナオキックに対するものとは別の形の信頼関係を感じ取ることが出来て、私は思わず微笑んでしまいました。
○山本真弘(判定)国崇×
全日本フェザー級王者の山本真弘とNJKFフェザー級王者の対戦は、山本の圧勝に終りました。
ハイライトは第2ラウンド。山本が2度のダウンを奪い、このままの勢いであと1つダウンを奪ってTKO勝ちかと思ったら、傷口のチェックが入り、一呼吸。
普通だったら、一気に片をつけてほしくて「試合止めるなよ!」とレフェリングに文句の1つもつけるところですが、今回だけはこの中断をありがたく思いました。
フルラウンドの戦いを観たい、国崇はここでTKO負けしてしまうような選手じゃない、という思いがあったので。
だからドクターチェック後に試合が再開してから第2ラウンドが終るまでの約30秒間はハラハラドキドキでした。国崇があと1回ダウンしたら試合は終ってしまうのだから。
結局、国崇は最終ラウンドまで持ちこたえましたが、大差の判定負けとなりました。
とにかく山本の強さが際立った試合でしたが、今になって思うと、正直、国崇のフェザー級は荷が重いと感じました。やっぱりバンタム級の選手なんだろうなぁ。
K-1やキックに限らず階級制を設けているプロ格闘技には、スポットが当たる階級とそうでない階級の格差が生まれます。
人間誰でも脚光を浴びたいものですが、無理に階級を上げて苦戦するファイターの姿を見るのは忍びないものです。
話は変わりますが、国崇のブログをご覧ください。「Krush.2」の計量の後に撮影した国崇と大月、山本元気との3ショット画像が掲載されています。とても仲の良さそうな人間関係が画像から滲み出ていて、見てるこちらの顔もほころんでしまいます。この3人は同じ時期に新空手の同じ階級でしのぎを削りあっていたので、その当時から交流があるのでしょう。私もこの3人の試合はアマチュア時代から気になって注目していたものでした。
ここで皆さんに質問です。この3人の内の誰か2人のカードが組まれたとしたら、皆さんはその試合を観たいと強く思いますか?
私は観たいと思いません。プロだから割り切るとは言っても、敗者には何も残らないような死闘を、信頼し合った仲間同士が演じることは不可能だから。
キックは殺し合いじゃない、スポーツなんだ、なんてほざく馬鹿が現れそうですが、私は格闘技は殺し合いだと思ってますから。
そうじゃないと相手のことなんて殴れないでしょ?人を殴ったこともない格ヲタには解らないだろうけどな。
ところが、そんな信頼し合える仲間同士のカードが「Krush.2」のメインで組まれました。石川直生vs.大月晴明の一戦です。
試合前の煽りVを見て、私はナオキックと大月の関係を初めて知りました。大月いわく「ナオキックには人間的に嫌なところが見つからない」とのこと。
数年ぶりに会場観戦した大会のメインイベントで戦う2人の友好関係を知った私は愕然としました。
(つづく)
【余談】
「ナオキックには人間的に嫌なところが見つからない」と語った大月は、続けてこう言いました。
「山本元気の嫌なところはいくらでもあるけれど(笑)」
山本元気は一癖も二癖もありそうな人間。顔に出てますもん。でも大月のこの言葉にも、ナオキックに対するものとは別の形の信頼関係を感じ取ることが出来て、私は思わず微笑んでしまいました。
爽やかな気分にさせられます
しかし誰かが「選手同士がしたくない試合がファンの見たがる試合」と言ってました
格闘技は相手を傷つけて勝ちそれにより勝者が讃えられるもの
見ず知らずの相手を試合で当たり前の様に殴り蹴る事ですら考えてしまう事がありますから …
まぁそれはすぐ割り切れますけど
仲が良ければそうは行かないですよね