遅れ馳せながら、昨日発表されたDynamite!!の追加カードについて。

坂口征夫vsアンディ・オロゴンはさて置き、桜井マッハvs柴田勝頼は微妙なカードですね。

まず、体格差が気になるところ。身長184cmで84kg級を主戦場としている柴田に対してマッハは身長170cmで76kg級と、一回り以上の差があります。

しかも、マッハは(私が「マッハは」などと書ける立場ではないことは重々承知してますが、一格闘技ファンの戯言として受け取ってもらえればと思います)PRIDE武士道等で80kg級に転向したものの、芳しい成績を残すことができませんでした。

× 長南亮 3R 2:10 TKO
× ホドリゴ・グレイシー 2R 終了 判定0-3
○ ブラディ・フィンク 1R 4:08 フロントチョーク
× クラウスレイ・グレイシー 2R 1:02 腕ひしぎ十字固め

その後、マッハは武士道ライト級を経て、現在はDREAMウェルター級(-76kg)に落ち着いています。

今回のマッハvs柴田の契約体重は81kgになる見込みらしいですが、いくら格闘家としての実績に乏しい柴田とは言え、この身長差・リーチ差はマッハファンにとっては心配の種じゃないかと思われます。

しかし、マッハのDREAM転向第一戦となった門馬秀貴戦を思い出して下さい。身長182cmで、ミドル級の選手と比べても遜色ないリーチを誇る門馬をマッハはTKOで一蹴してます。

その一戦を鑑みても、私はマッハが危なげなく柴田に勝利すると確信しています。

ただ、ちょっとした減量で済む契約体重と対戦相手が実績のない柴田であることが、マッハの内面に油断と隙を生じさせるのではないかという点だけが心配です。

最後に個人的な話をひとつ。

修斗ミドル級王者時代のマッハとスパーリングさせてもらったことがある私ですが、マッハの左ボディブローを食らって悶絶しました。後にも先にもあれほど凄い衝撃を受けたことは一度もありません。

「落ち目」と揶揄され始めて久しいマッハですが、もう一度かつての輝きを取り戻し、大晦日のお茶の間にその存在感を示してほしいと思います。

え?鼻に付きました?『K-1心中』が、マッハとスパーさせてもらった体験等の一次的情報を発信できるブログであることが憎いのか?自分では真似できないからな。

5639fc48.jpgそうかそうか、紅白、そうか。

ひとり紅白歌合戦、司会の宮田出留(でる)でした。