3cd4e406.jpgK-1の採点方式は、優勢な方に必ず10点を付けるシステムであるにも関わらず、なぜか魔裟斗−佐藤戦だけは9-8という採点が付けられてしまったことが問題になってます。

どうせインチキ(あくまで主催者のインチキであり、選手に罪はありません)やるならば、9-8ではなく10-9を付ければ良かったのにと思います。

10-9ならば、角田の弁明もあれほど苦しいものにはならなかったはず。

「魔裟斗選手がダウンした時点で10-8となりましたが、後半優勢に試合をしたため、10-9に挽回しました。今後は、ダウンを奪われても、挽回してポイントを取り戻すことがあることを明文化し、混乱が生じないように致します」

以上のような弁明なら、それほど問題にもならなかったでしょう。

実際にこれからの採点をどうするのが良いか考えた場合も、ダウンを奪われて2点減点されても、同一ラウンド内に挽回すれば、減点1を取り返せるとするのがベストじゃないかと思います。

採点の問題に、ボクシングを引き合いに出す方もおりますが、ボクシングのタイトルマッチは10ラウンド、12ラウンド行いますから、ダウンを奪われても後のラウンドで挽回できます。しかし、K-1は3ラウンドで集計されますから、一つのラウンドの意味合いが全く違います。一回のダウンが命取りになる可能性が極めて高いのです。

ですから、ダウンを奪われたら10-8と決め付けるのではなく、その前後の状況を見て10-9なり9-8なりにする方が、実際の優勢劣勢をより採点に反映することになり、ラウンド数が少ないK-1に適した採点方式であると思います。

もし、魔裟斗−佐藤戦が本戦判定で佐藤勝利に終わっていたら、それはそれで消化不良の感は否めなかったはずですから。