遅ればせながら『戦極〜第六陣〜』の観戦記です。

大会MVPは文句なしで北岡

今大会のMVPは満場一致で北岡でしょうが、特に私はエンディングで五味を挑発したこのセリフが素晴らしいと感じました。

「その挑戦、受けて立ちます!」

戦極ライト級のエース的立場である五味を見下す物言いですが、今の北岡には誰も文句なんて言えないでしょ。逆に私は、北岡に対して「かかってこい!」と言った五味に対して、何を寝ぼけたこと言ってるんだ?ふざけんな!と言いたい。

ただ、タイトルマッチは間違いなく北岡が勝つ!とも断言しにくい。まぁ、年明けに行われる試合なんで、勝敗予想や展望はもう少し先に書こうと思います。



○北岡(ヒールホールド)光岡

この試合については昨日のエントリーにも書きましたので、そちらも参照していただきたいと思いますが、光岡相手に秒殺勝利とは恐れ入谷の鬼子母神(風邪かな?)。

勝利後のリング上で、テンションが頂点に達する前にふと我に返り、決勝に備えるためにすたすたと控室に帰る姿がめちゃくちゃ愛くるしかった北岡。私は完全に北岡の虜になりましたよ。



○横田vs廣田×

ビジュアルからして一流になる素地がない両者。特に横田なんて深海魚の燻製みたいな顔してるし。

どちらが勝ったのか判らないほど早送りの連続で観てました。



○北岡(判定)横田×

北岡に組み付かれると場外に身を乗り出して逃げるしかない横田。足関から必死で逃げる横田を見ていると、両者の間には高田とヒクソンぃゃ肉食獣と草食獣、あるいはリオックとキリギリスくらい強弱の差があるような印象を受けました。



○キング・モー(TKO)ファビオ・シウバ

マーク・ケアーやコールマン、ケビン・ジャクソンらのアメリカンレスラーが席巻していた時代のMMAをほうふつとさせるモーの圧倒的なパワー。もっと強い相手と戦わせてみたくなりました。



○ゴリアエフ(判定)五味×

これはマッチメイクが悪い。なんで1・4タイトル戦の前哨戦なのに、五味にとってこれほど組し難い相手をぶつけたのか?あのリーチ差と鋭い膝があったのでは、五味はとてもじゃないが踏み込んだパンチを打てません。

判定もさぁ、ご祝儀で五味に入れてやっても良かったんじゃない?グラウンドでは五味が優勢だったんだし、終盤はスタンドでも五味が押してたしね。

1・4に向けて盛り上がりに欠ける結果になったこのワンマッチは、マッチメーカーとジャッジに責任あり!



○中村(判定)佐々木×

佐々木はこれが限界ちゃいます?



○ジョー・ドークセン(TKO)竹内出×

こんなこと書くと、竹内を応援し続けているブロガーのどらちゃさんに怒られそうですが、竹内にはこの世から消えてほしい。それくらい面白みに欠ける選手。試合終盤にマウント取られ、両足をピンと伸ばしてもがく姿は何だか麦畑でおヨネが田吾作に犯されているかのような薄気味悪さを感じましたよ。

最後はドークセンのパウンドが面白いように入ったので、胸の支えが取れたような爽快さを感じた人は多かったはずです。



○ホジェリオ(判定)リンボン×

ホジェリオはホドリゴと双子だっつーのに、出来が悪い奴だなぁ。ほとんど早送りしましたよ。

この試合に限らず、今大会は下手糞なボクシングを見させられているような試合が多かったですね。私はDVDで見たから良かったですが、生で見た人はかなり退屈したんじゃないですか?まさに「生ダラ」みたいな。



○サンチアゴ(KO)中村×

スルー。