賛否両論のご意見を頂戴したK-1ライトヘビー級新設ですが、その件につきましては近日中に改めて、こんな大会を開いてほしいというエントリーを書く予定でおりますので、まともな格闘技ファンの皆様方からのご意見をよろしくお願いしたいと思います。

さて、オバマ大統領が「CHANGE」を合言葉にしているように、最近の格闘技界でもこれまでの己の殻を破ろうかと言わんばかりにアクションを起こすファイターが目立ち始めました。小さいイベントから再起をかける選手とか階級を下げる選手とか。

K-1MAXのTATSUJIもその一人。日本予選2年連続準優勝という殻を破ることが大命題のTATSUJIですが、その予選を前にして自分を追い込むかのように過激な発言をかましてくれました。

「武田選手に、恥を知れと言いたいですね。お金のためだか知らないけど、もう終わっている選手じゃないですか!!」

まさにおっしゃるとおり。パンチがかすった程度でダウンしてしまうほど脆くなった体であるにも関わらず、大晦日の大舞台にノコノコと出向いて小銭を稼いだ代わりに、己を育んだキックボクシングとK-1の看板に思いっきり泥を塗った最低の男。それが武田幸三ですよ。

何が男だ?何が喧嘩だよ?

同業者(立ち技ファイター)にしてみれば傍迷惑以外の何物でもない武田の惨敗と言えるでしょう。

先に断っておきますが、「ボロボロの体でリングに上がってる武田を悪く言うな」なんて戯言を聞く耳は持ってませんよ、私は。ボロボロだろうが何だろうがリングに上がればそんなのいっさい関係ないのがプロの世界。情けをかけるなんて逆に武田に失礼。

それが理解できない「よいこのK-1ファン」の類の方々には、以前にも紹介したこのエピソードを読んでください(元阪急ブレーブスのエース、山田久志が引退を決意した際のエピソードです)。

そんな武田ですが、驚いたことに今月18日にいつの間にかメストレ復帰戦を行い、デビュー70戦目となる節目の試合をKO勝利でを飾ったとのこと(『Fight&Life』より)。そして、2月のMAXに出場するかもしれないとの発言もしているようです。

ここで私は提案したい。予選一回戦でTATSUJIと対戦予定の山本優弥にはお引取り願いまして、TATSUJIvs武田を組むべきです!!山本が首を縦に振らないならば、TATSUJIを日本予選から離脱させ、武田とのワンマッチを組んだら良い。

それじゃTATSUJIが納得しないだろうと言うならば、TATSUJIが武田に勝利したならば、次回大会でザンビディス戦でも組み、TATSUJIがそれに勝利すればワールドMAX開幕戦の出場権を与えるという条件を付与すれば納得するんじゃないでしょうか?

今更カード変更なんて・・とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、日本予選出場者の選定自体が厳格なレギュレーションに則ったものではありませんからね。

ある意味、今の武田は“旬”のファイター。そこにTATSUJIが燃料を投下したんだからすぐにでもカードを組まなきゃ。鉄は熱い内に打て!ですよ。

武田も骨の髄までしゃぶり尽くしてもらえれば、キックとK-1の看板に泥を塗ったことへの罪滅ぼしになるってものでしょうよ。



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