バダ・ハリ、雨中の公開ミット打ち「必ず3試合KOする」

昨日、公開イベントに登場したバダ・ハリは、GP決勝トーナメントの準々決勝から決勝まで「必ず3試合KOする」と宣言しました。

しかし、いきなり緒戦であたるアーツにどのような作戦で挑み、どのような形でKOするイメージを作り上げているのでしょうか?



アーツを攻略できるのか?

今ではシュルトやテクノら“桁違い”の大型選手の陰に隠れてはいますが、アーツだって相当に大柄なファイターです。上背こそ差は無いものの、体幹部の太さと安定感が違います。アーツはパッと見た目にもどっしりとした印象を受けますよね。

そして、全盛期の勢いは失いましたが、老獪さを発揮するようになったと言われるアーツを相手に、パンチの間合いを作るのも、ハイキックを当てるために崩すのも、容易なことではないでしょう。

ハリとしては2001年のラスベガス大会でステファン・レコがアーツをパンチでKOしたようなイメージを理想としているかもしれませんが、あの当時のアーツは腰の負傷で調子がかなり悪い時期だったと思うので、あまり参考にはならないと思います。

私の勝手なシミュレーションとしては、ガードを高めにしてアーツの大振り左ボディブローを誘い、それを打ってきたところにジャブ、そして右ストレートを決める。アーツはロープ際で攻勢になると大振りのボディブローをよく打つような気がするんですよ。四流格闘家の私のビジョンにはそこが破砕点として浮かび上がった次第。



真価が問われる一戦

アーツ戦はハリにとって相当の鬼門になるはずですが、ファンが後押しするのはどう考えてもアーツではなくハリの方でしょう。アーツのベテラン健在ぶりを評価するファンも少なくありませんが、私としては早く陰嚢もとい引導を渡して欲しいと願ってます。

ハリは宣言どおりにアーツをKOで下すのか?それとも他のK-1ファイターのように有言負実行に終わるのか?3連続KOはリップサービスとしても、アーツに文句なしの勝利を収めることは最低条件でしょう。

今回のアーツ戦は、ホンマン戦以上にバダ・ハリの真価が問われる試合となりそうです。