○佐藤嘉洋
×セルゲイ・ゴリアエフ

雑誌のインタビュー等を読むと、佐藤は大晦日のK-1惨敗をかなり意識しています。

見る方も当然「佐藤はK-1を守れるのか?」って感じで見守るでしょう。

ゴリアエフにすれば自分が総合からの刺客であるという認識など持っておらず、一人のキックボクサーとしてK-1に上がるという認識でしょうが、そんなことは関係ない。観る側が一人一人が好きなアングルで観れば良い。

玄人ヅラして「二人の技術的な攻防に注目してます!」なんて声高らかに叫ぶような奴に限って、ポール・スロウィンスキーやルスラン・カラエフを一流だと思ってたりするから始末に悪いんですけど(苦笑)



○上松大輔
×渡辺一久

FEGは、ルックスの良さもあって上松を魔裟斗の後継者として推してるようですが、お茶の間の認知度はまだまだです。

しかし、コアな格闘技ファンからの評価という観点では、上松はこの試合で魔裟斗を一気に追い越す可能性があります。

それはボクサーを相手にどう戦うかで決まります。これまで幾多の元チャンピオン級ボクサーと対戦してきた魔裟斗は、試合前こそ「パンチで打ち合う」と宣言するも、実際にはローキックで無難に勝利する試合ばかりで、格闘技ファンからの評価は決して高いものではありませんでした。

そこで上松はどんな試合を見せてくれるか?本人はローキックを多用することを良しとしない旨の発言をしているようですから、大いに期待できます。

上松同様、渡辺にとってもこの試合と知名度は評価を高めるチャンスです。ボクシングでは日本王者になりながらも、とてもプロスポーツ選手とは言えない程度の収入しか得られなかった渡辺がK-1で知名度を上げることができるか?

また、総合参戦をメインに見据えているらしい渡辺ですから、この試合の戦いぶりでは、DREAMフェザー級にもエントリーされるんじゃないでしょうか?



○アルバート・クラウス
×イ・スファン

クラウスはなかなか後進の踏み台にはなりませんよね。見かけによらずしぶとい選手だと思います。



○HIROYA(フリー)
×才賀紀左衛門(大誠塾)

大晦日はかなり会場の反応が悪かったらしいK-1甲子園。K-1ファン以外の格闘技ファンも唸らせることが出来るか?



○我龍真吾
×大渡博之

“戦う電通マン”のうたい文句が先行している感が強い大渡ですが、いまどき「電通」にそんな威光があるのでしょうか?(笑)

あと、我龍タイムはテレビでお見せするようなものではないと思います。只でさえ色眼鏡で見られている格闘技ですから、あんなものを一般視聴者に見せたら変な誤解を招きますよ。個人的にはばかばかしくて好きですけど。