BlogPaintクルマのルームミラーに映る利根川の夕陽。赤く輝く太陽が、利根川河川敷に美しい夕焼けの景色を作り出しましたが、冬至間近ですから5時を過ぎる頃には辺りは暗闇に。輝く夕陽は準決勝までのバダ・ハリのようで、その後の暗闇は・・・(なんだそれw)。

K-1公式サイトのMVP投票はバダ・ハリが断トツの一位だとか。でも、毎度のことですが、公式サイトの投票はアンチの冷やかし票が大多数を占めてますからね。バダ・ハリはアンチに格好の餌を与えてしまったわけです。

アンチに煽られる要素が増えるばかりのK-1。

さて、GPファイナル出場者の中で最も期待をかけられていながら、K-1史上最悪のスキャンダラスな事件を引き起こしてしまったバダ・ハリに対して、主催者はどのような処分を下すのでしょうか?

解説席の魔裟斗の発言の影響で「一年間の出場停止」という処分案が一つの基準になりつつあるようですが、私としてはちょっと受け入れ難い部分もあります。あんな事件を起こしたバダ・ハリとは言え、彼の次の試合を観たいというのが正直なところですから。

品行方正だがボクシング技術がアマチュアレベルで、二回りほども体が小さい相手に呆気なくKOされるようなキックボクサーよりも、態度は悪くても強くて色気のあるバダ・ハリの方がはるかに魅力的ではあるとは思いませんか?

しかし、皆様のコメントを読ませていただくと、厳罰を下すべきであるという意見が多いのも事実です。

そこでこんな落としどころはいかがでしょうか?

・ヘビー級王座の剥奪・・・王者としての品位に欠ける。

・ファイトマネー返上・・・ファンに詫びる気があるならば、返上したファイトマネーを何らかの形でファンに還元せよ(例:自腹で「K-1ファン感謝祭」あるいは「K-1大喜利」みたいなイベントを開催)。

・大晦日に“踏みつけ大将軍”マウリシオ・ショーグンと総合ルールで対戦・・・踏みつけられる痛みを味あわせる。さすればレミーを男優呼ばわりできなくなる?

主催者は今週中にも態度決定するようですが、果たしてどんな処分が下されることやら。“心神喪失状態につき処分せず”とかだったら面白い。

ところでコメント欄でURLを教えていただいたので、決勝戦の模様をYouTUBEで再確認させていただきました。

第1ラウンドにハリがダウンした後、ダウンカウントを数え始めるのが遅いことについて魔裟斗が「(今から)ワンじゃないでしょ」と怒りのコメントを発しているようですが(私はTV中継で観た時、「ダウンじゃないでしょ」と聞き違え、魔裟斗にしては珍しく馬鹿な見解だなと思って見てました)、魔裟斗にしてみれば、かつて組織ぐるみで自分に有利な判定を下された挙句に延長戦で完敗したブアカーオ戦の苦い記憶が脳裏に浮かんだのでしょう。

また、MAXを牽引する魔裟斗だからこそ、ヘビー級新世代の旗手であるバダ・ハリの失態は残念極まりなかったことでしょう。

[広告]あの、ハリ−グラハム戦が収録された『K-1 WORLD GP 2006 in AUCKLAND / LAS VEGAS』