
そこで今回は過去の大晦日格闘技イベントを振り返ってみました。何の意味があるのかは、書いてる私自身もよくわかりません。
2000年大晦日
第1回猪木ボンバイエ(大阪ドーム)
私の結婚生活は、猪木ボンバイエとともにスタートしたと言っても過言ではありません。この年の秋に結婚した私は、軽微な新婚旅行としてその年の大晦日に開催された第1回猪木ボンバイエを会場観戦したのです。
試合の中身は特筆すべきところはなく、格闘家のプロレスごっこを見せられただけでした。
イベントの最後に撒かれた猪木餅は、かろうじて1つゲット。妻に男らしさを見せることが出来ました。
2001年大晦日
第2回猪木ボンバイエ(さいたまSA)
この年の大晦日も第2回猪木ボンバイエを会場観戦。バンナに勝利して娘を肩車する安田劇場に胸を打たれたファンも多かったでしょう。他は、ミルコvs永田、高田とベルナルドのお見合い等。K-1ファイターがPRIDEルールに挑戦するようなコンセプトの大会でした。
恒例の撒き餅は救急車が出動するほどの大騒乱状態に陥り、小心者の私は餅を諦めましたが、混乱から抜け出てきた妻の手中には2つの猪木餅が!
2002年
Dynamite!!史上最大の格闘技ワールド・カップ SUMMER NIGHT FEVER in 国立(国立競技場)
大晦日恒例となっているDynamite!!ですが、その初回大会は02年8月に開催されました。
○ ヴァンダレイ・シウバ vs. 岩崎達也 ×
○ アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. ボブ・サップ ×
○ 吉田秀彦 vs. ホイス・グレイシー ×
○ ミルコ・クロコップ vs. 桜庭和志 ×
ほか
この頃はまだ「ボブ・サップ、恐るべし」という印象でした。ミルコは桜庭を病院送りにし、さらに上昇気流に乗りました。
2002年大晦日
第3回猪木ボンバイエ(さいたまSA)
Dynamite!!の流れを受けて、かなり充実した内容。
× 中邑真輔 vs ダニエル・グレイシー ○
× 藤田和之 vs ミルコ・クロコップ ○
○ 吉田秀彦 vs 佐竹雅昭 ×
○ ボブ・サップ vs 高山善廣 ×
ほか
K-1ルールの試合ではアビディがランペイジに判定負けするという失態を演じました。
2003年大晦日
この年の大晦日は、日テレでボンバイエ、TBSでDynamite!!、フジでPRIDE男祭りが放映されました。こんなことは二度とないでしょうね。
猪木ボンバイエ(神戸ウイングスタジアム)
○ ジョシュ・バーネット vs. セーム・シュルト ×
○ ステファン・"ブリッツ"・レコ vs. 村上和成 ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. 永田裕志 ×
ほか
Dyanamite!!(名古屋ドーム)
○ 須藤元気 vs バタービーン ×
○ 成瀬昌由 vs ヤン・"ザ・ジャイアント"・ノルキヤ ×
○ 中尾芳広 vs ダビド・ハハレイシビリ ×
− アレクセイ・イグナショフ vs 中邑真輔 − (ノーコンテスト)
○ 藤本祐介 vs フランソワ・ボタ ×
○ フランシスコ・フィリォ vs TOA ×
○ アーネスト・ホースト vs モンターニャ・シウバ ×
○ ボブ・サップ vs 曙 ×
ほか
K-1ルールではフィリオとホーストがしょっぱい試合をしてくれちゃいましたが、サップと曙が補って余りある素晴らしい試合を魅せてくれました。通ぶった輩だってサップvs曙に一番興奮したんでしょ?自分に嘘はつけませんよね。
PRIDE男祭り(さいたまSA)
△ ホイス・グレイシー vs. 吉田秀彦 △
○ ダニエル・グレイシー vs. 坂田亘 ×
○ 近藤有己 vs. マリオ・スペーヒー ×
○ アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ vs. 桜庭和志 ×
ほか
吉田だけで持ったような大会。近藤は頑張った。ホジェリオvs桜庭は大晦日に相応しくない地味〜な試合展開の末に桜庭が判定負けするというありえない結末。
2004年大晦日
猪木ボンバイエは03年で終了。この年から06年までの3年間はDyamite!!とPRIDE男祭りが競い合う形に。
Dyanamite!!(大阪ドーム)
○ ボビー・オロゴン vs シリル・アビディ ×
○ 秋山成勲 vs フランソワ・ボタ ×
○ 魔裟斗 vs 山本"KID"徳郁 ×
○ 藤田和之 vs カラム・イブラヒム ×
△ ボブ・サップ vs ジェロム・レ・バンナ △
○ ホイス・グレイシー vs 曙 ×
ほか
秋山成勲とボビーのデビュー戦、魔裟斗vsKID、ホイスvs曙など、大晦日らしい賑やかな大会。
PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ 瀧本誠 vs. 戦闘竜 ×
○ ルーロン・ガードナー vs. 吉田秀彦 ×
○ ミルコ・クロコップ vs. ケビン・ランデルマン ×
○ 五味隆典 vs. ジェンス・パルヴァー ×
○ マーク・ハント vs. ヴァンダレイ・シウバ ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ ×
ほか
こちらも負けずに豪華なカードでした。瀧本のデビュー戦。ガードナーは淡々と吉田に判定勝利。ミルコがランデルマンにリベンジ。
2005年大晦日
Dynamite!!がPRIDEとの視聴率戦争に敗北。
Dyanamite!!(大阪ドーム)
○ 大山峻護 vs ピーター・アーツ ×
− 中尾芳広 vs ヒース・ヒーリング −(中尾の「キス魔」襲名試合)
○ 武蔵 vs ボブ・サップ ×
○ 魔裟斗 vs 大東旭 ×
○ セーム・シュルト vs アーネスト・ホースト ×
○ ボビー・オロゴン vs 曙 ×
○ 山本"KID"徳郁 vs 須藤元気 ×
ほか
ちょっとカードが弱い。視聴率低迷はレコ大の影響ばかりではなかったでしょう。
PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネット vs. 金子賢 ×
○ 菊田早苗 vs. 瀧本誠 ×
○ エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs. パウエル・ナツラ ×
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. ズール ×
○ 五味隆典 vs. 桜井"マッハ"速人 ×
○ 桜庭和志 vs. 美濃輪育久 ×
○ マーク・ハント vs. ミルコ・クロコップ ×
○ 吉田秀彦 vs. 小川直也 ×
ほか
これらのカードを見ると“PRIDE絶頂期”って感じですね。菊田vs瀧本は判定でもかなり面白かったように記憶してます。メインでは吉田が完勝し、ハッスルポーズを拒否。
2006年大晦日
格闘技界の一大事件が起きた日となりました。
Dyanamite!!(京セラドーム大阪)
○ アンディ・オロゴン vs. 金子賢 ×
○ ジャイアント・シルバ vs. 曙 ×
○ チェ・ホンマン vs. ボビー・オロゴン ×
○ 魔裟斗 vs. 鈴木悟 ×
- 秋山成勲 vs. 桜庭和志 -
ほか
ボビーや金子賢ら芸能人、そしてホンマンや曙などのキワモノ抜きでニッポンの大晦日は考えられません。秋山vs桜庭については今更何も書くことはないでしょう(K-1心中の秋山関連エントリー一覧はこちら)。
PRIDE男祭り(さいたまSA)
○ 田村潔司 vs. ミノワマン ×
○ 五味隆典 vs. 石田光洋 ×
× 吉田秀彦 vs. ジェームス・トンプソン ○
× ジョシュ・バーネット vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ ○
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. マーク・ハント ×
ほか
最後の男祭り。PRIDE崩壊を暗示するかのような低調なカードが多かったように思います。
2007年大晦日
旧PRIDE運営陣が、ライバルだったFEGにサポートされるという間抜けな形で『やれんのか!』を強行開催しました。
Dyanamite!!(京セラドーム大阪)
○ 立川隆史 vs. 井上由久 ×
○ メルヴィン・マヌーフ vs. 西島洋介 ×
○ ズール vs. ミノワマン ×
○ 田村潔司 vs. 所英男 ×
○ 雄大 vs. HIROYA ×
○ 武蔵 vs. ベルナール・アッカ ×
○ 魔裟斗 vs. 崔龍洙 ×
○ ボブ・サップ vs. ボビー・オロゴン ×
○ 山本"KID"徳郁 vs. ハニ・ヤヒーラ ×
○ 桜庭和志 vs. 船木誠勝 ×
ほか
すごい豪華。
やれんのか!(さいたまSA)
− 三崎和雄 vs. 秋山成勲 −
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. チェ・ホンマン ×
○ 青木真也 vs. チョン・ブギョン ×
ほか
前年同様、一番話題になったのは秋山でしたね。
2008年大晦日
過去8年間の大晦日等を振り返ると、印象に残っているのはやはり曙やサップ、ホンマンのキワモノ系、秋山の事件、魔裟斗vsボクシングの異種格闘技風味、あとは最後のボンバイエでファンがリングになだれ込んだことでしょうか。やっぱり大晦日にはお祭り騒ぎが相応しいのでしょう。
FEGがK-1もMMAも牛耳る形となった2008年は、Dynamite!!が例年以上の大きな規模で開催されることが決まってます(会場はさいたまSA)。
一時は柔道の石井慧がデビューするなんて話もありましたが、果たして目玉となる新規人材は投入されるのか?また、既存の選手でどれだけ興味深いカードを組めるか?
また、1月4日には『戦極』がさいたまSAでニューイヤーイベントを開催することが決定しています。DREAMとの間で人材交流は行われるのか?
私の予想としては、Dynamite!!の出場予定選手に名前が無かった秋山成勲が1・4で吉田秀彦戦を行うんじゃないかなと思ってます。
この間のオランダの全23試合は見てて辛かった(しかも興味のある試合はほとんど後半ですし)。
会場ではもっと辛いんだろうなぁ。
K-1甲子園とか魔娑斗、KIDの試合まで観て帰るファン(主に女性ファンかな)が続出しなければいいですけどね。
試合順にも注目ですか。