当代きっての名人と呼ばれる落語家・柳家小三治。その話芸は「目の前の小三治が消えて登場人物が現れる」とまで称される。

小三治が考える芸の神髄は、笑わせようとしないこと。

小三治が修業中の20代、小三治は師匠の五代目柳家小さんから芸を全否定された。

本当の面白さについて悩み抜く中で、光明を見いだすきっかけになったのは、昭和の大名人・古今亭志ん生の「落語を面白くするには、面白くしようとしないことだ」という言葉だった。


【『プロフェッショナル』 NHK午後10:00】