武蔵vs前田
<第1R>
武蔵の予想どおり、前田は逃げらながらローを打ってくる。終始、武蔵がリング中央に陣取り、前田がその周囲を回る展開は、見た目以上に前田のスタミナを奪うものだったろう。

<第2R>
一転して前田がミドルで前に出てくるが、武蔵のミドルは数が少ない。前田の距離のとり方が上手いのか?両者とも明らかな有効打なし。

<第3R>
前田の良いパンチが一発入ったが、前田は打ち合いのときに「打ってくれ」と言わんばかりの位置で頭を動かさないのが気になる。ただでさえ頭部が大きいのだから、今後修正して欲しいところです。

判定は2−0で前田勝利。佐竹が武蔵に負けた時のような一抹の寂しさを漂わせる結果になりましたが、武蔵はこのまま第一線から退いてしまうのでしょうか?


テイシェイラvs高萩
K-1ルールに順応したテイシェイラは手をつけられない存在に。月並みな感想でスミマセン。


シュルトvsバンナ
バンナはどうやって勝つもりだったのでしょうか?

シュルトもシュルト。ここは引導を渡す意味で、完全KOで勝つべきところでした。それを成し遂げれないところが塩の塩たる由縁でしょう。


ハリvsグラウベ
試合開始15秒あたりにハリが放ったジャブで、グラウベの頭が僅かですがガグンと動きました。あの手応えでハリはKO勝利を確信したはずですよ。たたみ掛け具合も最高。拝みたいくらいです。


テイシェイラvs中迫
第2ラウンド開始直後のこと。ローが当たってから一呼吸置いてダウンした中迫。好きなアニメ番組を録画予約するのを忘れたことでも思い出したのかと思いました。

あのようなダウンをした場合は、即試合終了で良いような気がしますが、そこから中迫は頑張りました。

テイシェイラの髪型がいつの間にかアドゴニーみたいになっていたのが笑えました。


前田vsテイシェイラ
第2ラウンド残り20秒で前田のいいジャブが入りましたが、前田本人もセコンドの前田氏もその手応えが、第3ラウンドにパンチで攻勢をかける作戦の後押しになったのは間違いないでしょう。

結局、延長にはならずに判定でテイシェイラが勝利しました。ジャッジは三者とも30−29でテイシェイラでしたが、どのラウンドをテイシェイラが取ったとしたのでしょうか?