私がこのブログで予てからK−1ジャパンの新旧世代対決の実現を提唱してきたことは皆様ご存知かと思いますが、ジャパンのみならず、いよいよK−1全体でその流れが強くなりつつあるようです。

4月13日のK−1ワールドGPシリーズ横浜大会の追加カードが発表され、カードがいよいよ出揃ってきましたが、その中でいくつかの新旧世代対決が組まれています。

まず、中迫強vs佐藤匠。

中迫強と言えば、昨年暮れに行なわれたドラゴン道場興行のメインイベントとして、新進気鋭の強太郎レンジャー(現・前田慶次郎)との試合が組まれ、まんまとKO負けしたことが記憶に新しいです。

果たして今回も、極真会館のホープ、佐藤匠に踏み台にされるのでしょうか?それともデビュー10年目の中迫が意地を見せるのか?

ちなみに私の中での中迫ベストファイトは、01年K−1ジャパンGP開幕戦の子安慎吾戦です。K−1ファイターとしての強さと格の違いをまざまざと見せ付けた“キラー中迫”の凄みに感動し、閉会式時に私はリングサイドまで駆け寄り、「中迫良かったぞーーー!中迫ありがとーーー!」と叫んだものでした。

中迫を下した前田慶次郎も今回のK−1に出場し、なんとマイティ・モーと対戦。これまでのジャパン戦士が外国人相手に無様に負け続けたように、前田も醜態を晒すのか?下手に内容にこだわらず、結果を出してほしいところです。

既に発表済みのレイ・セフォーvsバダ・ハリは外国人同士の世代交代マッチ。ブーメランフックで一時代を築いたセフォーにハリは引導を渡せるか?今のセフォーに手こずるようではハリに未来はないでしょう。セフォーに良いところなくKO負けしたカラエフのように(05年と06年に1RKO負け)。

極真世界王者、エヴェルトン・テイシェイラのK−1デビュー戦の相手を務める藤本祐介も、昨年の澤屋敷戦同様に踏み台にされる可能性極めて高し。奮起を促したい(何様だよw)。

外国人選手の新顔として、アレックス・ロバーツも出場します(vsグラウベ)。

参考資料として、一昨年の『MARS』で行なわれたロバーツvsネイサン・ジョーンズもといコーベットの動画をどうぞ。一回り以上小さいコーベット相手に手こずってます。思っていたほど期待できないかもしれません。できることならば堀啓や藤本、二流外人あたりと対戦させて、熟成させたいところです。


新陳代謝なくして、今のK−1が前進することはあり得ません。年末のGP開幕戦は、新顔が半数以上占めるくらいでないと飽きられてしまうと思います。

佐藤匠、前田慶次郎、バダ・ハリ、エヴェルトン・テイシェイラ、アレックス・ロバーツ。以上の5人で最低でも3つの白星を挙げるようでないと、今年のK−1も先行きが不安になるでしょう。