マサトの評価が不当に低いのでは?という旨のコメントを頂戴しました。ドラゴをKOできなかったことを「物足りない」「ドラゴ、ローセンをKOしたサワーの方が上」と私は書いたわけですが、落ち着いて振り返ると、確かにあそこまでガチガチにガードを固めた相手をKOするのは至難の業であり、判定決着も致し方なかったと思います。

さて、10月のK-1ワールドMAX決勝大会は楽しみですね。何と言っても顔ぶれが斬新。キシェンコはまだまだフレッシュだし、佐藤がブアカーオを倒して勝ち上がってきたのが大きい。

もし佐藤が負けていたらと思うと、ちょっと寒気がしませんか?また、この面子かよ・・みたいな。そーゆー意味では、今回の佐藤vsブアカーオは、K-1MAXの命運を握る分水嶺の戦いだったわけです。

で、準決勝は魔裟斗vs佐藤な訳ですが、もし佐藤が勝ったとしても魔裟斗のようなスタアになれるかどうかは別の話。垢抜けてないから。

主催者としてはそこら辺が肝心な問題なのでしょう。だからHAYATOや上松みたいな女性受けする顔の選手をプッシュするんでしょうね。

もし魔裟斗が負けたら、“次の魔裟斗”探しの動きが一気に加速するんじゃないでしょうか?

もしかすると圧倒的に国内の人材が豊富なライト級が主役になるかもしれません。ライト級がミドル級を逆転した時こそ、“K-1SPEED”として独立した軽量級専門の大会が開催されるでしょう。